昨年末から、オミクロン株感染者がいない南の島に滞在していた。
そこは93歳でこの世を去った母親の生まれた島で、昨年には「世界自然遺産」に登録された島である。
鹿児島空港から474kmほど離れた小さな島なのだが、見どころは豊富なので後日改めて紹介することにする。
なにしろコロナ禍により2年ほど帰省できなかった多くの家族が訪れていた鹿児島県では、帰りの羽田行き飛行機がなかなかちょうどよい時間の便が予約できず、結局鹿児島発の羽田行き最終便で帰ることになり羽田に21時過ぎに到着したため、我が家には23時過ぎの帰宅であった。
そのため床に就いたのは午前2時過ぎとなり、膨大な写真の整理に追われている次第。
朝方のニュースでは都内の新規感染者数が100名を超えたとのことらしいが、1年前の「年末年始旅行」では、新神戸のホテルで都内の感染者数が1000人を超えたとのニュースが記憶に残っている。
その数に比べれば今年はその10分の1程度なのだが、感染の速度がけた違いに速いため今月末には昨年並みになるとの予測も出ているらしい。
そのため、感染症の法律に基づく「入院・隔離」を続ければいずれ医療逼迫という事態になるため、岸田文雄は、前者の轍を踏む前に早めの対策を打ち出している。
それは、国民の過半数以上がワクチン2度の接種済みなので重篤化の危険性も少なく、軽症者は自宅療養方針にするらしい。
しかし、治療法に新しい経口薬が用意されても医師の処方が必要であり、個人レベルで簡単に薬局で購入することは難しそうである。
そうなれば、感染して5日以内ならば効き目があるらしい飲み薬がタイミングよく飲めることは甚だ疑問である。
重症化率も少ないといっても個人差があり、その個人差によりワクチン接種で命を落とした人も決して少なくはない。
オミクロン株に変異して生き残りを企んでいるCOVID-19とは、今年もまだまだ長い戦いが続きそうである、とオジサンは思う。