新・定年オジサンのつぶやき

残された日々をこの世の矛盾に対して勝手につぶやきます。
孫たちの将来に禍根を残さないよう、よき日本を「取り戻したい」。

安倍晋三を見放し始めたのか内閣府

2020年07月23日 11時57分36秒 | 安倍晋三

2週間ほど前に静岡市の田辺信宏市長が市長室でNHK静岡局の記者にパワハラ発言をしたということが明るみに出た。
 
静岡市長、NHK記者に会見で謝罪 面会時の発言めぐり
 

令和2年7月7日(火) 静岡市長定例記者会見


司会者や広報の連中がなどが質問を遮り、うやむやにしようとする中でNHKの記者が孤軍奮闘し、市長に謝罪を行わせていた。

NHKもこういう記者ばかりならいいのだが、東京にはこんなNHK政治部記者がいたらしい。


こんな政権癒着記者を地方勤務にして、骨のある若い記者を東京呼べば少しはNHKの風通しも変わるかもしれない、一瞬思ってしまった些細な出来事であった。
 
さて、連日報じられている、「冷房と暖房を同時にする」とか、「アクセルとブレーキ」を一緒に踏むようなものと、酷評されていた「Go To トラブル」。
 
わかりやすく言えば、国が国民から吸い上げた税金で「全国に旅行に行け!」というキャンペーンなのだが、二転三転するうちに、東京だけではなく地方の都市部でも感染者数が過去最高の数字となり、こんな状態で「感染拡大キャンペーン」をしようとするさまを、「戒厳令と外出促進令の同時発出」と言い表していたブログもあった。
 
このキャンペーンに関しては「自民党の二階俊博幹事長を筆頭とする“観光族議員”が、『Go Toトラベル』の運営を担う事務局を約1895億円で委託された『ツーリズム産業共同提案体』に名を連ねる観光関連14団体から、なんと約4200万円もの献金を受けていたこと」とカネにかかわることに目が向けられていたが、その実態は、「GoTo受託団体から二階幹事長らにわたったのは4200万円献金だけではなかった! 二階派のパーティ券を巨額購入」という記事によれば、「最初に「Go To」を利権化すべく動いていたのは今井尚哉首相秘書官と菊池桃子の夫だった」という。
 
二階幹事長や観光族議員たちだけの思惑だけで動いているものではけっしてなく、主導したのは経産省官僚に支配されている安倍官邸である。
 
具体的には、「影の総理」と呼ばれる安倍首相の最側近・今井尚哉首相補佐官兼秘書官と、その子飼いである新原浩朗・経産省経済産業政策局長の肝いりの経済対策だという。
 
その対策の予算化は今井-新原ラインと森友問題で必死になって安倍政権を守ったことで知られ、その論功行賞として、20日付で財務省事務次官に昇格した当時の財務省側で予算編成を担う主計局のトップの太田充主計局長だったという。
 
その安倍官邸が、だれが見ても「アベノミクスは2年前に終わっていた」と発表した。
 
景気拡大、戦後最長ならず 後退局面、正式認定へ
 
政府が2012年12月から続いた景気拡大期間が18年10月に終わり、景気後退局面に入ったと認定する方向で検討していることが22日、分かった。米中貿易摩擦などが影響し、景気回復期間は71カ月にとどまり「いざなみ景気」と呼ばれる02年2月~08年2月(73カ月)の戦後最長記録を更新できない見通しだ。近く有識者による研究会を開き正式決定する。



政府、景気後退を認定へ 戦後最長の拡大、届かぬ見通し
 

『景気後退』認定へ、戦後最長ならず 回復は18年10月まで


 
たしか、「道半ば、この道しかない」とアベノミクスにしがみついていた安倍晋三に陰りが出始めたことの表れかもしれない。

そういえば、今朝の朝食時にオバサンが、「マスクを外した安倍晋三の顔や首筋になんか吹き出物のようなものがいっぱいあった」と、普段は政治関連にはあまり興味を見せなかったごく普通の主婦が気が付いていた。
 
最新のNHKニュース「Go Toトラベル開始 首相『経済活動再開の方針に変わりなし』」を見る限りはそんな兆候は見当たらなかったが、こんな記事があった。
 
全てが混乱、会見も開かず “まるで死相”のような安倍首相
 
    
すべての政策が朝令暮改の大混乱(21日、自民党役員会での安倍首相)/(C)日刊ゲンダイ 

映像は残酷だ。21日正午からのNHKニュース。午前中に自民党役員会に臨んだ安倍首相を映し出したが、見た人はギョッとしたはずだ。髪は乱れ、顔は土気色。目はうつろで、生気が感じられない。「まるで死相」のような表情は、これぞ政権末期という惨状の象徴だった。
…中略・・・
■政権のオツム停止を雄弁に物語る顔色のヤバさ
 何せ、Go To トラベルの事務局が観光業界に初めて説明会を開いたのは、実施前日の21日。国交省は旅行業者約1万、宿泊業者約5万の参加を見込むが、登録はまだ始まったばかりだ。
 しかも「Go To 感染拡大」との非難に耐えきれず、登録要件にはコロナ対策の徹底を課した。利用者にすれば、後で宿泊先が対策不十分だと判明すると、補助の対象外。値引きをアテ込んだ旅行プランはパーだ。
 まさしく国民不在の場当たり対応と見切り発車。制度設計も甘ければ、方針もクルクル変わる前代未聞は、政府・与党のオツム停止をうかがわせるのに十分だ。この政権は既に死に体なのである。法大名誉教授の五十嵐仁氏はこう言った。
「司令塔不在で、政権内部も霞が関も空中分解し、司令塔役を担うはずの安倍首相の存在感は皆無です。感染再拡大のブレーキが求められる中、Go To強行のアクセルを吹かすアベコベ対応で、感染者増は収まらない。右往左往政権の迷走に『責任者、出てこい!』と言いたくなりますが、決して矢面に立とうとしない。 
 西村コロナ担当相らを“弾よけ”にして身を隠し、混乱の説明を求められても国会の閉会中審査はもちろん、記者会見にも応じない。21日のNHKニュースで私も首相の顔を見ましたが、覇気はゼロ。何をやっていいのか分からず、自信がないから、批判を受ければ撤回の繰り返し。自分の役割を放棄し、完全にやる気を失っているとしか思えません」
 安倍の曇った表情は、長期政権の無残な崩壊の始まりを雄弁に物語っている。
■ストレスに耐えられないなら辞めるべき
 異様な顔つきは、21日だけに限らない。最近はテレビに安倍が映るたびに「顔色がヤバい」と、自民党議員は心配の声を上げている。
 安倍の持病である潰瘍性大腸炎の大敵はストレス。先月19日、約3カ月ぶりに夜の会食を再開させたが、都内の感染再拡大で再び私邸と官邸を往来するだけの日々に逆戻り。2年前には月1・5回ペースでプレーした大好きなゴルフも、今年は年明け早々2回でお預け。行きつけの六本木の高級ホテル内のスポーツジムにも、1月3日を最後に足を運べていない。
  “3密”回避で鬱憤をため込んでいるようだが、何よりツラいのは1月中旬の中東3カ国歴訪以来、半年以上も外遊がストップしていることらしい。安倍ほど外遊の多い首相は過去にいない。再登板後の約7年半で81回、のべ訪問国・地域数176はぶっちぎりの憲政史上最多。文字通りの「外遊」で大型連休や夏季・冬季休暇に気分転換を兼ねた海外旅行の色合いが濃厚だった。
 国会閉会後に回復を見込んだ内閣支持率の低迷に加え、ゴルフも海外旅行も封印されてストレス解消もままならない。とはいえ、安倍にとってのストレスフルな日々は市井の人々には当然の暮らし。それだけ無責任首相は「気楽な稼業ときたもんだ」だったのか。政治評論家の森田実氏が「ピンチな時ほど活力がみなぎるのが、政治リーダーの必要条件。精神フニャフニャのリーダーは国民を不幸にするだけです」と言う通り、ストレスフルな日々に耐えられないヤワなトップの存在自体、コロナ禍では害悪でしかない。
 永田町では「3前解散論」が浮上している。「東京五輪中止決定の前」「米大統領選の前」「新型コロナ第2波の前」に解散・総選挙を断行すべきとの考えだ。11月の米大統領選はトランプの敗色濃厚。9月下旬のIOC総会での五輪中止説も流れる中、ひとつでも実現すれば、その瞬間、安倍は政権をブン投げるとの危機感の裏返しでもある。だとしたら一刻も早く辞めさせるのが当たり前だ。
「むしろ、ブン投げてもらった方がいい」と言うのは、前出の森田実氏だ。こう続けた。
「佐藤栄作超えの連続在任記録更新にこだわる総理の周りで浅知恵官僚が勝手にうごめき、長期政権がダラダラ続くよりも、はるかにマシです。古代中国の儒学家・荀子が残した『政事乱るるは則ち冢宰(一国の総理)の罪なり』との言葉は、この国の惨状を言い表しています。もう、安倍政権は引き時です」
 政権末期の惨状に正気を失ったような容貌の首相では、この国はもたない。そろそろ、国民が「おまえはもう死んでいる」と安倍に引導を渡す時期である。

 
「ピンチな時ほど活力がみなぎるのが、政治リーダーの必要条件」なのだろうが、安倍晋三はピンチになると忖度官僚に助けられ自らの力で難局を乗り越えたことはない。
 
「浅知恵官僚が勝手にうごめき」、内閣府からも足を引っ張られ、ましてや「戒厳令と外出促進令の同時発出」などと揶揄されれた、政治リーダーの資質欠如を体現してしまった安倍晋三には、政権を放り投げるしか道はない、とオジサンは思う。
  

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