生き甲斐の心理学

自分は何の為に生きているのか? 生き甲斐とは何か、自分の魂と成育史と身体を大事にしているか、を思索していきます。

自分の人生を狂わせる「嫌な感情」と成功させる「嫌な感情」:その3

2013年06月05日 | 第14章:奈良京都は何故私を幸福にするか
高校生徒の頃、恩人の一人のドイツの某神父さんが喧嘩ばかりしている私に、あまりにも倫理道徳感を植え付けたので、大学を卒業する前後の私は日常生活で湧き出す色々の感情を抑圧する習慣がありました。銀座を歩いて美しい女性を見れば、あ、いけない、とそのドイツの神父さんの言葉を思い出し、せっかくの「神様の創造した美しい女性」を鑑賞するチャンスを沢山逃しました。20代の後半になり私の防衛機制が異常に強すぎた事にハタと気付きます。体感と五感で感じた感情の泉を素直に自分の意識に挙げる領域が正常でないと知ったからです。湧き出す感情と意識に相当の違いが存在すると正直な自分なのか不正直な自分なのか、識別が難しくなります。素直な発育に障害が生まれます。嫌いな感情なのに信仰の領域では「人を愛しなさい」と強く言われていると、嫌いなのに愛しています、などと意識する場合が非常に増えているわけです。偽善的なものになったり、批判的な人間になったり、置き換え、八つ当たり等、ピンとの外れた感情生活が形成されていきます。こうして嫌いなのか、好きなのか、分からなくなります。異性を選択する場合、直ぐ離婚するのも、その原因の一つの防衛機制の問題があるのは、このせいです。人生で成功する、失敗する、という問題では、正直な感情生活、健康な防衛機制の上での対処で生き抜けば、多分、悔いはないと思います。意に反した生き方が人を狂わせますが、自分に正直な生き方、感情生活は悔いをのこさない、人生と言えるでしょう。
<奈良京都は何故私を幸福にするのか? 45>


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その第1章「愛の領域」から11章(カリタス カウンセラーの基本とは)を見ながら思索すると楽しみながら勉強することが出来ます。

(3)この記事は6年間にわたり私が全力投球して系統的に理論を分かりやすく解説した2275回分の記事です。第1章から11章までを日常の言葉を使用ながら書いたものです。


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