スポーツ紙と言えば、トップ面はシーズン中なら「プロ野球情報」が定位置か。
さらに場所中ならば「大相撲情報」となり、どちらもなければその時々の話題のスポーツがトップ面を飾る。
その他の面はほとんどが男性読者を意識した、ギャンブルや娯楽や芸能記事が満載と言ったところが相場かも知れない。
そのようなスポーツ紙の世界で、「けして一般紙では読むことができません」と宣言し、「表面だけではわからない政界の裏の裏まで情報を集めて、問題点に切り込む」という文字通り「地獄耳」のコラムが評判であり、オジサンも政治ネタが少ない場合は大いに参考にしている。
チェック漏れしたのが、昨日のこのコラム。
<自民が政権批判の大島更迭画策/政界地獄耳> 2018年12月10日8時31分 日刊スポーツ ★自民党も官僚制度も議会も、もう秩序がある世界とは言えなくなった。国民は被害者だが、一番の問題はこの政治に慣らされて声も出せなくなった自民党議員と同党支持者だろう。日本にある穏健な保守層を破壊して、長いものに巻かれる社会を否定しなくなった寂しい社会が平成の後期を覆ったといえる。 ★共産党委員長・志位和夫がツイッターで指摘しているように「入管法改定、漁業法改定、水道法改定は経団連主導で作成の『骨太方針』に明記されている。安倍政権は『成長戦略』と称して外国人労働者、沿岸漁業、水道事業という公的規制がなければ成り立たない分野にまで規制緩和を押し付けるという『禁じ手』にのめりこんでいる」。ただ、これをネットに書き込むのは国民の声のはず。政治家はそれを議会で声を上げ、議論し食い止めるのが仕事だが、政権は国会審議すら封じ込めた。自民党議員は法案が「生煮えだ」などと匿名では言うものの体を張って止めるものなどない。法案を採決した後に批判する与党議員の後出しじゃんけん論法にもうんざりだ。 ★安倍政権の過去6年間にも特定秘密保護法は国民の反対82%が、安全保障関連法は70%、TPP関連法は68%の反対を押し切って成立させた。共謀罪についても審議不十分と感じていた国民は6割に達し、働き方改革法は今国会不要が7割、カジノ法案も反対が65%を数えた。つまり野党どころか国民の声も聴くことはない。先の国会では衆院議長・大島理森が公文書改ざんや自衛隊日報隠蔽(いんぺい)など相次ぐ政権不祥事を挙げ、「民主主義の根幹を揺るがす問題だ。立法府の判断を誤らせる恐れがある」と政権に注文を付ける異例の所感を発表し、再発防止のための制度構築を求めている中、回答も出さずに強行採決ではもう機能不全としか言いようがない。その裏で大島を更迭しようと自民党が画策したことも付記しておきたい。(K)※敬称略 |
こんな今までにも見たことがない「国会破壊」とでも言うような臨時国会が終わった翌日、安倍晋三首相は凝りもせずにこんなことを喚いていた。
#NHK #NEWS7
— 但馬問屋 (@wanpakutenshi) 2018年12月10日
“臨時国会 閉会”
安倍首相
「未来を担う子どもたちへ、しっかりと投資してゆく。子どもたちのため、新たな時代の日本を切り開く」
機会があると、公共の電波使ってアピールするよな??
“憲法改正”も「主権者たる国民が決める」なんて言ってるけど、誰も議論しろなんて頼んでないし。 pic.twitter.com/qe26VcxpyT
「それぞれの政党が憲法改正の考え方を開陳しなければ国民は議論を深めようがない」とは、余りにも国民をばかにした物言いである。
世論調査でも改憲を望む国民は過半数以下、むしろ安倍内閣での改憲を望まない国民が大半である。
そのような世論を全く無視しても、すこしも罪悪感を感じない安倍晋三は、下級官僚が自殺しようが、技能実習生が何人死亡しようが平気で笑っていられる神経の持ち主である。
もはや「サイコパス」と言っても言い過ぎではなく、ネット上では数年前から指摘されていたことである。
その特徴は、
■平気でウソをつく・反社会的人格
■良心欠如・他人に冷淡 ウーマンラッシュアワー。 風呂上がりのむすこが村本みて真似してるんだがwwwwww #THEMANZAI pic.twitter.com/TY21HSh2CW
■自分の行動に責任をとらない
■罪悪感なし・自己中心的・口が達者
とまさに、安倍晋三にすべて当てはまってしまう。
さて、昨日は、「改憲に向けた洗脳を看過してなならない!嘘を並べた改憲扇動が進行」の中でお笑い芸人に関して「所詮、『お笑い芸人』は政権の太鼓持ち。特に年とって安定を求め始めるころになると必ず政権に媚を売るのが役者や芸人たち。晩年の津川雅彦もそうだし、生きている松本人志なんかその典型!」とつぶやいた。
決して「お笑い芸人」を十把一絡げに批判したわけではなく、「特に年とって安定を求め始め」てはいないこの漫才コンビは絶好調(口調)に他の漫才コンビが決して言えないことを言っていっていた。
この漫才を見て真似している「未来を担う子ども」がいた。
LGBT、沖縄、基地、辺野古、シリア、被爆者、被災地、朝鮮学校無償化、原発、水道民営化。社会問題を漫才に。最後、
村本「笑ってごまかすなよ」
ホントにそう思う。
同調圧力、予定調和に乗っかって、弱者を見てみぬフリして笑ってんじゃねぇって話https://t.co/GHkmFXsZW2 pic.twitter.com/duSSEOzFtr
やはり権力者を批判するにはお笑いが一番かも知れない。
最後に、「2019年財津昌樹の『トイレで知る・考える社会のこと」カレンダー4月の作品を紹介する。
【お笑いを一席】
虚言(うそ)を
妄言(出まかせ)を
詭弁(インチキ)を
隠蔽(かくす)を
捏造(でっちあげ)を
無責任(知らんぷり)を
まかり通す
政治家たちが
官僚たちが
子どもに「道徳」を!だって
私たちの国では
この手の人たちを
「先生」とよんでいます!
このような権力者を「笑い飛ばす」ことが無くなった時、日本は暗黒の時代になるのだろう、とオジサンは思う。