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財政再建の最短コース発見さる!

2009年03月01日 18時29分12秒 | いいことないかな
はてブに落ちてたので、拾ってみたよ。


ホントに懲りないね。
はてなブックマーク - インフレとハイパーインフレ - 池田信夫 blog

池田の言う通りになるなら、夢の財政再建策でしょうが。
本文から一部引用してみる。

=====

普通は、資金需要と通貨供給の一致するレベルで金利が決まると物価も決まり、今のように事実上ゼロ金利になったあとは、通貨を増発しても何も起こらない。しかし中央銀行がインフレ予想を連続に変化させることができると仮定すれば、望ましいインフレ率になったところで通貨供給の増加を止めればよい。しかし実際にはそうは行かない。
(中略)
しかしそういう政権が長期的に継続できるとは思えないので、民主主義国ではハイパーインフレは起こらない(無限に通貨を発行することはできない)。

=====


◎「事実上ゼロ金利になったあとは、通貨を増発しても何も起こらない」

→ならば紙幣発行するだけで国債償却できるので、「増税なき財政再建」のまさに理想形。是非とも、何も起こらないように、発行を継続して下さい。いやいや夢のような再建策(笑)。常時ゼロ金利を維持しておけば、金利収入はあまり期待できなくなるが借入金利も低いし、紙幣発行で何も起こらないのでそれを全て税収に充てることが可能、ということではないですか。


◎「民主主義国ではハイパーインフレは起こらない」

→だからさ、ハイパーインフレが起こらないのだったら、尚のこと好都合じゃないの。バカですか?(笑)
今の政治体制の維持したまま、紙幣発行しても何も起こらず、民主主義国だからハイパーインフレにもならない、ということで、ゼロ金利+「何も起こらない紙幣発行」という、最強コンボ誕生ではないですか。

いやー、無税国家の究極・最終形態が、遂に明らかになったわけですな。


ポケモン風タイトルを付けるなら、
「爆誕!無税国家!!~進化した”ゼロ金利”の究極形態、”何も起こらない紙幣発行”」
無駄に長い。


何も起こらない、なんて宣言できるなんて、こりゃ参ったね。
だったら、「フリーランチOK」ってこと?
それは「スーパー大ラッキー」ってことではないですか。早速、明日にでも実行してもらえばいい。自称経済学者のお墨付きだ。

曰く、「何も起こらない」


ええっー???ウッソー!?信じられない!
世の中には、そんな「まいうー」な話があるとは思われないんだけど、学者が自信満々で断言してるらしいわよ、奥さん。

「何も起こらない」


えーっと、一番最初に札を刷るでしょう、それから、大都市部以外の道府県に配るでしょ、それから、借金返済に苦しんでる自治体とかで公営病院経営さえもままならない所には、「増額ボーナス」を支給するでしょ、それから、失業した人たちには「楽園農園」とか作って、作業すると寝食を提供+給与支給、それから…無限に広がるわ。
これらが、一切合財、刷るだけで出来てしまう!

だって、何も起こらないから。


偉大だ。
経済学って、本当に素晴らしい。



って、なめてんの?
んなわけないだろ。
なんも起こらんぜよ、とかいうのは、ありえねーっつーの。
そんな調子のいい話があるかよ。

ま、どっちにしろ「何にも起こらない」というのが正しいなら、マルっと儲けの丸儲けですし、デフレが脱却できるならやはり「良かったね」ということで、どっちにしろ損はねえ。結論を言えば、やるべきだ、やった場合の損は極めて少ない、ということじゃねーか。

唯一残される反論は、インフレよりも「デフレがいい」という場合くらいだろ。そんな意見に賛同している学者なんて、ほぼ聞いたことないけど。



小沢発言の「踏み絵」効果

2009年03月01日 12時44分46秒 | 外交問題
小沢発言に過剰反応を示す、マスコミや政治家たち。

ここで、あまりに疑問なのは、これまでの「朝日や毎日」的スタンスの人たちの反応。
これまで散々、在日米軍を縮小せよ、原子力空母は寄港するな、米兵の犯罪が問題だ、と非難してきたじゃないか。それを、急に弱腰に転換するというのは、一体、どういうことですか?

自民党からここぞとばかりに非難が集まるのは理解できるよ。失地回復を狙いたい、他に何も手がないので敵失を待っていました、という事情というものがあるわけだから。だけど、小沢発言を一斉に非難している社説とか、論説はどうよ?
はっきり言っておく。左派系の人たちならば、当然に「外国軍は出ていってもらう、自国は自分たちの手で守る」という主張になるのではありませんかね?軍拡になる、という「向こう側」の主張も、そう単純じゃないでしょう。
例えば警察の装備を、標準的にショットガン、拳銃、自動小銃、というのをパトカーに装備しておくというのが、絶対的な基準ではないでしょう?これまでは委託先の装備がこの3点だった、という時、今後自前で装備します、という場合にも、全く同じ3点が必要だ、ということにはならないでしょう?「いや、今度からは、拳銃だけにしました、ショットガンは廃止、自動小銃は特殊な人たちだけにごく少数配備します」というのは、珍しくも何ともないのではありませんか、という話だ。


私個人としては、「当然というべき発言」と思ったが。これはfinalventさんが最初から小沢支持を言っており、そういう言論がマスコミから出ないことが不思議でしょうがない。

2009-02-26 - finalventの日記

2009-02-28 - finalventの日記


おまけに、共産党や社民党の連中まで小沢批判って、どういうこと?
これまでの「自衛隊反対、軍備反対」の金科玉条はどこに行った?そういうのを「曲げない」気概すら失ったのか?たとえ「絵空事」だと罵られたって、それを掲げて「食ってきた」わけでしょう?違うの?だったら、「よくぞ言ってくれました」と言うべきところなんじゃないのか?まず在日米軍は廃止、続いて自衛隊の’軍備’(笑)廃止とかが、こういう人たちの正道だったんじゃないの?そうして、軍備のない「完全無防備社会(笑)」の誕生を目指していたんじゃないの?別に、共産党や社民党の主張について調べたことがないから、実際どうなのかは知らないんだけどさ。

ならば、外国軍の駐留部隊を国外に追い出す、というのは、最も初期段階のことでしょう?

それなのに、小沢発言には「反対」とかの非難をまず述べる、というのが、今の共産党や社民党なんだそうだ。朝日や毎日の社説だとか論説委員なんかも、同じく非難するんだそうです。


外国軍部隊が数十年以上の長期に渡って駐留している例というのは、先進国でどれくらいあるでしょうか?
イングランド軍に占領支配されちゃったフランスとか、ドイツ騎士団に駐留されちゃった小国とか、昔であると色々あるかもしれませんが、植民地や属国以外で日本みたいに大軍を駐留されている国が他にありますかね?ドイツの米軍だって、大幅移転縮小でしょう?

現在アフガンに駐留している米軍以外のNATO軍全部を足しても、3万人には行かないでしょう。米軍は3万人規模でしょうか。戦闘状態にあってでさえ、駐留している軍が”これしか”いないのです。日本はどうかといえば、米軍は約36000人以上駐留しているでしょう。言うなれば、日本は戦時下とほぼ同じような状態、ということです。地位協定にしても、イラク政府側は更新を拒んだと記憶していますが、日本では「延々と」更新が継続されています。

日本よりも国土面積が1.7倍も大きい、戦争状態になっているアフガンでさえ、全軍でも6万人規模でしか駐留していない、ということですわな。周辺には、イラン、パキスタン、インドなどの紛争地帯を抱えつつ、中央アジアの紛争も陸続きの近隣国で起こったようなリスクのそれなりに高い地域であると思うのですが、それでもこの兵数しかいません、ということですね。
だが、日本には約36000人の米軍駐留が必要、という理屈が出される、と。これは、小沢の意見の方が妥当性は高いのではございませんか、という当たり前の話だろうね。本当にそんな数の必要性というものがあるのか、という話です。仮に海兵隊や陸軍が全部いないとして一体何が困るというのか?


左っぽい?人たちですら、その挙げてる非難理由の主なものは、たぶん「危険だから」というものだ。
だったら、もっと危険なのはあっちの方とかなんじゃないですか?(笑)
日本の基地の主なものとは、沖縄をはじめとする、米兵への「リゾート地」提供という意味合いでしかないでしょうよ。実際米兵がそう思っていて、そう言っているんだもの。違いますか?
占領軍が長らく留まるのは、極めて特殊な支配地域だけでしょうな。北朝鮮や中国がアブナイ、とか言うのなら、在韓米軍は「日本よりも圧倒的に多く」しなければならない、という話になるのは、普通なんじゃないの?
でも、現実には減ってしまったみたいですけど(笑)。それはどんな論理ですかね。大変気になるところです。


地位協定をなくす、というのが、まず初めの一歩なんじゃないですかね。
これができないとする理由は一体何か、ということを、「協定は必要だ」という人たちが明らかにしてもらいたいですな。そんなことすらできてないのに、小沢発言を非難するのは百万年早い、というのが私の意見です。