先日、「政治家の事件なのに…?」というタイトルのブログでこんな記事を発見した。
・・・民主の初鹿議員が強制わいせつで起訴されていますが、これは個人の事件であり、政治的には何の問題もないはずですが、一部のメディアは「立民に打撃」と盛んに報じます。しかし新たに出てきた、自民の秋元議員への捜査に関しては「自民に打撃」という人は皆無です。むしろIR議連に参加し、内閣副大臣としてIR担当だった。IRにずっぽりだった議員の秘書が、中国のカジノ企業とつながりをもち、その企業が多額の金銭を無断でもちこんだ、外為法違反に問われているのです。政治による権力の在り方、それを問われるものであり、こちらの事件の方が政治的にはより重要なはずです。 ナゼか、メディアはこの事件を政治カテゴリ―で扱っていない。社会面での扱いです。しかしこの中国企業が、これが初の資金のもちこみだったのか? これまでも持ちこんだ資金を、政治家にばらまいたのでは? との疑いが強い。秋元氏を捜査するのは東京地検特捜部です。秘書にとどまらず、政治家まで行くものでなければ地検特捜部は動かないでしょう。つまりこれは最初から政治マター、特捜部の狙いは秋元氏からつながる政治家、IR推進を訴えていた議員への資金の流れです。ただしそれは、与党に限らないかもしれない。野党でも推進派の維新、北海道での開業を狙っていたというので地元議員にまで及ぶ話になるはずです。 |
「これは個人の事件であり、政治的には何の問題もない」ということはありえず、いくら初鹿議員が謝罪しても済まされる問題ではなかったはずであった。
そして昨日には、「初鹿明博衆院議員、立民に離党届提出 強制わいせつ容疑で書類送検」と報じられている。
身から出た錆なのかも知れないが、こんな破廉恥議員は政治家としての資質を問われるので、素直に議員を辞めた方が良いと思うのだが、それは立憲民主党にとっては決して小さくはない打撃である。
上記のブログ主も指摘していた「政治カテゴリ―で扱っていない」事件は、やはり昨日、「秋元議員側に多額現金か IR参入検討の中国企業側から 東京地検、事務所を捜索」と、政治的に問題であるという記事が出ていた。
これは、「『自民に打撃』という人は皆無」どころか、東京地検特捜部が現職のしかも与党議員の地元事務所や衆議院議員会館内の事務所を家宅捜索したり、は国交省や観光庁、さらに、カジノ誘致に立候補していた北海道からも資料提供を受けているということは、近年にない大きな「捕り物」に発展しそうである。
東京地検特捜部が珍しく動いたことからテレビのワイドショーでも一斉に取り上げ始めた。
御用評論家や安倍晋三と一緒に「桜を見た」キャスターらに、事件の矮小化をねらった発言をさせていたテレビ局もあった。
東京地検特捜部は「政・官・財」の3つの大型事件を扱うのだが、現在の森本宏特捜部長は、17年9月の部長就任以来、リニア談合、文科省汚職、ゴーン事件など大事件を手掛けてきた。
特捜部長の任期は、通常2年だが、異例の3年目に突入していおり、これまで、政・官・財のうち、官と財を挙げている森本特捜部長は、最後の総仕上げとして、政・官・財の3つを挙げれば、検事総長就任の可能性も出てくると噂されている。
今回の容疑は、IR事業への日本参入を目指していた中国企業が2017年、現金数百万円を日本に不正に持ち込んだ「外為法違反」の疑いだが、そもそも天下の東京地検がわずか数百万円の「外為法違反」で動くことは常識では考えられない。
数百万円ぽっちの外為法違反は入り口に過ぎないと言われている。
「特捜部は将来の展望に相当、自信があるのでしょうね。本人から事情聴取をしたのにもかかわらず、議員会館に家宅捜索に入ったのがポイントです。現役の国会議員の事務所がある永田町は、国民に与える印象が強烈。立件できなければ批判を呼びますから、本人から話を聞き、事件化が難しいと思ったら、議員会館には入らない。関係者からかなり詳しい供述が取れているのではないか。年明けの通常国会開会前の立件もあり得ます」と元特捜検事で弁護士の若狭勝はテレビで解説していた。
なんでこの時期なのか、という疑問には、臨時国会が9日に閉会したので国会議員の「不逮捕特権」が使えないからという解説もあったが、「通常、捜査はこっそり着手されるものなのに、今回は永田町界隈で『臨時国会が12月9日に閉会したら秋元事件が動く』という噂が、1カ月近く前から出回っていた」という永田町の関係者の話もある。
「桜を見る会」疑惑から安倍晋三を守るために自民党は野党側からの臨時国会の会期延長を拒否したのだが、そのおかげで秋元司衆院議員への特捜部の捜査が早まったということであろう。
政界では今、特捜部の本命は秋元ではなく、もっと大物議員だという情報が飛び交っているという。
「問題の中国企業は北海道だけではなく、全国のIR候補地にも目をつけていた。地元の有力国会議員らに工作金が渡った可能性があります。現職大臣の名前が取りざたされています」ということから、数百万円規模ではなくもっと大きな金額が大物議員に渡った可能性も否定できないし、特捜部の狙いもそこにあるらしい。
それにしてもIR事業とは、安倍政権の成長戦略の一つでもあったのだが、余りにも筋の悪い胡散臭い輩が絡んでいるようであり、カジノ誘致を取り下げた北海道の他、IR誘致には千葉、東京、神奈川(横浜)、愛知、大阪、和歌山、長崎が名乗りを上げている。
横浜では市民の誘致反対の声を無視した林市長が批判の渦に巻き込まれている。
もはや安倍政権が成長戦略の目玉に位置付ける「カジノ」は、やはり利権の温床だったと言わざるを得ない。
利権の温床には、それなりの人物が集まってくるもので、安倍晋三を取り巻く周辺にはドス黒い人脈にあふれている。
類は友を呼ぶのか ウサン臭い連中ばかりの安倍首相の周辺 https://t.co/gsVSw025A7 #日刊ゲンダイDIGITAL
— kmos@#国会を見よう!#選挙に行こう!被災地の復旧を最優先に!怒りの声を上げよう!#アベやめろ! (@kmokmos_) December 20, 2019
まさに文字通りの「類は友を呼ぶ」そのままの情けないのが今の日本の現状である、とオジサンは思う。【胡散臭い連中ばかり安倍周辺】レイプ男、怪しい利権屋、弾劾大統領、マルチ・・・と次から次 前代未聞だ、マトモな人間は近づかない、近づけない薄っぺらな首相周辺の「類は友を呼ぶ」としか言いようがないドス黒い人脈とその必然 世界が疑う「日本は法治国家なのか」(日刊ゲンダイ) pic.twitter.com/8EFOISRKhe
— KK (@Trapelus) December 20, 2019