チルソククリニックは診療中◆お引越ししました

映画「チルソクの夏」は永遠です♪

「カーテンコール」への想い・その1

2005-09-18 23:52:57 | 佐々部清監督
映画「カーテンコール」って、自分にとって何なんでしょう?

「チルソクの夏」を観たときとは違う別の記憶のページを開いてくれた、そんなふうに思ったのは私だけでしょうか?

お父さんが大好きだった、小さいころの自分を。

今でも決して嫌いなわけではないのですよ。
でも、日常において自分の親のこととか、そんなに深く考えることが無いのが現状です。

映画の中で、私が一番泣いたのは、修平さんが30年ぶりに下関に帰ってきて、みなと劇場の舞台で歌ったあのシーンです。
それが、スクリーンの中のはずなのに、まるで今自分が観ている劇場の舞台に修平さんがいて、そこで歌っているような、そんな錯覚に落ちたほどなんです。

修平さんが歌っている劇場の外には、娘の美里さんが、開けたくても開けられない扉の前で、じっと思い出のソファを見つめています。

そこから、韓国へ修平さんを訪ねて行って「お父さん・・」と言うシーンまで、もう私は号泣です。
(さすが鶴田真由さん、凄い女優さんです)

そして、最後には晴れ晴れとした表情の香織と、元気いっぱいの音楽。
私も泣き笑いみたいな顔になりながら、とても前向きな気持ちになりました。

お父さんが大好きだったころの自分を思い出して、もっと親を大切にしよう、そして自分も一生懸命毎日を生きていこう、そんな気持ちになりました。
(こんなふうにすぐ影響される私は、単純すぎるかしら?)