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「paperboy」と「待つ人」

2006年03月20日 21時51分47秒 | 俺のそれ
非常にタイムリーな記事でしたので、ピックアップ。
特に新聞少年のお話だったので(笑)。

ITmedia News:ひきこもりからIT社長に “paperboy”の軌跡 14


ほんのサワリだけ引用すると、このような感じ(是非記事を読んで頂いた方がいいと思います)。


27歳にして売上高8億円のIT企業の社長だが、高校時代はひきこもっていた。大学もあきらめ、サラリーマンになり、ネットで出会った妻と暮らした。つつましく生きていければ、それでいいと思っていた。


1人の人間の、生きてきた軌跡が、記事から窺えます。ニートな方々やひきこもりの方々も、これを読んで明日への糧にして下さればと思いますね。やっぱり、自力で切り拓くしかないんですって。結局はそこに辿り着くと思うけど。


ところで本題とは全く無関係ですけれども、岡田記者の記事は、時々いいのが出ることがありますね。



今日の読売朝刊にもいい記事があったんですよ。前にちょっと紹介した「教育ルネサンス」のコーナーですけれども、そこに出ていたんですよ。映画を見る人ならば大抵は知っている、「字幕 戸田奈津子」って出る、御本人の記事です!


実は今までどんな方なのか全く知りませんでした。今日の記事には写真が出ていて、初めて拝見いたしました。失礼を承知で書いてしまいますが、お歳を知ってビックリ!69歳ですけれど、上品な感じで大変美しい方です。結構衝撃を受けましたね。自分がこれまで映画館で見ていて、「戸田奈津子」さんというお名前は知っていたけれども、そういえば「どんな方なのだろう?」とか一度も考えたこともなかったんですから。でも、名前が出ている時は、「ああ、これも戸田さんね」って、全然知り合いでも何でもないし(当たり前だけど)、御本人のお顔も知らなかったのに、えらく昔から知っている人みたいに思っていた。何が「ああ、戸田さんね」じゃ、ボケ!ってな感じですね。スミマセン。でも、このような方が書いてらしたんだー、って感動しましたよ、本当に。


新聞記事によれば、あの「地獄の黙示録」が戸田さんの出世作だったんですって!へえ~、へえ~。。。
イロコイから投下されるナパーム弾がジャングルを焼き尽くすシーンが代表的ですが、主役の人がチャーリー・シーンのパパでなかったっけ?名前忘れた(「ダジャレ」じゃなくて)。昔、映画予告編の、そのシーンを観てえらく興奮したもんです(私が中学生頃です)。その後、テレビ放映されたのを見ました。印象的な映画ですよね。


ちょっと脱線しましたが、読売新聞の記事には、戸田さんのインタビューで次のような部分がありました。

『日本に10人、しかも男性しかいない、高い壁で囲まれた字幕翻訳の世界。でも、一度もあきらめようと思ったことはなかったですね。映画雑誌やアニメの翻訳などをやりながら、壁の外で20年待ちました。』


えー!?って思いますよね。全然知らなかった。でもね、自分が本当にやりたい、って思っていたとして、20年待てる?普通は難しいよね。意志を貫く、ってことはどういうことなのか、考えさせられました。諦めない、ってことは、貴重なんだなー、って。逆に、それだけ好きじゃないと無理だし、20年待てなかったら、チャンスも掴めなかったかもしれないし。凄いです。でも、誰もが20年待っていても、無理なものは無理なんですよね~。そこら辺で、どのように自分の中で折り合いをつけるか、結構難しいと思いました・・・。


通常は耐えられないような状況を耐え抜いた者たちだけに、チャンスも運も巡ってくるのかもしれないですね。なので、自分の信じる夢がある人は、(例えば)「ニート」で待機するんじゃなくて(笑)、少しでも近づけるような場所や環境に身を置いて、「何かをやりながら」機会を待つということが必要ですね。単に「夢を追いかける」だけじゃ、やっぱりダメなんではないでしょうか。


これからも、戸田奈津子さんの字幕で、映画を楽しませて頂きたいですね。
今度こそ、「ああ、これも戸田さんね」と思っていいかしら(笑)。