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為替介入のこと

2009年03月13日 20時54分41秒 | 経済関連
介入すると、こういうことが言われるようになるね、という見本ではないかな、と。

スイスの自国通貨売り介入に賛否、「通貨戦争ぼっ発」の悲観論も Reuters


経団連の御手洗さんとか、本当に「よく考えてから言ってね」ということはあるね。
だから言ったでしょ。スイスでさえ、こんなに言われてしまうわけですよ。次は日本か中国か、とか言われたりしてるし。

日本みたいに「図体がデカイ」(=経済規模が大きい、介入資金規模も大きい)国が介入したりしてごらんなさいな。昨年秋以降の「風当たりのキツさ」は、尋常ではなくなってきていますよ。日本は国内的にどうにかする(金融緩和)ことを考えるべき。

つーか、日銀が最優先しているのは、「日本の通貨」という虚像だ。
日銀券は「日本銀行の信用」があるから通用しているわけではない。それは「思い上がり」だ。「通貨の番人」とかいうヘンな自負も、真っ赤なニセモノ。彼らは「特定勢力」の為に、金融政策を私物化しているのと何ら変わりない。
特定勢力とは誰のことか?
「金融資産を持つ者たち」とか、「特定大企業」とか、「高齢者たち」とか、そういう勢力の為に政策を利用しているに過ぎない。彼らが意識するしないは別としても、特定層に利する政策を実行しているのだ、ということ。


違うというのなら、何故「日本の財政赤字が積みあがってしまったのか」ということを考えてみたらよい。
そもそも日銀総裁には、大蔵官僚が就任という慣行が長年あったんですよね?

要は、そういう運営担当の連中が無能で、「ノーパンしゃぶしゃぶ脳」(←海外の方々には何のことか判らないかもしれません、笑)程度しか持ち合わせていなかったわけでしょう?それを、なに偉そうなことを言ってるんだ。
大体、日銀総裁自らが「一般企業」の株保有で運用だの、逮捕者まで出たプライベートファンドだかアドバイザリーボードメンバーだのやっていたわけで、そういう一派と繋がりがある(あの時もオリックスさんだったわな、笑)ということ自体が、疑念をもたれるには十分過ぎるでしょう。番人なんかじゃない、金融政策を私物化してきた、腐れ官僚やエリート気取りの巣窟というだけでしょ。


いいか、日銀の経済運営がうまくいっていれば、デフレから早々に脱出していたはずだろ。
そうであれば、金利が上昇してしまうので、国債発行には「歯止めがかかり」、赤字国債発行に強い負のフィードバックが働くわけだよ。それに、財政出動の回数も規模も減らせるわけだから、国債発行の必要性がなかった、ということだな。日銀の連中には、簡単な算数すら理解できないらしい。景気が良くなって民間投資が増えると、誰も「儲からない官業」に率先して投資したい、なんて願わないんだっての。アホか?

銀行が倒産したのは、デフレのせいで実質金利が大幅に上昇した結果、
→企業負債の返済負担が重くなった→不良債権や倒産増加→銀行の資金繰りが悪化し貸出余力が枯渇→企業の資金繰り悪化→そのせいで企業倒産増加→もっと銀行の資金繰り悪化し…以下無限ループ

だったのだろ。
日銀や大蔵のクソのせいで、日本経済は多大なコスト負担をさせられたのだろ。銀行救済の国民負担にしたって、もっと日銀が賢ければ「ずっと少ない金額で済んだ」はずなのだぞ?
日銀はこれらの過去のデフレ過程で、「コストを負担」することを一切しなかったのだろ。全て、「国民負担」だったのだよ。国民負担とは何か、判りますか?
税金だろ。
全部、税金なんだよ。
税金ってのは、何か判るか?

言い換えれば、国債だ。キャッシュも国債も同等物だから。違うのは、「いつの時点で清算するのか」というのが違うだけ。日銀のクソや、大蔵のバカどものせいで、全部「国民負担」に回されたんじゃないか。コストは、これまで国民がかぶってきただろ。これからもそうだろ。だが、日銀の愚か者どもには、コストの負担をどう分けるか、ということを、私物化した政策で「意図的に変更」したんじゃないか。

それは、インフレになると均等に「広く薄く負担」なのに、デフレで「金持ちはプラスに、資産なき者たちには大幅マイナスに」という、選択を行った結果だろが。上に書いた、「特定層」の方々だけを守り、その他の「借金持ち(住宅ローンとかを持つサラリーマンとか)」や金融資産なき者たちに、圧倒的に多くの負担をさせたのだ。

かつて自殺者が急増した時期というのは、そうした特定層以外の、最も過重負担を負わされた人々が多かったんだよ。デフレという選択によって、特定層だけがガードされたんだろ。そういう責任を負うことのなかった日銀なのに、でかい口を叩くんじゃない。やるべきことをやり、そういうのが出来てから言えってんだ。
これまで一度だって、弁償したことなんかないだろ?

日銀や旧大蔵の連中が何をやった?
詫びたか?
何か賠償したのか?

ふざけるんじゃないぞ。

95年以降、もしも名目成長率が2%(実質成長率はマイナス成長だって有り得る、物価上昇が異なるというだけ)という金融政策がうまくできていたなら、08年までに名目GDPはどのくらいだ?95年に510兆円だとすると、96年には520.2兆円、97年には530兆円くらいだから、実際の数字とほぼ変わらないぞ。これがこの後にも続いていくわけだ。そうすると、いくらか?

約660兆円だぞ!
この数字の意味が判っているのか?

単年で100兆円以上も「大損」させられているのは、誰のせいですか?
誰が損を受けたんですか?

お前ら、過去の10数年で、一体国民にいくらの損をさせた?
弁償しなさい、という意味がまるで判ってないようだな。
高々20兆円なんて、ハナクソにしかならんぞ?


日銀と大蔵のバカどものせいで、日本国民は数百兆円~1000兆円規模の損をさせられたってのに、何で20兆円や30兆円ごときで、こんなに文句を言われねばならんの?ふざけるのもいい加減にしろよ。単年度でも100兆円以上の損をさせられたんだ、金利収入低下なんて比べものにならないくらいの巨額損失なんだ、とかつて言った(日銀「2・23事件」(追記後))ことの意味が判ってないな。

返してくれ。
日本国民に。
日銀のクソどもがしくじったせいで、借金(財政赤字)だけが積みあがり、逆に経済規模は毎年数十兆円~100兆円規模で失ったのだから。他にこんな国はない。全世界のどこにも、ない。全てお前らがマヌケで無能だからだ。だから、今すぐ、返せ。元々国民の金であるはずなのに、どうしてこんなクソどもが「まかりならん」とかデカイ口を叩けるわけ?しかもたったの20兆や30兆円ごときで。

GDPで1000兆円も失わされて、逆に借金を500兆円ばかりサクッと増やされました、って、これは明らかに失敗だろ。それを返せって言ってるのが判らんの?別に、アメリカみたいに4%とか5%もの名目成長率を達成してくれ、なんて無理難題を言ってるわけじゃないんだわ。平均で「たったの2%」だ。特別に難しいことじゃない。
サブプライムショックに見舞われた08年の米国の名目成長率だって、プラスどころか2%くらい行くかもしれんぞ?

それを、日本だけは「大幅マイナス」が十数年も連続しました、って、キ○○イだろ。

今すぐ、弁償しろ。
賠償責任は、日銀と財務省にあるんだよ。




自動車の貸倒は大したことがない

2009年03月13日 19時00分18秒 | 経済関連
金融債権の貸倒懸念、というやつね。

国内自動車メーカー各社、米国で貸し倒れ増に直面 Reuters


この記事によれば、トヨタで1%台半ば、ホンダは0.66%とかなり「堅実路線」、で、一番「欧米ちっく」な日産はやっぱり高くて1.87%ということらしい。引当額となると、トヨタで僅か1千億円弱、ホンダが165億円ですから、ダメージは大したことない。何故か日産の引当額が出てないのが不思議なんだけどw。

ホンダの額から予想できますし(ざっと3倍くらいでしょうから、500億円弱くらい)、債権額2.7兆円の約1.9%程度から推測しても、やはり500億円程度くらいかな、と。さてさて、決算期には日産の引当額がどの程度行くのか、気になるところです。

前に、この記事中でトヨタの赤字額の中身をちょっと想像してみたのだけれども、思いのほか影響が小さなかったな、と思いますね。

やはり、「売れない」というのが一番だったのではないかな、と。



ところで関係ないですが、昨日原油の在庫云々を記事に書いたら、早速「4日ぶりの急反発」って、ちょっと笑えた。偶然なんだろうけれども。ま、ウチはオメガ級の「嫌われブログ」ですので、世間様とは一切関係ないんですがね(笑)。