新・定年オジサンのつぶやき

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桜を見る会の前夜祭の不足費用は内閣府本府の一般共通経費か庁費か?!

2019年12月20日 12時11分21秒 | 桜を見る会

「合意なき離脱」という言葉がメディアに登場したのは、イギリスがEUからの離脱問題で国内が分断されていた頃。

通関手続き、航空協定、動植物の検疫、農産物の表示法、医薬医療品の認可、自動車の形式認証、原子力協定、金融取引、年金給付、個人情報保護など、「第3国」となった英国は新たな規定と規制によってEUから分断されるという事から、今後はEU内の国々とは個別にFTA協議をしなければならず、それらの協議相手との「合意」がないままでの離脱は認めないという反対派の意見であった。

あらためて説明するまでもないが「合意」とは「当事者双方の意思が一致すること」であり、片方が「合意があった」と主張しても、相手が「合意がない」と反論すれば、合意の事実は認定されないことになり、「一方的」という行為になる。

密室における男女間の性行為も同様で、相手の合意が得られなければ「強姦」とチョット前までは明確に断罪されたものであった。 

ましてや立場的に明らかに男性側が優位の場合は、仮に「合意」があったと主張しても通らない。

刑事事件としては不起訴になったことのみで、「私は法律違反をしていない」と言いながらも「不適切な行為」と認めていた山口敬之の昨日の日本外国特派員協会での会見は見苦しいものがあった。

山口敬之さんが会見、『官邸の働きかけがあったか?』海外記者からの質問に何と答えたのか」 

やはり被害者側の会見には真実味が多くの記者に伝わっていたようであった。


【ノーカット】ジャーナリストの伊藤詩織氏が日本外国特派員協会で会見

今後、同じような目に遭う女性を無くすためにも、「伊藤詩織さん、中傷やセカンドレイプに『法的措置をとる』」という主張は当然であり、山口敬之応援団の「えげつない連中」も、「伊藤詩織さん、月刊Hanadaやはすみとしこなどに法的措置へ」となれば戦々恐々となることであろう。

安倍晋三が総理大臣になっていなかったら、おそらく伊藤詩織さんが性被害者になっていなかったかも知れない。

やはりすべての諸悪の根源である安倍晋三の悪行への追及は緩めてはならない。

12月19日の第17回目の野党合同の「桜を見る会」追及本部ヒアリングで興味深い話が上がった。

ヒアリング会場には下関市から、安倍派ではない、田辺よし子下関市会議員が参加していた。

田辺市議は、「桜を見る会」に参加した人たちに、地元で独自に聞き取り調査をした結果を披露したのだが、その中には、ホテルニューオータニで開催された「桜を見る会・前夜祭」に関する興味深い話があった    

田辺市議によると、「(ライオンズクラブを通して初めて参加した男性の証言として)サンデン交通さんに6万8千円旅費を払いまして、2か所観光をして前夜祭にも出て新宿御苑に行ったということでした。前夜祭では、誰か連れて行ってくれた方に5千円を払いましたと。しかし領収書は頂いておりませんということでした。・・(中略)・・もう一人、ソロプチミストの女性の方がいまして、その方は5千円は払っていませんということでした。」ということだった。

『桜懇親会費払わず』 出席者聞き取り 下関市議が報告

やはり、前夜祭の5000円を「払ってない」という人が存在していた。

安倍晋三のぶら下がり会見の説明では、「前夜祭」の参加者全員から5000円を徴収して、ホテル名義の領収書を出しているという話だったが、今年約850枚発行されたはずの領収書が、下関で1枚も発見されていないという。

これは現地調査に入った野党議員だけでなく、田辺市議のような地元の議員、またマスコミも必死に探しているというが、それはいまだに出てきていない。

ちなみに、少し以前にメディアで公開された5000円の領収書は、2015年のものであり、2015年のものが出て来るのに、今年のものが全く出てこないというのは、明らかに組織的な「廃棄処分」指示がでていたことになるのではないか。

ヒアリングの詳細を再現してみる。

原口議員「田辺先生、地元から領収書が一枚も出てこないというのは不思議なことで、お金払ってない人が多いんじゃないかとも思っていて・・、ただお金を払ったという人もいて、でもその方は領収書をもらっていない。払った方がどのくらいいるのかも不明ですね。」
田辺市議「・・・実際に行った人はツアー料金の6万8千円を振り込み、前夜祭では入り口に行ったとき、誰だかわかりませんが、お金を回収する人がいて、その人に(5000円を)渡したということなんですね。そして、ホテルニューオータニと書かれた領収書は全くもらってないんです。ただお金を渡しっぱなしという方が、ライオンズに1人ありました。ソロプチの方は、お金も全然払わないで、3人でフリーパスで入っていったということでありました。バラバラなんですよ。」

それでは、不足分はどうなったのか、前回の12月17日の第16回追及本部ヒアリングではこんなやりとりがあった。

原口議員「『桜を見る会』は予算が3倍になったと、ということは、ふつうの予算だと賄えませんよね?その膨張した分は庁費で払ったってことでいいですか?」
酒田総務課長「はい」
原口議員「前年度の(庁費の)予算は26億円、今年は56億円、約30億円も増えてるんです。庁費って『桜を見る会』にどうやって使えるんですか?」
酒田総務課長「(要約)庁費の中に積算として入っている。」
原口議員「庁費の中にも予算があるわけでしょ? 3倍に膨れて、それを補てんしていいなら、それ予算って言わないでしょ。」
酒田総務課長「(要約)『目(もく)』の中で庁費を流用することは認められている。」
原口議員「あ、そーなんですか。そうなるとあなた方が私たちに出してる予算っていうのは、流用可能で、足りなければよそから持ってきてもいいと。そういう予算なんですね?」


先月末には、「桜を見る会「毎年予算オーバー」の“裏側”」の中で、井野靖久・内閣府大臣官房長は「内閣府本府の一般共通経費を活用することにより経費を確保している」と答弁していた。

「内閣府本府の一般共通経費」とか「庁費」とは国民には馴染みのない言葉なのだが、ニューオータニが安倍晋三のために特別にはからって、破格の5000円でパーティを請け負ったのではないかという疑いがこれまでにも持たれてきたが、さらに一歩踏み込んで邪推すれば、その費用が内閣府から出ているかもしれない。

内閣府で、適当にやりくりして、足りなかった「桜を見る会」の経費を補てんできるくらいなら、たかだか800人足らずのパーティ代をひねり出すのはわけもないことだろう。

一流ホテルが怪しげなダンピング営業をすることは考えられず、キチンと「御一人11000円」を受け取っていることのほうが自然である。

ただし、内閣府からは、公にするなときつく口止めされているので、直近のニューオータニの回答は、「前夜祭の明細については、公開を前提とした再発行には応じられない」という奇妙なこの言い回しから、「ホテルに明細書がある」ことが、暗に示されている。

もっとも公表され、宛名が「内閣府」となっていれば、安倍政権は「THE END」となるだろう、とオジサンは思う。

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