いい国作ろう!「怒りのぶろぐ」

オール人力狙撃システム試作機

映画『ブルワース』と医療

2009年03月18日 21時17分35秒 | 俺のそれ
今から10年前、驚くべき強烈な風刺映画が作られていた。

自分の暗殺を依頼した上院議員が、大統領選の候補として勝ち残ってゆくという筋で、裏側では選挙選に絡む大企業の献金やロビイストたちの跋扈する姿を痛烈に批判しているのだった。

一方で、上院議員を助ける黒人たちが登場するのだが、学はなく、ヤクのバイニンとして生きている、若いギャンググループの若者たちの、真実の言葉を聴くのだった。


まるでオバマ大統領が階段を駆け上がっていた過程を見るが如く、だった。
主人公の上院議員が全く不慣れな黒人ラップに乗せて、医療から巨額利益を得ている保険会社や製薬会社などのロビー集団を非難するのだが、見ている側は笑える(特に日本じゃなく米国での話だから、ということはあるかも)。しかし、普通なら冷や汗ものだろうと思うのだ。

よくこんな映画製作を許可してもらえたな、スポンサーが付いたな、とか、上映に圧力がかからなかったのかな、とか、数々の心配が思い浮かびましたよ。だけど、こういう痛烈な風刺映画さえも可能、という、映画人たちの気骨みたいなものを感じるわけである。

出演者たちだって、今後干されるかもしれないんだよ?
他の映画とか、スポンサーの資金引き上げとか、どんな目に遭わされるか分からないのに、勇気を持ってやったのでしょうね。

アメリカらしい、といえるけれども、強さを感じさせられる。強者に立ち向かう姿勢というものが、ハッキリと感じられるのである。医療を巡る大企業の思惑とか立場は、殆どの場合に「金が一番大事」ということになるわけである。日本でも同じなのだ。



あーあ、采配の差が出た

2009年03月18日 16時00分43秒 | いいことないかな
わずか4安打の韓国に4点プレゼントで敗北。

初回のミスもそうだし、押し出し四球で失点もそうだけど、頭を使えていない証拠。監督なりコーチなりが適切に指示するべきだろうね。

相手投手の出来は前回よりも悪かった。
先頭打者の四球でノーアウトからランナーを出しても、結局ゲッツーを重ねて、チャンスを潰す。で、5回の内野ゴロの間に1点止まり。

3点差がある時には、送りバントしないとか、盗塁しないとか、そういう発想ではないわけで、早い回に1点でも取れていれば流れは違っていたかもしれない。

が、仕掛けが全然なくて、得点が負けてる側の余裕ぶっこいてる場面の采配ではないんだわね。足のあるランナーなのに、盗塁トライもなく、いきなり初球を打って
終わり、とか。あれじゃ、追いつけないわ。


8回の全部四球で1点取られた場面でも、韓国側がきっちり送ってきて、結局押し出しで、ノーヒットでダメ押し点を取られて、大いに安心させた。2点差のままと、3点ある場面では、戦い方が違うんだって。

9回に稲葉ヒットで出塁するも、ピンチランナーさえ残ってないし。それはしょうがないとしても、牽制に入らず1塁ベースを空けてるのに、盗塁さえさせない。馬鹿か?リードはいくらでもできるし、帰塁だって問題なくできるのに。

韓国側ベンチは、長打だけ消すために、ライン際を埋めていたんだよ。3点差だもの。深く守って、ランナー返してもいいから、アウトカウントを確実に3つ取りに来てるんだっての。向こうの監督の方がはるかによく考えているし、野球を知っているよね。

韓国側の果敢なギャンブルと、作戦にまんまとはまって、無策で敗れたんだよ。
極めつけは、岩田で押し出し。


日本は四球を生かせず、韓国側は四球やミスを逃さず、ほとんど打てずに得点して勝利することをよく考えていたのだ、ということさ。初回の失点シーンだって、タイムを要求させて、時間を取って落ち着かせるとか、何の工夫もなかったしね。



いきなり3点

2009年03月18日 13時24分24秒 | いいことないかな
2失点以内だろ、とか書いたら、初回ボロッとやられた。
これの時みたい>星野ジャパンを振り返る - いい国作ろう!「怒りのぶろぐ」


韓国側の監督はよく考えてやってきた、ということだね。
浮き足立ってしまったところで、エラーという典型的失点パターン。

やられた。
逆転に期待。
韓国投手は山本昌タイプなんだわ。



いよいよ春が近づいてきましたか(笑)

2009年03月18日 11時54分50秒 | 経済関連
まず、米国経済ですけれども、金融システム全体の安定化までにはもうちょっと調整時間がかかりそうかもしれませんが(たとえばAIGのこととか)、危機的状況は過ぎたように思えます。

ICUから出たわけではないけれども、小康状態におし留めることに成功したのではないかな、と。

まるで小型飛行機が暴風雨に見舞われて、乱気流の中を飛んでいたかのような、変動を経験したのだ。一気に急降下したので、何とか高度を保とうとして機首を上げて上昇したら急激なGに襲われ、そうかと思えば上がり過ぎて失速し、きりもみで落下したり、と、上がったり下がったりの乱高下。こうした事態をどうにかやり過ごしたのだと思う。


もっと遅い変化としては失業などがあったのだが、世界中にじわりと拡散してきた。米国の失業率は8%を超えている。


そうではあるけれども、冬が過ぎて春が近づいてきているという感触が出てきたんじゃないかと思う。一つは、米国住宅着工がプラスに転化した。ゆり戻しの一部という見方もあるが、これまでは戻す気配すらなかった中で、住宅債務のデフォルト増加→差し押さえ件数増加→住宅市況悪化、の悪循環が減速してきた傾向が表れたのではないかな。債務返済の支援などが一定の成果を上げてきた可能性もある。

今後に差し押さえ件数の増加率が足踏み、ないし減少してゆけば、住宅投資減少にも底が見えてくるのではないかと思う。不動産価格面での調整は続くかもしれないが、債務破綻や着工件数・販売戸数の増加に転じることは、雇用面でも大きなプラスとなるだろう。


あと、米国の貿易赤字減少は10月以降連続で続いてきたので、経常収支改善は起こってきたものと思われる。昨年の石油価格高騰の影響も剥落してきているので、輸入額減少はそんなに悪いことではない(勿論、日本にとっては輸出額が大幅に落ちてしまったので、残念ではあるが)。

また、民間設備投資の大幅減少などもあって、貯蓄―投資差額の改善はかなり進んだであろう。貯蓄率のプラス幅も5%を超えてきていた。家計のバランスシート改善が着々と進んできている、ということだろうと思われる。

経常収支赤字が減少、貯蓄投資差額の改善、ということになれば、財政赤字の悪化は抑制されるだろう、と。
これまでの「過食状態」だったのが、ちょっとDiet効果が見えてきた、というような感じではある。「食べる量」をちょっと絞り、代謝状況がよくなってきて、体質改善が目に見えてきたのかな、という印象。

BOEは、「日本の失敗」をよく参考にしてくれていて、果敢な政策金利の引下げと、遂には国債買入もはじまって、積極的緩和策をすばやく実行してきている。キング総裁をはじめ、苦しい中での運営をよくやっていると思う。米国での政策は、とりあえずできるだけの処置を施してきたので、今は新体制になったばかりでスピードアップを求めるのは厳しいと思う。

今、日本が一番「政策発動余地」があるはず。だって、これまで何もやってこなかったから。なので、急いで政策実行を行うべき。キャッシュリッチな民間企業にしても、業種を問わず直接投資チャンスだよ。米国で今一番必要なのは、「仕事」を増やすことだから。米国内だと投資資金の余力も減ってるし、投資主体がいないからね。ジェトロでも政府系でも何でもいいのだけれど、そういう投資に橋渡しをできる機会を増やすといいと思うよ。下げてる今こそ、大チャンス到来、と思ったほうがいいと思う。




いよいよ大事な1戦

2009年03月18日 08時19分03秒 | いいことないかな
日本の投手陣vs韓国打線、ということになるだろう。

ポイントとしては、フォアボールだろうと思う。
日本、韓国ともにゼロでいけば勝利が見える。韓国が日本に勝った試合は、やはり四球がなかったはず。

投手陣はダル君だけじゃなく、渡辺、岩隈、杉内など、抑えにつなぐ形はほぼ問題ないだろう。失点があるとしても、2点以内ではないか。つまり、日本が3点以上取れば勝ち、ということだね(笑)。ちょっと気になるのが、藤川。北京で失点したような、ああいう形を気にしていなければいいな、とは思う。キューバ戦の大量リードと、1点差ゲームでは気持ちの問題が大きいと思うから。

でも、勝利が見えるような気がする…

前回の大会のこと:

韓国戦に勝利~WBC

「侍」というのが、記事中に出てくるね。偶然だろうけど(笑)。