生き甲斐の心理学

自分は何の為に生きているのか? 生き甲斐とは何か、自分の魂と成育史と身体を大事にしているか、を思索していきます。

大学生1年のA君の悩みをどう対処したらいいのだろう?

2013年06月14日 | 第14章:奈良京都は何故私を幸福にするか
70億の人類の生育史は全部違います。しかしストレス曲線の対処の方法は同じです。はてな?と思うでしょうが、本当に対処の原理は同じなのです。しかし対処の仕方は70億通りあるのです。ですから下記の事例は、その70億の一つです。A君は官僚の息子、新潟県の長岡で高校生活を送り、東京の大学に入学、しかし自分にどんな隠された才能があるのか把握出来ていませんのでこれからどんな人生を送るべきか非常に悩んでいます。大学の専門は法学部です。将来どうしたら自分の天命がわかるのか?「生き甲斐の心理学」では、この段階のA君について、どの領域に焦点をあてるべきか、思索します。人生は実際、自分の選択した道を生きてみないと、本物かどうか分かりません。青春のこの時期、確信をもって選択しても、その道を歩み出して、どうなるかは本当にわかりません。日々、選択肢に迫られるのが人生です。さてここで「生き甲斐の心理学」はA君の「思考・感情・行動」の日常生活での在り様を点検していきます。職業選択の領域ですが、A君の日常生活での防衛機制、現実吟味力、アイデンティティの統合に病的なゆらめきがないかを分析していきます。そしてそのA君の傾向と渇望を洞察し、把握していきます。食事の好き嫌い、恋人の選択方法、部屋がかたづいているかどうか、時間を守る男か、金銭の使い方はどうか、そしてほぼ健全だと判断すれば、次はプロセススケールをテキストを見せながら、湧き出す感情をいつもどう解釈する傾向があるかどうか点検します。後は自分が選択した全ての事がらへの自信度を調べていきます。自信がない傾向の場合、生きる意味について語り合います。自分は何の為に生きていこうとしているのか、この段階になりますと、もはや、答えを自分で見つけているものです。腹を据え、えいやあ、とその道に挑戦していきます。失敗しても悔いなし、との決断が生まれますと、人は火の中にでも飛び込んでいくものです。これが出来ない人は死ぬまで、だらだらと生きることになり、何に対しても文句を言いながら死んでいきます。或時期、この勢いで元気よく、しかし、或時期はだらだらと、しかし一生、年がら年中、だらだら人生だけは嫌ですね!
<奈良京都は何故私を幸福にするのか? 54>


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その第1章「愛の領域」から11章(カリタス カウンセラーの基本とは)を見ながら思索すると楽しみながら勉強することが出来ます。

(3)この記事は6年間にわたり私が全力投球して系統的に理論を分かりやすく解説した2275回分の記事です。第1章から11章までを日常の言葉を使用ながら書いたものです。


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