やはりマスコミが取り上げれば、効果が出るのは事実ですね。大阪は言うまでもなく、全国自治体の不可解な手当てや互助会組織への補助率是正、施設利用券廃止など幾つかの見直しが行われている。これは当然だろう。優秀な人材を集めて登用したいならば、まずそういう仕組みを考えることですね。それが可能になるのは、「全員一律」の無駄を解消するしかないだろう。のんびりやっていても、一生懸命死に物狂いで頑張っても、給料が同じなら、社会主義的だし失望してしまうからね。
そうか、昔の社会党に何故公務員や教員などの支持母体があるのか、というのは、「横並び」「区別はいけない」「あんまり頑張るな」などの意識が強いので、「社会主義」が好きだったの?「資本主義」とは相容れない関係だから?なのかな。
労組とかはよく知らないし、興味もないけれど、もしも一緒に机並べて仕事していて、自分が一生懸命頑張って仕事しているのに、隣の奴が大して役にも立たずだらりと仕事をしていたら、腹が立つし、そんな奴と給料が同じなら、意欲が失せることも理解出来なくはない。
この前に、一律カットに見舞われた国家公務員の給与体系に多少の救済が・・・(官僚だけですがね)
今日の読売新聞朝刊には、本省勤務の手当て新設の方針と出ていました。
Yahoo!ニュース - 読売新聞 - 若手公務員の流出防げ…人事院、本省手当を新設方針
激務に悩まされていた官僚達は少し報われますね。素直によかったね、と思う。やっぱり、「意見は言ってみる」ものでしょ?でも、それには幾つか前提があることをお忘れなきようにお願いしますね。それは、正しく業務を行うこと、倫理を重んじること(当然遵法精神でお願いします、ってこんなこと言いたくはないけどね、国民全てに言えるし)、向上心とか改善意識を常に持つこと、自律できる高度な組織を目指すこと、真の組織力を高めること、などを達成するために、官僚諸氏の能力を発揮して頂き、その報酬として給与や手当てがあるのですから。
まずは上から下まで、そういう意識改革を徹底しなければ、良くならないですよ。おかしな公益法人とかの「不適切な関係」は、清算して、出直すしかない。国家公務員制度改革の本質は、官僚諸氏の意識改革であり、それに伴う組織改革・組織力アップでしょ?その結果、業務効率は高くなり、不適切なものや無駄がなくなれば、国民にその利益を還元できるのですから。そういう結果ならば、国民だって大歓迎ですよ。おかしなシステムでキックバックしたり、変な天下りして自分だけ稼いだり、そういう変なことや不正がなく、透明性を確保していれば問題ないのに、「隠そう」としたり「こっそり利益を抜く」ことをするからダメなんだよ。正しいことをやっているなら、誰から見られ批判されても、何も恥じることはないでしょ?そういう体制を作らなければなりませんね。
ところで、経済産業省の前係長は、インサイダー取引で捕まっちゃったね。
Yahoo!ニュース - 読売新聞 - 「バレないと思った」インサイダー取引の経産省前係長
情報の公表後に取引したとしても、十分儲けられたんじゃないかと思う。バカだなー。投資が好きな人も官僚の中にいるであろうが、こういう人が出てくると「株はダメだ」みたいに規制されるから、ちょっと可哀想だな。「悪い事」をしなけりゃ、問題にはならなくて済むのに、一部の悪い奴がいるとこういう破目になる。投資自体は正当な経済活動に過ぎないのだが、「自分だけ儲けよう」という悪い心があると、こうなるんだろうな。やっぱりね、考えが愚かなんだよ。勉強はこういうことを教えてくれない、ってことですね。いい学校に入ってみても、こんな程度の人間になってしまうという教育は、どうなんでしょうね。単に個人の資質の問題なのかもしれないが。
中央と地方の格差が出来る、という考えはあるかもしれないが、これが問題とは思わない。だって、業務内容が違う、権限の大きさも違う、それに、監督する上級庁の存在(単にある、なしです)は法的にも責任の有無に違いがあるでしょ?(正確ではないかもしれないが、おそらくそうだろう)
地方組織では決定する範囲が狭く、本省に規定されることが多いのではないかと思うし、多くの判断や決定権は本省にあるのではないでしょうか。ならば、それに見合う報酬であってもいいように感じるが。効率化と単なる人件費削減は直結しないだろう。むしろ、不適正配置とか業務見直しなどの方が必要だと思うが。
何年前か忘れたが、不動産取得税の還付に税事務所(地方組織?なのかな)に行ったことがある。丁度12時よりちょっと前頃だったと思う。目の前にデスクがざーっと並んでいて、一番端っこの受付側(ただのカウンターみたいな仕切りがあるだけですが)に60歳くらいのじいさんが座っていた。一番遠い方に、こちら向きに座っている課長?みたいな人がいた。
「すみません」と言って、じいさんに書類を出したら、「あっ、はいはい」とか言いながら書類を受け取ると、どこか離れたところから女性職員が飛んできて、私の説明を聞いて、「お待ち下さい」と言い残して書類を持ってどこかにいっちゃった。じいさんは書類を取り上げられたのか、初めからやる気がないのか、担当係が違うのか、よくわからなかったが、じいさんが凄く気になった。そこで、待っている間、ずっと観察することにした。
ここからがとても面白い。あのね、じいさんは机の上にある書類を右に動かし、それを今度は左へ動かし、時々「シー、シー」みたいな音を立てて息を吸い込みながら、壁にかかっている時計とにらめっこしてる。要するに「やるべきこと」が全くないのだ。湯のみに手を伸ばし、一口飲むと、また書類を左から右に動かして、時計を見る。「こいつは壁際族か?干されているのか?」などと想像しながら、観察を続けたが、仕事はない様子だった。当時、全面禁煙とかにはなっていなくて、壁には「禁煙協力時間11時~13時」のような張り紙がしてあり、このじいさんの手持ち無沙汰ぶりは哀れであり、こんな時に昔ならタバコをガンガン吸ったりして誤魔化せただろうに、とも思った。役所にも「窓際族」っているの?10分後位(それほどかかってなかったかも)に、先ほどの女性職員が戻ってきて、何某かの説明をしてくれ、私は「はい。わかりました」みたいな感じで、そこを後にすることになるのだが、女性職員が差し出した書類を受け取る時に、そのじいさんは「はい、いいですよ。他はありませんかー」と私に言い、まるで”合いの手”を入れたかのようだった。
何故?あなたは何もしていないでしょ?書類にも関係がなかったでしょ?そこにいるのは私だけで、他に誰も来てないでしょ?じいさんと女性職員と私しかいないでしょ?腹抱えて笑いそうになったが、堪えました。
哀れなり、じいさん。だが、これがお役所仕事なのかーと思いました。こいつらを養う為に税金取られるのか、と思うと何だか釈然としなかった。じいさんは、その後も時計とにらめっこを続け、ジャスト12時にはもの凄い勢いで飯を食うのだろうな、と想像した。その、あと数分が猛烈に待ち遠しかったことだろう。まるで、授業終了間際の学生みたいなもんだな。今は違うのかもしれないが、あんなことをやっていたんでは、業務の効率化など出来っこないだろうな、とも思う。じいさんは定年退職後の延長?の人なのか、臨時職員なのか、正規職員なのか、何だかわからんが、人件費が無駄だろうな。民間では、即クビ(というか、最初から雇わない)だろう。
私は田舎暮らしなので本省に行ったことはありませんし、地方の役所しか見てないから、比べようもないのですが、地方の中でもぼさーっとしながら仕事している所もありますし、テキパキやっている所もある。今まで手続きとか用事で役所に行った時には、必ず観察してました。先の~税事務所、図書館とか各種会館、保健所、税務署、職業安定所(現ハローワーク)、法務局、社会保険事務所等です。窓口などからざーっと見渡すと、どんな風に仕事をしている所か、概ね見当がつく。凄く忙しく働いている所は空気が違うし、人間の一動作の緩慢さが違うのですよ。同じ仕事をさせても、これじゃダメだろうな、という連中もたくさんいる。こうして無駄な人件費が発生するのだな、と国民は感じ取れるように思う。
ダレたお店とかに入った時にも分るでしょ?同じだよ。雰囲気でわかるよ。仮にすし屋に行った時に、「きびきび」してない職人の握りは食べたくないでしょう?ノロノロしてる職人はね、見てりゃわかるし、まずいから二度と行かない。そういうもんです。
是非とも約束を果たせるように、官僚諸氏は頑張って欲しいものです。
そうか、昔の社会党に何故公務員や教員などの支持母体があるのか、というのは、「横並び」「区別はいけない」「あんまり頑張るな」などの意識が強いので、「社会主義」が好きだったの?「資本主義」とは相容れない関係だから?なのかな。
労組とかはよく知らないし、興味もないけれど、もしも一緒に机並べて仕事していて、自分が一生懸命頑張って仕事しているのに、隣の奴が大して役にも立たずだらりと仕事をしていたら、腹が立つし、そんな奴と給料が同じなら、意欲が失せることも理解出来なくはない。
この前に、一律カットに見舞われた国家公務員の給与体系に多少の救済が・・・(官僚だけですがね)
今日の読売新聞朝刊には、本省勤務の手当て新設の方針と出ていました。
Yahoo!ニュース - 読売新聞 - 若手公務員の流出防げ…人事院、本省手当を新設方針
激務に悩まされていた官僚達は少し報われますね。素直によかったね、と思う。やっぱり、「意見は言ってみる」ものでしょ?でも、それには幾つか前提があることをお忘れなきようにお願いしますね。それは、正しく業務を行うこと、倫理を重んじること(当然遵法精神でお願いします、ってこんなこと言いたくはないけどね、国民全てに言えるし)、向上心とか改善意識を常に持つこと、自律できる高度な組織を目指すこと、真の組織力を高めること、などを達成するために、官僚諸氏の能力を発揮して頂き、その報酬として給与や手当てがあるのですから。
まずは上から下まで、そういう意識改革を徹底しなければ、良くならないですよ。おかしな公益法人とかの「不適切な関係」は、清算して、出直すしかない。国家公務員制度改革の本質は、官僚諸氏の意識改革であり、それに伴う組織改革・組織力アップでしょ?その結果、業務効率は高くなり、不適切なものや無駄がなくなれば、国民にその利益を還元できるのですから。そういう結果ならば、国民だって大歓迎ですよ。おかしなシステムでキックバックしたり、変な天下りして自分だけ稼いだり、そういう変なことや不正がなく、透明性を確保していれば問題ないのに、「隠そう」としたり「こっそり利益を抜く」ことをするからダメなんだよ。正しいことをやっているなら、誰から見られ批判されても、何も恥じることはないでしょ?そういう体制を作らなければなりませんね。
ところで、経済産業省の前係長は、インサイダー取引で捕まっちゃったね。
Yahoo!ニュース - 読売新聞 - 「バレないと思った」インサイダー取引の経産省前係長
情報の公表後に取引したとしても、十分儲けられたんじゃないかと思う。バカだなー。投資が好きな人も官僚の中にいるであろうが、こういう人が出てくると「株はダメだ」みたいに規制されるから、ちょっと可哀想だな。「悪い事」をしなけりゃ、問題にはならなくて済むのに、一部の悪い奴がいるとこういう破目になる。投資自体は正当な経済活動に過ぎないのだが、「自分だけ儲けよう」という悪い心があると、こうなるんだろうな。やっぱりね、考えが愚かなんだよ。勉強はこういうことを教えてくれない、ってことですね。いい学校に入ってみても、こんな程度の人間になってしまうという教育は、どうなんでしょうね。単に個人の資質の問題なのかもしれないが。
中央と地方の格差が出来る、という考えはあるかもしれないが、これが問題とは思わない。だって、業務内容が違う、権限の大きさも違う、それに、監督する上級庁の存在(単にある、なしです)は法的にも責任の有無に違いがあるでしょ?(正確ではないかもしれないが、おそらくそうだろう)
地方組織では決定する範囲が狭く、本省に規定されることが多いのではないかと思うし、多くの判断や決定権は本省にあるのではないでしょうか。ならば、それに見合う報酬であってもいいように感じるが。効率化と単なる人件費削減は直結しないだろう。むしろ、不適正配置とか業務見直しなどの方が必要だと思うが。
何年前か忘れたが、不動産取得税の還付に税事務所(地方組織?なのかな)に行ったことがある。丁度12時よりちょっと前頃だったと思う。目の前にデスクがざーっと並んでいて、一番端っこの受付側(ただのカウンターみたいな仕切りがあるだけですが)に60歳くらいのじいさんが座っていた。一番遠い方に、こちら向きに座っている課長?みたいな人がいた。
「すみません」と言って、じいさんに書類を出したら、「あっ、はいはい」とか言いながら書類を受け取ると、どこか離れたところから女性職員が飛んできて、私の説明を聞いて、「お待ち下さい」と言い残して書類を持ってどこかにいっちゃった。じいさんは書類を取り上げられたのか、初めからやる気がないのか、担当係が違うのか、よくわからなかったが、じいさんが凄く気になった。そこで、待っている間、ずっと観察することにした。
ここからがとても面白い。あのね、じいさんは机の上にある書類を右に動かし、それを今度は左へ動かし、時々「シー、シー」みたいな音を立てて息を吸い込みながら、壁にかかっている時計とにらめっこしてる。要するに「やるべきこと」が全くないのだ。湯のみに手を伸ばし、一口飲むと、また書類を左から右に動かして、時計を見る。「こいつは壁際族か?干されているのか?」などと想像しながら、観察を続けたが、仕事はない様子だった。当時、全面禁煙とかにはなっていなくて、壁には「禁煙協力時間11時~13時」のような張り紙がしてあり、このじいさんの手持ち無沙汰ぶりは哀れであり、こんな時に昔ならタバコをガンガン吸ったりして誤魔化せただろうに、とも思った。役所にも「窓際族」っているの?10分後位(それほどかかってなかったかも)に、先ほどの女性職員が戻ってきて、何某かの説明をしてくれ、私は「はい。わかりました」みたいな感じで、そこを後にすることになるのだが、女性職員が差し出した書類を受け取る時に、そのじいさんは「はい、いいですよ。他はありませんかー」と私に言い、まるで”合いの手”を入れたかのようだった。
何故?あなたは何もしていないでしょ?書類にも関係がなかったでしょ?そこにいるのは私だけで、他に誰も来てないでしょ?じいさんと女性職員と私しかいないでしょ?腹抱えて笑いそうになったが、堪えました。
哀れなり、じいさん。だが、これがお役所仕事なのかーと思いました。こいつらを養う為に税金取られるのか、と思うと何だか釈然としなかった。じいさんは、その後も時計とにらめっこを続け、ジャスト12時にはもの凄い勢いで飯を食うのだろうな、と想像した。その、あと数分が猛烈に待ち遠しかったことだろう。まるで、授業終了間際の学生みたいなもんだな。今は違うのかもしれないが、あんなことをやっていたんでは、業務の効率化など出来っこないだろうな、とも思う。じいさんは定年退職後の延長?の人なのか、臨時職員なのか、正規職員なのか、何だかわからんが、人件費が無駄だろうな。民間では、即クビ(というか、最初から雇わない)だろう。
私は田舎暮らしなので本省に行ったことはありませんし、地方の役所しか見てないから、比べようもないのですが、地方の中でもぼさーっとしながら仕事している所もありますし、テキパキやっている所もある。今まで手続きとか用事で役所に行った時には、必ず観察してました。先の~税事務所、図書館とか各種会館、保健所、税務署、職業安定所(現ハローワーク)、法務局、社会保険事務所等です。窓口などからざーっと見渡すと、どんな風に仕事をしている所か、概ね見当がつく。凄く忙しく働いている所は空気が違うし、人間の一動作の緩慢さが違うのですよ。同じ仕事をさせても、これじゃダメだろうな、という連中もたくさんいる。こうして無駄な人件費が発生するのだな、と国民は感じ取れるように思う。
ダレたお店とかに入った時にも分るでしょ?同じだよ。雰囲気でわかるよ。仮にすし屋に行った時に、「きびきび」してない職人の握りは食べたくないでしょう?ノロノロしてる職人はね、見てりゃわかるし、まずいから二度と行かない。そういうもんです。
是非とも約束を果たせるように、官僚諸氏は頑張って欲しいものです。