いい国作ろう!「怒りのぶろぐ」

オール人力狙撃システム試作機

ライブドア第二幕の続きなど…

2005年03月16日 16時48分43秒 | 社会全般
経団連は公明党神崎代表に幾つかの申し入れをしたようである。奥田会長は、「基礎年金部分の財源は、税方式にすべき」と発言している。
NIKKEI NET:政治ニュース

そりゃ、そうだろう。私も同意見ですね。現在の保険料徴収方式が非効率・不確実である以上、何か対策を考えなければない。民主党も同じように税方式を主張しているのだ。現状では、これが最もまともな考えであると思う。医療・介護保険についても、保険料方式よりも税方式で一本化した方が効率が良い。しかも、現在まで厚生年金に加入していないパートやフリーターについてもカバーされるからである。企業負担は増えるが、止むを得ないだろう。


小泉さんが「目的税化しない方がよい」という意見であったが、消費税率アップを国民がそれでも受け入れてくれるならば、一般財源化した方が自由度が高いし、道路財源のような問題が起こりにくいことは確かである。そういう説明で、賛成されるなら別にいいけど。目的税化にはこだわりないし。



もう一つ、事件が。遂にライブドアが過半数をとりました(議決権)。
Yahoo!ニュース - 共同通信 - ニッポン放送株50%超確保 ライブドア経営権取得へ

いよいよ、本土決戦に突入ですが、ニッポン放送側は「焦土作戦」で迎え撃つつもりのようです。ライブドア軍は、焼け野原を行軍することになります。侵攻作戦の時間がかかりすぎると、兵站(資金)が苦しくなるでしょうし…

ドーン・レイドで急襲を開始して、Blitzkrieg(ドイツが行った電撃作戦)で買い進み、遂に過半数を手に入れたと思ったら、「焦土」でした。って、そんな結末なら、余りに辛いな。後はトップ会談で決着をつけるとか、ニッポン放送は観念して、とりあえずライブドアにやらせてみて、市場の判断で決めてもらえば?例え支配しても、市場の答えが「NO」なら、支配し続けられないし、株価が下落して価値が無くなるだけだよ。そうしたら、手放す以外になくなるんだから、そこで「悠々と」買い戻してもいいじゃない。もし、逆に価値が上がり、市場が受け入れてくれるなら、フジ側にとっても十分プラスとして働くんじゃないのかな。


ほりえもんが最も恐れることは「株価下落」だと思うよ。自社株もそうだし、ニッポン放送でもそうだろうね。エポックメイキングによって「株価創造」を達成し、その見かけ上大きくなった価値で、それよりさらに大きな価値を得ようという投資スタイルなんだから、「株価命」だと思うんですがね。そう考えると、企業価値が落ちることを、ほりえもんが絶対に望むわけがないような気がするが。いきなり、とんでもないことはしないんじゃないのかな?

まあ、過半数を押さえられた防衛側の反応を見てみます。

追記:3/16 17:50
ニッポン放送の異議申し立ても却下されたようです。先日の地裁決定で、読売の記事では供託金5億円は「異例の少なさ」ということが出ていましたが、やはり予想通り却下でした。今後は高裁に移りますが、法的判断が大きく変わる気配はなさそうです。

とりあえず、ライブドアの経営権掌握はほぼ達成された模様ですね。




郵政民営化の考察8

2005年03月16日 11時59分41秒 | 社会全般
自民党側が最後の切り札!設置基準について、自民党の意見を飲まなければ「協議凍結」だ、と。これには与謝野さんも同意したようだ。反対派議員の勉強会は、さらに増えて74人になったとも。
MSN-Mainichi INTERACTIVE 政党

いよいよ、反対派は最後の抵抗を突きつけた。何だか、人質誘拐事件の交渉に似てきた。与謝野さんも園田さんも、そんなことを認めるのは、ちょっとどうかしている。そんなんじゃ、まるで「恫喝」だよ。そう言えば、数年前に『ネゴシエーター』という映画がありました。人質を取って立て籠もる犯人と交渉する専門家のお話ですね。『踊る~』の番外編で、ユースケ・サンタマリア主演の『ネゴシエーター 真下何とか』の映画が作られて公開予定だし、今年は「交渉人」が当たり年?全然関係ないけど。

ワタヌキ殿は、対案を出す兆しはないですね。約束破りの、口だけ男ですか?今はとりあえず「反小泉」の勢力拡大を狙っているようですが、政策検討であるはずなのに、協議の「テーブルに着かない」というのは如何なものか。いきなり「交渉決裂」宣言は反則でしょう。公社の損益発表を受けて、今後郵便局員の生活を守ってやろうと本気で考えているのかね。郵便事業を存続させることは不必要なことではないし、この事業が不採算で赤字となることも予想でき、ある意味止むを得ない面があるだろう。だが、それを考慮するからこそ、郵政が生き延びるための方策を考えねばならないだろう。それが理解できないのか?

もしも、現在ある全ての局の存続を法的に義務化してしまったら、一蓮托生で全滅しかねないぞ。その時に慌てて、尻尾を切るくらいでは済ませられないかもしれんのだぞ?郵便局自体は窓口NWとして殆ど残せるだろうし、利用数がとても少なければ配達と窓口の兼務によっても局を存続させることは可能だ。利用者にはちょっと不便だが、週3日とか隔日で営業していれば、それに合わせて利用するだろう。田舎の村立診療所とか移動図書館もそうだろう。病院すらないのに、郵便局がそれほど緊急性が高いわけないだろう。それに、ATMがあれば、絶対に窓口で手続きが必要なことは、それほど多くはないはず。むしろそういう過疎地とかよりも、地方都市や半端な規模の郵便局の存続が厳しいのかもしれない。市町村ごとの設置基準で、何がそれほど問題なのか知りたいな。過疎地だって、村とかなんだから、局は残るでしょ?それとも「切捨てだ」ということ?

郵便局が廃止になっても、その時に直ぐに局員は「首だ」とはならないでしょ?会社自体はあるのだから、他の部署に回ってくれ、って話になるでしょ。そういう時に、窓口NWから配達業務に変更とか出来るような仕組みがあればなおいいだろうし、いきなりの解雇や整理に直結しないでしょう。それに現段階で、公社が希望退職者を募っていて、1万人以上減るのだから、まず第一段階は過ぎているはずですね。そのあと、急激な解雇という事態は想定しにくいと思うが。要するに反対派は、いよいよ「反対すべき理由」が見つけにくくなっている、ということなのではないか。

自民党側も限界に近づいてきたのかもしれないが、それは政府側にとっても同様だ。これ以上の妥協は厳しい状況となっている。それに、防衛ラインを超えられてしまうと、ズルズルと後退しかねないという恐れもあるだろう。だから、政府側としても簡単に妥協はできない、という心理だろう。「協議凍結」という作戦は、言ってみればあの「北朝鮮」のやっていることと同じだ。「話し合いに応じない」「六カ国協議のテーブルに着かない」というのと、まるで一緒。反対派はそういう連中の集まりということだ。ネゴシエーションではなく、「ゴネドク」ってことだよ。卑怯者だな。

ネゴシエーター与謝野も、もっと厳しい姿勢で党内の意見を取りまとめて欲しい。交渉決裂で最も被害を受けるのは、他ならぬ自民党だ。そのことをもう一度考えるべきだな。「協議凍結」などという不毛な作戦は、断じて許すべきではない。交渉には、ルールがある。そのルールを作るのは、ネゴシエーターだ。何でも犯人側の言いなりでは、人質は解放されないぞ。

ワタヌキ殿を直接攻めるのは、まだ無理かもしれない。先日の小泉さんとのセッティングもスルーだったし。向こうにその気がなければ、現段階では難しいかもね。「北朝鮮と同じような協議凍結は、許されるものではない。そういう姿勢の方々とは、交渉すべきことはないので、政府案通りに法案作成作業を続けます」くらいは発表してもいいだろう、与謝野さん。ただ、反対派は何か一つ「政府に認めさせたい」という形作りも必要だろうから、適当な材料をこしらえて(仮に自民党側が絶対飲めないような案を一つ提示する。本当の作りたい部分を党側に言わせる。そして、それをあたかも党側に妥協したという形で政府が飲めばいいんじゃないですかね)、「解りました、応じましょう」という落としどころを探すしかないかもね。

いずれにしても、反対派は本当にバカだな。頭が悪いのか?狙いがショボい。ポスト小泉くらいにしか思ってないなら、もっと別な所で発言したり頑張れよ。社会保障とか色々頑張り所は沢山あるでしょうが。「これは、なかなか」という意見も見られない。何やってんだか。