親しい人に去られた時、残された方の心の哀しみ、傷をどう処理したほうがいいのか、「生き甲斐の心理学」ではどう処理するように勧めているのでしょうか?生育史が違いますので一概には該当しないかもしれませんが、キリスト教を背景にした心理療法では下記の事を勧めています。残された方の人の哀しみは当然なものであるので、まずは数日か、数カ月化、数年か、人によりその残像は時間的にどんなに対応しても無理なので、その間、ひたすらに心理療法家は傾聴に徹します。憎悪、挫折感、身体症状等、人により現象が違いますが、倫理道徳の視点は一切持たずに、五感と体感のレヴェルでの感情を、そのまま傾聴していきます。湧き出す感情には意味があり、その解釈も生育史により違ってきます。答えの内容は本人にしか分かりません。答えを心理療法家が教えたら、もう、それでその面談は失敗です。学問の理論(ストレス曲線:不安感、怒り、身体症状、鬱、錯乱の5つ)を応用しつつ、そのストレス(この場合、離別された方の人の心の傷)をどう幸福曲線(平安感、友好的な感情、健康感、幸福感、統御感の5つ)に変化させるか、それが心理療法家の実力です。答えは赤ちゃんから高齢者まで、心の健全な人から精神病患者まで、その答えは本人の中にしか存在していません。これが答えだ、と本人は「感じる」まで、これが答えだと本人が「考える」まで努力していきます。ストレス曲線が燃え尽きると、心の泉の蓋がとれていきますと、その答えは本人に見えてきます。これを自然治癒力とかホメオスターシスと言います。人の身体は神の神殿と言われ、愛そのものである全知全能の神様は人を見捨てることは絶対になさらないというキリスト教の哲学がオックスフォード大学にもケンブリッジにもソルボンヌにもシカゴ大学、ウイーン大学にも精神文化の底流に流れています。その理論を駆使しつつ「生き甲斐の心理学」の基本哲学、人間論が形成されていて、その人間観から、上記の解決方向の確信があるのです。答えを本人が意識化する手法のベストはストレス曲線をいかに解放させ心の泉をこんこんと湧きださせるか、その実力が心理療法家の修行の方向ですので、心の傷を持つ全ての人はどんな悩みであれ、この解決の方向性さえ意識化しておくと、これからの難しい人生問題を恐れる事がなくなります。
<奈良京都は何故私を幸福にするのか? 52>
自分の生き甲斐を探究されている方々へ:
(1)テキスト「生き甲斐の心理学:ISBN 978-4-9903527-2-1」はアマゾンでもサンパウロ書店でも全国の書店で販売されています。
(2)気楽に広く理論だけを学習したい方は、この私のブログの左記の「カテゴリー」欄をご覧下さい。
その第1章「愛の領域」から11章(カリタス カウンセラーの基本とは)を見ながら思索すると楽しみながら勉強することが出来ます。
(3)この記事は6年間にわたり私が全力投球して系統的に理論を分かりやすく解説した2275回分の記事です。第1章から11章までを日常の言葉を使用ながら書いたものです。
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