いい国作ろう!「怒りのぶろぐ」

オール人力狙撃システム試作機

「シャア・アズナブログ」(笑)

2009年03月14日 15時36分28秒 | いいことないかな
ほぼダジャレ、じゃないか。

あのシャア・アズナブルがブログを開設!東京ウォーカー - Yahooニュース

名言かどうかは何とも言えないが、恐らくマニアな方々が大勢いるだろう。


ところで、台詞シリーズで「だが断る」というのがあるが、我が家で用いたところ、初回使用でウチの子が「それ、知ってる、見たことある」とか言い出したので、大爆笑したことがあった。

お主もなかなかやりおるのう、と思って、「なんでそんなこと知ってるの?」と聞いたところ、「ネットで見かけたことがある」とか言ってた。
原作漫画を読んだこともないのに、どうしてそういうことは知ってるんだろ、とか思ったぞ。大体高校生が知っておくべき事柄でもあるまいに(笑)。そういう無駄知識をどこぞで仕入れているに違いない。「必殺仕事人」が好きだ、とか言ってるくらいですから、どこか変わっているのかもしれません。



映画 『マリー・アントワネット』

2009年03月14日 12時22分43秒 | 俺のそれ
歴史を肌で感じ取れる良い映画だった。
例のフレーズ、「パンがなければケーキを食べればいい」というのも、お約束。そのように発言したとされたのがどうしてか、というのは、映画を観ればなるほどね、と。

女性の人生としてみると、とても可哀想。
大河ドラマで有名になった「篤姫」とあまり違いがないかな、と思った。


わずか14歳で嫁に出され、しかもはるか遠い「異国の地」。
オーストリアの偉大すぎる母、マリア・テレジアの娘であったばかりに、仇敵フランスに嫁がされてしまったのだ。アメリカ独立戦争を支援していたフランスは、「イギリス憎し」(笑)ということで敵の敵は味方、とばかりにオーストリアとの政略結婚を選んだのだった。

ロリコン趣味ではなくとも、昔であれば10代の嫁は珍しいことではなかった、ということだろう。
だが、夫である後のルイ16世(オーギュスト)は国王の孫というだけの、まだ15歳の少年だった。彼は、女に興味を示す以前に、恐らく今で言う「鉄道オタク」みたいなのとほぼ近かったのだろう。彼が一番好きだったのは「錠前」で、野外であれば「狩り」であり、女性にはあまり関心がなかったのだった。どちらも幼い夫婦、ということでしかなかった。

男に愛されない、或いは女性としての関心を持たれない、ということになると、まだハイティーンの女子高生くらいの女の子が、ファッション関係に明け暮れたり、夜遊びなどにうつつを抜かすなどは珍しいことでもなく、お嬢様として育ってきたのだからしょうがないよね、ということは思う。それに、結婚の目的自体がフランス王となるべき男の「世継ぎを産むこと」という重大な使命が与えられていたのだから。昔の日本の「大奥」とかなり似ているのが、「ベルサイユ宮殿」というシステムだった。大した意味の無さそうなしきたりや無駄に大勢いる役割の人々を見ると、まるで大奥そっくりだな思った。


ところで、ルイ16世はきっと「包茎」だったので、女性との関係を持つことを拒んでいたのではないかと思うがどうなんだろうか(笑)。いわゆる側室のような、愛人を設けることがなかった、ということらしいので、ルイ15世とは大違いではあった。マリーとの間に子どもが出来たのは「ハタチ過ぎ」の男となってからだった。まあオタクっぽい男だったと思うので、女性にはモテなかったのかもしれない。当時の「非モテ」だな(笑)。

映画の筋自体は大体史実にあったエピソードが入れられており、輿入れの時のこと、結婚の署名にボトリと落ちたインクのシミ、先の「パンがなければ…」の話、遊び三昧のこと(賭け事、仮面舞踏会、酒、ファッションなど)、「オーストリア女」という蔑称、愛人のこと、等々、代表的なものは入っていたと思う。花火やジャスミンティーなども、良い描写だった(「対中貿易」という視点だね、笑)。


後にフランス革命によってルイ16世ともどもギロチンで処刑されてしまうのだが、ハプスブルク家からやってきた心細いだけの1人の少女にとって、時代の荒波というか歴史の残酷さがモロに降りかかってきたのだな、としか思えなかった。子どもを産んでからというもの、母親としても、普通に生きる1人の女性だなとしか思えなかった。子どもたちのその後も含めて、悲劇の一家だったのだな、と。王の家に生まれることは、必ずしも幸せなことではないのだ。