新・定年オジサンのつぶやき

残された日々をこの世の矛盾に対して勝手につぶやきます。
孫たちの将来に禍根を残さないよう、よき日本を「取り戻したい」。

「医療崩壊」どころか「政治家崩壊」も国民の命に係わる

2021年01月28日 12時15分27秒 | 政治

昨日の「51歳、70歳の高級クラブ通い議員と72歳の健忘症首相」というつぶやきの最後で、「『政治とカネ』問題かわす菅首相が10年前に言っていた正論」(日刊ゲンダイ)という記事を引用したのだが、実はこんな証拠画像が残っていた。

  
「野党は政府の足を引っ張りなんでも批判する」という声は今でもネットでは決して少なくはない。
 
そんな連中は「政府・与党はゼッタイ正しい」とでも思い込んでいる純粋でオメデタイ人間の部類に入るのだが、そもそも与野党の関係とはそんなものであり、よく言う「攻守ところ変われば・・」である。
 
例えば昨日の参院予算委員会での菅義偉の発言。
 
定額給付金の予定ない、最終的には生活保護ある=菅首相
 
27日午前の参院予算委員会で菅義偉は「「いろいろな見方がある。政府には最終的に生活保護があり、セーフティーネットを作っていくのが大事」と答弁していたのだが、野党時代の自民党はどんなことをやっていたのか。

 
NPO法人ほっとプラス理事で聖学院大学心理福祉学部の藤田孝典客員准教授 は、安倍晋三が在任中の昨年の6月「安倍首相『生活保護バッシングをしたのは自民党ではないと思います』 いえいえ完全に自民党です」という寄稿文でこう批判していた。
 
生活保護バッシングが民主党から自民党への政権交代に利用された過去」があり、「生活保護を簡単に受けるべきではないし、福祉依存はモラル崩壊を招くという主旨の書籍も出版した2012年当時の片山さつき参議院議員」を例にして、「主に極右政党が差別を利用して、人々のネガティブな思いを巧みに利用する醜悪な政治活動を行なっている。日本でも典型的な差別扇動による政治利用」と糾弾し、「安倍首相による『生活保護バッシングをしたのは自民党ではないと思います』という発言はウソであることが明白であり、自民党幹部による生活保護への攻撃」と断じていた。
 
そもそも、生活保護に陥らないようにするのが政治の責任であり、「最終的には生活保護がある」ということはもはや総理大臣自らが政治責任を放棄したようなものであり、生活保護でどうにかなるなら、年金も何もいらないということになる。 
  
 
さて、「坂井、河野、松本、遠山…困った神奈川/政界地獄耳」(日刊スポーツ)によると、最近ワクチン接種スケジュール関係で話題になっている坂井学官房副長官と河野太郎ワクチン担当相、、夜のクラブ通いで週刊誌にスッパ抜かれた松本純自民党国対委員長代理と遠山清彦公明党幹事長代理の4人は、それぞれ神奈川県の衆院の4つの選挙区から次期衆院選で立候補するという。
 
そして「神奈川県連は首相・菅義偉のおひざ元。既に接戦区でテコ入れしたいのが5区、7区、14区、16区、18区だが、これでは先が思いやられる。都市部はこういう話に敏感だ」とこぼす。その首相は27日、参院予算委員会で、銀座のクラブ問題を問われ「夜8時以降の外食・飲食や不要不急の外出をしないように協力をお願いしている中、このような事態が発生し大変申し訳ない」と謝罪した。与党神奈川県連全体で菅政権の足を引っ張っている」ということらしい。
 
しかし足を引っ張ているのは菅義偉のおひざ元の連中だけではなく、菅義偉を担いだ二階俊博幹事長の最側近も足を引っ張るようなことをしでかしていた。
 
12人がコロナ感染 二階派“秘書軍団”が『和歌山カラオケバー会食』
 緊急事態宣言が1都3県を対象に発令された1月8日。その当夜、鶴保庸介元沖縄北方相(53)の公設秘書2人と、門博文衆院議員(55)の公設秘書が、和歌山市内のカラオケバーで飲酒を伴う会食を行い、新型コロナウイルスに感染していたことが、「週刊文春」の取材でわかった。
 鶴保、門両氏はともに和歌山県が地盤で、二階派の所属。中でも、鶴保氏は常に二階俊博幹事長(81)と政治行動を共にしてきた「最側近」だ。
 1月8日夜にカラオケバーで会食していたのは、鶴保氏の公設第1秘書のX氏、公設第2秘書のY氏、門氏の公設第2秘書のZ氏。3人は、和歌山市内の韓国料理店で食事をとった後、別の和食居酒屋へ移動。3軒目に市内のカラオケバー「A」に向かったという。
常連客が証言する。

「カウンター10席と、テーブル席が2席しかない“密”な空間です。従業員が少年隊の『仮面舞踏会』を歌って踊るショータイムが店の名物。1月8日夜、X氏らは夜8時を過ぎても、マイクを使い回してカラオケを楽しんでいたそうです」
 だが、その後、X氏、Y氏、Z氏のコロナ感染が発覚。ほどなくして店員らも感染が確認され、「A」の感染者は1月25日時点で、計12名に及んでいる。
 和歌山県は1月21日、以下のように報道発表し、県内21例目の「クラスター」と認定した。

〈1月8日に東京からの陽性者を含めた関係者が来店され、そこで飲食やカラオケをしてうつり、その後、従業員にうつり、お客さんにうつっていった可能性が高い。こうしたことから(略)クラスターに認定いたします〉
門事務所に事実関係の確認を求めたところ、期日までに回答はなかった。
鶴保事務所は以下のように回答した。

「1月8日の時点では、和歌山県において非常(回答文ママ)事態宣言なされていない。自粛呼びかけもなかった。県内感染者数も軽減減少だった。

 それを充分考慮した上で東京の秘書については、12月末に陰性確認をした後、東京から自家用車で家族で移動。1月8日までの間は充分な期間があり、本人には体調不良の傾向も見当たらなかった。
 県内ででまわってるネット報道によると、東京の秘書があたかもコロナウィルス(ママ)を運んできたようであるとの県の見立てがあるが、正式に和歌山県に確認したところ、そのような断定はしていないとの事。もちろん、誰が感染源であるかの特定につながる情報は一切発表していない」
 だが、和歌山県の1日あたりの新規感染者は年末以降、ほぼ右肩上がりで推移し、1月7日には過去最多(当時)の21人を記録。仁坂吉伸県知事も会見で、大都市圏との往来や会食自粛を呼び掛けていた。もちろん、感染自体は責められるものではないが、国家公務員の立場である公設秘書の行動として、適切な「会食」だったのか、論議を呼びそうだ。

二階一派は、和歌山県は緊急事態宣言の対象ではないなどと開き直っているという。
 
そして二階は「GoToキャンペーン」推進を菅義偉に強いた元凶でもある。

石原伸晃議員が入院した国立大学附属病院を10月に『視察』していた! 田崎史郎氏は『知り合い』と擁護もやはり国会議員の立場を利用」していた石原伸晃といい、自粛をお願いしている側の人間が平気でこんなことをやっている。
 
コロナ禍で逼迫した医療は一部地域では「医療崩壊」に向かっているが、永田町ではすでに「政治家崩壊」に歯止めがかからない状態である、とオジサンは思う。    

【付録】
 
こんなポンコツ議員が多くなれば、ストレスで髪もなくなる??
 
   
【昨2020年1月の官房長官時代の会見(左)と26日の予算委での菅首相(C)日刊ゲンダイ】
 
 
 
 
 
 

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