スペイン語に悪戦苦闘していたせいで気がついたらすぐそこに迫っていたロッシーニ小荘厳ミサ((((;゚Д゚))))ガクガクブルブル
小荘厳ミサに関しては以前もブログでご紹介しましたが、宣伝も兼ねてもう一度(・∀・)
(過去記事:令和元年6月15日(土)ジャパン・アプリア・フェスティバル2019 《ロッシーニ:小荘厳ミサ》)
多少重複する内容もありますが、ミサ曲とは、教会で執り行われるミサの最中、要所要所で演奏されるものです(・∀・)
ではそもそもミサとは?
ミサとは、エウカリスチア (感謝の祭儀) のローマ・カトリック教会における呼称。元来ラテン語で「終了」の意で他の教会行事にも用いられていたが,のちエウカリスチア(感謝の祭儀)に限定されるようになった。聖書の一部の朗唱と説教から成る第1部と,キリストの最後の晩餐を記念する第2部とから成立している。構成上,不変部のミサ通常文と,個々のミサの時節や性格によって変るミサ固有文とに分れている。また古代においては信経の朗唱後信者でない者の退去を求めたところから,そこまでのミサの部分を志願者のミサ,以後を信者のミサという。なお通常文につけられた曲を一般にミサ曲という。( 出典:ブリタニカ国際大百科事典 小項目事典)
ミサの「通常文」と「固有文」に関しては、過去記事でも簡単に説明を掲載しましたが、今回はそれぞれのセクションをより掘り下げてご説明いたします(・∀・)
ミサ曲の基本的な構成要素は一般的に
『キリエ』(求憐誦)
『グローリア』(栄光頌、天には神に栄光)
『クレド』(信経、信仰宣言)
『サンクトゥス』(三聖頌、感謝の賛歌)
『アニュス・デイ』(神羔頌、神の小羊)
の5曲である。
これらはみな通常文といい、どのような場合にも必ず同じ典礼文を用いる。これら5曲をすべて備えたものを通作ミサ曲と呼ぶ。
これに対し、『クレド』(信経、信仰宣言)を含まないものをミサ・ブレヴィス(小ミサ)と呼ぶ。
ミサで歌われるものには、この基本要素に、
入祭唱(イントロイトゥス)、昇階唱(グラドゥアーレ)、アレルヤ唱、続唱(セクエンツィア)、奉献唱(オッフェルトリウム)、聖体拝領誦(コンムニオ)などの固有文が加わる。
固有文は、例えば祭日や死者ミサなど、時と場合によってその構成が異なる。
ではキリエから順に、グーグル検索、コトバンク等で調べたことをまとめていきます(`・ω・´)ゞ
【キリエ】(求憐誦:きゅうれんしょう)
ギリシャ語で「主よ」の意。ミサ通常文の『憐れみの賛歌』で,主に憐れみを求める祈り。キリエ・エレイソン,クリステ・エレイソン,キリエ・エレイソンの句をおのおの3回ずつ繰返す。5世紀頃東方からローマに入り広まった。通常文全5章の内、この第1章【キリエ】のみギリシャ語。
【グローリア】(栄光頌:えいこうしょう)
"Gloria in excelsis Deo" (天においては神に栄えあれ) の最初の語で,「栄光」の意。ミサ通常文の第2章におかれる栄光の賛歌で大栄頌ともいわれる。
【クレード】(信経:しんきょう)
「我は信ず」の意。信仰宣言で、「Credo in unum Deum:私は唯一の神を信じる」の言葉で始まる。すべての通常文聖歌のなかでもっとも長い歌詞をもち、もっとも遅く(※)典礼のなかに採用された。
※)西暦325年、皇帝コンスタンチヌス1世が 220人余の司教を各地から集めて開いた第1回ニカイア公会議にて採用。
【サンクトゥス】(三聖頌:さんせいしょう)
ラテン語で「聖なるかな」という意味を持つ。「聖なるかな、聖なるかな、聖なるかな、万軍の主よ。天と地はあなたの光栄にあまねく満ち渡る。天のいと高きところにホザンナ」と、神への感謝を捧げ、その栄光を称える賛歌。冒頭で「サンクトゥス:聖なるかな」を三回唱えるので、和訳では「三聖頌」とも言う。ちなみにHosanna (ホサンナ)はヘブライ語の音訳で、原義は「救い給え、と(我らは)祈る」。
【アニュス・デイ】(神羔頌:しんこうしょう)
ミサ曲の最終章。「Agnus Dei,qui tollis peccata mundi,miserere nobis:世の罪を除きたまう神の羔,われらを哀れみたまえ」という典礼文。レクイエムの一章としても用いられるが、その場合には歌詞の一部が異なる。
「羔」とは【こひつじ。ヒツジの子。】の意味。
以上がミサ通常文のそれぞれの内容です(・∀・)
歌詞全文を知りたい方はこちらのサイトへどうぞ→ミサ通常文 対訳(La VOCE ORFICA)
ちなみに上記サイトの代表者と僕が同じ名前なのは偶然ですw(漢字は違いますが)
固有文(ミサの目的によって歌詞が異なるもの)に関しましてはウィキペディアにまとめて掲載されておりましたので、少し編集を加えて転載します(・∀・)
【イントロイトゥス】 (入祭唱)
ミサの開始で歌われ、そのミサの目的が紹介される。
【グラドゥアーレ】 (昇階唱)
ミサの前半「言葉の儀」において、「使徒の書簡」朗読の後に歌われる。名前の由来は幾つかあるが、いずれの説も祭壇の階段(グラドゥス)に関係する。降誕節の日中のミサの例では、「地上のすべての国々はわれらが神の救いを見たり。すべての地よ、神をたたえよ。主はその救いを知らせ、民の目の前にその正義を示したまえり」と歌われる。
【アレルヤ】 (アレルヤ唱)
もしくはアレルイア。「神をほめたたえよ」の意で、ヘブライ語が語源で非常に古い起源をもつ。賛嘆の歌なので、待降節、レクイエム、四旬節には使われない。
【トラクトゥス】 (詠唱)
待降節、レクイエム、四旬節のミサにおいて、アレルヤ唱の代わりに歌われる。「詠唱」は「祈りや呪文を唱えること」である。
【セクエンツィア】 (続唱)
中世後期からルネッサンスにかけて、アレルヤ唱の説明文的な役割として派生し、アレルヤ唱に続いて歌われるようになった。セクエンツィアはその後ミサのあちこちに挿入されるようなったが、トリエント公会議に於いて4曲を残して全て禁止された(後に1曲が追加公認)。レクイエムのセクエンツィアであるディエス・イーレ(怒りの日)はその残されたものの一つである。
【オッフェルトリウム】 (奉献唱)
ミサの後半「聖餐式」の始めに、最後の晩餐を再現するため葡萄酒と種なしパンを祭壇に捧げるが、この間に歌われる。
【コンムニオ】(聖体拝領唱)
「聖餐式」の最後の「聖体拝領(キリストの血と肉の象徴である葡萄酒と種なしパンを信者に配る儀式)」の直前に歌われる。
以上。(出典:ウィキペディア)
ミサ曲はキリスト教とは切っても切れない関係性があり、キリスト教の発展が西洋音楽史にどれだけの影響を与えていたかは明白です(・∀・)
クラシック音楽を学ぶ・演奏するにあたって、必ず出会うのが宗教曲(ミサ曲・レクイエム)ですが、そもそもキリスト教徒ではない僕はその真意がわかりませんでした。
大学時代にはその気持ちを理解しようと、友人が通っていたプロテスタント教会の日曜礼拝に半年ほど通い、そこの教会の信徒の方々と接することで間接的に彼らにとって「神」という存在、「救い主」という存在がどの様なものであるか、その気持の一端を知ることは出来ました。そして留学先のイタリアは、カトリックの国と言っても過言は無いほどのキリスト教文化なので、「人々の信仰の先にイエス・キリストがいる」というのは当たり前でした。
「宗教観」というのは非常にセンシティブな問題に発展する可能性が高いのですが、宗教曲はそれとは切り離して、音楽的な側面からお聴き頂ければと思います。
僕は宗教学に興味があり、これまで新・旧約聖書、古事記、それに付随する神道系の本を読んで来ましたし、書物としては読んでいませんが、仏教・密教はネットで調べました。
(宗派が多く、書物としても何買ったらいいのか基準かわからないので・・・)
ま、結果的にしっくりくるのは神道かな?って思います。
七五三もやったし夏祭りにも初詣も行くしね(笑)
さて、話は少し横にそれましたが、日本ではまだまだ馴染みがないミサの、それもあまり演奏されないロッシーニの小荘厳ミサ!
もしお時間ありましたら、出演者特別割引価格(枚数限定)にてご案内が可能です(๑•̀ㅂ•́)و✧
その価格はここでは発表出来ませんが、小荘厳ミサだけ聴いて帰っても(14:00~15:30)全然損はしない価格です(笑)
もう既に何名かからお問い合わせがありましたが、みなさん「え?その額で良いの???(;´Д`)」と逆に困惑されてしまいました(笑)
お問い合わせ・お申込みは芹澤↓までお願いします(・∀・)
メール teatrogoloso@zoho.com
ファックス 03-6745-9117
(芹澤宛)
お値段以上~セトリ
試験では「持ち込み可」にしようと思っていますが、スマフォの使用は認めませんのでしっかりと板書しておいてくださいね~
なんせ八百万の神の国ですからね(笑)
本地垂迹説なんてものが通じたのもそれ故でしょう(ググってくださいねw)
胃がんのリスク~ピロリ(・∀・)
途中、居眠り(( _ _ ))..zzzZZ してもうて、単位もらえるやろか...?
初詣に神社に参拝し
教会で結婚式を挙げ
お寺でお葬式をする
そんな日本人て、不思議に思われているのでしょうね〜♪
やめてよ〜!
二○リのコマーシャルが頭から離れない(笑)
受験生だったら暗記する必要がありますが、我々はいつでもこのブログを開けば良いのです(笑)
同姓同名には未だ出会ったことがありません(笑)
試験に出たらぜったい答えられません!( ̄^ ̄)ゞ
なるほど、芳通さん…