生き甲斐の心理学

自分は何の為に生きているのか? 生き甲斐とは何か、自分の魂と成育史と身体を大事にしているか、を思索していきます。

自分の幸福について:その1:

2013年06月21日 | 第14章:奈良京都は何故私を幸福にするか
しみじみと幸せだなあ、と感謝することがあります。普通ならこのまま感謝していれば、それで不便なく生活出来るのですが、友人、知人に会う度に不幸だ、不幸だと口にするのを見たり、聞いたりしますと、ここで「生き甲斐の心理学」の出番となります。生活に困っているわけでもなく、病気でもなく、何を不幸だ、と感じている事自体が私には不思議に思うことがあります。人は「考え方、感情の処理の仕方、行動の在り方」が変な場合、幸福の条件が整っていても不幸だ、と感じる場合があるのです。「幸福の条件」と「幸福感」が全く違うもの、という哲学に気付いていないと、どんなにお金があり、病気でなくても自分は不幸」だ、不幸せだとぶつぶつ言いながら死んでいきます。どんなにお金がなくても、重病でも、自分の人生は何と幸福だ、と感情面で感じて満足して死んでいく人々も大勢います。自分は不幸だ、と嘆く人が、この違いを意識しているかどうかは分かりませんが、感情面での幸福感を感じていないからです。幸福の条件とは、その人の生育史で培われている願望、こうありたいと願っている経済的な条件、健康であるべきだ、という想い、結婚の相手は外交官、という条件を幸福の条件と定義しています。幸福感とは感情的な領域でしみじみと幸せを感じる事を言います。この二つに分けて人生を歩める事の出来る人は心が豊かになり、現実を吟味する上での余裕が生まれてきます。自分が幸せだと感じた時、この自己分析をしておくと、友人が不幸だ、と嘆く時の手助けが出来るかもしれません。
<奈良京都は何故私を幸福にするのか? 61>


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その第1章「愛の領域」から11章(カリタス カウンセラーの基本とは)を見ながら思索すると楽しみながら勉強することが出来ます。

(3)この記事は6年間にわたり私が全力投球して系統的に理論を分かりやすく解説した2275回分の記事です。第1章から11章までを日常の言葉を使用ながら書いたものです。


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