生き甲斐の心理学

自分は何の為に生きているのか? 生き甲斐とは何か、自分の魂と成育史と身体を大事にしているか、を思索していきます。

「嫌い」と言う感情は、とても大事な知恵の源:その4

2013年06月02日 | 第14章:奈良京都は何故私を幸福にするか
ギリシャ神話には人間の大半の感情を意味する神様が登場しています。例えば「衝動の神」はエロース、死者の哀しみの象徴「ベルセポネー」等です。日本でも沢山の神々が居て、それぞれの気持ちを代表していますが、現代ではそれぞれの神社仏閣が商売繁盛、病気効能、恋愛等にききめがある、と人々の心をとらえていますし、善男善女がお参りして心を平安感に満たしています。この国、地方、文化での信仰について日本国憲法は信仰の自由を大事にしています。さて、嫌いという感情を無視すると人は心が不安定になりますので取り扱いに注意する必要があり、頭から抑圧しないで何故、自分は嫌うのか、軽く思索してみましょう。嫌いという感情は自分の独特の生育史上の何らかの考え方と現実のギャップから生まれてきます。つまり理想と現実のギャップが嫌い、という感情を生みます。理想は意識の世界のものと、無意識の世界からのものがありますので、自己分析は非常に難しいのです。ここで分析には時間が必要ですし専門的知識が必要なのでまずは嫌い、という感情が気になるか、ならないか、どの程度気になるか、を冷静に意識化してみましょう。自虐的になったり孤立して世間から軽蔑されたりするのは非常に危険なことで、人を不幸にする「嫌いさ」です。嫌いという感情を逆手にとり成長する人は、3つの分野で利用しています。嫌いという感情を神聖なもの、その中に極めて重要な示唆を所持する感情だと解釈出来る人は(1)魂の領域:宗教学的アプローチ、(2)生育史上の歪みを修正する為の領域と解釈する人は「生き甲斐の心理学」的アプローチを図ります。(3)身体の年齢による生理問題として解釈する人は生物学的、医学的アプローチを図ります。大分類はこの3つ、つまり魂、成育史(心)、身体、この3つの大テーマとして把握し、あせることなく、時間をかけて幸せになる答えをじっくりと見出す事を生きる目的、喜び、生き甲斐としてとらえて生きています。
<奈良京都は何故私を幸福にするのか? 42>


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