SpiMelo! -Mie Ogura-Ourkouzounov

L’artiste d’origine Japonaise qui mélange tout sans apriori

MUSICORA

2009-03-23 18:16:30 | Conservatoire-音楽院紹介
今日はMUSICORA(パリ・ルーブルで年一回行われる春恒例の楽器展示会)のパリ市スタンドにて、
即興演奏科のクラスのミニコンサートをやりました。

すごい人、人、人だかり!


私の教えているパリ市立19区ジャック・イベール音楽院では、昨年5月より即興演奏科を設けました。

どんなことするクラスなの?どういうスタイルで?などよく聞かれるのですが、このクラスでは、まず世界中の即興を言語とする音楽のスタイル(ヨーロッパ的に全て記譜されている以外の音楽、例えばジャズ、アフリカ音楽、インド音楽、中南米の音楽etc)を学び、自分たちなりに消化して、即興を交えて演奏する、という試みをやってます。
13歳から26歳までの、さまざまなレベルの、いろんな楽器の生徒がいます。

私の職業柄、やっぱりフルートは多いです。でも、ベースやパーカッション、その他も募集中。。!!


パリ市立、または連携しているパリ地方国立音楽院の生徒であれば、誰でもこのクラスを受講することができます。
またコンサートがあればご報告いたします。興味のある方、聴きに来てくださいね!




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2009年、シウ夏期国際音楽講習会、要項が出ました!

2009-03-22 06:53:38 | Summer course-講習会

2009年シウの講習会、今年は7月10日から17日までに決定しました!
新たにクラリネットが加わりました。
楽器の個人レッスン以外に、去年好評だった室内楽と、ジャズ、即興の入門グループ・レッスン、新たに呼吸法のグループ・レッスンも設けました!(受講生の希望者のみ、楽器問わず)

今年の講師陣
フルート 小倉美英(日本)
ギター アタナス・ウルクズノフ(ブルガリア)、ローラン・ブトロス(フランス)
クラリネット ニコラ・フルンド(フランス)
ギター(初心者コース)エレナ・ラコヴァ(ロシア)
ギター(マスタークラスのみ)ルイス・キンテロ (ベネズエラ)、オマール・シルルニック(アルゼンチン)


一度、フランスで勉強されてみたい方、現地のガストロノミーを昼、夜と堪能しながら(食事と滞在費は講習費込みなんです!)フランスの自然のなかで新たな体験をしてみませんか?

年齢は問いません。楽器歴3年以上から、プロを目指す方まで。
英語が片言で話せれば、講師とのレッスンもOK!

昨年までのレポートは、カテゴリー「シウ講習会」をご覧下さい。

質問がある方、または、要項の日本語訳が欲しい方は、メッセージを送信いただければ、折り返し連絡いたします。

みんなでますますシウの音楽祭を国際的にしましょう!
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2008年、第2回シウ国際音楽講習会

2009-03-19 19:00:15 | Summer course-講習会
第2回分、報告です!なんと、シウ国際講習会、という名に。今回のニュース。日本から若い音楽家の卵がふたり!参加しました。
フルートの松本寛子ちゃんと、ギターの大沢稔くんです。これは、生徒の発表コンサートにて。

寮前での練習風景。このふたりは講習会の最年長&と最年少参加者!アンヌとパスカル。仲が良いのか、ライバル同士なのか?いつも一緒に練習してました。


個人レッスンのほかに、グループを組んで、室内楽もやります。これは3人でヴィヴァルディーのフルート協奏曲「ごしきひわ」



今回はフェスティヴァルコンサートのほうも、ますます充実。これは主催者ローラン・ブトロスのトリオ。自作を中心に、心温まるどこかなつかしい音楽。ローランの音楽を良く知る気心の知れたトリオのやり取りに、会場もなごやかな雰囲気に包まれていました。


そして、国営テレビ「フランス3」のリモージュ支局の取材が来たぞ!フェスティヴァル最終日の私たちのデュオコンサートの一部が放送されました。
 

最終日には、フルート&ギター全員のアンサンブルで、ハービー・ハンコックの「カンタループ・アイランド」演奏しました。
数名は果敢にインプロヴィゼーションに挑戦!この演奏はラジオフランスに録音されました。生徒コンサートの後は、フランスギター界の重鎮、ラウール・マルドナルド氏をまねき、楽しいトークコンサートとなりました。


コンサートのあとは。。。もちろん打ち上げ!

オーベルジュにて。


フランスの本場のコニャックです!オーベルジュのご主人、ジャン=ピエールがこの日の為に特別にサービスしてくれました。
こうやって手であっためて飲むと、ますます薫り高くなるのだ。でも、パスカルはまだ飲んじゃだめだよ。


またこの夏、いろんな音楽ハプニングであふれた、平和なシウ村の風景。遠方に少し、シウのシンボルの大池が見えます?
では、また来年お会いしましょう!

ミエ ウルクズノフ(小倉美英)プロフィール

2009-03-17 06:59:00 | Mie's profile~小倉美英プロフィール
Mie Ogura-Ourkouzounov 小倉美英(おぐらみえ)


Profil in Japanese,English,French,

-----日本語

ミエ・ウルクズノフ(小倉美英)

1973年香川県多度津町生まれ。幼少より地元でピアノとフルートを初め、高松第一高校音楽科で学ぶ。
広島の講習会でピエール・イヴ・アルトーに見出され、渡仏。

パリ国立高等音楽院にて学び、フルート科では飽き足らず即興演奏科に入学、2001年審査員全員一致の最優秀賞を得て卒業。

しかし現代即興では飽き足らず北インド音楽をパトリック・ムタルに師事して開眼、即興を言語とする音楽の追求に情熱を傾け、ジャズ理論、奏法をジャン・シャルル・リシャールに師事。バロック奏法やアフリカ、ラテン、バルカン音楽などより幅広いジャンルに挑戦し続ける。

即興集団アンサンブル「スフォタ」、サックスの平野公祟やギターの渡辺香津美との共演、ロビンソン現代ダンスカンパニーとの舞台共演 のほか、フランスの現代音楽アンサンブルと数多くの作曲家の作品初演、録音を手掛ける。 

現在世界を舞台に、独自のレパートリーを誇るアタナス・ウルクズノフ(ギター)との「ウルクズノフ・デュオ」、ブルガリア最高峰の伝説的アコーディオン奏者ペーター・ラルチェフを迎えた「ラルチェニッツァ・ブルガリアン・トリオ」、フランスを代表するピアニスト、マリー=カトリーヌ・ジローとのクラシックレパートリー共演、ジャズ/コンテンポラリー即興を軸に、自由参加がモットーで自ら複数楽器を演じる自作品発表「スパイラル・メロディー」プロジェクトで、他とは一線を画した活動を展開している。

師と仰ぐオーレル・ニコレに「私の知る限りヨーロッパには彼女ほど素晴らしい知性を持ち迅速な反応を示す人はいない」(1997年パイパース誌インタビューより)と称され、これまでにヨーロッパ各国を中心にオーストラリア、アメリカ、カナダ、日本などの室内音楽祭に招聘される。

「色彩の扇」とも呼ばれるフルートの概念を逸脱する奏法と表現力、独自の即興スタイルが国際的に高く評価されている。

教育にも情熱を注いでおり、ジャズを始めたいフルーティストの為の「フルートジャズ・コーヒーブレイク」(トリム出版)を編著。現在パリ市立19区ジャック・イベール音楽院フルート科、即興=創造のアトリエにて教鞭をとる。

----English
Born in Japan 1973, Mie Ogura started very early to play piano at age of 3, flute at age 7.

In 1994,Mie Ogura moved to France,and graduated with Diplôme from Conservatoire National Supérieur de Musique de Paris under Pierre-Yves Artaud and Sophie Cherrier,and the Academia Musicale de Chigiana(Italy) under Aurèle Nicolet(flute) and Alain Meunier(chamber music)
After obtained an contemporary improvisation prize, she also inserested many others language to improvise,she continued to study the baroque flute with Pierre Séchet and jazz improvisation with Glenn Ferris, Jean-Charles Richard, as well as indian music with Patrick Moutal.

Mie Ogura is rare flutist in the world who can play different styles such as classical,contemporary,jazz and traditional musique. She has appeared regulary as a soloist and chamber musician with many different ensembles and orchestras,invited from many festivals of Europa,United-States,CanadaJapan,Australia,and recorded on seven
CDs.
Actually She makes world wide concert tour of Duo with Atanas Ourkouzounov(guitar)and Duo with Marie-Catherine Girod(piano)

She is passionate about teaching,edited the jazz flute beginners book « Flute Jazz Coffeebreak »,published in 2005 at Edition Trim(Japan).
Actually Flute and Improvisation professor at the Conservatory of city of Paris“Jacques Ibert”.

----Français

Mié OGURA -OURKOUZOUNOV

Née au Japon, elle se rencontre dans sa petite ville natale à l'il de Shikoku avec une professeur qui a une vision musicale très large,elle commence à 3 ans à jouer le piano puis apprendre la flûte et la composition.

En 1994 elle arrive en France, elle entre au CNSM de Paris ou elle a obtenu le Diplôme Supérieur dans les classes de Pierre-Yves Artaud et de Sophie Cherrier, parallèlement dans la classe de flûte baroque de Pierre Séchet, à l'Académie Chigiana de Siena en Italie,l'élève d'Aurèle Nicolet qui dit "Je n'ai jamais vu quelqu'un comme elle qui comprend la musique si vite",Mais elle n'ai jamais satisfée de son parcours classique…

Après d'avoir eu le prix à l'unanimité de l'improvisation générative au CNSMP,elle a ouvert ses yeux vers les langages improvisées du monde…en pratiquant la batterie et la percussion,continuer à approfondir l'improvisation du Jazz avec Jean-Charle Richard(sax),Musique du Inde du nord avec Patrick Moutal(sitar).

Rare flûtiste interpréte des styles variés sur son grand éventail de couleur sonore, depuis 1995 elle a apparue dans des domaines très differents(orchestres classiques,ensembles de musque contemporaine,compagnies de danse contemporaine,groupes de Jazz ou de musique du monde) en concerts et en enregistrements en Europe (France,Belgique,Suisse,Italie,Pologne,Bulgarie,Roumanie,Slovaquie,Tchèquie,Lichtenstein,Luxambourg,Allemagne,Swede,Norvege,Danemark…)ainsi que au Canada,aux USA,au Japon et en Australie.

Actuellement en duo avec la pianiste Marie-Catherine Girod(piano), invités aux festivals en monde entier avec Atanas Ourkouzounov(guitare) en duo.

Passionée également à enseigner,sa méthode pour l’initiation du Jazz est éditée en 2005 par Edition Trim(Japon),actuellement professeur de flûte et de l’improvisation au Conservatoire Municipal Jacques Ibert de Paris 19e arrondissement.






2007年、第1回シウ講習会

2009-03-16 04:59:47 | Summer course-講習会
フランス中部、リモージュにほど近いシウ村で開催!この講習会、もともと8年間続いてきたローラン・ブトロス(注*フランスのギタリスト作曲家。プロフィール参照。)主催のギターフェスティヴァルを拡大し、講習会も併設して他の楽器も加え、ますます盛り上げていこう!ということで始まったんです。
私にとっても、アタナス(注*私のダンナでギタリスト。プロフィール参照。)にとっても初めての夏のスタージュ。毎日が新鮮で、いろんな驚きの事件が続出!なのでした。
参加人数はフルート約1名、アメリカ人とフランス人のハーフのマルゴー。(少ないやん!もっと増えますように!)
ギターが下は12歳から、上は50代まで!個性豊かな10名。

マルゴー15歳。フルーティストの卵、かわいいよね。フルートひとり、ということでアンサンブルでひっぱりだこ。これは生徒みんなが泊まっている寮前のキャンプ場にて。


教室にて。

しかしこの子たち!小さなギタリスト、アルチュール16歳にエリー12歳、けど普段はパリの町を仲間と練り歩く一人前のパリジャンである。(と自分で思っているらしい。)お互い面識はなかったのに、出会ったとたん徒党を組んでシウ村のボスとなる。。。しかし、ギターの腕はオトナ顔負けだぞ!さすがパリの少年、なかなかアーティスティック。

一日みっちり朝の個人レッスン、午後のアンサンブルレッスンが終わった後は、、、サッカー!フランスはやっぱりジダンの国。音楽家でもある程度はサッカーの心得があるのじゃ!


先生達の泊まっている村の中心、オーベルジュの中庭は、みんなのコミュニケーションに欠かせない場所。
 ギタリスト志望!才能あふれるニコラ。

 アタナス。

村にはこの地方で一番大きい「池」(注*湖じゃありません。あのいわゆる池、ですよ。)がある。
その周りをぐるりととりかこむように羊が放牧されていて、夕暮れ時なんかなかなか牧歌的でいい風景です。
写真がなくて、お見せできないのが残念ですね。
う~ん、レッスンとかコンサートの写真もないですね。初めてだから、企画に奔走して、写真なんか撮るの忘れてたんですね~。それで、遊んでるときの写真しかないんですね。

でも、雰囲気だけは分かっていただけたでしょうか?!
毎日ハプニングの連続のうちに終わった、第一回でした。


シウ村の昼下がり。この教会にてフェスティヴァルと生徒の発表コンサートがあります。