新・定年オジサンのつぶやき

残された日々をこの世の矛盾に対して勝手につぶやきます。
孫たちの将来に禍根を残さないよう、よき日本を「取り戻したい」。

51歳、70歳の高級クラブ通い議員と72歳の健忘症首相

2021年01月27日 12時01分02秒 | 菅義偉

一昨日の東京都が発表したCOVID-19の感染数が「618人」と700人を下回ったというニュースの中で、ある専門家のコメントが、「これで峠を越したのではないでしょうか」とコメントしていた。
 
たしかに緊急事態宣言発令日の1月7日が「2447人」でその効果が出始める2週間後の21日が「1471人」と一気に1000人も感染者数が激減し、確かにピークは過ぎたかもしれないが、昨日は「1026人」となり再び1000人台となった。
 
今後はこのような上下の波が続きある程度の収束を迎えるのだろうが、いったん解除したあとが問題となる。
 
『ステージ2』ならGoTo再開 西村経済再生担当相」  


そもそも「ステージ2には明確な数値の目安がない」ので、菅義偉お得意の「総合的な判断」でGoTo再開を強行しようとするらしい。
 
そうなれば当然予想されることは、2月末で宣言解除して感染者数が減って見える3月中旬~末にGOTO再開するが4月~5月に変異種爆発して6月再宣言、というスケジュールになるかもしれない。
 
昨日の国会では「GoTo 五輪か!」と言われていたが本気で東京五輪を開催するつもりならば「GoTo再開」はできないはずなので、うがった見方をすればすでに五輪の中止は決定的ということなのだろうか。
 
五輪開催に関しては英国から悲観的なニュースがあったが、さらにこんなニュースもあった。
 
英データ会社『日本の集団免疫獲得は五輪後』

ロイター通信によると、イギリスに本拠を置くデータ解析会社「エアフィニティ」は、日本が新型コロナウイルスのワクチン接種によって集団免疫の目安となる人口の75%の免疫獲得を達成するのは、「今年10月ごろになる」として7月から9月に開催予定の東京オリンピック・パラリンピックには間に合わないだろうと予測しました。
 日本は合わせて3億1000万回分のワクチンを確保していますが、解析会社のトップは、ファイザー社などのワクチン供給がヨーロッパで遅れていることやアメリカなどが自国を優先するようメーカーに圧力をかける可能性を指摘、日本がスケジュール通りにワクチンを手に入れられないおそれがあるとしています。

 
さて、話は大きく変わるが、政治家や有名人のスキャンダル記事ならば、ご存じの2つの週刊誌なのだが、なんでこれらの週刊誌はスクープ記事が出せるのかということが、こんなサイトをみると合点がいく。
 
◆「動画募集はじめました」(週刊文春)
 
◆「―週刊新潮 情報受付窓口― 求む!! 極秘情報
 
そして見事に餌食にされた情けない連立与党議員が顔まで晒されていた。
 
通常国会が開会された1月18日の夜のこと。
 
嵐のメンバーである松本潤(37)とは漢字が異なるだけで読みは同じということから、永田町でも“マツジュン”と呼ばれているという松本純・元国家公安委員長(70)。
 
緊急事態宣言下、麻生側近議員が23時まで「イタメシ」と「銀座クラブ」をハシゴの証拠写真

 
「しかしこれは、お茶代わりで出てたようなもので……」と苦し紛れの抗弁したのだが、2時間近くを過ごした行きつけの馴染みの店であること確かであろう。      
 
その4日後には、「創価高校から創価大学法学部を卒業し、イギリスの大学院でも学んだエリートで平和学の博士号を持っており、支持母体の創価学会・婦人部からも人気がある。支援者からは親しみを込めて『(遠山の)金さん』と呼ばれているという」公明党の遠山清彦衆院議員(51)。 
   
公明党のホープ・遠山清彦前財務副大臣「深夜に銀座高級クラブ」で党から厳重注意
 
 
ある小学校で「廊下を走ってはいけません!」と先生から注意された児童が、「先生もこの前の朝、走って職員室に入っていたよ」と言われた時、素直に「ごめんね、先生が悪かった」と言える先生は児童たちからは信頼されるが、「先生は急いでいるときは走っても仕方がない」と言い訳をすれば児童たちからは信頼されないどころか軽蔑されてしまう。
 
こんなわかりやすい例を出すまでもないほど、愚かな、国民の付託を受けた議員がまだ存在するという事実。
 
おそらくはこんな連中は氷山の一角なのだろうが、「営業時間の短縮」という政府の要請を無視した高級クラブに陳情の見返りに接待されたとみるのが妥当であろう。      
 
さて、今までの忖度メディア記者連中との記者会見での一方的な答弁とはことなり25日から始まった予算委員会では、菅義偉のお粗末な答弁ぶりが矢面に対する立たされている。
 
答弁内容もさることながら、「前言の撤回」とか昔の己の発言の忘却といったことが露見している。
 
『政治とカネ』問題かわす菅首相が10年前に言っていた正論」(日刊ゲンダイ)
26日の衆院予算委では、公選法違反事件で有罪判決を受けた参院議員の河井案里被告(自民離党)と公判中の夫で、元法相の河井克行被告、鶏卵生産大手「アキタフーズ」グループ元代表から現金を受け取ったとして収賄罪で在宅起訴された吉川貴盛元農相ら自民党に所属した国会議員の「政治とカネ」の問題が追及された。
 この日、質問に立った立憲民主党の本多平直議員が「辞職は当然」とただしたのに対し、「自ら判断すべきだ」と歯切れが悪かった菅首相。ノラリクラリする菅首相の発言にもどかしさを覚えた本多議員が、かつて「政治とカネ」の問題で鳩山政権を厳しく追及していた野党時代の菅首相発言を取り上げ、「この時のあなたはどこにいったのか」と迫ると、「10数年前のことだから、今、即座にそうしたことを思い浮かべることはできない」などと逃げ回る場面もあった。
 菅首相が「思い浮かべることができない」のであれば、記憶を喚起してもらうしかない。本多議員が指摘したのは2010年2月5日の衆院予算委で、質問に立った菅氏の発言だ。
 この時の菅氏は政治資金規正法違反で秘書が起訴された「小沢事件」を取り上げ、民主党(当時)の鳩山首相にこう迫っていた。
「小沢幹事長の元秘書など5人が次々と逮捕されて起訴されているという、極めてこれは異常な事態だと思います。(略)非常に残念なことですけれども、民主党の皆さんから異論や批判の声がほとんど出ていない。民主党に自浄作用・能力がないのではないか、こう言わざるを得ないのであります」
刑事責任とは別に、政治的道義的責任というのは当然あり得ると思いますけれども、これについて総理はどう考えますか
 そして鳩山首相が「国会のことは国会でぜひ御議論をいただいて、結論を出していただきたい」と答えると、菅氏は苛立ちながら「それは御都合主義というものじゃないでしょうか」と切り捨て、こう畳みかけたのだ。
 「私たち衆参両院議員で、政治倫理綱領というものを私どもは決めています。国会議員の手帳の中にもあります。その内容というのは、疑わしいことがあったら責任を明らかにするように努めていこう、みずから進んで解明しよう、説明をしようということです
「民主党の代表として総理に指導力を発揮していただきたいというふうに思います。(略)小沢幹事長に対しては、偽証罪のある証人喚問を強く求めたいと思います。(略)小沢首相が誕生することになれば、『オレは法律だ』『オレに従え』と振る舞われるつもりなのか? とても、法治国家の政治家の発言とは思えません。戦時中の統制国家が復活する危機感を感じますよ」
 いやはや、まさに「オレは法律だ」「オレに従え」と振る舞っているのは、今の菅政権。菅首相は過去の自身の言葉を思い出し、ご都合主義に陥らず、政治倫理要領に沿って異常事態の自民党の政治責任をただしてほしいものだ。

 
たしかに10年前の発言を即座に思い出せないかもしれない。
 
しかし僅か4ヶ月ほど前のこんな発言は覚えているはずである。
 
私は、常々、世の中には国民の感覚から大きくかけ離れた数多くの当たり前でないことが残っていると考えてきた。それらを見逃さず、現場の声に耳を傾けて、何が当たり前なのか、そこをしっかりと見極めた上で、大胆に実行する。これが私の信念です。国民から信頼される政府を目指していきたいと思います。そのためには行政の縦割り、既得権益、そしてあしき前例主義、こうしたものを打ち破って、規制改革を全力で進める。国民のためになる、ために働く内閣をつくります

 
首相就任会見での発言だったのだが、いまではその片々も残ってはいない。
 
72歳でもはや「健忘症」ではすまされないないだろう、とオジサンは思う。    

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