先日スウェーデンのストックホルムの王宮室内楽フェスでアタナスと演奏させていただきました
素晴らしい場所での素晴らしい体験。そしてそのコンサートでふたりの大切な親友との再会がかないました。運命よありがとうございます。。。これがその問題の王宮だ。。。!!
そして今年もパリ市合同のスペ(パリ地方国立音楽院プロ養成過程)の入試が終了~。やっぱり競争率は非常に高いので19区の私のクラスへの受験者は合格者ゼロ。残念でした~。
今年はたまたまうちの音楽院で入試が行われたので色々情報を聞けたんだけれど、フルート科のことしの受験者は50人。受かったのは7人だったけかな?次の日バスーンの入試もあったんだけど、そちらは4人中3人合格だったそうで。まあ、ホットな話題なので、このあたりのことがこの間の学長との個人面談で話題になったんだけど、彼いわく「フルートというのは、やっている人が非常に多い。音楽院の入試は異常な競争率だし、運良く受かってディプロマが貰えたとしてとしてもそのあとオケの席はいくつある?かぎりなくゼロに近いだろう。しかもレパートリーはヒドく狭くヒドい曲ばかりであ~るよって、中途半端にプロを目指しているフルーチストはみなさん、早々にやめるべきである。やっていてもどうせ仕事のない楽器。生徒に希望を与えてはいけません。現実を伝えなければ不可ませんよ」いや~、これは大変有り難く拝聴いたしました。そうか~、ナルホドフルートはつまんない上に仕事がないのか。。。リクルート失格楽器だなこりゃ。じゃ、やめてバスーンにしときましょうかふむふむ。。。。ふむふむぢゃない!(笑)
この方が何のお話をしていらっしゃるか、というと確率の話なんですね。
人生の選択を確率から分析する。確率的に難しいところはパスしたほうが身のため。社会のニーズに合わせ、ニーズに答えろ。確率とは多数決によって敷かれた線路だ。敷いてある線路の上を確実に歩かせろ。線路は続くよ、どこまでもそれこそが生徒のためになるのであ~る。なるほど、一理ありますね。さぞかし生徒たちの将来を考えてくださっているのでしょう。
昔、広中平祐さん、という日本が生んだ偉大な数学者の本を読んだ事がある。数学界のノーベル賞、と言われるフィールズ賞を取られた有名な方である(注私は小学校の時から10以上の数の足し算が不自由だし、自宅の4桁暗証番号を忘れて自分の家に入れなくなるほどの数音痴なので、まざしく数学とは夢のまた夢のロマンの世界、憧れからこういう本を読んだりする)その中で彼が書いていて、強烈に印象に残っていること。それは「needsとwantについて」である。確か、彼はフィールズ賞に輝く論文となった「特異点解消の定理」というテーマを選んだことについて、このように言っておられたと思う。「数学界のニーズ(needs)に照らし合わせて考えると、この定理を選ぶことは大変に非常識であったが、自分自身はこの定理を一番欲して(want)いた。誰も自分がこのテーマを解決できるとは思っていなかった」
私が理解したのは、needsとは外側から求められるものであり、wantとは自分の内側から来る欲求であるということ。そして、wantこそが彼の人生を切り開いた、ということだ。
広中氏の貴重な話を思い出させてくださった学長先生にはいたく感謝したいと思いますそう、私の人生はwantが全てでこれまでやってきた。しかも、生まれもった性格かも知れないが、線路の上を歩け!と言われるほどに線路からはみだしたくなるんだよね。。。というか、線路がなきゃ、自分で作ればいいや、と思う。そして、あなたのwantこそがあなたの正解なんだ、と生徒たちに伝えていきたい。そうだ、これからもwantで行きましょ
追伸>>>大好きな広中平祐さん、気になって検索してみたらこんな格言が飛び出した!やっぱりすごい人です。。。同感
「 私自身、ベテランの仲間入りをして見えなくなったものがたくさんあるでしょう。肝に銘じているのは、後輩をディスカレッジ(意欲を削ぐことを)するようなベテランにはなるまいということです。「面白いじゃないか、やってみろよ」と言えるポジティブなベテランであり続けたいと思っています。 [広中平祐の名言・格言|後輩のやる気を削ぐベテランより、後輩を応援するベテランであり続けたい]
「数学の世界でもビジネスの世界でも、秀才ばかりでは成り立ちません。元気のいい「落ちこぼれ」が時々思いもよらない大きな仕事をなし遂げることがあるんです。 [広中平祐の名言・格言|落ちこぼれが思いもよらない大きな仕事をなし遂げることがある]
「知識とか経験の蓄積というのは怖いものです。発想の壁を作ってしまい、自由な考え方ができなくなってしまう。自分でも気づかないうちにだんだん周りが見えなくなっていき、若い芽を摘んでしまう。ベテランが絶対にやってはいけないことです。 [広中平祐の名言・格言|知識・経験の蓄積は自由な考えを阻害する怖いもの]
素晴らしい場所での素晴らしい体験。そしてそのコンサートでふたりの大切な親友との再会がかないました。運命よありがとうございます。。。これがその問題の王宮だ。。。!!
そして今年もパリ市合同のスペ(パリ地方国立音楽院プロ養成過程)の入試が終了~。やっぱり競争率は非常に高いので19区の私のクラスへの受験者は合格者ゼロ。残念でした~。
今年はたまたまうちの音楽院で入試が行われたので色々情報を聞けたんだけれど、フルート科のことしの受験者は50人。受かったのは7人だったけかな?次の日バスーンの入試もあったんだけど、そちらは4人中3人合格だったそうで。まあ、ホットな話題なので、このあたりのことがこの間の学長との個人面談で話題になったんだけど、彼いわく「フルートというのは、やっている人が非常に多い。音楽院の入試は異常な競争率だし、運良く受かってディプロマが貰えたとしてとしてもそのあとオケの席はいくつある?かぎりなくゼロに近いだろう。しかもレパートリーはヒドく狭くヒドい曲ばかりであ~るよって、中途半端にプロを目指しているフルーチストはみなさん、早々にやめるべきである。やっていてもどうせ仕事のない楽器。生徒に希望を与えてはいけません。現実を伝えなければ不可ませんよ」いや~、これは大変有り難く拝聴いたしました。そうか~、ナルホドフルートはつまんない上に仕事がないのか。。。リクルート失格楽器だなこりゃ。じゃ、やめてバスーンにしときましょうかふむふむ。。。。ふむふむぢゃない!(笑)
この方が何のお話をしていらっしゃるか、というと確率の話なんですね。
人生の選択を確率から分析する。確率的に難しいところはパスしたほうが身のため。社会のニーズに合わせ、ニーズに答えろ。確率とは多数決によって敷かれた線路だ。敷いてある線路の上を確実に歩かせろ。線路は続くよ、どこまでもそれこそが生徒のためになるのであ~る。なるほど、一理ありますね。さぞかし生徒たちの将来を考えてくださっているのでしょう。
昔、広中平祐さん、という日本が生んだ偉大な数学者の本を読んだ事がある。数学界のノーベル賞、と言われるフィールズ賞を取られた有名な方である(注私は小学校の時から10以上の数の足し算が不自由だし、自宅の4桁暗証番号を忘れて自分の家に入れなくなるほどの数音痴なので、まざしく数学とは夢のまた夢のロマンの世界、憧れからこういう本を読んだりする)その中で彼が書いていて、強烈に印象に残っていること。それは「needsとwantについて」である。確か、彼はフィールズ賞に輝く論文となった「特異点解消の定理」というテーマを選んだことについて、このように言っておられたと思う。「数学界のニーズ(needs)に照らし合わせて考えると、この定理を選ぶことは大変に非常識であったが、自分自身はこの定理を一番欲して(want)いた。誰も自分がこのテーマを解決できるとは思っていなかった」
私が理解したのは、needsとは外側から求められるものであり、wantとは自分の内側から来る欲求であるということ。そして、wantこそが彼の人生を切り開いた、ということだ。
広中氏の貴重な話を思い出させてくださった学長先生にはいたく感謝したいと思いますそう、私の人生はwantが全てでこれまでやってきた。しかも、生まれもった性格かも知れないが、線路の上を歩け!と言われるほどに線路からはみだしたくなるんだよね。。。というか、線路がなきゃ、自分で作ればいいや、と思う。そして、あなたのwantこそがあなたの正解なんだ、と生徒たちに伝えていきたい。そうだ、これからもwantで行きましょ
追伸>>>大好きな広中平祐さん、気になって検索してみたらこんな格言が飛び出した!やっぱりすごい人です。。。同感
「 私自身、ベテランの仲間入りをして見えなくなったものがたくさんあるでしょう。肝に銘じているのは、後輩をディスカレッジ(意欲を削ぐことを)するようなベテランにはなるまいということです。「面白いじゃないか、やってみろよ」と言えるポジティブなベテランであり続けたいと思っています。 [広中平祐の名言・格言|後輩のやる気を削ぐベテランより、後輩を応援するベテランであり続けたい]
「数学の世界でもビジネスの世界でも、秀才ばかりでは成り立ちません。元気のいい「落ちこぼれ」が時々思いもよらない大きな仕事をなし遂げることがあるんです。 [広中平祐の名言・格言|落ちこぼれが思いもよらない大きな仕事をなし遂げることがある]
「知識とか経験の蓄積というのは怖いものです。発想の壁を作ってしまい、自由な考え方ができなくなってしまう。自分でも気づかないうちにだんだん周りが見えなくなっていき、若い芽を摘んでしまう。ベテランが絶対にやってはいけないことです。 [広中平祐の名言・格言|知識・経験の蓄積は自由な考えを阻害する怖いもの]