一昨日(28日)は「アン・ソンギ —— 韓国『国民俳優』の肖像」(岩波書店)の著者・村山俊夫さんのトークがあったのにシネマ・ジャッには行けず残念。(先週の記事では「30日」と誤記してしまいました。) で、今日「風吹く良き日」だけを観に行ってきました。私ヌルボがこの映画を観たのは90年代半ば頃。千石三百人劇場だったか、ACTミニシアターだったか・・・?
久々に観て、いろいろ大収穫。これをコメディというのは疑問ですが、決して暗くはないですね。むしろその逆。貧しいながらも未来がある感じ。この映画の背景、当時の世相・社会について、流行歌・ボクシング・方言・永登浦の工場・カエルやイナゴを食った話等々、書いていくとキリがなさそうなので、(得意の)いずれ別記事に。とりあえず、韓国サイトから興味深い関連記事を2つ紹介しておきます。→コチラと、コチラ。
別件。今年の李箱文学賞作家・孔枝泳(コン・ジヨン)原作の「るつぼ(도가니)」の公式サイトと予告編ができています。チョン・ミナに期待。コン・ユのファンの皆さんはこういう映画はどうでしょうね?
本ブログの2つ目の記事で原作本の感想等を記しましたが、私ヌルボが映画監督だったら、ラストは変えるかも。ファン・ドンヒョク監督はどうしたかな?
★★★ Daumの人気順位(8月30日現在上映中映画) ★★★
【ネチズンによる順位】
①トゥルー・マッ(味)・ショー(韓国) 9.7(343)
②3バカに乾杯! 9.6(1539)
③ハリー・ポッターと死の秘宝 PART2 9.3(1148)
④アンサンディ 9.3(91)
⑤サニー(韓国) 9.3(3240)
⑥未来を生きる君たちへ 9.2(83)
⑦庭を出ためんどり(韓国) 9.1(690)
⑧カストラート 9.0(59)
⑨ヘアドレッサー 8.9(20)
⑩イリュージョニスト 8.9(37)
新登場は⑨だけ。ドイツのコメディです。日本では、9月7~11日の<あいち国際女性映画祭>の中で上映されます。ヘアドレッサー志願のカティはセンスもよく技能も確かだが、「不適格な体形(=太りすぎ)」のために美容院の就職面接はダメ。こうなったら自分の店を持つしかない、と・・・。
<あいち国際女性映画祭>では、韓国映画は「牛と一緒に7泊8日」と「2lines 私、妊娠しました」が上映されます。
【専門家による順位】
①猿の惑星:創世記 8.5(6)
②ハリー・ポッターと死の秘宝 PART2 8.4(7)
③トスカーナの贋作 8.3(6)
④イリュージョニスト 8.0(6)
⑤茂山日記(韓国) 7.9(11)
⑥アンサンディ 7.6(6)
⑦心臓が鼓動する(韓国) 7.5(2)
⑦ポントル(錘)(韓国) 7.5(2)
⑨告白(日本) 7.3(9)
⑩高地戦(韓国) 7.2(10)
新登場は韓国のコメディの⑦「ポントル(뽕똘)」だけ。原題「뽕똘」とは、釣り糸につける錘(おもり)のことですが、小さくてもがっしりした体格の人を指す言葉としても用いられます。ここでは後者。無計画に俳優募集のチラシを出した映画監督を夢みる男ポントルは、オーディションに通ってソウルから来た旅行者ソンピルを主演俳優に選んだ。世界を助ける伝説の魚イシナギ(돗돔)を捕まえる過程を描いた映画は劣悪な環境の中で予想もしなかった難関にぶつかることになるが、はたして映画は完成するのか・・・。
★★★ 韓国内の映画 週末の興行成績[8月26日(金)~28日(日)] ★★★
「最終兵器 弓」が3週連続トップで、一気に400万人突破
順位・・・・題名・・・・・・・・・・・・・封切り日・・・・・・週末観客動員数累計・・・・観客動員数・・・・上映館数
1・・最終兵器 弓(韓)・・・・・・・・・・8/10 ・・・・・・・・・・・712,812・・・・・・・・・・・4,400,181・・・・・・・・・636
2・・猿の惑星:創世記・・・・・・・・・・8/17 ・・・・・・・・・・・498,463・・・・・・・・・・・1,791,958・・・・・・・・・515
3・・ブラインド(韓)・・・・・・・・・・・・・・8/10 ・・・・・・・・・・・260,808・・・・・・・・・・・1,867,192・・・・・・・・・417
4・・庭を出ためんどり(韓)・・・・・・・7/27 ・・・・・・・・・・・138,086 ・・・・・・・・・・・1,924,682 ・・・・・・・・368
5・・スマーフ ・・・・・・・・・・・・・・・・・・8/11 ・・・・・・・・・・・111,658・・・・・・・・・・・・・952,247・・・・・・・・・318
6・・3バカに乾杯!・・・・・・・・・・・・・8/18・・・・・・・・・・・・・49,061 ・・・・・・・・・・・・219,625・・・・・・・・・194
7・・Don't Be Afraid of the Dark・・8/25 ・・・・・・・・・・・・39,928 ・・・・・・・・・・・・・52,752・・・・・・・・・292
闇の中のささやき
8・・クイック(韓)・・・・・・・・・・・・・・・・・7/20・・・・・・・・・・・・・35,086・・・・・・・・・・・3,106,342 ・・・・・・・・228
9・・ハングオーバー!!・・・・・・・・・・・・8/25・・・・・・・・・・・・・30,078 ・・・・・・・・・・・・・37,678・・・・・・・・・182
史上最悪の二日酔い、国境を越える
10・・Colombiana・・・・・・・・・・・・・・・8/31・・・・・・・・・・・・・・29,159 ・・・・・・・・・・・・・40,972・・・・・・・・・202
※KOFIC(韓国映画振興委員会)による。
1位、「最終兵器 弓」は勢いが持続しています。来週は500万人超えますね、きっと。どんなとこがいいのかネチズンのレビューを見てみると、緊張感の持続と、パク・ヘイルの演技。あ、リュ・スンニョンも。
新登場は7・9・10位の3作品。
7位、家族たちとロード・アイランドの古い屋敷に引越してきた少女サリーは、ある日秘密の地下室を見つけ、魔物が閉じ込められている暖炉の封印を解いてしまう・・・、というホラー映画。ありきたりな設定だな、と思ったら、監督は「パンズ・ラビリンス」(2006)のギレルモ・デル・トロか。怖いだけじゃない何かがあるのかな? 韓国題の「돈비어프레이드 - 어둠 속의 속삭임」の前半部分、何かと思いましたよ。トンビオプレイドゥねー・・・。日本公開未定。
9位は日本では7月に公開されています。韓国題は「행오버 2」。
10位、「アバター」でヒロインを演じたゾーイ・サルダナ主演の米仏合作アクション映画。リュック・ベッソンが脚本と制作で参加してるのかー。子どもの頃に両親をコロンビアの犯罪組織に殺された女性(サルダナ)がプロの殺し屋となって復讐を開始する・・・。韓国題「콜롬비아나」。日本公開未定。
久々に観て、いろいろ大収穫。これをコメディというのは疑問ですが、決して暗くはないですね。むしろその逆。貧しいながらも未来がある感じ。この映画の背景、当時の世相・社会について、流行歌・ボクシング・方言・永登浦の工場・カエルやイナゴを食った話等々、書いていくとキリがなさそうなので、(得意の)いずれ別記事に。とりあえず、韓国サイトから興味深い関連記事を2つ紹介しておきます。→コチラと、コチラ。
別件。今年の李箱文学賞作家・孔枝泳(コン・ジヨン)原作の「るつぼ(도가니)」の公式サイトと予告編ができています。チョン・ミナに期待。コン・ユのファンの皆さんはこういう映画はどうでしょうね?
本ブログの2つ目の記事で原作本の感想等を記しましたが、私ヌルボが映画監督だったら、ラストは変えるかも。ファン・ドンヒョク監督はどうしたかな?
★★★ Daumの人気順位(8月30日現在上映中映画) ★★★
【ネチズンによる順位】
①トゥルー・マッ(味)・ショー(韓国) 9.7(343)
②3バカに乾杯! 9.6(1539)
③ハリー・ポッターと死の秘宝 PART2 9.3(1148)
④アンサンディ 9.3(91)
⑤サニー(韓国) 9.3(3240)
⑥未来を生きる君たちへ 9.2(83)
⑦庭を出ためんどり(韓国) 9.1(690)
⑧カストラート 9.0(59)
⑨ヘアドレッサー 8.9(20)
⑩イリュージョニスト 8.9(37)
新登場は⑨だけ。ドイツのコメディです。日本では、9月7~11日の<あいち国際女性映画祭>の中で上映されます。ヘアドレッサー志願のカティはセンスもよく技能も確かだが、「不適格な体形(=太りすぎ)」のために美容院の就職面接はダメ。こうなったら自分の店を持つしかない、と・・・。
<あいち国際女性映画祭>では、韓国映画は「牛と一緒に7泊8日」と「2lines 私、妊娠しました」が上映されます。
【専門家による順位】
①猿の惑星:創世記 8.5(6)
②ハリー・ポッターと死の秘宝 PART2 8.4(7)
③トスカーナの贋作 8.3(6)
④イリュージョニスト 8.0(6)
⑤茂山日記(韓国) 7.9(11)
⑥アンサンディ 7.6(6)
⑦心臓が鼓動する(韓国) 7.5(2)
⑦ポントル(錘)(韓国) 7.5(2)
⑨告白(日本) 7.3(9)
⑩高地戦(韓国) 7.2(10)
新登場は韓国のコメディの⑦「ポントル(뽕똘)」だけ。原題「뽕똘」とは、釣り糸につける錘(おもり)のことですが、小さくてもがっしりした体格の人を指す言葉としても用いられます。ここでは後者。無計画に俳優募集のチラシを出した映画監督を夢みる男ポントルは、オーディションに通ってソウルから来た旅行者ソンピルを主演俳優に選んだ。世界を助ける伝説の魚イシナギ(돗돔)を捕まえる過程を描いた映画は劣悪な環境の中で予想もしなかった難関にぶつかることになるが、はたして映画は完成するのか・・・。
★★★ 韓国内の映画 週末の興行成績[8月26日(金)~28日(日)] ★★★
「最終兵器 弓」が3週連続トップで、一気に400万人突破
順位・・・・題名・・・・・・・・・・・・・封切り日・・・・・・週末観客動員数累計・・・・観客動員数・・・・上映館数
1・・最終兵器 弓(韓)・・・・・・・・・・8/10 ・・・・・・・・・・・712,812・・・・・・・・・・・4,400,181・・・・・・・・・636
2・・猿の惑星:創世記・・・・・・・・・・8/17 ・・・・・・・・・・・498,463・・・・・・・・・・・1,791,958・・・・・・・・・515
3・・ブラインド(韓)・・・・・・・・・・・・・・8/10 ・・・・・・・・・・・260,808・・・・・・・・・・・1,867,192・・・・・・・・・417
4・・庭を出ためんどり(韓)・・・・・・・7/27 ・・・・・・・・・・・138,086 ・・・・・・・・・・・1,924,682 ・・・・・・・・368
5・・スマーフ ・・・・・・・・・・・・・・・・・・8/11 ・・・・・・・・・・・111,658・・・・・・・・・・・・・952,247・・・・・・・・・318
6・・3バカに乾杯!・・・・・・・・・・・・・8/18・・・・・・・・・・・・・49,061 ・・・・・・・・・・・・219,625・・・・・・・・・194
7・・Don't Be Afraid of the Dark・・8/25 ・・・・・・・・・・・・39,928 ・・・・・・・・・・・・・52,752・・・・・・・・・292
闇の中のささやき
8・・クイック(韓)・・・・・・・・・・・・・・・・・7/20・・・・・・・・・・・・・35,086・・・・・・・・・・・3,106,342 ・・・・・・・・228
9・・ハングオーバー!!・・・・・・・・・・・・8/25・・・・・・・・・・・・・30,078 ・・・・・・・・・・・・・37,678・・・・・・・・・182
史上最悪の二日酔い、国境を越える
10・・Colombiana・・・・・・・・・・・・・・・8/31・・・・・・・・・・・・・・29,159 ・・・・・・・・・・・・・40,972・・・・・・・・・202
※KOFIC(韓国映画振興委員会)による。
1位、「最終兵器 弓」は勢いが持続しています。来週は500万人超えますね、きっと。どんなとこがいいのかネチズンのレビューを見てみると、緊張感の持続と、パク・ヘイルの演技。あ、リュ・スンニョンも。
新登場は7・9・10位の3作品。
7位、家族たちとロード・アイランドの古い屋敷に引越してきた少女サリーは、ある日秘密の地下室を見つけ、魔物が閉じ込められている暖炉の封印を解いてしまう・・・、というホラー映画。ありきたりな設定だな、と思ったら、監督は「パンズ・ラビリンス」(2006)のギレルモ・デル・トロか。怖いだけじゃない何かがあるのかな? 韓国題の「돈비어프레이드 - 어둠 속의 속삭임」の前半部分、何かと思いましたよ。トンビオプレイドゥねー・・・。日本公開未定。
9位は日本では7月に公開されています。韓国題は「행오버 2」。
10位、「アバター」でヒロインを演じたゾーイ・サルダナ主演の米仏合作アクション映画。リュック・ベッソンが脚本と制作で参加してるのかー。子どもの頃に両親をコロンビアの犯罪組織に殺された女性(サルダナ)がプロの殺し屋となって復讐を開始する・・・。韓国題「콜롬비아나」。日本公開未定。