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映画『鍵泥棒のメソッド』

2013-09-29 22:09:12 | 最近観た映画
公開当時近くの映画館での上映がなかったので、DVDになったら観よう!と思いつつ、こんなに遅くなってしまいました。
 『鍵泥棒のメソッド

内田けんじ監督の『運命じゃない人』『アフタースクール』のどちらもぐふふとくる楽しい作品だったので、今作も期待していましたが・・
もう、ツボにはまりまくりました。

それにしても、今一番熱い、半沢VS大和田 の二人ですからね~
地元のTSUTAYAさんでもほとんどがレンタル中でした。

以下ネタバレがありますので、未見の方はご注意ください。


鍵泥棒のメソッド [Blu-ray]
クリエーター情報なし
メディアファクトリー

お話の始まりは・・
>売れない貧乏役者の桜井武史(堺雅人)は、偶然行った銭湯で頭を強打して意識を失ったコンドウこと山崎信一郎(香川照之)の脱衣所のロッカーの鍵を拾う。
脱衣所で居合わせた時に山崎の羽振りの良さを見ていた桜井は、山崎の鍵と自分の鍵とすり替える。



観ていて思ったのは、キャスティングが最高だったということ。この三人だったからこその面白さ倍増だと思います。

堺さんのダメダメなところもいいし、新しいジャケットを着たらそれはそれですごくかっこいいし。
香川さんに至っては、記憶をなくしてもきっちり「努力する」性格は変わらず、堺さんの残した変な洋服さえもきちんと着て、部屋もきれいに片付けて。なんといってもあの几帳面なノート。
そして記憶を取り戻してからの「殺し屋の顔」も、いい味出していました!(大和田って感じ!)

ラストもいいですね。

もう会えない・・と、香苗(広末涼子)は覚悟してスケジュール帳の『結婚』の文字を消し「中止」と書き込む。
そしてふと助手席を見るとそこにはコンドウのバッグが・・
バッグの中のノートを取り出して中を見る香苗。
アルバイトを始めた雑誌編集の仕事についても、役者のことについても、そこには丁寧な文字で、真面目なレポートが記入されている。
そして、ふと目に留まった『好きなもの』が書かれているページ。
「焼き鳥」「クッキー」等を×で消し、「水嶋香苗」の文字が二重丸で囲まれている。
ドキッとして左胸を両手で押さえる香苗。「キュィーン」という効果音。
顔を上げるとその先でコンドウの車がぶつかって煙を出して止まっていた。
車からは盗難防止の「キュゥーン、キュゥーン」の音が。

車から降りる香苗。そして同じように車から降りて歩み寄るコンドウ。
車の後方座席に座る不機嫌な様子の綾子のそのガラスの向こうには、抱き合う二人の姿が・・

印象的なエンドクレジット。(あ、ここで終わりなんだ)と思わせておいて、

部屋にもどる桜井の姿。

そこに1匹の猫がするりと入ってきて、ん?と思っているとあの階下の若い女性が「すみません・・」と。
「かわいい猫だね」と猫を抱き上げる桜井。
そこで「キュゥーン」という効果音。 左胸を両手で押さえる女性。

本当のエンドクレジット。


いやあ、いいです。2回観ちゃいました。
一週間レンタルしているので、返す前にもう1回は観ようっと。

あ、恭代ちゃんもしっかりわかりました。
セリフはなかったけど、スタイルのよさと、白い肌はしっかり輝いていました!