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多重債務者は減少したか~2

2009年01月29日 22時38分49秒 | 社会全般
以前の続きね。
多重債務者は減少したか

あと、参考記事はこちら
池田信夫の解説なんていらない(爆)


で、未だにニセ言説をばら撒くしか能のない最低の人間もいる。
自己破産が増えたって?
誰がそんなことを言ったの?
口から出まかせだろ、それは。出鱈目言うんじゃないよ。


まず数字を見てみますか。

改正貸金業法・多重債務者…:金融庁

例の全情連のデータね。

       19年2月  20年12月
4件     116万人  98.6万人
5件以上  176万人  81.0万人

上限規制で、「900万人が締め出される」と豪語してた人はどこの誰?
どこにもそんな証拠はないね。貸出残高から8兆円が消えると言ってた人もいたけど、どうなったの?

5件以上の借入者は95万人減少しました。4件の人では17.4万人減少です。まあ、減った、ということですわな。
で、延滞者が220.7万人と175万人から45.7万人増加しているという問題もある。これは貸し込みをする零細業者が退場した為に、「追い貸し」する業者が以前よりも大幅に減った為だろうと思われる。つまり以前に比べると、早々にデフォルト、という方向になってゆくだろう。そうなると、借入残高が膨張する前に停止するので、多重債務に陥ること自体が減る、という可能性があるでしょうね。貸し手責任となってきている、ということでもある。

延滞者には新たな貸出は止まる(ヤミ金はあるかもしれないが)ので、キリギリスタイプの借り手に追加融資されにくくなるだろう。

自己破産者(司法統計上の申請者数)は上限金利が問題になった06年から08年まで、毎月連続して減少を続けてきた。
08年1月~11月までは、世界同時不況の危機に見舞われたにも関わらず、前年比で大幅に減少した。
速報値では11月までに117761人だ。06年の16万人超、07年の148303人と比べても、08年は多分減るだろう(12月に急激に増加する可能性はないわけではないが)。08年の倒産件数はここ数年fで最高だったし、失業問題が年後半に出てきたけれども、「個人の自己破産件数」は増えてはいない、ということだ。


バカな連中は「貸さないとヤミ金に行く、だから貸せ」と言ってたな、そういえば(爆)。
だったら、常に貸すことになるじゃないの。バカじゃないか?

世の中には、学者面だけは一丁前で、ニセ言説を平気でばら撒く連中が多すぎだな。経済学だか、経済学モドキの世界の人たちって、こういうのが恥ずかしくないのか?
どうして、ここまで「専門家面」した連中が、出鱈目を言い続けられるのか、その気が知れないね。


大学の先生とかいう肩書きで、経済学でメシを食ってます、って言っていても、ド素人以下のことしか考えられないのであれば、恥ではないのか?阪大とか早大とかの、有名大学の先生方であってでさえ、何かを掴めたんですかね?
こんなのが学問なのか?
学問ならば、もっときちんと答えを探し求めるのではないのか?


オレはたった独りで戦ったんですわ。
経済学を騙る連中が大勢いるが、そいつらの言い分を粉砕したところで、彼らが困るわけじゃない。ウソを言い続けた人間には大した労力がかかってないし、都合が悪くなると触れなくなればいいだけだし(笑)。自分から、間違っていました、なんて宣言するような人間はいないわけだしね。

結局は、クソみたいな主張をしていた連中が評価される、というのが、この世の常なのだろう。

だからオレは、日本の経済学者とか、経済ナントカだの、エコノミストだの、そういう肩書きの連中が何を言ってようと、簡単には信用できない。とことん、よく判ったのだよ。


ニセ言説でもっともらしく人々を騙し、どれほど巧妙にウソをつくのか、彼らから学んだのだ。



「利上げ」原理主義の人々(笑)

2009年01月29日 20時18分58秒 | 経済関連
後退期突入は07年11月からだったそうで。

NIKKEI NET(日経ネット):経済ニュース -マクロ経済の動向から金融政策、業界の動きまでカバー

(以下に引用)

内閣府は29日午後、大学教授ら7人で構成する「景気動向指数研究会」(座長・吉川洋東大教授)を開き、2002年2月から続いた景気回復局面の「山」が07年10月だったと判定した。翌11月から景気後退局面に入ったとしている。景気回復期間は69カ月で、1965年11月から57カ月の「いざなぎ景気」を抜き、過去最長となった。
同研究会は、鉱工業生産指数など11の指標ごとに「山」「谷」を割り出し、その状況を指数化した長期移動平均値「ヒストリカルDI」によって全体の転換点を決めている。

=====

へえ~、07年10月が頂点で、翌11月からは後退局面入りですか。

因みに、後退局面入り後に「利上げ」を支持していた連中というのは、ホンマもんの○○ですか?

08年3月に書いた記事(日銀総裁人事案についての提案・補足)に取り上げたロイター記事ですけど、これによれば市場関係者53人にアンケートをしたら、うち36人が「利上げ」って、論外な人たちばかりじゃございませんか(笑)。


まあ、日銀がどう動くか、というのを予想することが必要なのであって、関係者たちが「どうすべきか」ということを考えているかどうかは問われていないのかもしれんがね。けど、コンセンサスとしては、レベルが低すぎなんじゃないの、とは思うね。これが専門家たちの大勢の意見だそうで。本当に大笑いです。


景気が悪いのに「利上げ」を正当化しようという連中が多すぎるんですわ。
要するに、日銀との馴れ合い一派、というようなことなんじゃないの?
だから、日銀も財務省も「市場に鍛えられる」ということがないので、いつまでたっても低レベルなのでは?


こんな専門家たちって、おかしくないか?


素人以下なの?


もう、うんざり。



まんまと利用される池尾和人慶大教授

2009年01月29日 16時55分46秒 | おかしいぞ
世の中には、自分の売名の為ならばどんなことでも利用しようとする人間がいる。愚劣な輩ではあるが、うっかりこういう手合いに引っ掛かってしまう人たちもいるだろう。

池尾和人教授は例の上限金利規制の時に、金融庁の懇談会のメンバーだった。
「貸金業制度等に関する懇談…:金融庁

これに対して、かなりボロカスに言っていた男がいたわけだが、特に慶大経済学部の『無内容なプロジェクトにCOEで2億円も研究費がついて』と批判をしていたにも関わらず共著を出すというのだから、かなりの物好きであろう。

はてなブックマーク - 霞ヶ関の食物連鎖 - 池田信夫 blog


恐らく池尾和人教授は自分が吉野教授と共に「経済学を知らない懇談会」ということで批判されていたことを知らないか、知っていても何故か売名男と一緒になって本を売りたい、ということなのかもしれない。脳天気と言いますか、私には到底理解できませんね。こうした人々というのは、結局のところ、同類というものなのかもしれません。


以前の大竹―池尾論争が思い出されますが、池尾教授がこれほど~~な先生だったとは露知らず(笑)。
「大竹先生の異論」に異論あり

日銀の審議委員にならなくて正解だったでしょうね。




参考までに、間違った主張をしつこく続ける売名男というのはいるみたいですから、そういう輩の相手は止めた方が得策でしょう。老婆心ながら、上杉氏にご忠告申し上げたいですよ(笑)。タイトルしか見てないから、よく知らんけど。
売名男にとっては、相手が誰だっていいわけです。自分の為の宣伝工作がやれればいいだけなので。端的に言ってしまえば、釣堀経営と本が売れればいいだけ、ということです。



因みに、池田信夫の言い分というのは、根本的に読む価値なし、というのが私の得られた結論ですな。なので、はてブの見出しでしか見かけないから、よく知らん。


ま、世の中というのは、得てしてこんなもんで、売名も一つの能力ということで、そういうのを有り難がる人々が生み出されてしまうのは防げない、ということだろうと思います。他にも似たような連中はいるしね(笑)。