どこへ行った?とか言われていますよ>リフレ派の面々どの
池田先生の有り難いコメントを以下にご紹介致します。
池田信夫 blog ゾンビの経済学
(こちらのコメント欄から引用)
一時ウェブでは、「構造改革はDQNでリフレが正解」という類の議論が流行しました。今でもそれを口真似してコメントしてくる学生がいて閉口しますが、こういう連中はIS-LMまでしか勉強していないのでしょう。
ここ数年行われた「デフレ論争」は、短期と長期の問題のトレードオフという点で、70年代のスタグフレーション論争と似ています。90年代には、企業は貯蓄主体だったので、金融緩和の主な効果は、銀行がゾンビを延命するコストを下げることでした。これは短期的には企業の破綻による経済の収縮を防ぐことができますが、それによって延命されたゾンビは生産的な投資を行わないので、均衡実質利子率が負であるという根本問題は残ってしまいます。
経済が自律的に回復するには、IS曲線を右にシフトさせる必要がありますが、そのために何が必要なのかについては、IS-LM図式は何も語りません。そこでは投資水準を所与としているからです。リフレ派は、金融緩和で時間を稼いでいれば自律的に回復すると信じているようですが、その根拠はどこにもない。15年間にわたる長期の不況を、こうした短期の理論で考えることが誤っているのです。
かつてフリードマンは、短期的なケインズ政策は長期的には期待に織り込まれて意味がなくなり、インフレだけが残ると指摘しましたが、今回の日本の経験もそれに似た「時間非整合性」の問題です。フリードマンの論理を適用すれば、金融緩和が続くとゾンビは救済されることを織り込んで資本効率を上げないので、緩和をやめるとまた需要不足が起こる。それは長期的には、 TFPを低下させる効果しかないのです。
それにしても、かつて「まずデフレを止めなければ景気は回復しない」と叫び、それに賛同しない経済学者を「経済学を知らない」などと罵倒した連中は、どこへ行ったんですかね。まぁ彼らは学説史家とか評論家(翻訳家?)で、マクロ経済学の専門家ではないから、その話がナンセンスなのはしょうがないとしても、自分の無知を棚に上げて他人を罵倒する本を何冊も出したのは見苦しいですね。
ですってーー!!(爆)
うーむむ、ここで「学説史家とか評論家(翻訳家?)で、マクロ経済学の専門家ではない」と具体例を挙げられたのは、ひょっとして、ズバリ(まるお君風)田○秀臣先生&山形浩○氏ではないでしょうか?(下衆の勘繰りですので、違うかもしれません)
罵倒する本を何冊も出したのは見苦しい、ですと。
そうなんですか?何冊も?
いいな、いいな、印税いいな
既に決着がついたかのように思われていましたが、実は、まだ結論が出ていなかった、ということなのでしょうか?経済学というのは、どこまで行っても、同じ構造なんですね。構造改革が必要なのは、経済学そのもののような気がします(笑)。
実際、どうお考えなのでしょうか>多数の経済学者さま
追記:
反応、早!>T中先生
詳しくは、先生のブログへ直行せよ!
池田氏の言う長期の不況ってのは、しかし、??とは思う。少なくとも97年ショック以前と以後では状況が違うだろう(具体的には『デフレ』だ)。金融政策とか、最低限為替介入(結果的には外貨を大量に買うことと同じか)で95年近辺の円高を緩和しておけば状況は違ったかもしれない。97年の消費税率上げも、インパクトが大きかった。
以前記事に書いたが、ITバブル期に脱出チャンスはあった。あそこで間違えていなければ、最悪期を招くことはなかっただろう。だが、ゼロ金利解除を強行した日銀のせいで、脱出チャンスを失ったのである。ご存知の通り、株価は8千円割れまで落ち込み、あらゆる経済指標は最悪となってしまった。ITバブル潰し以降は、政府の政策的な下押し要因によって、「政策デフレ」的な側面が強まった(緊縮財政とか社会保障費削減とか)。あれだけ落ちれば、後は上がるしかないので、どんな状況下(デフレ)であっても、あれよりも悪くなるということは考え難いんじゃないか。もしも、あれより悪くなる一方であれば、日本経済は本当に破綻して恐慌と同じになっていたであろう。
大きな傷を負っても、ある程度は自力で(=手術しなくても)再生・回復は起こるようなもんだ。日銀は、再生組織は「酸素需要もエネルギー消費も多すぎる」とかトンデモないことを言って、「血液ジャブジャブは止めねばならない」という間違えた判断をして、血行を次々と遮断するようなもんだ。再生組織は血管もたくさん再生されるし、血液供給も多くなるに決まってるのにね。そうじゃなけりゃ、新生組織は再生されないよね。ガン組織ならば「血行を遮断」することもあるだろう。そうじゃないのに、血液を絞れ・血流を止めろ、というのは、間違ってるとしか思えんね。
池田先生の有り難いコメントを以下にご紹介致します。
池田信夫 blog ゾンビの経済学
(こちらのコメント欄から引用)
一時ウェブでは、「構造改革はDQNでリフレが正解」という類の議論が流行しました。今でもそれを口真似してコメントしてくる学生がいて閉口しますが、こういう連中はIS-LMまでしか勉強していないのでしょう。
ここ数年行われた「デフレ論争」は、短期と長期の問題のトレードオフという点で、70年代のスタグフレーション論争と似ています。90年代には、企業は貯蓄主体だったので、金融緩和の主な効果は、銀行がゾンビを延命するコストを下げることでした。これは短期的には企業の破綻による経済の収縮を防ぐことができますが、それによって延命されたゾンビは生産的な投資を行わないので、均衡実質利子率が負であるという根本問題は残ってしまいます。
経済が自律的に回復するには、IS曲線を右にシフトさせる必要がありますが、そのために何が必要なのかについては、IS-LM図式は何も語りません。そこでは投資水準を所与としているからです。リフレ派は、金融緩和で時間を稼いでいれば自律的に回復すると信じているようですが、その根拠はどこにもない。15年間にわたる長期の不況を、こうした短期の理論で考えることが誤っているのです。
かつてフリードマンは、短期的なケインズ政策は長期的には期待に織り込まれて意味がなくなり、インフレだけが残ると指摘しましたが、今回の日本の経験もそれに似た「時間非整合性」の問題です。フリードマンの論理を適用すれば、金融緩和が続くとゾンビは救済されることを織り込んで資本効率を上げないので、緩和をやめるとまた需要不足が起こる。それは長期的には、 TFPを低下させる効果しかないのです。
それにしても、かつて「まずデフレを止めなければ景気は回復しない」と叫び、それに賛同しない経済学者を「経済学を知らない」などと罵倒した連中は、どこへ行ったんですかね。まぁ彼らは学説史家とか評論家(翻訳家?)で、マクロ経済学の専門家ではないから、その話がナンセンスなのはしょうがないとしても、自分の無知を棚に上げて他人を罵倒する本を何冊も出したのは見苦しいですね。
ですってーー!!(爆)
うーむむ、ここで「学説史家とか評論家(翻訳家?)で、マクロ経済学の専門家ではない」と具体例を挙げられたのは、ひょっとして、ズバリ(まるお君風)田○秀臣先生&山形浩○氏ではないでしょうか?(下衆の勘繰りですので、違うかもしれません)
罵倒する本を何冊も出したのは見苦しい、ですと。
そうなんですか?何冊も?
いいな、いいな、印税いいな
既に決着がついたかのように思われていましたが、実は、まだ結論が出ていなかった、ということなのでしょうか?経済学というのは、どこまで行っても、同じ構造なんですね。構造改革が必要なのは、経済学そのもののような気がします(笑)。
実際、どうお考えなのでしょうか>多数の経済学者さま
追記:
反応、早!>T中先生
詳しくは、先生のブログへ直行せよ!
池田氏の言う長期の不況ってのは、しかし、??とは思う。少なくとも97年ショック以前と以後では状況が違うだろう(具体的には『デフレ』だ)。金融政策とか、最低限為替介入(結果的には外貨を大量に買うことと同じか)で95年近辺の円高を緩和しておけば状況は違ったかもしれない。97年の消費税率上げも、インパクトが大きかった。
以前記事に書いたが、ITバブル期に脱出チャンスはあった。あそこで間違えていなければ、最悪期を招くことはなかっただろう。だが、ゼロ金利解除を強行した日銀のせいで、脱出チャンスを失ったのである。ご存知の通り、株価は8千円割れまで落ち込み、あらゆる経済指標は最悪となってしまった。ITバブル潰し以降は、政府の政策的な下押し要因によって、「政策デフレ」的な側面が強まった(緊縮財政とか社会保障費削減とか)。あれだけ落ちれば、後は上がるしかないので、どんな状況下(デフレ)であっても、あれよりも悪くなるということは考え難いんじゃないか。もしも、あれより悪くなる一方であれば、日本経済は本当に破綻して恐慌と同じになっていたであろう。
大きな傷を負っても、ある程度は自力で(=手術しなくても)再生・回復は起こるようなもんだ。日銀は、再生組織は「酸素需要もエネルギー消費も多すぎる」とかトンデモないことを言って、「血液ジャブジャブは止めねばならない」という間違えた判断をして、血行を次々と遮断するようなもんだ。再生組織は血管もたくさん再生されるし、血液供給も多くなるに決まってるのにね。そうじゃなけりゃ、新生組織は再生されないよね。ガン組織ならば「血行を遮断」することもあるだろう。そうじゃないのに、血液を絞れ・血流を止めろ、というのは、間違ってるとしか思えんね。