世界各地には「聖地」といわれている場所があります。それぞれの民族がその聖地を訪ねては心に何かを感じて生きています。アフリカ、インド、中国、南米、それぞれの文化、宗教があり、それぞれ信仰している世界を持って民族は生きてきました。各地の文化、宗教を軽蔑すると、そこに大きな悲劇がうまれますので決して相手の文化、宗教を軽蔑してはいけません。さて、その聖地に立つと普通の人は、その雰囲気を感じるものです。「生き甲斐の心理学」では、その理由を「魂」が原因だと主張しています。アフリカで誕生した人類が数万年をかけて地球に拡大していくわけですが、気候、風土、地形で言語も変化し、感情表現も厳寒の地と熱帯の地では表現も異なってきます。こうして神話、民話、宗教、人間関係の在り方も、その地方、地方で独特の文化、言語が形成されてきましたが、遺伝子、ミトコンドリアの研究が進むと、ゴリラ、チンパンジーとは違いますが、ホモサピエンスは全く同じです。親族が死ねば美しい花をお墓にささげるように、古代から死者の魂を大事にしている文化があるように、死にゆく人々が大地に溶けゆくだけでなく魂がどこかに行くような文化、解釈が生まれてきます。この魂が神聖な感情を生むと言われています。神聖な感情を無視すると人は何故か心因性病理に冒されていく事実を私は大学病院で沢山みてきました。死後の世界については神聖に思索したほうが健全なようです。
<奈良京都は何故私を幸福にするのか? 65>
自分の生き甲斐を探究されている方々へ:
(1)テキスト「生き甲斐の心理学:ISBN 978-4-9903527-2-1」はアマゾンでもサンパウロ書店でも全国の書店で販売されています。
(2)気楽に広く理論だけを学習したい方は、この私のブログの左記の「カテゴリー」欄をご覧下さい。
その第1章「愛の領域」から11章(カリタス カウンセラーの基本とは)を見ながら思索すると楽しみながら勉強することが出来ます。
(3)この記事は6年間にわたり私が全力投球して系統的に理論を分かりやすく解説した2275回分の記事です。第1章から11章までを日常の言葉を使用ながら書いたものです。
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