この前、東電幹部が海水注入を渋っていたのではないか、水素爆発の後で海水注入を決断した(きっかけとなった)のではないか、というようなことを書いたのだが、それは、どうやら間違っていたようです。
>海水注入中断騒動は、枝葉末節に過ぎない
この中で、次のように書いた。
『恐らく、爆発の事実は直ぐには官邸に伝わっていなかったのかもしれない。けれども、東電ではこの事態を先に把握していたであろう。
ホウ酸や海水注入を躊躇っていた幹部連中に、心胆寒からしめる急所の一撃となったであろう。即、海水注入を決断したはずだ。それが、水素爆発から約30分での海水注入プランの提示だったであろう。
(中略)
官邸側では、東電からの海水注入提案を受けて、新たな対応に追われることになった。17時のNISA会見を急遽中止し、爆発についての説明を官房長官が17:45からの臨時会見で行った。その場において、今後に海水注入の予定があることを触れていたであろう(東電の準備が出来次第始めたい、といったような話だ)。同時に、避難指示の拡大が伝えられた。それは、海水注入に際して、念のため万全を期して避難して頂く、というようなニュアンスのものであったはずだ。』
水素爆発が起こったので海水注入を決めた、というのは、間違いでした。そうではなかった。爆発前から、海水注入の方針が伝えられていたようです。
>asahi.com(朝日新聞社):「準備整いしだい海水注入」東電、ファックスで国に連絡 - 社会
東日本大震災の直後、東京電力福島第一原発1号機への海水注入が始まった後に一時中断された問題で、経済産業省原子力安全・保安院は25日、「準備が整いしだい海水を注入する予定」という東電からの連絡を、水素爆発直前の3月12日午後3時20分にファクスで受け取っていたことを明らかにした。
西山英彦審議官によると、海水注入の連絡は、ファクスで届いた紙の右下にある「参考情報の欄」に書かれており、「主たる連絡ではない」という。受け取った保安院の担当者がこれを読んだかどうかについては確認できないという。
=======
個人的には、記憶が曖昧だったが、官房長官会見で「準備が出来次第海水注入を始めたい」といったような説明があったように思っていた。なので、東電側からは、爆発の後にきっと決断したのかなと思えたのだが、幹部も含めて海水注入は爆発以前の方針だったようです。
東電幹部の方々や東電の中の人たちに、お詫び申し上げます。
すみませんでした。
>海水注入中断騒動は、枝葉末節に過ぎない
この中で、次のように書いた。
『恐らく、爆発の事実は直ぐには官邸に伝わっていなかったのかもしれない。けれども、東電ではこの事態を先に把握していたであろう。
ホウ酸や海水注入を躊躇っていた幹部連中に、心胆寒からしめる急所の一撃となったであろう。即、海水注入を決断したはずだ。それが、水素爆発から約30分での海水注入プランの提示だったであろう。
(中略)
官邸側では、東電からの海水注入提案を受けて、新たな対応に追われることになった。17時のNISA会見を急遽中止し、爆発についての説明を官房長官が17:45からの臨時会見で行った。その場において、今後に海水注入の予定があることを触れていたであろう(東電の準備が出来次第始めたい、といったような話だ)。同時に、避難指示の拡大が伝えられた。それは、海水注入に際して、念のため万全を期して避難して頂く、というようなニュアンスのものであったはずだ。』
水素爆発が起こったので海水注入を決めた、というのは、間違いでした。そうではなかった。爆発前から、海水注入の方針が伝えられていたようです。
>asahi.com(朝日新聞社):「準備整いしだい海水注入」東電、ファックスで国に連絡 - 社会
東日本大震災の直後、東京電力福島第一原発1号機への海水注入が始まった後に一時中断された問題で、経済産業省原子力安全・保安院は25日、「準備が整いしだい海水を注入する予定」という東電からの連絡を、水素爆発直前の3月12日午後3時20分にファクスで受け取っていたことを明らかにした。
西山英彦審議官によると、海水注入の連絡は、ファクスで届いた紙の右下にある「参考情報の欄」に書かれており、「主たる連絡ではない」という。受け取った保安院の担当者がこれを読んだかどうかについては確認できないという。
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個人的には、記憶が曖昧だったが、官房長官会見で「準備が出来次第海水注入を始めたい」といったような説明があったように思っていた。なので、東電側からは、爆発の後にきっと決断したのかなと思えたのだが、幹部も含めて海水注入は爆発以前の方針だったようです。
東電幹部の方々や東電の中の人たちに、お詫び申し上げます。
すみませんでした。