いい国作ろう!「怒りのぶろぐ」

オール人力狙撃システム試作機

女子フィギュアスケートは見る価値を失わせる

2009年03月29日 23時56分58秒 | いいことないかな
なんつーか、ガックリ、という感想。

勿論、真央ちゃんを応援していたのは言うまでもないが、結果は別にして、競技としての将来性を失った感じ。

はっきり言うと、例によって白人至上主義者の跋扈するスケート界の陰謀でもあったのかと思ったよ。キムヨナの演技は素晴らしい出来で、素人目でも全てにおいて「切れがある」という印象だった。だが、スケート界では東洋人に表彰台を独占させてはならない、という勢力があるのかもしれない。それくらい、不可解なルール変更であったことは確かだ。白人選手が勝てないので、都合よくルールを変えた、ということに他ならないだろう。


何といったか忘れたが、「カルーセル○○」っぽい選手がいたのだが、彼女の演技はとりわけ素晴らしいものでもなく、ノーミスで滑ったわけでもなかった。質の高くないジャンプで再三ミスを連発し、鈍重な滑りにも関わらず、何故か高得点をマークした。観客の反応やノリもイマイチで、あんなに高評価が出されることの意味が、あの会場の観客の誰一人として理解できなかったであろう。それくらい、疑問の多いジャッジだった。


オリンピックの体操競技なんかでもそうなのだが、難度の違いによって得点が異なるわけだ。はっきり言えば、今の評価システムとは、B難度やC難度の技に無難にトライして、そうすると「はいよくできました」ってプラス点が増えるという、誠に無駄なシステムなわけだ。そうすると、誰もE難度の技に挑戦しよう、なんてことはなくなる。全体の構成にしても、容易な内容のものを並べておいて、お遊戯よろしくこなすことができれば、それでプラス評価が出るのだから。より難しい演技や技には、価値が見出されなくなるだけだ。

高度な技にチャレンジした者が評価が低くなり、一方では無難な技を用いた者が高く評価される、という、恐るべき退化システムなのだから。今後に待っているのは、進化に挑まなくなる競技だけだ。だから、見る価値を失うだろう、と言っているのである。

更に謎な部分が多くなっていて、技術点ではない方の構成点が、他の大会と比較してみても大幅に異なっている、というものである。場所が変われば「構成点」の中身が大きく変わるというのだろうか?(笑)

要するに、単なるインプレッションとか、あるいは「裁量」「恣意」などといった不透明部分が多くなっているだけで、まあ、やりようによっては何とでもなるわな、という話である。


ま、そういう色々ある世界なんだろうから、スケートを見ないようにするしかないんだろうな、と思った次第。幻滅するだけ。


また例によって例のごとく、いつも毎度おなじみの、「ルールを変えよう」か?

どの分野でも同じだな。
卑怯者の考えることは、常に一緒ということ。

 勝てないのはルールが悪いからだ、ルールを変えよう。

 

W杯最終予選~バーレーン戦

2009年03月29日 19時16分36秒 | いいことないかな
地味な試合(笑)だったけど、ホームで1勝できて、まずはホッと一息。

ここまで、概ね予定通りの3勝2分。
前回のオーストラリアがアウェーで無理をせずに、きっちり「負けない」試合運びをしてきたので、日本のホームゲームで勝ち点1を拾えたのが大きかった。あれで負けていれば、心理的にちょっとイヤな感じになるからね。

ただ、引き分け予想が、オーストラリアと多分バーレーンになるのではないかな、というのが予選前の予想だった。

これは「ゴッドハンド」だよ!!


オーストラリアとは最終試合になるし、相手のホームゲームでなおかつ所謂「消化試合」となる可能性が高いのでは、と思い、まあ1敗かもね、とは思った。日本のホームでも、勝ち点3というのはちょっと厳しいんじゃないかな、と。これは、まあ想像した通りだったよ。

で、多分、最大のライバルになるであろうバーレーン戦は、1勝1分と予想していたんですが、2勝してくれたので、これが大きかったですね。3次予選の時には、バーレーンに1敗したし、日本が勝利したホームゲームでも、センタリング気味のボールが単なるラッキーで、ゴールにぼよよ~んって、入っちゃっただけだったから。
ほぼ引き分けゲームだったわけですよ。

なので、1つ勝てばまだ良い方かな、と思っていたんですが、最終予選の出だしで、アウェーで相手が最大のライバルと目されていたバーレーンだったにも関わらず、3点を挙げる大活躍で、終盤緩んだ所を2失点となったものの、勝ち点3を敵地ド真ん中で獲得したのが大きかったんですよね。昨日の試合も、俊輔のラッキーゴールではあったものの、勝ち点を3つ伸ばしたというのが何よりも重要だった。

そういうわけで、ウズベキスタンにホームで引き分けるとは思ってなかったけど(敵地で引き分け、というのが普通かな、と)、ここまでの所は大体想像してた通りでした。組分けとしては、2強3弱というような感じになっているので、助かりましたわ。これまでの下位3チームが大体拮抗していて、星の潰し合いになっており、だからこそ「引き分け2試合」の勝ち点が効いてくる、ということもありますけどね。

4勝しておくことがまず必要、という星勘定からすると、次で決められればいいよね、とは思いますね。日本が負け試合をしていない、というのが大事。これはオーストラリアもそうなんだけど(3次予選では2敗してたよ)。因みに、オーストラリアはこれまで失点ゼロで来てるから、これはこれで凄いよ。


俊輔、4連続W杯へ王手弾/W杯予選(日刊スポーツ) - Yahooニュース

昨日の試合を振り返ると、バーレーンは後がない、ということで、何が何でも勝たねばならん、という気迫で挑んできたのが、まず大きかった。手負いの獣じゃないけど、必死な相手の場合には何が起こるか判らないから。しかも、バーレーンからすると、日本にはここ数試合で「幾度も勝利している相手」だったから、そりゃ、絶対勝ってやる、と思って、やってくるのは当然であった。


日本としては、決して「負けてはいけない」という試合で、そのことがチーム全体に理解されていたと思う。勿論、勝ち点3を取るのは重要なんだけれども、その前に負けない試合、というのをしっかりやるんだ、ということが必要だった。

そういう点で言えば、以前に比べると守備の安定度は良くなっていた。
エリア付近に相手が接近してきても、慌てるシーンというのが殆どなく、着実に撥ね返していた。また、慌てないことによって、エリア内で相手にボールを持たれていても、シュート態勢を作らせない・コースを消すというのがほぼできていたと思う。ああいう場面で余計なPKやキックを与えなかったというのも、守備のバランスがまずまず良かったんじゃないかな、と思ったわけだ。

攻撃面に関しては、これも毎回同じように言われるのだが、中々得点できない、ということがある。「決められない」シンドローム、ってヤツだ(笑)。だが、個々の選手の能力を活かして、動きやドリブルに工夫が見られるようになったことは、良くなった部分だと思う。ボールを持ってない時の動きや、小さく空いた味方のいないスペースへのボール出し、なんかは、向上の後が見られる。

サイドからの攻撃には、もう一段の工夫があれば、決定チャンスは増えるのではなかろうか、と思う。センタリングが一本調子のハイボールとかだと、物足りない、ということかな。バスケで言うところのバウンドパスみたいな、地面にわざと当てるボールや、低い弾道のボール、シュート気味の早いボール、といった、調子の変化を試すといいかも、と。スピードの緩急、高さの変化、そういうのをいくつか試すといいのではないかな、と。

全体的には、いいところまでは行っているので、後は「決める」というツキの問題かも(笑)。


前半終わって無得点だったが、日本側にはジリジリした焦りのようなものはそんなに感じなくて、むしろ、勝つしかないバーレーン選手の方に次第に焦りが芽生えていったのだろうと思う。向こうは、「引き分けではダメ」だからだ。なので、選手が冷静さを欠いてゆくのが、画面から伝わってきた。そうして、ラフプレーを連発。しかし、日本の選手はよく試合を理解しており、終始冷静さを失うことなく無失点で守り切った。狙っているのは当然なのだけれど、絶対勝つしかない、と追い詰められたバーレーンを相手にして、きっちり守備をやり失点を封じる、というのは大変なことだと思うよ。実際、過去には1点差負け試合を食らってしまっているわけだし。日本にとっては、それが許されない、ということを考えた上で、慌てることなく勝ち切った、という試合運びが大事なのだ。


だから、1点しか取れなくて、生煮え、っぽい試合ではあったかもしれないけれども、最も重視されるべきは守備で勝ったという事実と結果であり、内容的にはそんなに悪い試合ではなかったと思う。攻撃のバリエーションは以前に比べると良くなっているので、ひょっとするとどこかの時点でブレイクする時がやってくるかもしれないよ。

あとは、油断せずに勝ち抜けを決めに行って欲しい。


ちょっと追加だけど(30日0時15分くらい)。

そういや、隣の組は大混戦っぽいみたいだよ。知らなかったけど。脱落はUAEくらいで、残りはどこでどうなるか予断を許さない展開。しかも現在のトップは北朝鮮。
ね?やっぱ、日本のクジ運はかなりツイてたんだってば。
勝ち点差が2~3点以内に4チームが入っていると、1試合1試合が本当に針のムシロ状態だよ、きっと。まあ、本大会前にメンタルを大いに鍛えられていいのかもしれませんがね。



それがデフレを生むんだってば~公務員ボーナスカット

2009年03月29日 17時44分27秒 | 社会全般
まだ判らんの?
百万回言ってきたけど、賃下げは最も悪質な「デフレ加速因子」なんだっよ。賃金引下げでコストカットを安易に達成してしまうと、泥沼のようなデフレを永続してしまうんだ。それが、これまで得られた教訓だ。

NIKKEI NET(日経ネット):経済ニュース -マクロ経済の動向から金融政策、業界の動きまでカバー


公務員の賃金が高い、というのは、その通り。
しかし、彼らの給与を引下げたところで、微々たるものでしかない。そういうことを考えるより、無駄な予算貼り付けとか、無駄な公益法人への資金供給とか、そういうのを止めるだけで、賃金以上の効果を得られるって。

じゃあ、好景気に沸いて、民間ボーナスがポンとたくさん貰えている時に、公務員のボーナスも同じくたくさんもらえるんですか?(笑)

悪い時だけ削られて、いい時には増えない、ってことになると、泣きなんじゃないですかね。そういう問題じゃないでしょ。こういう安易な発想が、日本のデフレを悪化させる方向に作用するんだっての。行政府の効率化の中で、単なる賃金引下げは最悪の手段だ。同じ仕事を、これまで100人でやっていたものを、個人の能力向上で60人でできるようになれば、他の部門に40人を使えるよね、というのなら判るけど。

安泰だからのんびり仕事をしている、ということがあるのであれば、それは内部的な人事評価のやり方の問題だろう。言ってみりゃ、「降格」システムがあればいいだけだ。野球で言えば、「ああ、君はきちんと練習しないし、結果も出ないので、レギュラーを外すから」というようなもんだ。一生懸命やっても、手抜きでやっても同じ「レギュラー」についてしまうのであれば、努力しようと思わなくなる人が出てくるかもしれない、と。
そういう時には、「君は全然ダメだから、レギュラーを下の者に譲ってね」ということで、明日から草むしりをお願いします、みたいに降格できればいいだけ。いつまでもレギュラーのポジションが安泰だと思っていると、落とされることもありますよ、という評価システムが機能していればいいだけです。

だから、賃下げなんて極力避けるべきなんですよ。例の、谷くん(人事院の院長だったか?)とか、官邸妖怪みたいな漆間副官房長官といった、悪いイメージの公務員像という見本があるから、「こいつらの給料なんて、下げてやればいい」と思うのも当然なんだけど、もっと多くの一般職員たちが大いなる被害を受けるわけで。

襟を正してくれさえすればいいだけだ。

あと、東京などの都会であれば大企業さんの「高給取り」が大勢いらっしゃって、富裕層相手のビジネス市場なんかもあるかもしれんが、地方に行くとそんな大企業もなければ高給取りもまずいないわけですわ。
で、高給取りの主力となると、これは、「公務員さま」しかいないんじゃないかと思うわけで。警察、消防、自衛隊、教員、役所、等々の公務員の方々は、地域経済の消費の主力を形成しているんじゃなかろうか、と思うわけです。そういう人たちの消費さえも「大幅減給で凍結」すると、一体どうなってしまうと思うか?

田舎に行けば行くほど、大打撃だわな。
大都会東京あたりだと、公務員の連中のボーナスがチョロっと削られようと、大金持ちな方々がごまんとおられるだろうから、大した打撃にもならんでしょうがね。とある地方都市の給与の高い方から20%以内、とか順位をつけて全員を並べたりすると、公務員な方々がそこにほとんど納まるんじゃないかな、ってくらいなのに、その上位の方から給料を削り取って、消費を封じようというわけですから。

田舎町の居酒屋とか、商店街とか、モロに影響を受けるんじゃないですか?


効率化でコストが下がる、というのは、例えばこれまで100人力で傘1000本製造していたのを、休みなく機械が1万本製造できてしまう、みたいなことですわ。それが意味のあるコスト削減。

だけど、仕事がこれまでと同じでむしろ熟達して能力向上、生産性向上を達成しているのに、経済状況が厳しいとかデフレ(物価が下がっている)から、という理由で、従業員の賃金を減らすと、これは必ず物価下落圧力として作用し、デフレ悪化を招く。


株でも、好業績で大幅に値上がりする銘柄もあるでしょ?そういう株は業績悪化で大幅に下がることもあるわけですよ。大きく上がれば、逆に大きく下げることもある、ってことです。全部の株がそういう値動きの大きい銘柄ばかりだと、各種インデックス(日経225とか)なんかも同じく大幅に動くわけです。

だけど、電力株みたいに割と値動きの小さい銘柄もあるんです。そういう安定的な株も必要なんですよ。「大きく変動しないこと」という特徴こそが、市場全体の安定化の役に立っている、ということです。公務員の賃金というのも、景気動向に左右されにくい、という「特徴」を持っているからこそ、マクロでみれば雇用者報酬全体の安定化に役立っているんです。変動しにくい、ということは、いいかえると、上がりすぎの時には抑制的に作用し、下げすぎる時には落ち込みを緩和する、ということに他ならないんです。

だから、公務員の給料が高いことが悪いのではなく、高い給料をもらいながら、「国民の利益に反するようなこと」を公務員自らが平気でやったりすることが問題なだけです。それは給料の高さに原因があるのではないでしょう。