新・定年オジサンのつぶやき

残された日々をこの世の矛盾に対して勝手につぶやきます。
孫たちの将来に禍根を残さないよう、よき日本を「取り戻したい」。

総選挙では自民議員の過半数割れを目指せ

2024年10月06日 11時59分36秒 | 衆院選挙

「言行不一致」、「朝令暮改」、もっとストレートに「ウソツキ」などと、今まで総理大臣になった途端にこれほどの批判をあびた総理大臣は記憶にない。
 
さらに組閣後の内閣支持率はメディアの「お祝儀」が一切ない50%台という。
 
なにしろ総裁選期間中の国民が期待するような発言が、終わってみればすべて雲散霧消ならば、当然ながら非難の嵐が起きるのも当然であろう。
 
  「自民裏金議員の公認問題持ち越し 首相、6日にも再協議
  
 


 
 
   
  予想通り、早くもこんな記事が出ていた。
   
『詐欺集団』「騙された」石破茂首相 「裏金議員」公認に国民激怒…総選挙で単独過半数割れなら総裁選やり直しの仰天プランも」 
「これでは岸田さんが退陣した意味がない」
 報道機関各社が発表した石破新内閣の支持率が軒並み低調であることがわかり、自民党議員のひとりが、こうため息をついた。単純な比較はできないものの、固定電話以外への聴き取り調査を開始した2002年以降の内閣の発足時の結果としては、最低水準にあるという。
石破茂首相は10月3日、「政権発足時として高くないことは真摯に受け止めなくてはならない」と話し、さらに「裏金の問題について国民のいろいろな思いが払しょくできていない」と述べた。
「総裁選時、石破さんは早期の解散総選挙には否定的でした。ところが、総裁就任直前になって、代表質問を終えたら解散すると宣言した。当初、予算委員会での審議を経た11月初旬の解散を想定していたので、ズレとしては1カ月程度ですが、愚直さ、実直さを評価されていた石破さんですから、有権者の印象はよけいによくないでしょう。
 さらに、致命的とも言えるのが10月3日に朝日新聞が報じた問題です。石破さんは、派閥の裏金事件で処分を受けたいわゆる“裏金議員”に次期衆院選で公認する方針だというのです。石破さんは6日に該当議員への聴き取りをするそうですが、それでガス抜きになるとは思えません」
 SNS(X)にはそんな失望感のコメントが数多く投稿された。
《石破氏て、権力持ったら、今までの歴代よりももっと自民党的だった》
《見損なったな~!騙された感じだな~?石破茂自民党総裁は「狸親父」》
《どうやって信頼できると思ってるの?恐ろしいほどの言動不一致やな》
《裏金議員公認や比例重複も公認とかもはや政治家じゃなく詐欺集団ですやん》
 石破内閣の面々は副大臣と政務官がほぼ留任だったことから、「岸田内閣の居ぬき」と自民党関係者は明かす。
「党役員では、森山裕幹事長が絶大な権力を持っているんです。そもそも総選挙の日程は岸田政権下ですでに決められていて、石破さんだけが知らなかった。そして、幹事長人事は森山さんでいこうと、党内では決まっていた。安倍政権から続いた官(邸)高党低が完全に一変し、今は岸田文雄前首相をはじめとする党内の権力が非常に高まっています。そういう意味では、石破さんは気の毒ですね」(同関係者)
 衆院選の投開票日は27日。あと3週間余りだが石破内閣が浮揚する要素はほとんどない。党内では宇野宗祐内閣を超える超短命内閣となる可能性も囁かれる。
「自民党の衆議院議員は258人。裏金議員を公認しなければその時点で、単独過半数を大きく割り込みます。なので、石破さんも公認せざるを得ないのは理解できます。とはいえ、これで仮に単独過半数割れになれば、退陣は必至です。
 党内では、単独過半数割れした場合、林芳正官房長官が臨時代理として内閣を継承し、再度、議員投票で総裁を決め直すというプランまで浮上しています。その場合、次の総裁は加藤勝信氏に内定しているという話もあります。いずれにせよ、石破さんは追い込まれているのは間違いない」(同前)
 いったい何のための総裁選だったのかーー。
 
 
極右の高市早苗よりまし」との比較で総裁から総理大臣になったのだが、こんな評価も一部にはある。
 
わが国は首の皮一枚で繋がったが…石破政権も日和るのか
 
任期満了に伴う自民党総裁選は高市早苗と石破茂による決選投票となり、石破が勝利した。わが国は首の皮一枚でつながったが、安倍晋三路線の継承を唱えてきた高市が総裁になったら洒落にならなかった。
 高市の推薦人には裏金議員が13人も名前を連ねていたが、高市は「総裁が代わったからといって、ちゃぶ台返しをするようなことをしたら独裁だ」と裏金議員の党処分を見直さない考えを示していた。
 2014年、高市とネオナチ団体代表がツーショット写真を撮っていたことが発覚。過去にはナチス礼賛本「HITLER ヒトラー選挙戦略」に推薦文を寄せていた。高市は1994年から2001年にかけて少なくとも5回「世界日報」に登場しており、反日カルトの統一教会(現・世界平統一家庭連合)とのつながりも深い。
 一方、石破にも問題は多い。総裁選の間「解散までには一定の期間が必要だ」と言ってきたにもかかわらず、10月末の総選挙を言い出す。
 組閣についても、自民党腐敗の象徴である菅義偉が副総裁に就任。逮捕歴もある三原じゅん子はこども政策担当相。代表を務める政治団体が悪質なプロパガンダ組織とつながっていた小渕優子は組織運動本部長。人事に関する問題は他にも山ほどある。「これでは何も変わらない」と言いたくもなるが、一歩前進した部分もある。
 かつて安倍について「財政、金融、外交をぼろぼろにし、官僚機構まで壊して、旧統一教会に選挙まで手伝わせた。私から言わせれば国賊だ」と正確に指摘した村上誠一郎が総務相に。村上は集団的自衛権の行使を容認する安全保障関連法にも反対、森友・加計学園問題でも批判を繰り返してきた。
 麻生太郎は新たに設けた「最高顧問」という事実上の名誉職に押し込まれた。高市は総務会長の打診を断り、小林鷹之も広報本部長を固辞した。河野太郎も閣僚から外された。旧安倍派からの入閣はゼロ。
 そう考えると、石破政権の方向性を全否定するのは時期尚早かもしれない。石破は日米地位協定の見直しにも言及しているし、憲法を空洞化する安倍周辺一味による加憲論に対し「整合性がない」と正面から批判してきた。石破は自民党を正常化できるのか、やはり日和るのか。引き続き国民の監視が必要だ。






【付録】
 
さて、総選挙に向けて立憲民主党の戦力を正面から批判していた御仁のブログを紹介しておく。  
   
  「村野瀬玲奈の秘書課広報室
  

「立憲民主党」と日本共産党のそれぞれの選挙戦 (2024年10月総選挙「自民裏金脱税使途不明議員・自民旧統一教会系議員討伐選挙」)
間もなく行なわれる解散総選挙、衆院選。民主主義と立憲主義を重視し、自民党の腐敗独裁暴政を正すべき立場にある野党と野党議員にとっては、大きなチャンスのはずです。「はずです。」

自民党や維新が最も嫌がるのは、自民党政治を批判する人々の受け皿になるべくそれぞれ単独では十分な議席は取れない立憲民主党が日本共産党と組むことのはずです。立憲民主党が日本共産党と話し合って政策のすり合わせや協力の在り方を調整して候補者を一本化したうえで、日本共産党の支持者の支援も得て当選した立憲民主党議員が何人もいます。日本共産党とその支持者の協力無くして当選しなかった立憲民主党議員です。
今回2024年10月の衆院選では、自民党と親和的で自民党のお仲間である日本労働組合総連合会(連合)とも親和的な野田佳彦を新たな代表として立憲民主党支持者と立憲民主党議員が選び、中道票をあてにして、日本共産党とは組まないと宣言し、自民党と親和的で税金を利権に換える自民党的政治を行なう第二自民党こと維新の会と、自民民主党こと国民民主党と連携するという方針を打ち出したのが立憲民主党側。
一般国民全員のためを考えた政策を打ち出し党員も国民全員のための政治に賛同して活動している日本共産党に非協力の態度をとって、不祥事の量販店ともいえる第二自民党の維新と組むのでは、自民党政治の腐敗独裁悪政を正してほしいと思う有権者は立憲民主党に投票できない事態です。日本共産党と組みたくないから単独で選挙戦を戦うならまだ筋は通りますが、維新と組むのでは全く筋が通りません。
立憲民主党は「立憲共産党」と揶揄されることが嫌いなようですが、日本共産党と組むことこそ、自民党が嫌がる選挙戦なので、それが最善のはずです。しかし、そうしないで、自民党が歓迎する選挙戦を行なって、それでいて自民批判票をほしがっているという、わかりにくい野田立憲民主党の方針です。
さらに言うなら、日本共産党が小選挙区候補をおろすという英断のおかげで少なくない自党候補を当選させることのできた立憲民主党が、今度は後足で砂をかけるような態度を日本共産党にとるというのは、社会人として礼儀もなっていないとしか見えません。これでは、自民党政治を改めることを期待して有権者が立憲民主党に投票しても、いずれ裏切られる可能性は十分に高いと言わざるをえないでしょう。それは、2012年末の野田佳彦民主党から自民党に政権を「禅譲した」ことを考えれば、十分に現実的な可能性です。
そこで、日本共産党は、立憲民主党と協力するなら取り下げるはずだった独自候補を多くの小選挙区に立てはじめ、比例票を取るためのテコ入れとすることにしました。日本共産党にとってはそれが自然な選挙戦です。第三者的に言っても、それでいいと思います。
立憲民主党は自民支持票を取りに行き、日本共産党は政治に失望している無党派の自民批判層や棄権層を取りに行けばいいのではないでしょうか。それに、「立憲共産党」と呼ばれたくないのなら、立憲民主党は、小選挙区に日本共産党が候補を立てることを歓迎すべきところです。日本共産党と決別したことを有権者にはっきり示すことができるのですから。
立憲民主党の皆さんが自民支持層の票を取れるように心からお祈りしています。立憲民主党が本気で日本共産党との選挙協力を行なうのなら今からでも立憲民主党側から誠実な話し合いを提案すべきだと思いますが、立憲民主党にその気がないのなら、私はむしろ、有権者としては日本共産党に小選挙区も比例区も票を集中させることが自民党政治を批判するための最もはっきりした有権者からの意思表示ではないでしょうか。私の独自の考えというよりも、それ以外に結論がありません。
今回2024年10月の選挙についてどのような方針で臨むか、私は次の指摘に理を感じます。
まだ不透明な面はあるけど、自分の衆院選での投票行動の優先順位は以下2点に固まりそう。


立憲は、もはや自民との違いが分からないので政党としては眼中に無く、増えようが減ろうが心底どーでもいい。
仮に小選挙区に共産・れいわ・社民が居ない場合、②のために立憲に投票する可能性はあるが、それは「立憲の当選」を望んだわけではなく「自民・維新の落選」を優先した結果でしかない。
— 犬飼淳 / 「インボイスは廃止一択」発売中 (@jun21101016) October 3, 2024

立憲民主党は、自分たちが日本共産党とその支持者にどれほど非礼なことを言っているかわかっていないようで怖いです。次の指摘にうなずかずにいられません。
立憲中央「共産党とは距離を、国民、維新を優先で連携。選挙協力はそれぞれの選挙区で」
立憲千葉「共産党との選挙協力は失敗だった」
共産党「じゃあ、選挙出ます」
立憲千葉「なんでそんな仕打ちをするのか」
立憲民主党の主張の論理的帰結は「共産党消えて」になるね。https://t.co/JmPsjDNLzb
— 平八 #比例は日本共産党 (@heihach23204272) October 4, 2024
立憲民主党が本当に一本化したいなら、「立憲共産党」と揶揄されることを厭っていてはダメだし、むしろそう揶揄されたら日本共産党と組むことが裏金議員への対抗馬としての戦闘力を強めることになると考えればいいだけのことです。

 
     
  
  

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