人質となっていたイタリア人女性記者が開放された喜びも束の間、米軍の誤射によって情報局員1人が死亡、2名負傷が伝えられた。女性記者を連れて、空港に向かっている途中の検問所での出来事であった。
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記事によればイタリア国内では、撤退論が急浮上という。折角撤退論を抑制しようと交渉を続けてきて、開放された直後によもやの撤退論の台頭。米軍の不始末は留まるところを知らないのか。しかし、停車指示に直ぐに従わなかったとも言われていて、誤射とはいえ米軍だけの過失ともいえないかもしれないのであるが。米兵が英語で命令したとしても、十分に運転者に伝わっていなかったのかもしれない。また、米軍には自動車爆弾の恐怖が浸透していて、少しでも怪しかったりしようものなら、迷わず連射を食らってしまうのかもしれない。
以前アメリカに留学したばかりの日本人高校生が、ハローウィンの日に仮装姿で人家に近づいた際に、「Freeze!」と言われてもよく判らず歩いたら射殺された事件があったことが思い起こされた。外国人だろうが何だろうが、普通に命令して従わなければ射殺も厭わないということを念頭に置かねばならないということか。人種も雑多で、言葉が判るかなんていちいち確かめていられないのかもしれないし、判らないけれど強盗したりする奴らもいるのだろう(映画などでも、英語以外の―例えばスペイン語とか―を話す外国人強盗団が出てきたりする)。そういう危険に晒されているかどうかの違いなのだろうか。
また、人質となった日本人が殺害された時には、自衛隊撤退論はそれ程出てこなかったが、イタリアでは撤退論が出始めているようである。これも国柄の違いなのか、他の要因なのかわからない。救出された女性記者が「左派系」の新聞社勤務だったからなのか、米軍が元々嫌いだからなのか、よくわからないのです。同時に、人質殺害が実際にあった日本での国民感情は、撤退論がどうこうということよりも、個人の行動の是非という点で受け止められていたことも国民性の違いによるのかどうか不明です。
今のところ自衛隊の安全確保は、オランダ軍1400人撤退後には、英国軍150人と先日決定した豪州軍450人で肩代わりされることとなった。英国では新規の増派220人に対して反発が強く、オランダ軍の代わりには数的に及ばない状況であったが、オーストラリアにお願いをしてみたのだろう。豪州は英国と日本に対して「貸し」が出来る。豪州国内で批判されているように、日本とのFTA交渉も視野に入れているであろう。これはこれでよし、と思うが。急造イラク人部隊と英国軍の混成部隊で治安維持が行われるよりも、はるかにましだ。
(訂正:3月7日17時 当初英軍600人と書いていましたが、150人に減らされ代わりに豪軍が450人ということです。合計600人は変わらずということのようです)
向こうの事情はどうあれ、日本の立場としては、積極的に豪州と仲良くしたいところだ(これは以前にも少し触れた)。近年、豪州からの不動産投資も見られるようになってきているし。観光開発での相互協力は意味がある。日本としても「観光立国」とか「ビジット・ジャパン」構想のようですから(笑、出来るだけ日本語の方が望ましいんですけどね)。日本人観光客は豪州へたくさん訪れ(そのため豪州では中学生から外国語授業で日本語を必修化しているところも多い)、逆に、好景気を背景に豪州企業による日本での観光事業(不動産投資)拡大と豪州人観光客の流入増につながりつつある。観光分野では、日本が見習うべきところがあるかもしれない。
ともあれ自衛隊に被害が出ないようにだけは祈っている。
追記(3/11 11:30)
記事中の誤りがあり、一部訂正しましたので、次の記事を読んで下さい。
記事の訂正など・・・幾つか
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記事によればイタリア国内では、撤退論が急浮上という。折角撤退論を抑制しようと交渉を続けてきて、開放された直後によもやの撤退論の台頭。米軍の不始末は留まるところを知らないのか。しかし、停車指示に直ぐに従わなかったとも言われていて、誤射とはいえ米軍だけの過失ともいえないかもしれないのであるが。米兵が英語で命令したとしても、十分に運転者に伝わっていなかったのかもしれない。また、米軍には自動車爆弾の恐怖が浸透していて、少しでも怪しかったりしようものなら、迷わず連射を食らってしまうのかもしれない。
以前アメリカに留学したばかりの日本人高校生が、ハローウィンの日に仮装姿で人家に近づいた際に、「Freeze!」と言われてもよく判らず歩いたら射殺された事件があったことが思い起こされた。外国人だろうが何だろうが、普通に命令して従わなければ射殺も厭わないということを念頭に置かねばならないということか。人種も雑多で、言葉が判るかなんていちいち確かめていられないのかもしれないし、判らないけれど強盗したりする奴らもいるのだろう(映画などでも、英語以外の―例えばスペイン語とか―を話す外国人強盗団が出てきたりする)。そういう危険に晒されているかどうかの違いなのだろうか。
また、人質となった日本人が殺害された時には、自衛隊撤退論はそれ程出てこなかったが、イタリアでは撤退論が出始めているようである。これも国柄の違いなのか、他の要因なのかわからない。救出された女性記者が「左派系」の新聞社勤務だったからなのか、米軍が元々嫌いだからなのか、よくわからないのです。同時に、人質殺害が実際にあった日本での国民感情は、撤退論がどうこうということよりも、個人の行動の是非という点で受け止められていたことも国民性の違いによるのかどうか不明です。
今のところ自衛隊の安全確保は、オランダ軍1400人撤退後には、英国軍150人と先日決定した豪州軍450人で肩代わりされることとなった。英国では新規の増派220人に対して反発が強く、オランダ軍の代わりには数的に及ばない状況であったが、オーストラリアにお願いをしてみたのだろう。豪州は英国と日本に対して「貸し」が出来る。豪州国内で批判されているように、日本とのFTA交渉も視野に入れているであろう。これはこれでよし、と思うが。急造イラク人部隊と英国軍の混成部隊で治安維持が行われるよりも、はるかにましだ。
(訂正:3月7日17時 当初英軍600人と書いていましたが、150人に減らされ代わりに豪軍が450人ということです。合計600人は変わらずということのようです)
向こうの事情はどうあれ、日本の立場としては、積極的に豪州と仲良くしたいところだ(これは以前にも少し触れた)。近年、豪州からの不動産投資も見られるようになってきているし。観光開発での相互協力は意味がある。日本としても「観光立国」とか「ビジット・ジャパン」構想のようですから(笑、出来るだけ日本語の方が望ましいんですけどね)。日本人観光客は豪州へたくさん訪れ(そのため豪州では中学生から外国語授業で日本語を必修化しているところも多い)、逆に、好景気を背景に豪州企業による日本での観光事業(不動産投資)拡大と豪州人観光客の流入増につながりつつある。観光分野では、日本が見習うべきところがあるかもしれない。
ともあれ自衛隊に被害が出ないようにだけは祈っている。
追記(3/11 11:30)
記事中の誤りがあり、一部訂正しましたので、次の記事を読んで下さい。
記事の訂正など・・・幾つか