SpiMelo! -Mie Ogura-Ourkouzounov

L’artiste d’origine Japonaise qui mélange tout sans apriori

スパイラル・オンラインレッスン開始!

2021-10-07 12:20:00 | Conservatoire-音楽院紹介

ただいま、まだまだこのシチュエーションで少ない音楽イベントを補い、何とか日本のみなさんと音楽を分かち合うために、色々とオンライン企画を水面下進行中です!


とりあえず第一弾!


パリ市立ジャックイベール音楽院でフルート・即興科教授としてやっていることを、オンラインで実現出来ないだろうか???


コロナ期間のZoomを始めとする各アプリ上で行った音楽院のオンラインレッスンでは、かなりの成果が得られたので、まだまだ自由な行き来が制限されている今、日本の皆さんと繋がれないか考えた結果、オンライン上なので試験的に、レッスンとしてはかなりの低価格設定にして、2本柱で始めてみようと思います。


-フルートレッスン(全レベル、フランスへの留学を考えている方も歓迎)


-即興(アドリブ)を始めたい人へのレッスン(フルート以外の楽器も可、例えばジャズ、民族音楽etc.)


ワンレッスン45分 4000円(30ユーロ)

(一回のみも定期もあり)


支払いはシンプルにpaypal事前払いのみ。(手数料は料金込み)



(パリ又は近郊在住の方は、自宅での面会レッスンがご希望の方はその旨お知らせください。)


ご希望の方は

mie8peace@yahoo.fr 

か、FBメッセンジャーで。


まずは気軽にご相談承りますので、連絡を取り合った上で、時間と気が合えば始めようじゃありませんか。


という軽いノリで。


どうぞ宜しくお願いいたします😊


第二弾オンライン計画も、このブログ上でもうすぐ発表🎊


どうぞお見逃しなく😉!!


ミエ・ウルクズノフ


息づかいと弓使いの間〜ドイツ・パッサウでのコンサート

2019-03-26 12:50:00 | Conservatoire-音楽院紹介

April 2, 2019


日本のツアーが終わってすぐ、興奮冷めやらぬうちに先ずは、生徒の為に立ち上げたプロジェクト、その名も「息づかいと弓使いの間」、チェロのクラスとの二日間の交換レッスンを経ての発表会があった。

 

フランス語で言うと妙に詩的なこのタイトルは、音楽院の別名詩的な事務 ()Gさん提案による。要約すると、これは私の長年の教育的野心で、弦楽器の弓使いのテクニックをフルートの「息」のテクニックに置き換えたい、と言うもの。好評により今回第2回。

 

とは言えどんな弦楽器の先生とでも出来る訳ではなく、親愛なる同僚で20年来の友人、チェリストのフロリアン・ロリドンとだからこそ出来ることであって。

 

 はなんとも呼吸に詳しい。彼の1回目のチェロの授業で教えるのは腹式呼吸なんですって。今回もチェロのテクニックを何も変えずに、呼吸のみを深くすること でどこまで音色が変わるのか、実演して下さった。こちらフルーチスト側も、見えなくて分かりにくい横隔膜の動きや舌の動きを弓使いでヴィジュアライズする ことで多くを学べたと思う。あと、いつも高音ばかり聴いているフルーチストにはチェロの音を聴きながらバランスをとって吹くことは思った以上にセラピーに なるらしく、やはり耳のバランスを取ることも重要なのだな、と。

 

彼とも一曲久々に一緒に演奏したが、まあ、特に日本人と演奏した後でフランス人と演奏するとなんとエキセントリックなこと笑

久々にこの感覚思い出した笑

 

尊敬している間柄とは言っても、プライベートでは20年来の超悪友な私たち。発表会中も会場の笑いの絶えない、壮絶コントのような状態に()

あれ写真が全然ないぞー?だれかください(笑)

 

爆笑発表会終了後、ロリドンが言った。

 

以下ロ「もうこんな時間?なんかこの発表会、長かったな」

 

私「誰のせいだと思ってんの?()

 

ロ「ミエってさあ、舞台に上がると日本人っぽくなるよね」

 

私「うるせえ〜()どこの誰が舞台に上がるといきなり超フランス人化してるんだ!!私がせっかく早く話をまとめ切り上げサクサク進行しようとしてるのに、1つ1つのテーマでいちいち議論を巻き起こすんでない〜()

 

ロ「もうー最高楽しんだわ。あんたの進行に水を差すのを」

 

私「あわ〜ーしかもわざとやってたのか!!どこまで性格悪い〜()

 

そのやりとりを聞いていた事務のGさんが「次回のタイトルは「息づかいと弓使いの間」もとい、「日本人とフランス人の間」だわね、、、」だってー笑笑

まあとにかく笑うのは健康に良いことです()

 

その後はドイツのパッサウ、と言うところのフェスティヴァルにご招待していただいていたのでひとっ飛び!





 

ここはオーストリアやチェコに程近い、静かな美しい街でした。デュオで2部編成のとても良いフルコンサートをさせて頂きました。企画のモーツァルティウム音楽院教授、イヴォンさんありがとうございました!!





 

 

 しいドナウ川沿いの4つ星ホテル、そしてミュンヘン空港での美味しいビールを尻目に、未練たらたらでトンボ帰り。何故かと言うと、パリ郊外・アントニーギ ターフェスが待っているからです。今回はなんと、アタナスとフェス・オーガナイザーの親友ジェラールのお陰で、ブルガリア民族音楽の巨匠、アコーディオン のペーター・ラルチェフさんとガドゥッカ(伝統ヴァイオリン)のペヨ・ペエフさんをお迎えして「バルカンの音」と題しなんと、同じコンサートの1部、2部で演奏することが実現できたのです!(続く)

 



ACTIVITES FEVRIER 2017...オランダや音楽院のことなどなど

2017-02-27 09:29:08 | Conservatoire-音楽院紹介
Bonjour
J'étais aux pays-bas (petite ville s'appelle Heerenveen)pour les vacances et la famille de Jan nous a organisé un concert privé très sympa à leur maison.

オランダの小さな街、ヘーレンヴェーンで冬のヴァカンスを過ごす。新鮮な美味しい生鰊を毎日いただいたり、(これってオランダ以外の国にあるの?酢漬けはあっても、生でとろけるようなのは、、、あるのかな。)
お家で大変暖かいプライベートコンサートを開いていただいたりしました。

Et tout de suite après,on a fait un concert des élèves au conservatoire du 19e,en thème du"l'atelier d'improvisation et classe de flûte se mettent en Jazz!"
このあとすぐ、パリ19区音楽院では年度初めから企画してきた「即興アトリエとフルート科がジャズに挑戦」
というプロジェクトのコンサートがありました。前にも書いたように今年度から実験的にクラスでのレッスンをクラシックとジャズと半々ずつにしてみた。結果は如何に?!なんと思ったよりすっごいスイングしましたよ。スイングのリズムって、じつはクラシックばかりやって来た場合、すごく難しいんです。

Le résultat...ça swwwwingé!!!poutant c'est très difficile ce rythme du swing!!



定番になってきたアトリエの変装、今回はこの記事の冒頭の写真、アメリカの人形劇音楽番組「マペットショウ」のような格好が課題
着るものだってその気になって音楽のスタイルを表現するためには必要

Les tenus de cette fois c'est comme le "Muppet Show"!!Merci Christophe pour cette idée et ton aide

Vous étiez tous vraiment mimi

この幸せそうな顔よ(笑)les visages heureux

Ils ont commencé à gagner "la précision rythemique"cette foisje crois que c'est grâce aux nouveaux arrivés,Yuzu,Mateo,Juliette,Armelle...
ことしはギターのユズちゃんやドラムのマテオくんといったとっても正確に弾けるひとたちが入ってくれたお陰なのか、リズムの「正確さ」が前年よりできていた音楽は表面的なフィーリングだけじゃないんだ、リズムに対して正確に弾いてこそ、はじめて楽しくなるんだ、ということがみんな少しは分かってくれたのではないかと思います。めちゃくちゃ怒りときには失望しながらもやってきた甲斐があったむふふ、計画大成功、前進、前進

大変仲良くさせていただいていて、また大変に尊敬しているパリ在住の服飾アーチスト、安藤福子さんhttp://www.12robes.com/が、この度30年に及ぶパリでの活動を終えられ日本に帰国されることになりました。記念になんと最後にパリのお家に残っていた布で私に黒のドレスを2着創ってくださったのです。(それでプロフィール写真の変更をしました。写真に前とは違ういまの私がよく現れていたので)

Et la départ au Japon définitive s'approche... de l'artiste du mode, Fukuko ANDO http://www.12robes.com/ qui travaillait a Paris pendant 30 ans. Elle m'a fait deux robes du concert avec la dernière tissu qui résté à son appartement à Paris,je suis très honoré!! Elle rentre au Japon mais notre collaboration continura sur la scène chaque fois que je jeux en concert...A suivre

コンサートにいつも通ってくださり私の音の本質を知って創ってくださった2着のローブは、着るとすぐにしっくり馴染み、しかも感覚が研ぎすまされる感じがしました。この感覚を知ってしまうと、もう他のローブは着られないです!!ふくこさん、本当にありがとうございました。日本でのますますのご活躍を楽しみにしております。彼女のドレスを着て演奏することで、時空を超えたコラボレーションがこれから益々実現していくことでしょう!
私も、そして世界も移り変わっております







Concert de fin d'annee 2015 au CMA19!

2015-06-01 14:36:40 | Conservatoire-音楽院紹介
On est à la fin d'année...fêtons avec la musiqueC'était le samedi 30 Mai,concert des élève de l'atelier d'improvisation transversal et la classe de flûte!!
もはや学年末!楽しく今年も終わりたい。。。ということで、今回は前回の現代音楽企画とは逆に、ノリノリで楽しい曲ばかり集めました。

"le chateau dans le ciel" de Joe Hisaishi que tout le monde adoreOn a dédié cette belle musique à Denis Kirsh,professeur de flûte de CMA 19 qui nous a quitté.

フランスでもみんなが大好きな名曲、ラピュタの「君をのせて」この曲は4月に亡くなった音楽院の同僚、フルートの教授ドゥニに捧げました。不思議な事に、ドゥニを送り出す為に演奏しよう、って言ったらこれまでと演奏が変わったね。
En suite FlamencoPaco de Lucia "Entre dos aguas"...
恒例フラメンコは故パコ デ ルシアのかの名曲
こんなちっちゃい子も、普通に即興でソロがとれるように。。。即興アトリエ9年目にして、それなりに結果が出て来たことを実感した瞬間です。

常々サポートしてくれている民族パーカッションのクリストフ先生ですが、めっちゃのってますGrand merci à Christophe Delaeter,prof de percussions traditionelles

お~~っっIl est trop dedans....

地元小学校のクラスで教えている生徒達の演奏。私はこの子たちを音楽院に一年の最後に連れてきて演奏させます。すると、いつもはやんちゃな子たちが、この変身ぶりフルート一年目にして、上々の演奏でした。

Voici les classes des ateliers l'ARE de l'école Jaurès et l'école Eugénie Cotton (prof.Shao-Wei Chou) Bravo
終曲はこれまた日本の名曲、カウボーイビバップのタンク。。。これ、生徒がやりたい、っていってきたのでアレンジしたんですよ。本番は帽子とサングラスをしてこいって言ったら、なんと。。。こんなことにこわっ
Super déguisement pour "Tank" de "Cowboy bebop"

ソロをとった生徒たち、すっごく上達してこんなアップテンポでノリノリで吹けるまでに!私もすっかりその気になりソロをとってしまったではないですか

J'ai eu envie de prendre un solo grace à votre jeu trop chauffé
やっぱり教えていて一番やりがいのある瞬間は、教えている立場というのを忘れさせ、このようにプッシュしてもらえる瞬間なんです。
それは、生徒ひとりひとりが私を超えて自分自身になる瞬間なのですね。
最近、パリの音楽院でも、村上春樹の言うところの「壁と卵」の「壁」が重視されかけてきています。
「壁」というのは、「卵」=ひとりひとりの個性を無視し、空疎な先入観によるカテゴリーで括り、頭数を上から勘定するのみで動かそうとするシステムのことです。でもね、そんなことを音楽の世界でやったって無駄なだけ。
私たちのクラスは、それを跳ね返すようなとびきり楽しいコンサートが出来たものね




















Un concert de musique contemporaine~生徒のコンサート、シャルリーエブドの日

2015-01-11 12:57:10 | Conservatoire-音楽院紹介
写真はシャルリーエブドの風刺画「馬鹿どもに好かれるばかりでキツいよ」と頭を抱えるイスラムの神。
On a fait un concert de"musique contemporaine" à jeudi 8 Janvier,c'était lendemain de l'attentat contre Charlie Hebdo à paris.
1月8日(木)。19区音楽院で前々より企画していた、生徒による現代音楽のコンサートを行いました。
まさかこの日がこんな日になるとは思っていなかったけれど。。。シャルリーエブド襲撃事件の翌日。パリ市厳戒態勢の中、コンサートは黙祷から始まりました。
C'est le temps de dépasser l'égo de chacun,pour se réunir contre quelque chose qui attaque notre dignité humain...c'est la haine et l'extrémisme qui vient d'être humain aussi.Cela tue des individus.C'est à Paris que ça s'est passé.Nos chers artistes ne sont plus là...mais c'est eux qui nous donne la force de se lever!

J'ai choisi "Tierkreis" de Stockhausen car j'aimerai que toute mes élèves participent plus directement à cette langage en arrangent soi-même et en utilisant l'effet contemporaine...Ils ont tous dépassé la frontière de la langage entre "moderne" et "classique" en s'amusant!

私のクラスの全ての生徒に、今日の音楽にじかに触れて欲しくて企画したこのコンサート。
それでシュトックハウゼンのTierkreisを選びました。
生徒ひとりひとりが現代奏法を使って、自分の星座の音楽のアレンジに参加する。
これでもし試験なんかで「現代曲」の課題出ても「えーわたしそんなのやったことないし知りません」とはならないねー。みんな3ヶ月間楽しみながら新しいことに取り組んで、いまではこういう音楽に対しての境界線がなくなったことでしょう。

難曲を一ヶ月で仕上げてきた生徒も!自分のキャパがどれだけ大きいか知ることは大事です。たいていの人は自分の才能の氷山の一角しか使ってないんだから。

Et l'atelier de l'improvisation transversal a présenté "le free jazz" des années 70 en utilisant la notion d'espace.
即興のクラスではフリージャズを。即興に合わせて動く「空間」の概念はきっと小さい生徒にとってこれからの音楽の次元を広げる機会になったことでしょう。
なにより良かったのは、小学生や中学生たちが「ここはこういう風に動いたら?」と意見を活発に交換しあったこと。自分たちで決めたことをコンサートでやるのは、楽しいよね!
こちらはおっきい生徒たち。めちゃいい写真だね!

Bravo!!mes chers grands élèves.

もう私たちは侮辱された傷つけられた、などという個人的なちっちゃな感情や主義主張、右派だ左派だとか信教まで乗り越えて、団結する時に来ていると思う。何に対し団結するのか?私たちの人間としての尊厳を脅かすものに対して。人間自身のエゴが主義主張に固執し、差別主義を生み出し、それはひとりひとりのかけがえの無い命を押しつぶす。このパリでそれが起こる。辛辣かつユーモア溢れるイラストで私たちを覚醒させてさせてくれていた、あの表現者たちはもういない。。。でも彼らが、私たちを立ち上がらせるのだ。

PS そして1月11日日曜日、パリは歴史に残る日を迎えた。100万人を超える人々が信条を超え、団結し、死者を弔い、表現の自由を謳い、テロに反対するデモ行進をしました。パリは最悪の日から最高の日に揺れ動いた。もう21年パリにいますが、私はこんな素晴らしいエネルギーにパリが包まれた時を知りません。17人の犠牲の上に成り立っていることなのですが、私はこの日を今パリという自由の都で、同じ思いの人たちと共有できたことを誇りに思います。