SpiMelo! -Mie Ogura-Ourkouzounov

L’artiste d’origine Japonaise qui mélange tout sans apriori

外国でがんばるということ。

2012-09-24 20:40:22 | Essay-コラム
HARUMAFUJI won the "Kugatsu-Basho"(The sumo tournament in september),and he got "YOKOZUNA",the highest rank of sumo wrestlers means also in Japan "The god"


日馬富士、見事全勝優勝、しかも新横綱の誕生です
きっと朝青龍は自分のこと以上にうれかっただろうなあ!!

If you are interested in the Sumo,you can see the streaming video from this page,the next tournament is from 11th to 25 Novemberhttp://sumo.goo.ne.jp/eng/index.html

千秋楽の白鵬との取り組みは、野田さんじゃないけど、本当に鳥肌ものでした。
白鵬のあの腰の重さ、粘り、柔軟さをくずし、360度回して下手投げなんて最近稀に見る、想像を絶する、すごいマッチでしたよ、あれは。
日馬富士って、スピードやガッツは元々スゴかったけど、こういう長期戦になると白鵬の強みがでるから、それで勝てたということは、本当にひとまわりもふたまわりも成長したなあ。。。横綱にまでなる、という人は、やっぱり自分を外から見られるだけの客観性をもって訓練していかないと、ただの阿呆ながんばりだけじゃあ、できないよね。

しかし、本当にに私の胸にじーんと来たのは、ハルマさんがモンゴル出身だということです。_もちろん白鵬さんも朝青龍さんもそうですが_相撲っていうのは日本の国技で、相撲界っていうのは多分日本の厳しい縦社会の、そのまた縮図みたいな大変に厳しいところ(かの私には日本の普通の社会で生きて行ける自信さえ皆無です。。。)と想像します。
しかも、相撲というのは、半分スポーツ、半分日本の重要文化財みたいな、しかも神事で、かつ興行であるという。。。とにかくとんでもなく複雑なものなんですわ。
そんなところに外国人が住み込みでこれを学ぼうなんて。。。私自身日本人でありながら外国で学び、外国で仕事をしている訳ですが、相撲界という特殊な世界において、そんな私の想像を絶するような苦労をされてこられたんじゃないか、と思う訳です。その中で最高位まで上り詰める、ということの意味がどのようなものなのか、それはきっと本人たちにしか分からないと思います。

ハルマさんが勝って土俵に顔をつけた、土俵に感謝した、あの瞬間の表情を見ていると、本当に日本の相撲だけのもつピュアなスピリット、他のスポーツではあり得ない、文化的な価値感、日本人ならではの「自分」重視ではなく自分を取り巻く全てのものへ感謝する大きな心、そういうものをハルマさんが心の底から感じておられる、ということが伝わってきました。他の国から来て、本当にその国の文化を理解する。。。その美しいこと
日本で生まれたこの文化が、いまモンゴル人の心に伝わり、そして浄化され、日本の心が世界に伝わってく、その瞬間を見た気がしました。

その国固有の文化とはとても美しく、大変深いもので、ちょっとしたことで学べるような、そんな気安いもんじゃないと思う。ハルマさんは、それに値する努力をしてこられたんですね。

まあちょっと違うかも知れないけど、パリであった話。私はパリ市の音楽院のひとつで教えているわけですが、パリ市音楽院合同入試で高等科(フランスでプロになる為の国家資格を得るためのコース)審査員の会議を行ったときに、審査委員長の方がはっきり言った言葉を思い出す。「私たちには20過ぎのアジア人はいらないんでね。16歳あたりのフランス人が欲しいのです。」

これは完全に、日本、韓国、中国系の音大卒、または音大中退の生徒がパリに高等科を受けにきて、優秀だから入試に合格してしまう、そしてフランス人が落ちてしまう、ということへの当てつけなんですね。
しかしですよ、入試の要項にはもちろんそんなことはうたっていない。国籍の制限はないし、年齢は26まで、となっているのに。。。それはまさしく、フランスのフルート、というお家芸がアジア人に乗っ取られている、という焦りであり、嫉妬である。その気持ち、もちろん分からないではないけどね。。。そんな簡単に負けたくないっていう。。。けどね、現在パリで誰々っていうフルート奏者がマスタークラスに来るとするでしょう?するとほとんど聴講者はアジア人なんですよ。で、例えばフランス人の生徒に、「こういう人が来るから、行ってみなよー」って言ったとしても、半数以上はいろいろ理由を付けて来ない。来てるのは日本人の生徒ばっかり。。。ということになると、フランス人が負けて、当たり前でしょうがだから、アジア人がどんどんフランスのフルート界で実力をつけることで、もしそれがフランス人を奮起させ、フランス人のレベルが上がって行くとしたら、それはフランスとしてこれ以上の名誉はないと、思うんですがねえ。

まあ、なぜかそんなことを思い出してしまった、9月場所でした。
















2012 japan tour in summer!-いろんな海と人々。

2012-09-07 21:01:44 | Concert Memories-コンサート旅行記
Even for a dog,it's so hot犬も暑い日本の夏!
We found many new things in my home town,Tadotsu on the "Seto inland sea".The Takami-island,7km from Tadotsu for example!
生まれ故郷多度津でこんなに長く過ごせたのは15年ぶり位?お陰でいろんな新しいレストランを試したり、瀬戸内の景色を楽しんだりできました。しかも!小さい頃から行きたかった多度津から7キロの高見島に行ってきたのだ!

What a beautiful beach in Takami-Island! with my niece.But! there is too much horse flys,we couldn't walk 1m normaly...
しっかーし!この人っ子ひとりいない夢のようなビーチとは裏腹に、現実は厳しかった!!アブが大量に発生していて、1メートルと歩けないじゃないかっ!姪の光ちゃんも楽しんでタオルを振っているんじゃなくて、アブを追っ払ってるんですねー、これ。

浜松では、2回目のコンサートをさせていただきました!!チーム小林、すごいです、このさくさくした企画力、実行力。。。私たちの知る限り世界中のオーガニゼーションの中でも屈指ですよ。いろんな人たちが本当に音楽が好きで来てくれている、というすごいエネルギーを感じた今回。マスタークラスでは前回よりレベルアップし、フルートの仲戸川先生と知り合ったり。。。で大きな前進のあった2日間でした。

In Hamamatsu,after successful concert and master-classe! This is with my students and the organizer Kobayashi-san and his friend Suzuki-san! Really great and beautiful people...

多度津、海岸寺の夕暮れ。空海の生まれたところですね。例の高見島は遠くからみると、本当にグッドルッキングです。。。

Sunset in Tadotsu Beach!Famous buddhist,"Kookai" is born here.

Our "Kagawa-prefecture"called also "Udon-prefecture" This is one of the best one "Yamagoe-Udon".We eat in the garden.

香川で毎度お世話になっている西谷さんには、大好きな「山越うどん」へ連れて行っていただきました。
いつもいろんな所に連れて行ってくださってありがとうございます、西谷さん
ここは観光地化していて、朝だというのに、もはや東京やら京阪やらからのナンバー多し。。。しかし、全然味は落ちないんですね。間違いなく最高のうどんです。ちなみに庭でいただきます。

アタナスは、うどん県パスポート取得!So Atanas got "Udon-pref." passport

今回は友人たちがパリから多度津に遊びに来てくれました。町民プールの後の某絶景レストランにて。ビールがうまい!

With our friends came from Paris! This seaside restaurant is like a heaven,great view and great beer

After the concert in Tokushima(just side of Kagawa-pref.in Shikoku),they showed us the famous traditional dance"Awa-Odori"

そしてこれ!徳島コンサートの打ち上げにて、阿波踊り出ましたー!!川竹先生&徳島ギター協会のみなさま、楽しい会をありがとうございました。。。しかしこの川竹先生、なんでも弾けてなんでも作れる、すごいお人なんです。

And we took a boat to see famous "Uzushio" At Tokushima,two seas meets and makes this swirl!

You see,this is the border between the "Pacific ocean" and the "Seto inland sea"

翌日は鳴門でうずしおを見学するボートに乗りました。。。やっぱり阿波踊り、ウズシオって徳島の文化にリンクしているような気がする。。。怖かったけど、すごかった。これ、瀬戸内海と太平洋の海境?なんですね。海なのになんと高さが違います。

そして、高知は楽器堂オーパスクラブのライラホールにて、コンサート!小さいときから大好きな高知ですが、今回
アタナスと初めて一緒に行けて、鰹のたたきと太平洋に感動してくれたので、何よりうれしかったです。
楽器堂の社長さん、そしてフルートの山中先生、楽しいコンサートにしていただいてありがとうございました。。。!!

In Kotchi(Pacific side of Shikoku),our concert was also successful!very warm atmosphere,kind people and great nature, foods...
その、太平洋!翌日に泊まった、国民宿舎土佐の部屋にて、朝目覚めたときに見た景色です。すごい。。。の一言!!!
太平洋の偉大さに、改めて感動。。。これじゃあ我が瀬戸内海はまるで溝ですがなやっぱりそれぞれの土地の性質というのは、海に根ざしているのですね。

Next morning,this is the first view from the window of our hotel on the pacific ocean

その後は四国山地の祖谷温泉へ。。。ケーブルカーで深ーい谷底までおりると、そこには四国では珍しい掛け流しの露天温泉がありました。温泉の効力に驚いていました、パリの友人たち。

This is the cable-car to go to "Onsen"(hot spring)in a very deep valley in center of Shikoku.So deep relaxing in the nature

After the concert in Tokyo,the last night is in the hotel in Osaka!Thank you so muchall friend we met
in Japan!! See you next time in July
東京でのコンサートを経て(写真がないんです。。。高松のご自宅で最高の料理をふるまってくださった坂さんご夫妻、すべてのコンサートを支援してくださった林社長、桜井社長、倉田社長、また私の師匠と共演していらっしゃって長い間憧れだったギタリストでアンサンブルノマド主催の佐藤紀雄さん、本当に素敵な滞在にしていただいて、ありがとうございました!!)大阪の夜景のきれいなホテルで、日本最後の夜。いろんな海と、いろんな人々に出会った貴重な一ヶ月でした。次回は来年7月に来ます!みなさん、またよろしくね。

 9月23日(日)16時、オペラシティーにて日本を代表する現代音楽アンサンブル「アンサンブル ノマド」15周年記念の演奏会にて、アタナス ウルクズノフ作曲の「ブルガリアン ロック」が初演されます!http://www.ensemble-nomad.com/concert/regularConcert/regularConcert_45.html
尚アンコール曲なので、プログラムには記載されておりません。みなさん、この機会に、ノマドのコンサートへGo