この前、finalventさんが野口英世のことを書いていたので思い出した。昔話なので、つまらないと思いますが、ご容赦下さい。
今でも残してある本がある。今までの引越しとか何とかの際にも、どういうワケか捨てることのなかった本だ。思い出深いからなのか、元々貧乏性だからなのか、自分でもよく分らない。
他愛のない本なので、ガッカリしないでね。
えーその本というのは、小学館の『少年少女 世界の名作 日本編―5 山椒大夫/野口英世ほか』という全55巻シリーズの49巻目である。小学生(2~3年?)の頃、母親が買ってきてくれた初めての本でした。以前にもちょっと書いたが、ウチの両親は高学歴なんてものとは縁が無く、母は中卒であった。家に本なんて、殆どなかった。その母が始めて購入してくれた本だった。何故この49巻目を選んだのか、よく分らない。まあ、何か思う所があったのであろうか。
この本には、箱型のケースと、表も裏も絵で埋められているカバーがついている。まるで、最近の女性雑誌にありがちな、表紙のようである(女性セブンみたいなヤツ)。殆ど絵だ。箱型ケースも勿論、表裏ともに絵が描かれている。ケースには、定価630円と小さく書いてあり、そのすぐ上に特価580円と書かれている。これって、二重価格表示?なんではないですか>公取委(笑)。昔はこういうのでも良かった時代だったのであろう。大きさはA4サイズくらいで、357ページの大著(笑)である。重さは約1キロくらいかな。昭和48年9月25日初版第一刷発行となっている。
収蔵作品は、次のものだ。
・山椒大夫/森鴎外
・一房のぶどう/有島武郎
・南極探検/白瀬 矗
・杜子春、くもの糸、トロッコ、鼻、みかん/芥川龍之介
・野口英世/氷川ろう(王ヘンに龍)
・海底大陸/海野十三
監修は、岡田要(前国立科学博物館館長)、川端康成、浜田廣介(日本児童文芸家協会会長)の3氏。
編集委員は大勢いる。
石川湧(仏文学者)、今泉吉典(国立科学博物館動物研究部長)、植田敏郎(独文学者)、大久保康雄(英文学者)、串田孫一(評論家)、阪本一郎(日本読書学会会長)、品川孝子(児童心理学者)、土家由岐雄(児童文学者)、滑川道夫(児童教育評論家)、福井研介(ソビエト文学者)、村山定男(国立科学博物館理工学研究部長)、彌吉光長(日本図書館協会常務理事)という方々。参考までに、私は誰一人知りません。失礼。
この本の特徴は、とても挿絵が多い、ということかな。あと、難しい部分は小学生向けにやさしくしてある。
何人かの人が作品ごとに書いている挿絵の雰囲気が好きで、何回も読んだ。他に大して娯楽もなかったということもあっただろうけど。大人になった後の自分の中にあるイメージというか考え方というのは、こういう昔の記憶に影響を受けているかもしれない。一応、ウチの子にも貸してあげることができたので、捨てなかったのは正解であった(笑)。とてもお得な本だ。
今でも残してある本がある。今までの引越しとか何とかの際にも、どういうワケか捨てることのなかった本だ。思い出深いからなのか、元々貧乏性だからなのか、自分でもよく分らない。
他愛のない本なので、ガッカリしないでね。
えーその本というのは、小学館の『少年少女 世界の名作 日本編―5 山椒大夫/野口英世ほか』という全55巻シリーズの49巻目である。小学生(2~3年?)の頃、母親が買ってきてくれた初めての本でした。以前にもちょっと書いたが、ウチの両親は高学歴なんてものとは縁が無く、母は中卒であった。家に本なんて、殆どなかった。その母が始めて購入してくれた本だった。何故この49巻目を選んだのか、よく分らない。まあ、何か思う所があったのであろうか。
この本には、箱型のケースと、表も裏も絵で埋められているカバーがついている。まるで、最近の女性雑誌にありがちな、表紙のようである(女性セブンみたいなヤツ)。殆ど絵だ。箱型ケースも勿論、表裏ともに絵が描かれている。ケースには、定価630円と小さく書いてあり、そのすぐ上に特価580円と書かれている。これって、二重価格表示?なんではないですか>公取委(笑)。昔はこういうのでも良かった時代だったのであろう。大きさはA4サイズくらいで、357ページの大著(笑)である。重さは約1キロくらいかな。昭和48年9月25日初版第一刷発行となっている。
収蔵作品は、次のものだ。
・山椒大夫/森鴎外
・一房のぶどう/有島武郎
・南極探検/白瀬 矗
・杜子春、くもの糸、トロッコ、鼻、みかん/芥川龍之介
・野口英世/氷川ろう(王ヘンに龍)
・海底大陸/海野十三
監修は、岡田要(前国立科学博物館館長)、川端康成、浜田廣介(日本児童文芸家協会会長)の3氏。
編集委員は大勢いる。
石川湧(仏文学者)、今泉吉典(国立科学博物館動物研究部長)、植田敏郎(独文学者)、大久保康雄(英文学者)、串田孫一(評論家)、阪本一郎(日本読書学会会長)、品川孝子(児童心理学者)、土家由岐雄(児童文学者)、滑川道夫(児童教育評論家)、福井研介(ソビエト文学者)、村山定男(国立科学博物館理工学研究部長)、彌吉光長(日本図書館協会常務理事)という方々。参考までに、私は誰一人知りません。失礼。
この本の特徴は、とても挿絵が多い、ということかな。あと、難しい部分は小学生向けにやさしくしてある。
何人かの人が作品ごとに書いている挿絵の雰囲気が好きで、何回も読んだ。他に大して娯楽もなかったということもあっただろうけど。大人になった後の自分の中にあるイメージというか考え方というのは、こういう昔の記憶に影響を受けているかもしれない。一応、ウチの子にも貸してあげることができたので、捨てなかったのは正解であった(笑)。とてもお得な本だ。