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クリケットが好きな国々

2005年03月13日 16時05分05秒 | 外交問題
先日書いた印パ関係のさらなる進展が見られたようだ。何とパキスタンの大統領がインド訪問する予定、とのことで、大変よい兆候である。以下にその記事を。

パキスタン大統領 インド訪問




もともとクリケットが大人気の両国で、交流試合から外交関係の改善が図られたということのようです。昨年にインドチームがパキスタンにひと月ほど滞在し、今年はパキスタンチームがインドを訪れ、8日から試合を行っているようです。パキスタン選手は買い物や観光などを楽しみ、観衆の雰囲気も良好なものとなっていたようです。そのような背景があり、ムシャラフ大統領の「観戦したい」発言に繋がり、シン首相の「歓迎したい」となったのでしょう。ひとえに「クリケットが好き」というお陰かもしれません。


サッカーアジアカップの時の日中関係とは随分違いがあります。過去60年間に日中間では戦争は一度もなかった。インドとパキスタンは3度も戦争をした。しかし、クリケットの試合では、インドとパキスタンの両方の国旗を振って応援する観衆がたくさんいて、中国では日本の国旗を焼き捨てる人はいても応援する人はほとんどいなかった。民間人のレベルでの反日感情というのは、ちょっと理解し難いものがある。教育のせいなのか、日本人の中に石原都知事のような発言を繰り返す人がいるからなのか、よく分らない。

ただ、クリケットという共通のスポーツを愛することが外交に役立つというのは、紳士の国英国の精神が生きている(それはウソだろうと思うが)からなのか、血族が両国に存在しているからなのか、これもよく分りません。争うより、和平は好ましいし、戦争よりスポーツで戦う方がはるかに喜ばしいことは確かだ。


関係ないが、インド人にはすごく美しい女性がいたりする。人数が多いせいもあるだろうが、昔ミスユニバースの世界大会で優勝者がいたような気がするが、定かではありません。世界史で印欧語族とか習った時に、「へえー、同じグループなんだー」と意外に思い、顔とかは全然違うように感じたんですが、女性の美貌はやっぱりヨーロッパに近いのかもしれない、と思ったことがあります。


ところで、オーストラリアもクリケットが大人気ですね。英国貴族の伝統は、世界各国に影響しているのですね(本当かどうか知らないが)。
以前豪州に旅行で行った時、クリケットの試合が日本のプロ野球のようにテレビ放送されていて、それを見ていた現地の人が奇声を上げたり、拍手したりしていた。こんなに熱中するほど何がおもしろいのか、と思った。ルールは子供の時に図鑑に出ていた説明を読んで少し知っていたが、「途中でめしを食う」とか「何日間もかかる試合」とかが信じられなかった。テレビ放送されていた試合を見ていても、何だかよくわからないし、スロー再生でもボールが見えにくく、どこに飛んでいったのかもよくわからなかった。ちっとも興奮できないな、と思ったものです。そんな豪州も、今はイラクで自衛隊を守る任務についてくれています。


さぞかし大英帝国貴族の名誉は高まったことでしょう(笑、これは皮肉ではありませんよ)。