コリアキネマ倶楽部で観た北朝鮮映画「後日の私の姿(먼 후날의 내 모습)」(1997)はいろんな意味で興味深い内容でした。いわゆる<苦難の行軍>の厳しい状況下で作られた作品で、トラクターの代用燃料として木炭ガスが用いられるとか現場の労働者がその改良に努めるとか・・・。また平壌の豪奢なアパートで暮らす革命世代3世のグータラお坊ちゃん(←日本の基準ではマジメな部類)の暮らしぶりを批判してたり、というのも現実の反映か? 1998年の平壌国際映画祭での最優秀賞(「たいまつ金賞」)受賞作だそうですが、この映画祭というのがユニークで・・・というのはまた別の話。
北朝鮮関係では、9月24日からユーロスペースで「将軍様、あなたのために映画を撮ります」が始まります。(後日横浜のシネマ・ジャック&ベティ等でも上映。) 1978年北朝鮮に拉致され、86年ウィーンのアメリカ大使館に亡命するまで北朝鮮であの「帰らざる密使」や「プルガサリ」等の製作に携わった申相玉(シン・サンオク)監督と女優崔銀姫(チェ・ウニ)についてのドキュメンタリーで、「ふたりが密かに録音していた金正日の肉声も収められる」とのことです。公式サイトは→コチラ。多少なりとも関心がある方は「闇からの谺―北朝鮮の内幕(上・下)」(文春文庫)をぜひ読んでみて下さい。(アマゾンの値段は1円です。) 読み物としておもしろいです!
★★★ NAVERの人気順位(9月6日現在上映中映画) ★★★
【ネチズンによる順位】
※評点の後の( )は採点者数
①(-) Bringing Tibet Home ~故郷を引き寄せて~(韓国等) 9.6(55)
②(2) KING OF PRISM by PrettyRhythm(日本) 9.38(613)
③(-) ズートピア 9.35(17,620)
④(-) ドロップ・ボックス(韓国) 9.31(89)
⑤(4) 私たち(韓国) 9.24( 888)
⑥(1) 影たちの島(韓国) 9.20(49)
⑦(7) オーヴェという男 9.14(1,230)
⑧(8) 名探偵コナン 純黒の悪夢(ナイトメア)(日本) 9.06(2,596)
⑨(-) 内部者たち:ジ・オリジナル(韓国) 9.02(7,075)
⑩(-) シング・ストリート 未来へのうた 8.99( 3,962)
①と④の2作品が本ブログ初登場です。
①「Bringing Tibet Home ~故郷を引き寄せて~」は、アメリカ・韓国・ネパール・インド合作のドキュメンタリー。テンジン・リグドルはチベット難民2世のアーティスト。「死ぬまでに一度、故郷チベットの土を踏みたい」という父親の遺言に突き動かされ、彼は父親同様故郷チベットの土を踏むことのできない人々のために17ヵ月間のプロジェクトを敢行します。それは20トンもの土をチベットからインドへ運ぶというもの。2000kmもの距離と50ヵ所の関門という困難を乗り越えて、土はチベット難民が暮らすインドのダラムサラに到着します・・・。この作品は9月11日(日)に長野市(→コチラ参照)で日本初上映。また9月13日(火)に東京外国語大学(→コチラ参照)で上映&劇中歌の演奏、監督のトーク等があります。韓国題は「브링 홈:아버지의 땅」です。
④「ドロップ・ボックス」は、韓国のドキュメンタリー。日本では2007年熊本市の慈恵病院というカトリック系の病院に「こうのとりのゆりかご」という名称で赤ちゃんポストが開設されました。諸事情のため育てることのできない新生児を親が匿名で特別養子縁組をするための施設です。韓国でも2009年ドロップ・ボックスという赤ちゃんポストが設けられました。そこは病院ではなく、ソウル市冠岳区の蘭谷洞にある主サラン共同体教会という教会。この作品はそこのイ・ジョンナク牧師の話です。といっても彼の日常よりも主に子どもたちについて。薬を服用していた女子中学生が産んだ子供とか、障碍を持った子供とか・・・。この映画を観た方のブログ記事は→コチラ。「2009年の開設以来約800人の命を助けた」とのことですが、この数字には驚きました。(以下、少し長くなりそうなので別記事にします。) 原題は「드롭박스」です
【記者・評論家による順位】
※評点の後の( )は採点者数
①(-) キャロル 8.96(13)
②(1) アガシ(韓国) 7.68(18)
③(2) 私たち(韓国) 7.66(14)
④(-) ドロップ・ボックス(韓国) 7.66(1)
⑤(3) ナショナル・ギャラリー 英国の至宝 7.50(4)
⑥(4) BFG:ビッグ・フレンドリー・ジャイアント 7.45(5)
⑦(5) トンネル(韓国) 7.21(14)
⑧(-) ズートピア 7.20(5)
⑨(7) ヒッチコック/トリュフォー 7.17(6)
⑩(8) 影たちの島(韓国) 7.14(7)
本ブログの新登場は④「ドロップ・ボックス」だけですが、これについては上述しました。
★★★ 韓国内の映画 週末の興行成績9月2日(金)~9月4日(日) ★★★
「トンネル」が4週連続トップ
【全体】
順位・・・・題名・・・・・・・・・・・・・・公開日・・・・週末観客動員数・・・累計観客動員数・・・累積収入・・・上映館数
1(1)・・トンネル(韓国)・・・・・・・・・・・8/10・・・・・・・・・・・344,724・・・・・・・・・6,942,955 ・・・・・・・・56,147・・・・・・・・739
2(55)・・メカニック:ワールドミッション・・8/31・・・・・・273,896 ・・・・・・・・・・415,456・・・・・・・・・・3,342・・・・・・・・320
3(2)・・ライト/オフ・・・・・・・・・・・・・8/24 ・・・・・・・・・・・241,314・・・・・・・・・・998,656・・・・・・・・・・7,904・・・・・・・・558
4(4)・・ゴーストバスターズ ・・・・・・8/25・・・・・・・・・・・127,963 ・・・・・・・・・・479,470・・・・・・・・・・3,827・・・・・・・・459
5(3)・・徳恵翁主(韓国) ・・・・・・・・・8/03・・・・・・・・・・・100,708・・・・・・・・・5,528,972・・・・・・・・・43,863・・・・・・・・480
6(7)・・釜山行き(韓国)・・・・・・・・・・7/20・・・・・・・・・・・・57,080・・・・・・・・11,531,424・・・・・・・・・92,912・・・・・・・・328
7(5)・・-スター・トレック BEYOND・・8/17 ・・・・・・・・・・53,529・・・・・・・・・1,127,337・・・・・・・・・・9,951・・・・・・・・362
8(6)・・ペット・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・8/03・・・・・・・・・・・・53,059・・・・・・・・・2,514,118・・・・・・・・・19,359・・・・・・・・368
9(8)・・仁川上陸作戦(韓国) ・・・・・7/27・・・・・・・・・・・・36,944・・・・・・・・・7,033,158・・・・・・・・・54,992・・・・・・・・283
10(新)・・イコールズ ・・・・・・・・・・・・8/31・・・・・・・・・・・・54,887・・・・・・・・・・・・56,266 ・・・・・・・・・・・425・・・・・・・・357
※KOFIC(韓国映画振興委員会)による。順位の( )は前週の順位。累積収入の単位は100万ウォン。
夏休みも終わり、韓国映画の盛況で注目された観客動員数もここにきてかなり落ちてきました。3週連続1位だった「トンネル」も勢いは鈍ってきたものの、「仁川上陸作戦」にづいて9月6日に700万人の大台に到達し、これで4週連続トップです。
今回の新登場は2・10位の2作品です。
2位「メカニック:ワールドミッション」は、米・仏合作のアクションで「メカニック」(2011)の続編。殺し屋稼業から足を洗い平穏に暮らしていたビショップ(ジェイソン・ステイサム)のもとに、かつて彼を裏切って逃走した兄弟子のクレイン(サム・ヘイゼルダイン)から殺しの依頼が入ります。相手にしないつもりでしたが、何の罪もない女を人質にとられたビショップは、やむなく依頼を受けることに。ターゲットとして提示されたのは、フィクサーとして世界を裏で操る3人の武器商人。ところが計画を進めるうちにビショップはクレインの企みを知ります・・・。韓国題は「메카닉: 리크루트」。日本公開は9月24日です。
4位「ゴーストバスターズ」は、日本の方がめずらしく早くて8月19日から始まっています。韓国題は「고스트버스터즈」です。
10位「イコールズ」は、アメリカのSF&ロマンス。
舞台はすべての感情が統制され、愛だけが唯一の犯罪とされた感情統制区域。ある日、同僚の死を目撃したサイラス(ニコラス・ホルト)は、その現場でニア(クリステン・スチュワート)の微妙な表情の変化を見て 彼女が<感情保菌者 >であることを知ります。その後ニアを観察していたサイラスは、生まれて初めて不慣れな感情を感じて 感情抑制治療を受けますが、ニアに向かう気持ちはますます大きくなっていきます。そして 初めて愛という感情を感じるようになった2人はお互いの心を確認し愛を共有しますが思わぬ危機に直面し、結局2人は脱出を決心します・・・。韓国題は「이퀄스」。日本公開はあるようですが時期は未定。
【多様性映画】
順位・・・・題名・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・公開日・・・・・・・週末観客動員数・・・・累計観客動員数・・・・累積収入・・・上映館数
1(1)・・マダム・フローレンス! ・・・・・・・・・8/24・・・・・・・・・・・・・・13,520 ・・・・・・・・・・130,733・・・・・・・・・・・1,011 ・・・・・・・・137
夢見るふたり
2(新)・・グランドファーザー(韓国)・・・・・・8/31 ・・・・・・・・・・・・・・13,054 ・・・・・・・・・・・26,141・・・・・・・・・・・・・195 ・・・・・・・・274
3(2)・・最悪の1日(韓国) ・・・・・・・・・・・・・・8/25 ・・・・・・・・・・・・・・11,078 ・・・・・・・・・・・56,857・・・・・・・・・・・・・460 ・・・・・・・・・71
4(3)・・犯罪の女王(韓国) ・・・・・・・・・・・・・8/25 ・・・・・・・・・・・・・・・2,935 ・・・・・・・・・・・40,447・・・・・・・・・・・・・318 ・・・・・・・・・45
5(5)・・愛人/ラマン ・・・・・・・・・・・・1992/6/20 ・・・・・・・・・・・・・・・2,734 ・・・・・・・・・・・14,094・・・・・・・・・・・・・108・・・・・・・・・・38
今回の新登場は2位「グランドファーザーだけ。韓国のドラマ&アクションです。かつてベトナム戦争に参戦した軍人だったキグァン(パク・グニョン)は、工場の通勤バスの運転手をして生計を立てています。ある夜彼は長い間消息が絶えていた息子が自殺したとの知らせを聞きます。葬儀場に出向いたキグァンは、そこで息子が残した孫娘のポラム(コ・ポギョル)に会います。息子の突然の死が釈然としないないギグァンは、氷のように冷たい孫娘に対し「お父さんは自殺ではない」ことを明らかにするために全力を尽くします。その後決定的な手がかりを得たギグァンは、真実に近づくほど悲しみは怒りに変わり、そして守るべきただ1人のために命をかけて死闘に臨みます。原題は「그랜드파더」です。
北朝鮮関係では、9月24日からユーロスペースで「将軍様、あなたのために映画を撮ります」が始まります。(後日横浜のシネマ・ジャック&ベティ等でも上映。) 1978年北朝鮮に拉致され、86年ウィーンのアメリカ大使館に亡命するまで北朝鮮であの「帰らざる密使」や「プルガサリ」等の製作に携わった申相玉(シン・サンオク)監督と女優崔銀姫(チェ・ウニ)についてのドキュメンタリーで、「ふたりが密かに録音していた金正日の肉声も収められる」とのことです。公式サイトは→コチラ。多少なりとも関心がある方は「闇からの谺―北朝鮮の内幕(上・下)」(文春文庫)をぜひ読んでみて下さい。(アマゾンの値段は1円です。) 読み物としておもしろいです!
「朝鮮日報」9月2日掲載の「封切映画 ぴったり10字評」 (ハングル文も訳文も10字です。) | ||
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。) | 「マネーモンスター」 「マネー・ショート」が上手 ★★★☆ 「愛と暗闇の物語」 ナタリー、ホント欲張り ★★★ 「イコールズ」 当代の青春俳優を確認! ★★★ 「ズーランダー NO.2」 第1作の再上映を待つ ★★★ 「メカニック:ワールドミッション」 「96時間」の南侵版だね ★★☆ 「SKIPTRACE/絶地逃亡」 秋夕間近。ジャッキーだ! ★★☆ | |
「マネーモンスター」は日本では6月に公開済。「愛と暗闇の物語」(仮)はナタリー・ポートマンの初監督作品で昨年のカンヌ国際映画祭では特別招待作品として上映されました。イスラエルの著名な作家アモス・オズの自伝が原作で、1940年代末パレスチナに移り住んだ少年アモスとその両親の物語。詳細は→コチラ参照。日本公開は未定。「ズーランダー NO.2」はアメリカのコメディ「ズーランダー」(2001)の続編。男性スーパーモデルに殺人がからんで・・・という設定は前作同様か? 日本公開未定。「SKIPTRACE/絶地逃亡」(仮)はジャッキー・チェン主演の最新アクション。詳細は→コチラ。日本公開は年内のようです。他の作品は以下の記事の中で紹介しています。 |
★★★ NAVERの人気順位(9月6日現在上映中映画) ★★★
【ネチズンによる順位】
※評点の後の( )は採点者数
①(-) Bringing Tibet Home ~故郷を引き寄せて~(韓国等) 9.6(55)
②(2) KING OF PRISM by PrettyRhythm(日本) 9.38(613)
③(-) ズートピア 9.35(17,620)
④(-) ドロップ・ボックス(韓国) 9.31(89)
⑤(4) 私たち(韓国) 9.24( 888)
⑥(1) 影たちの島(韓国) 9.20(49)
⑦(7) オーヴェという男 9.14(1,230)
⑧(8) 名探偵コナン 純黒の悪夢(ナイトメア)(日本) 9.06(2,596)
⑨(-) 内部者たち:ジ・オリジナル(韓国) 9.02(7,075)
⑩(-) シング・ストリート 未来へのうた 8.99( 3,962)
①と④の2作品が本ブログ初登場です。
①「Bringing Tibet Home ~故郷を引き寄せて~」は、アメリカ・韓国・ネパール・インド合作のドキュメンタリー。テンジン・リグドルはチベット難民2世のアーティスト。「死ぬまでに一度、故郷チベットの土を踏みたい」という父親の遺言に突き動かされ、彼は父親同様故郷チベットの土を踏むことのできない人々のために17ヵ月間のプロジェクトを敢行します。それは20トンもの土をチベットからインドへ運ぶというもの。2000kmもの距離と50ヵ所の関門という困難を乗り越えて、土はチベット難民が暮らすインドのダラムサラに到着します・・・。この作品は9月11日(日)に長野市(→コチラ参照)で日本初上映。また9月13日(火)に東京外国語大学(→コチラ参照)で上映&劇中歌の演奏、監督のトーク等があります。韓国題は「브링 홈:아버지의 땅」です。
④「ドロップ・ボックス」は、韓国のドキュメンタリー。日本では2007年熊本市の慈恵病院というカトリック系の病院に「こうのとりのゆりかご」という名称で赤ちゃんポストが開設されました。諸事情のため育てることのできない新生児を親が匿名で特別養子縁組をするための施設です。韓国でも2009年ドロップ・ボックスという赤ちゃんポストが設けられました。そこは病院ではなく、ソウル市冠岳区の蘭谷洞にある主サラン共同体教会という教会。この作品はそこのイ・ジョンナク牧師の話です。といっても彼の日常よりも主に子どもたちについて。薬を服用していた女子中学生が産んだ子供とか、障碍を持った子供とか・・・。この映画を観た方のブログ記事は→コチラ。「2009年の開設以来約800人の命を助けた」とのことですが、この数字には驚きました。(以下、少し長くなりそうなので別記事にします。) 原題は「드롭박스」です
【記者・評論家による順位】
※評点の後の( )は採点者数
①(-) キャロル 8.96(13)
②(1) アガシ(韓国) 7.68(18)
③(2) 私たち(韓国) 7.66(14)
④(-) ドロップ・ボックス(韓国) 7.66(1)
⑤(3) ナショナル・ギャラリー 英国の至宝 7.50(4)
⑥(4) BFG:ビッグ・フレンドリー・ジャイアント 7.45(5)
⑦(5) トンネル(韓国) 7.21(14)
⑧(-) ズートピア 7.20(5)
⑨(7) ヒッチコック/トリュフォー 7.17(6)
⑩(8) 影たちの島(韓国) 7.14(7)
本ブログの新登場は④「ドロップ・ボックス」だけですが、これについては上述しました。
★★★ 韓国内の映画 週末の興行成績9月2日(金)~9月4日(日) ★★★
「トンネル」が4週連続トップ
【全体】
順位・・・・題名・・・・・・・・・・・・・・公開日・・・・週末観客動員数・・・累計観客動員数・・・累積収入・・・上映館数
1(1)・・トンネル(韓国)・・・・・・・・・・・8/10・・・・・・・・・・・344,724・・・・・・・・・6,942,955 ・・・・・・・・56,147・・・・・・・・739
2(55)・・メカニック:ワールドミッション・・8/31・・・・・・273,896 ・・・・・・・・・・415,456・・・・・・・・・・3,342・・・・・・・・320
3(2)・・ライト/オフ・・・・・・・・・・・・・8/24 ・・・・・・・・・・・241,314・・・・・・・・・・998,656・・・・・・・・・・7,904・・・・・・・・558
4(4)・・ゴーストバスターズ ・・・・・・8/25・・・・・・・・・・・127,963 ・・・・・・・・・・479,470・・・・・・・・・・3,827・・・・・・・・459
5(3)・・徳恵翁主(韓国) ・・・・・・・・・8/03・・・・・・・・・・・100,708・・・・・・・・・5,528,972・・・・・・・・・43,863・・・・・・・・480
6(7)・・釜山行き(韓国)・・・・・・・・・・7/20・・・・・・・・・・・・57,080・・・・・・・・11,531,424・・・・・・・・・92,912・・・・・・・・328
7(5)・・-スター・トレック BEYOND・・8/17 ・・・・・・・・・・53,529・・・・・・・・・1,127,337・・・・・・・・・・9,951・・・・・・・・362
8(6)・・ペット・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・8/03・・・・・・・・・・・・53,059・・・・・・・・・2,514,118・・・・・・・・・19,359・・・・・・・・368
9(8)・・仁川上陸作戦(韓国) ・・・・・7/27・・・・・・・・・・・・36,944・・・・・・・・・7,033,158・・・・・・・・・54,992・・・・・・・・283
10(新)・・イコールズ ・・・・・・・・・・・・8/31・・・・・・・・・・・・54,887・・・・・・・・・・・・56,266 ・・・・・・・・・・・425・・・・・・・・357
※KOFIC(韓国映画振興委員会)による。順位の( )は前週の順位。累積収入の単位は100万ウォン。
夏休みも終わり、韓国映画の盛況で注目された観客動員数もここにきてかなり落ちてきました。3週連続1位だった「トンネル」も勢いは鈍ってきたものの、「仁川上陸作戦」にづいて9月6日に700万人の大台に到達し、これで4週連続トップです。
今回の新登場は2・10位の2作品です。
2位「メカニック:ワールドミッション」は、米・仏合作のアクションで「メカニック」(2011)の続編。殺し屋稼業から足を洗い平穏に暮らしていたビショップ(ジェイソン・ステイサム)のもとに、かつて彼を裏切って逃走した兄弟子のクレイン(サム・ヘイゼルダイン)から殺しの依頼が入ります。相手にしないつもりでしたが、何の罪もない女を人質にとられたビショップは、やむなく依頼を受けることに。ターゲットとして提示されたのは、フィクサーとして世界を裏で操る3人の武器商人。ところが計画を進めるうちにビショップはクレインの企みを知ります・・・。韓国題は「메카닉: 리크루트」。日本公開は9月24日です。
4位「ゴーストバスターズ」は、日本の方がめずらしく早くて8月19日から始まっています。韓国題は「고스트버스터즈」です。
10位「イコールズ」は、アメリカのSF&ロマンス。
舞台はすべての感情が統制され、愛だけが唯一の犯罪とされた感情統制区域。ある日、同僚の死を目撃したサイラス(ニコラス・ホルト)は、その現場でニア(クリステン・スチュワート)の微妙な表情の変化を見て 彼女が<感情保菌者 >であることを知ります。その後ニアを観察していたサイラスは、生まれて初めて不慣れな感情を感じて 感情抑制治療を受けますが、ニアに向かう気持ちはますます大きくなっていきます。そして 初めて愛という感情を感じるようになった2人はお互いの心を確認し愛を共有しますが思わぬ危機に直面し、結局2人は脱出を決心します・・・。韓国題は「이퀄스」。日本公開はあるようですが時期は未定。
【多様性映画】
順位・・・・題名・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・公開日・・・・・・・週末観客動員数・・・・累計観客動員数・・・・累積収入・・・上映館数
1(1)・・マダム・フローレンス! ・・・・・・・・・8/24・・・・・・・・・・・・・・13,520 ・・・・・・・・・・130,733・・・・・・・・・・・1,011 ・・・・・・・・137
夢見るふたり
2(新)・・グランドファーザー(韓国)・・・・・・8/31 ・・・・・・・・・・・・・・13,054 ・・・・・・・・・・・26,141・・・・・・・・・・・・・195 ・・・・・・・・274
3(2)・・最悪の1日(韓国) ・・・・・・・・・・・・・・8/25 ・・・・・・・・・・・・・・11,078 ・・・・・・・・・・・56,857・・・・・・・・・・・・・460 ・・・・・・・・・71
4(3)・・犯罪の女王(韓国) ・・・・・・・・・・・・・8/25 ・・・・・・・・・・・・・・・2,935 ・・・・・・・・・・・40,447・・・・・・・・・・・・・318 ・・・・・・・・・45
5(5)・・愛人/ラマン ・・・・・・・・・・・・1992/6/20 ・・・・・・・・・・・・・・・2,734 ・・・・・・・・・・・14,094・・・・・・・・・・・・・108・・・・・・・・・・38
今回の新登場は2位「グランドファーザーだけ。韓国のドラマ&アクションです。かつてベトナム戦争に参戦した軍人だったキグァン(パク・グニョン)は、工場の通勤バスの運転手をして生計を立てています。ある夜彼は長い間消息が絶えていた息子が自殺したとの知らせを聞きます。葬儀場に出向いたキグァンは、そこで息子が残した孫娘のポラム(コ・ポギョル)に会います。息子の突然の死が釈然としないないギグァンは、氷のように冷たい孫娘に対し「お父さんは自殺ではない」ことを明らかにするために全力を尽くします。その後決定的な手がかりを得たギグァンは、真実に近づくほど悲しみは怒りに変わり、そして守るべきただ1人のために命をかけて死闘に臨みます。原題は「그랜드파더」です。