【 売れる営業 】実務営業コンサルタント 島田安浩 アクト株式会社代表

「営業紙芝居×顧客LTV最大化」実践講座 
営業実務コンサルタント島田安浩が「営業で悩む人を無くす」ために情報発信

『 形の無い物の販売? 』

2008年09月22日 11時47分01秒 | Weblog
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 No166) 『 形の無い物の販売? 』
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 ■ 大阪・名古屋と講習会を実施して来ました。
   両会場で、50名ほどの人達に参加頂け、
   楽しい雰囲気の中行う事が出来て良かったです。


   講習会は参加者も勉強になりますが、
   実は、行っている私本人も勉強に
   成るのです。


   話しながら、話しの仕方で伝わり方が
   違うのを参加者の反応で感じたり、
   話すこと。話さない事などで、


   反応がどのように変わるかが、毎回
   実験です。ですから、去年の今頃の
   講習会の方が明らかに長くダラダラ


   話していました。
   今は、焦点を絞って話せるように
   成って来ました。



 ■ さて、今日は、私自身が非常に
   勉強になったある「形の無い物」の
   販売をした経験をお話しします!




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■目次

【1】節電機?

【2】形が無いので非常に難しい!

【3】その後の営業に活かせた!

 ★ 講習会ご案内
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【1】節電機?
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 ■ 私が取締役でやって2年目の終り頃だった
   ように記憶しています。
   ある客先で、お客様に逆に営業をされました。


   「島田さんの会社で、この商品を扱ってくれないか。」
   と、“節電機”なる物の話をされました。


   “節電機”??????


   聞いた事も無く、営業していて、たまに聞いた事が
   あったのは、200Vを100Vにして使うような、
   チョット、インチキな商品でした。



 ■ 「胡散臭いな~」
   正直そう思いました。


   電気が安く成る!
   そんな話は、「眉唾」に決まっている。
   そう思いました。


   でも、電話機の営業で行った先の社長の
   話なので、一応、真面目そうに聞いていました。
   聞いているうちに、徐々に、


   「面白いかも!」って感じました。



 ■ 実際に、コンセントで電圧を計って見せて
   くれたのです。


   普通は、100Vが流れていると思っていますが、
   実は、末端で最低100Vをキープするために、
   少し高めの電気が流れています。


   実際に計ってみると、105Vだったり、108V
   だったりします。


   それを、大元で、7Vほど流れを減らす機械
   だと言う事です。



 ■ 電気の蛇口を大元で絞るので、当然、使用する
   電気の量が減りますから、電気代金が安く成る!


   非常に理屈の通る商品です。


   でも、100Vよりも下げて電気製品が
   大丈夫なのかと言う心配が次に出ます。
   ところが、電化製品は、多少低めでも


   問題無く使えますし、蛍光灯や電球は、
   反って長持ちするのです。


   まあ、これも、大きな負荷よりも
   小さめの負荷の方が長く持つのは
   当たり前の話です。



 ■ そうです。話しを聞くと非常にまとも
   そうな商品だったのです。
   でも、どうやって「絞る」のかは、


   その社長も「?」で、訳の分からない
   話をしていました。


   でも、そのメーカーの商品を、OEMで
   ナショナルが販売していると言うので、
   俄然信頼感は増しました!



 ■ また、この商品の話しを、当社の社長に
   したら、社長も他の方から話しを聞いたこと
   があって、その方が、大手メーカーの


   方だったので、商品は問題無さそうだと
   言う事で、販売してみることになりました。


   ただし実験として、私一人で、実験的に
   扱う事に成りました。




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【2】形が無いので非常に難しい!
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 ■ 実は、このような商品を扱うのは初体験
   でした。
   それまでは、電話機・FAX・コピー機


   パソコン・CADなど、すべて目に見える
   商品です。ところが、節電機は、
   「目に見えない商品」なのです。


   「保険」も同様に目に見えない商品です。
   電話機は、機械自体が見えて、使えて、
   利用価値がすぐに分かる商品です。


   車もそうです。乗って触って、自分が
   商品の価値を体感できます。


   このように「目に見える商品」は、
   カタログを広げてお話しすることで、
   大体その商品をイメージして貰う事が


   出来ます。
   ところが、保険にしても万が一の時に
   しか体験できません。


   ですから、イメージがし難いものです。
   保険はまだみんなが知っているのですが、
   節電機?は「本当?」って言うような、


   見えないし、信じられない商品!
   だったのです。



 ■ この、目に見えない商品を扱うと言う
   事の難しさは、やってみて初めて
   体感出来ました。


   イメージとしては、「売れそう!」
   だったのですが、思いとやるのとでは
   全然、違いました。


   非常に難しい商品を、扱う決定を
   してしまいました。



 ■ そこで、徹底して学んだのは、
   信用して貰う為の知識と、
   シュミレーション作成技術です。


   電気の事は「チンプンカンプン」でした。
   でも、商談をする相手が、施設課の人や
   電気の専門家だったりします。


   そこで、会話が合わないと、相手にされないので、
   図書館で本を借りて来て勉強をしたり、
   東京電力の電気館などで勉強をしました。


   当時は、結構詳しく成っていました。
   (もう、綺麗に忘れていますが…。)



 ■ 次は、シュミレーションです。
   「目に見えない商品」を視覚化するために
   表やグラフで、「視覚に訴える」事をしました。


   まだ、WindowS95が発売される前なので、
   一太郎と、書院を駆使して作成していました。


   特に、書院は活躍してくれました。
   良かったのは、私自身が、パソコンやワープロを
   使うのが好きだった事です。


   早くから、ワープロやパソコンで、文章を
   作成したりしていたので、手書きでは無く、
   出力した物をお客様に提示でき、


   信用され易かったのです。



 ■ 電気のシュミレーションをする時には、
   末端の電気を計ったり、トランスと言う
   大元の機械に、測量計を取り付けたりして


   その結果と、過去1年分の電気料金を
   元に作成をします。


   つまり、「0」から、信用して貰う為に
   活動して、その結果をまとめ上げると
   言う事をするのです。


   その当時、ホテルや病院、大学など
   大きな施設や、ガソリンスタンド、
   ゲームセンター、レンタカーなど


   小規模な店舗まで、数多く、提案しました。
   そして、ファーストオーダーが、
   私のお客様で、酒屋さんでした!


   電話機を入れて頂いていたお客様ですが、
   話をして、シュミレーションを提出して、
   導入して貰いました。



 ■ 私の場合は、自分のお客様があったので、
   そこから、徐々に販売して行けました。


   私のお客様のレンタカー屋さんには、
   24Hの店を中心に導入頂き、かなりの
   節電効果も実際に出ました。


   1年前との比較で、シュミレーション以上
   に効果が出たりしていました。


   「へ~、安く成るじゃん!」
   お客様先に付けてから、実感したのを
   思い出します。



 ■ 丁度、半年ほど扱った時に、社内で
   大きな経営の変化がありました。


   「業界初のFC事業」の開始でした。
   その事業が開始したので、私は、節電機と
   FC事業を考えて、FC事業をやるべきだと


   判断して、実験的にやった、
   節電機の販売を中止することを役員会で
   承認頂いて、この商品の販売が終わりました。


   半年で20件ほどに設置して、
   その商品の販売を止めました。
   その後、その商品でのクレームは1件も無く、


   皆さん、それなりにお使い頂けたようです。
   ただ、製造メーカーが、テレビCMまで
   するように成ったかと思ったら、不動産投機


   の失敗で、潰れてしまいました。
   販売を中止していて、良かったです。…





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【3】その後の営業に活かせた!
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 ■ 実は、節電機を販売しながらも、
   電話機やOA機器を販売し続けて
   いました。


   イメージ的には、プラスアルファーで
   節電機も扱っていたような感じでした。


   そのお陰で、個人的には、非常に
   勉強になったのです!



 ■ 一度、「目に見えないもの」を扱うと、
   目に見えるものを扱うのが非常に簡単に
   感じられました。


   だって、説明が非常に簡単で終わります。
   しかも、節電機の時のように、シュミレーション
   などを作成するノウハウを活用すると、


   他社の営業マンと差別化することが、
   非常に簡単に出来ました!


   今と時代が違いますので、その当時は、
   提案書や見積すら提出しないのが、
   一般的でした。


   提案書や、見積もまだまだ手書きが主流
   でしたが、私はプリントアウトしたカラーの
   物を持って行っていました。



 ■ この、提案書作成や、信じて貰う為の
   小道具の活用が、電話の販売においても
   非常に生かすことが出来ました。


   そして、大型受注を生んだりしました。


   提案書作成だけで、1週間かけて、
   決まらなかったらどうするの?
   って言うような行動をして、


   イキナリ、大型の受注を、
   「ド~ン!」とすることが、
   出来るように成ったのです。



 ■ 「目に見えない」=「信じさせ難い」
   そう言う商品を扱うのは、確かに
   難しいです。


   でも、その商品の販売を経験する事は、
   非常に勉強になると言う事が、
   私は実体験を通して、学べました。


   実は、この経験が無ければ、
   FC担当役員で、FC部門を
   成功に導く事は出来なかった!


   そう思います。
   この経験があったから、FCさんを
   育てる仕組みを作ることが出来たと


   言っても過言ではありません!




 どうですか?参考に成りました??

 これからも、乞うご期待下さい!!


 以上です。


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