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映画「チルソクの夏」は永遠です♪

ドラマスペシャル『いねむり先生』

2013-09-16 00:25:44 | 最近みたテレビドラマ
作家の伊集院静さんの自伝的小説『いねむり先生』がドラマ化されました。

 ドラマスペシャル『いねむり先生』

夏目雅子さんは、ただ美しいだけでなく、まるで女神さまのように清らかで、それでいてひまわりの花のように明るく、本当に素敵な女優さんだったと思います。

彼女が結婚したときの、お庭に座っての記者会見の様子。全然気取ってなくて、結婚できて本当に嬉しい、幸せいっぱいという笑顔であふれていたのを思い出します。

そんな姿から数ヵ月後、結婚後初めての舞台だというのに、体調不良で降板。
当時週刊誌で見た病室を隠し撮りした写真、ひどいと思ったけど、本当に心配で。大きなマスクをして帽子をかぶっていたあの姿が今でも目に焼きついています。
『半落ち』では歌舞伎町にある一番小さなラーメン屋さんのシーンで、夏目雅子さんのドナー登録を呼びかけるポスターが出てきますよね。
もっと時代が後だったら、もしかしたら彼女の命も助かったかもしれません・・ そう思うと切ないですね。

さて、ドラマですが・・
西田敏行さん、いや、言うことないです。ただただ素晴らしい。
いねむり先生そのものではなかったでしょうか?

藤原竜也さんも、ちょっときれい過ぎかもと思ったけど、幻覚に悩むシーンは迫ってくるものがあったし、最後泥まみれになりながら、いねむり先生にしがみついて泣くシーンもじーんときました。

ただ、夏目雅子さんの役は、顔出ししなくてもよかったかも?って思ってしまいました。
きれいな女優さんだったし、雰囲気もなんとなく似ていたけど、でも「夏目雅子」じゃないんだよな~


あとは、昭和なのにタクシーの後部座席でシートベルトって何?!とか、(これは『あまちゃん』でも思ったけど)、どうなんでしょうかね~?
撮影で実際には平成の時代の道路を走らないといけないから、仕方ないのでしょうか?


いや、でも全体として、原作が活かされたよいドラマだったと思います。
また原作を読み返したくなりました。

そしてこのドラマでも、某チル友さんのお姿が!
ほんと後姿とか、あとは一瞬背景で・・って感じだったんですが、なぜか強いオーラを感じてしまいました。
さすがです。(笑)



いねむり先生 (集英社文庫)
伊集院 静
集英社