いい国作ろう!「怒りのぶろぐ」

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日本優勝おめでとう~WBC2009

2009年03月24日 15時02分41秒 | いいことないかな
いやいや、これで再び実力を示すことができてよかった。本当によく戦ってくれました。おめでとう。

韓国の精神力とか執念は見習うべき。
5安打で3点ですから、大体これまでの戦い方どおりだし、少ないチャンスをいかにものにして、打てないながらも日本に挑んできたか、ということですよね。

今大会では、日本がランキング上位チームを悉く撃破し、韓国にも頂上決戦で雌雄を決しました。本物であることを、存分に示すことができました。韓国のパワーはやはり驚異ではありましたが、守りの野球を見せることができたと思います。攻めは、打順のアヤとか、そういうのがあったわけですが、起用に応えた選手たちは本当によくやったと思います。

戦っていくうちに、チームとしての形が仕上げられていきました。
最後には、強い気持ちというものを持ち続けた結果、自信を現実に示せたのだと思います。素晴らしい戦いでした。

夢のような連覇。
フロックでも何でもないんだ、実力なんだ、ということを、真に示す大会となりました。

本当にありがとうございました。

心から、ありがとう>侍ジャパン




ちょっと付け足し…

勝利に文句を言うわけではないけど、先発メンバーはどうなんだろうと思ったけど。

イチロー 9
中島 6
青木 8

の1~3番は不動ということでいいと思うけど、以下の打順では、

稲葉 DH
城島 2
小笠原 3
内川 7
岩村 4
川崎 5

かな、と思っていた。9番は勿論片岡でもいいんだけれど、前にボンに対戦してあんまり打ててないな、と思ったので。ここはツイてる川崎でもいいかな、と。けど、片岡起用はズバリ的中でしたね。
でも、少なくとも、右の大砲だからという理由だけで栗原は、ちょっと厳しいんじゃないかな?って思ったよ。それなら、右の代打の切り札としてもいいんじゃないのかな、と。

あと、稲葉はここ数試合の内容が良くなっていて、小技とかが利き易い選手だと思うんだよね。バントしなくても、内野ゴロで転がすとかができるし。ボンとの対戦経験もあるから。

それにしても、日本は韓国の3倍も打っていながら、勝負どころで得点できない、というのは、ちょっと采配的に苦しかったのでは。勝ったから、まあいいんだけれども。


ホントに、イチローという天才は、スターなんだね。
必ずそういう場面が巡ってくる。
そういう舞台が、スターには用意されている。

これを決めるのが、スターの証でもある。

MVPは松坂だったらしいが、今大会は多くの野球ファンが思ってる通りに、岩隈ではないかな。今日も100球行かずに8回を投げたのだから。投球回数と防御率では、岩隈がピカ一だったよ。

けど、先発陣は後ろに控える投手がいい仕事をしてくれるので、安心できたんじゃないかな。
経験の少ない山口は、最初の登板の時には顔が強張っていたのだけれど(球が上ずって四球を出しただけだった)、この前の韓国戦ではピシャリとゲッツーを取って、いい仕事をした。キューバ戦でもしっかり投げていたしね。試合経験を積んで精神的に強くなったのだと思う。

裏のエースは、何と言っても杉内だろう。ヒットを許すことなく終わったのは凄い。ランナーは出したっけ?いや、日本の投手陣の層の厚みは、はやり凄いわ。小松、田中、涌井、内海など、それぞれがまずまずの結果を残したし。渡辺や岩田も、ノーヒットだったんじゃないか。四球はあったけど(笑)。

今大会の9試合で日本の失点は、僅かに16点。これは、本当に凄い水準。それも殆どが強豪国だけを相手にして、この実績ですから。韓国は30失点。例のコールド負けを外しても、「駒の数」という点で日本には及ばない。
当初、日本キラーとか言われていたキムは、大量失点で撃沈、その後、中継ぎに回せる目処が立ちそうになったが、この前、再び日本打線の洗礼を浴びて、決勝での登板をフイにしたからね。

結局、通用しそうな投手の枚数が限られてしまうので、苦しいことに変わりはないのだが、毎回のようにピンチを迎え、これを再三再四、最小失点で切り抜けたのは、精神的なタフネスという以外にはないね、多分。そうやってどうにか抑えてきたけれども、最後には尽きた、という感じだった。


韓国サイドにしてみると、ベストゲームに近いと思うよ。
攻略が極めて困難な岩隈から2点を奪い、土壇場9回にダル君から殊勲打を放って同点に追いつくなんて、驚異的粘りとしか言いようがない。打てるチャンスは滅多に来ないんだから。それで9回終わって同点、という結果に結びつけたのだから。



決戦の朝がやってきました~WBC2009決勝

2009年03月24日 10時33分40秒 | いいことないかな
ワクワク、ドキドキですが、今日は勝つでしょう。


ポイントは例の左投手のポン攻略ですが、1点取りに行く野球をできれば、きっと攻略できますよ。先発オーダーには驚いたのですが、栗原、片岡起用とは。先発さえ降ろせば、残ってる左投手で使えるのは、柳くらいです。金は1-4負け試合の時、小笠原を三振に仕留めて信頼を回復したかに見えましたが、この前に同じように8回から登板して集中打を浴びて3失点となりましたから。あれで、日本戦には「もう使えない」ということになったでしょう。だから、残りの継投「カード」は、韓国側には殆ど残っていません。左は誰を出してきても、あんまり使えない、ということだろうと思います。柳は東京でイチローにヒットを打たれて、すぐにマウンドを降りましたので、ワンポイントで使えるかどうかでしょうが、ロングリリーフでは、あまり通用しなさそう、ということではないかと。

だから、先発のポン攻略というのが非常に大事になってくるんです。

名前がポンじゃなく、ボン?か。間違いかも。ゴメン。
チャンスでイチローに回るも、凡退。先取点のチャンスを逃す。が、粘り強く攻めて、ここまで球数を放らせているのが何よりも大きい。やはり、初回のような攻撃の形を作っていくと、投手はかなりのプレッシャーになるし、球数を投げさせることになる。既に2回で50球を超えさせたのが、何よりも大きいのだ。

岩隈の立ち上がりは申し分なし。

粘り強く攻めた効果が遂に表れた。
中島全力疾走で内野安打。青木はセカンドライナーだったのに、エラーで傷口を広げる。投球リズムが守備にも影響か。城島は送れず、ボテボテのサードゴロだったが、打球の遅さとさっきエラーをしたセカンドの弱気のお陰でゲッツーにならず、ランナーが1、3塁に残った。すかさず小笠原のタイムリーで先制。内川が進塁打でうまくつなぎ、満塁のチャンス。しかし、初先発の栗原は力みすぎて内野ゴロゲッツーに倒れた。しかし、貴重な先制点!!残余の球数がどんどん減ってゆく焦りのようなものが、韓国サイドに出てくるだろう。
もう、日本に通用しそうな投手は数多く残っていないのだから…。

岩隈は、予想通りのナイスピッチ。パーフェクトで進む。これが攻撃陣へのいいリズムとなっている。油断せずに行けば、問題ない。


中島出塁で、青木のヒットエンドランがズバリ的中。ノーアウト1、3塁の大チャンスを掴む。しかし、城島がフルカウントからボール球を空振り三振。小笠原の三振ゲッツーという、最悪の結果となってしまった。こういうチャンスを潰すと、流れが向こうに行くよな…、要注意だぞ、と思ったら、案の定一発を食らう。落ち切ってないフォークをバックスクリーンに運ばれた。三振後に、レフトへのヒットで内川がファインプレー。素早く返球し2塁でアウト。ビッグプレーで再び流れを手繰り寄せた。大きな大きな、プレー。

日本の守りの野球を見せ、三振ゲッツーで岩隈を盛り立てる。
その流れを掴み、片岡が本物の職人技。単打で出ると、警戒をかいくぐって、完璧な盗塁を見せた。これで楽になったイチローは、進塁だけを考えてくれて、つなぎのナイスバント。これも片岡の盗塁効果のお陰。この前のバント失敗がウソのような完璧なバントで悠々セーフ。一気にチャンスを広げる。

ここで勝負強い中島が、タイムリーヒット。
青木にはバントかと思ったが、惜しい当たり。城島は1塁セーフと思われたが、アウトの宣告で1点止まり。いい形を何度も作りながら、そこからの拙攻が目立つ。それでも、勝ち越し点を奪ったのは、さすが。


ホラね、ホラね、柳登板させたけど、やっぱり勝ち越しだったでしょ?
内川、今日、大活躍。守備でも打撃でも、見せてくれるぜ!
そして、勝負強い稲葉のバッティング。他のみんなのカバーを出来てるよ。岩村犠飛で追加点。11安打を放ちながら、ここまで3点って、拙攻続きなんだけど、岩隈の力投が光る。

粘る韓国も犠牲フライで追い上げ。
ここまで岩隈のナイスピッチング。左殺しには、杉内へ。予定の継投だね。ここをしっかり締めてくれ。

いよいよ最終回を残すのみ。

イチローらしい打撃。ノーアウト2塁で、送りバント失敗という、最悪の結果に。進塁させられず。こういうミスをすると、まずいと思ったら、案の定、城島、小笠原が倒れる。1点を取る野球というのが、やはり甘いとこうなるということでは。こういうチャンスを幾度も潰した後で、韓国側に流れが行ってることがあるから、十分気をつけないと。


やっぱね。
無駄に四球を2つ与えて、僅か1ヒットで同点劇。こういうことになるわけさ。
よく同点で抑えたけど、終盤の拙攻続きが招いた結果だね。取れる時に得点を奪っておかないと、こうやって息を吹きかえすことになる。韓国がよく凌いできたんだ、ということも言えるけど、トドメの一撃をしっかり加えておかねばならない、ということだよ。これまでの数試合ではイチローの9回の長打で得点できなかったことがなかったから、あの悪い流れはあったんだよ。

この大会、苦しんで苦しんで、苦しみ抜いてきたイチローが、遂にやってくれた。
炎の2点タイムリーヒット!!!
涙で画面が霞んで見えません。。。。


あの絶妙バントで完全に生き返ったイチローは、9回の打席といい、この打席といい、本物の集中力を発揮してくれた。


やっと勝利をつかんだ。
内容的には、圧倒したものの、韓国がよく追いすがってきた、ということだと思う。ギリギリで凌いで、3対3の同点とは。日本の攻めの効率の悪さが目につくが、これも野球だ。最後の最後には、底力がでた。