
ツールド八ヶ岳の1週間前。ということで、ヒルクライムのシミュレーションとして道の似ている武蔵五日市から都民の森までの道を走りたかったのだけど、あいにくの雨である。しかも、体が怠い。どうしようか、うだうだしていたら幸い雨が上がりやる気も出てきたので、12時に出発。
走りながら、どこに行こうか考え、結局武蔵五日市へ向かうことにした。
繰り返しになるが今日はヒルクライムのシミュレーションなので、できるだけ決戦用の装備。シューズは普段履き用のSH-R171ではなく、ローラー台練習と決戦用のSH-R321を履き、上にシューズカバー。長袖とレッグカバーをするが、春用のウェア。脚には、イナーメアップオイルCXを塗り込む。おかげでほとんどが寒くなることもなくライドできた。
都民の森まで行こうかとも思ったけど、出発が遅くて流石に無理。でも登りたいということで、梅の木峠を登ることにした。日の出町ヒルクライムのコースにもなっている道である。
交差点から道に入りしばらくは路面が良いなだらかな坂道。奥へと入っていくにつれ勾配がきつくなり、つるつる温泉の付近はちょっとした激坂。つるつる温泉を過ぎると、細く路面の悪い林道に入る。急勾配は継続。ダンシングでないとなかなか登れないのだが、ダンシングしたらしたで後輪が滑るので登り方が難しい。意外と他にも登っている人がいる。コースの終盤はなだらかになるので、一踏ん張りしてゴール。そこそこ満足なタイムが出た。
帰りは下ハン持ちメインで巡行。あまり下ハンポジションは得意ではないのだけど、分厚い冬用ウェアを脱いだのと、日頃のローラー台トレーニングの成果か、いつの間にか下ハンが持てるようになっていた。振り返ってみれば、結構良い走りのできた日。
ところで、SH-R321についてだけど、かなり良い感じ。購入したときに熱成形はしてもらったのだけど、そこまで特別なフィットしているという感じはないが。履き心地で特徴的なのは、パッドを入れて調整できる土踏まずの感触が強いこと。土踏まずが押し上げられている感すらあるが、逆に言えば土踏まずで踏むことができ、結構ガンガン踏んでも脚がタレにくい。太腿とか尻とか、大きな筋肉で発生した出力をそのままペダルに伝えることができている感じで、出力的にも疲れにくさ的にも良い感じだ。シマノもRC9でついにダイヤル式クロージャーを採用したし、フィット感の追求についてはダイヤル式クロージャーがもはやスタンダードのようである。
