この夏、韓国映画業界は期待の大作が次々にヒットしてずいぶん盛り上がりました。8月末から今月にかけてその総括記事が各紙に載っています。
9月19日の「朝鮮日報」の記事(→コチラ.韓国語)は見出しからして「今夏だけで観客3600万人・・・韓国映画が完勝した理由は」ですからねー。7~8月の総観客数5568人中、韓国映画は3611万人で65%を占めたとのこと。自国映画占有率が20~40%くらいで推移している仏・伊・英の各国と比較したグラフも載っています。まあ以前から全世界で自国映画のシェアが50%を越える国は米国、インド、中国、日本、韓国の5ヵ国だけなんですけどね。で「完勝の理由」というのは大企業(ロッテとCJ)が映画業界に参入し、後発のショーボックス、NEWも含め4大配給会社の競争が好結果を生んでいる(製作方式・運営の透明化等)とのこと。ただ、近ごろは観客動員1千万人を超える<大当たり(テバク)>映画は増えているが、300~500万人程度の<中当たり(チュンバク)>が減っているのが残念とか。
その今夏の<大当たり>映画ですが、これまで本ブログでも紹介してきた次の画像の4作品です。
上段左が「釜山行き」、右が「仁川上陸作戦」、下段左が「徳恵翁主」、右が「トンネル」と、7月20日の「釜山行き」を皮切りに以後この順で4週続けて順次公開されました。
これらについて9月7日の「朝鮮日報」に「今夏の韓国映画ビッグ4、最終勝者は?」という見出しの記事がありました。(→コチラ.韓国語)。右の表はその記事の中にあったものの一部。<最終勝者>は、観客動員数で唯一1千万人超えた「釜山行き」が「おもしろさ」でも他を圧倒して文句なしといったところ。「韓国初のゾンビ映画」ということですが、韓国社会の実相とある意味相性がいいのかも。あのセウォル号事件で船が沈みつつあるのに「だいじょぶだからそのまま部屋にいなさい」と放送されたのと似たようなことは昨年のMERSコロナウイルス蔓延や、今回の地震騒ぎの中でもある高校でもあったそうだし・・・。以前→コチラで紹介したチョン・ユジョンの「28」という伝染病蔓延パニックを描いたホラー小説とも関連性がありそうです。
他の3作について。「仁川上陸作戦」は<クッポン(국뽕)>(=過度の愛国主義)映画といわれてました。たまにこの手の作品は登場し、それなりに集客力はあるようです。「徳恵翁主」は、対馬の元領主・宗家の当主と政略結婚し、生涯の大半を心の病とともに送った悲劇のお姫様(高宗の娘)を独立運動の支援者のように描いた<歴史歪曲>が一部で取り沙汰されました。突然の崩落事故でトンネル内に閉じ込められた男の話「トンネル」も、救出劇だけでなくやはり政治やメディアの対応も含めたパニック映画。事実に基づく「チリ33人 希望の軌跡」とは雰囲気は違う感じ。・・・って、私ヌルボ、以上4作品全然観てないんですけど。(無責任!)
あ、一番印象に残った俳優は「トンネル」のハ・ジョンウを抑えて「釜山行き」のマ・ドンソクというのは「!」 たぶんどちらも日本公開ありそうな感じ。早く観てみたいものです。「仁川~」は日本公開どうかな? 「徳恵翁主」はなさそう?
「朝鮮日報」の「封切映画 ぴったり10字評」は先週掲載されませんでした。
★★★ NAVERの人気順位(9月20日現在上映中映画) ★★★
【ネチズンによる順位】
※評点の後の( )は採点者数
①(1) Bringing Tibet Home ~故郷を引き寄せて~(韓国等) 9.42(72)
②(3) 影たちの島(韓国) 9.38(84)
③(4) ドロップ・ボックス(韓国) 9.32(90)
④(5) KING OF PRISM by PrettyRhythm(日本) 9.30(920)
⑤(6) 私たち(韓国) 9.24(911)
⑥(-) 一死覚悟(韓国) 9.16(240)
⑦(7) オーヴェという男 9.12(1,264)
⑧(-) マイケル・ムーアの世界侵略のススメ 9.03(115)
⑨(-) サフラジェット 8.96(425)
⑩(8) 劇場版 響け!ユーフォニアム~北宇治高校吹奏楽部へようこそ~(日本) 8.92(106)
入れ替わりや順位変動はありましたが、本ブログ新登場の作品はありません。
【記者・評論家による順位】
※評点の後の( )は採点者数
①(2) アガシ(韓国) 7.68(18)
②(3) 私たち(韓国) 7.66(14)
③(4) ドロップ・ボックス(韓国) 7.66(1)
④(5) 密偵(韓国) 7.50(10)
⑤(6) ナショナル・ギャラリー 英国の至宝 7.50(4)
⑥(8) ディーブ 7.35(5)
⑦(9) トンネル(韓国) 7.21(14)
⑧(-) ヒッチコック/トリュフォー 7.17(6)
⑨(-) 影たちの島(韓国) 7.14(7)
⑩(-) 釜山行き(韓国) 7.10(17)
コチラのランキングも入れ替わりや順位変動はありましたが、新登場の作品はありません。
★★★ 韓国内の映画 週末の興行成績9月16日(金)~9月18日(日) ★★★
「密偵」の独走が続く
【全体】
順位・・・・題名・・・・・・・・・・・・・・公開日・・・・週末観客動員数・・・累計観客動員数・・・累積収入・・・上映館数
1(1)・・密偵(韓国)・・・・・・・・・・・・・・9/07 ・・・・・・・・・2,061,343 ・・・・・・・・・6,048,476 ・・・・・・・・49,974・・・・・・1,368
2(44)・・ベン・ハー・・・・・・・・・・・・・・9/14・・・・・・・・・・・594,486・・・・・・・・・・・897,235 ・・・・・・・・・7,564・・・・・・・・717
3(新)・・マグニフィセント・セブン・・9/14 ・・・・・・・・・・391,115・・・・・・・・・・・679,524 ・・・・・・・・・5,752・・・・・・・・579
4(2)・・古山子、大東輿地図(韓国)・・9/07 ・・・・・・・・297,608・・・・・・・・・・・852,257 ・・・・・・・・・6,896・・・・・・・・536
5(3)・・アリス・イン・ワンダーランド・・9/07 ・・・・・・・・134,291・・・・・・・・・・・447,619 ・・・・・・・・・3,639・・・・・・・・392
~時間の旅~
6(46)・・ロック・ドッグ ・・・・・・・・・・・9/14・・・・・・・・・・・119,044・・・・・・・・・・・168,601 ・・・・・・・・・1,337・・・・・・・・399
7(4)・・月光宮殿(韓国) ・・・・・・・・・9/07・・・・・・・・・・・・48,067・・・・・・・・・・・138,018 ・・・・・・・・・1,047・・・・・・・・275
8(8)・・ロビンソン・クルーソー ・・・9/07・・・・・・・・・・・・42,447 ・・・・・・・・・・114,860 ・・・・・・・・・・・885・・・・・・・・181
9(5)・・おもちゃが生きている・・・・9/07・・・・・・・・・・・・42,281・・・・・・・・・・・131,232 ・・・・・・・・・1,026・・・・・・・・216
10(34)・・アイカツ!ミュージックアワード・・9/14・・・37,470・・・・・・・・・・・・61,382 ・・・・・・・・・・・417・・・・・・・・344
みんなで賞をもらっちゃいまSHOW !(日本)
※KOFIC(韓国映画振興委員会)による。順位の( )は前週の順位。累積収入の単位は100万ウォン。
9月14~18日は秋夕で5連休とあって映画館に足を運んだ人が多く、全体的に数字が増えていますが、とくに「密偵」は週末だけで200万人を超えて独走状態。累計でも600万人突破。この勢いがどこまで続くか注目。
今回の新登場は2・3・6・10位の4作品です。
2位「ベン・ハー」は、もちろんアカデミー賞11部門を受賞したあの1959年のウィリアム・ワイラー監督作品のリメイク。あれを観た感動を知る人は、どんなに巧く作っても超えられないと思うのでは? 私ヌルボもその1人。「ベン・ハー」と聞いただけであのミクロス・ローザ作曲の美しいテーマ曲が甦ってきますぞよ。韓国題は「벤허」。日本公開は来年です。
3位「マグニフィセント・セブン」は、「七人の侍」のリメイクというか、いや「荒野の七人」のリメイクか。西部劇だし・・・。やっぱりハリウッドは作品の素材が払底してるのかな? 志村喬→ユル・ブリンナー、そして半世紀以上経って今度はデンゼル・ワシントンか。彼ももう60代か、ふうん。最初に観た「遠い夜明け」は本当に感動的だったな・・・。と、これまた感懐に耽ってしまいます。韓国題は「매그니피센트 7」。日本公開は来年1月27日です。
6位「ロック・ドッグ」は、アメリカ・中国合作のアニメ。主役はワンちゃんのボディ。臆病な羊が集まって暮らす雪の村の警備犬ボディは 歌っている時が一番幸せ。 お父さんのカンパと狼から村を守っていたある日、たまたま空から落ちラジオを拾うと世界的トップスターのアンガスの声。それに勇気を得て町に行き、紆余曲折の末に偶像アンガスに会ったものの喜びも束の間、みすぼらしい姿の彼は門前払い。さらに雪の村を狙うオオカミの群れの標的にされて追われして踏んだり蹴ったり。まあそこからの逆転はお約束ですから、たぶん。
韓国題は「드림 쏭(ドリーム・ソング)」。日本公開はない、かな?
10位「アイカツ!ミュージックアワード みんなで賞をもらっちゃいまSHOW !」は、「2012年にデジタルカードゲームとしてリリースされ、テレビアニメ版も子どもたちから人気を集めている」というもので、女子小学生を中心に人気なのだそうですけど、私ヌルボ今初めて知りましたがな。遠い世界だなー。<アイカツ>は何かと思ったら<アイドル活動>のことなのか、はあ~・・・。韓国題は「아이엠스타 뮤직어워드」です。
【多様性映画】
順位・・・・題名・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・公開日・・・・・・・週末観客動員数・・・・累計観客動員数・・・・累積収入・・・上映館数
1(2)・・ロビンソン・クルーソー・・・・・・・・・・9/07・・・・・・・・・・・・・・42,447 ・・・・・・・・・・114,860・・・・・・・・・・・・・885 ・・・・・・・・181
2(1)・・おもちゃが生きている ・・・・・・・・・・9/07・・・・・・・・・・・・・・42,281 ・・・・・・・・・・131,232・・・・・・・・・・・1,026 ・・・・・・・・216
3(8)・・カフェ・ソサエティ・・・・・・・・・・・・・・・9/14・・・・・・・・・・・・・・33,641 ・・・・・・・・・・・56,796・・・・・・・・・・・・・493 ・・・・・・・・188
4(3)・・最悪の1日(韓国) ・・・・・・・・・・・・・・8/25・・・・・・・・・・・・・・・4,050・・・・・・・・・・・・75,797・・・・・・・・・・・・・600 ・・・・・・・・・36
5(6)・・アイアムアヒーロー(日本)・・・・・・・9/21・・・・・・・・・・・・・・・3,689 ・・・・・・・・・・・10,332・・・・・・・・・・・・・・72 ・・・・・・・・・22
また先週のデータと矛盾が・・・。いまだに理由がわからず。
5位「アイアムアヒーロー」だけが初登場ですが、日本映画でもこれは未見なのでなんとも・・・。ゾンビ映画というと「釜山行き」の方に意識が向かってしまうもので・・・。韓国題は「아이 엠 어 히어로」です。
9月19日の「朝鮮日報」の記事(→コチラ.韓国語)は見出しからして「今夏だけで観客3600万人・・・韓国映画が完勝した理由は」ですからねー。7~8月の総観客数5568人中、韓国映画は3611万人で65%を占めたとのこと。自国映画占有率が20~40%くらいで推移している仏・伊・英の各国と比較したグラフも載っています。まあ以前から全世界で自国映画のシェアが50%を越える国は米国、インド、中国、日本、韓国の5ヵ国だけなんですけどね。で「完勝の理由」というのは大企業(ロッテとCJ)が映画業界に参入し、後発のショーボックス、NEWも含め4大配給会社の競争が好結果を生んでいる(製作方式・運営の透明化等)とのこと。ただ、近ごろは観客動員1千万人を超える<大当たり(テバク)>映画は増えているが、300~500万人程度の<中当たり(チュンバク)>が減っているのが残念とか。
その今夏の<大当たり>映画ですが、これまで本ブログでも紹介してきた次の画像の4作品です。
上段左が「釜山行き」、右が「仁川上陸作戦」、下段左が「徳恵翁主」、右が「トンネル」と、7月20日の「釜山行き」を皮切りに以後この順で4週続けて順次公開されました。
他の3作について。「仁川上陸作戦」は<クッポン(국뽕)>(=過度の愛国主義)映画といわれてました。たまにこの手の作品は登場し、それなりに集客力はあるようです。「徳恵翁主」は、対馬の元領主・宗家の当主と政略結婚し、生涯の大半を心の病とともに送った悲劇のお姫様(高宗の娘)を独立運動の支援者のように描いた<歴史歪曲>が一部で取り沙汰されました。突然の崩落事故でトンネル内に閉じ込められた男の話「トンネル」も、救出劇だけでなくやはり政治やメディアの対応も含めたパニック映画。事実に基づく「チリ33人 希望の軌跡」とは雰囲気は違う感じ。・・・って、私ヌルボ、以上4作品全然観てないんですけど。(無責任!)
あ、一番印象に残った俳優は「トンネル」のハ・ジョンウを抑えて「釜山行き」のマ・ドンソクというのは「!」 たぶんどちらも日本公開ありそうな感じ。早く観てみたいものです。「仁川~」は日本公開どうかな? 「徳恵翁主」はなさそう?
「朝鮮日報」の「封切映画 ぴったり10字評」は先週掲載されませんでした。
★★★ NAVERの人気順位(9月20日現在上映中映画) ★★★
【ネチズンによる順位】
※評点の後の( )は採点者数
①(1) Bringing Tibet Home ~故郷を引き寄せて~(韓国等) 9.42(72)
②(3) 影たちの島(韓国) 9.38(84)
③(4) ドロップ・ボックス(韓国) 9.32(90)
④(5) KING OF PRISM by PrettyRhythm(日本) 9.30(920)
⑤(6) 私たち(韓国) 9.24(911)
⑥(-) 一死覚悟(韓国) 9.16(240)
⑦(7) オーヴェという男 9.12(1,264)
⑧(-) マイケル・ムーアの世界侵略のススメ 9.03(115)
⑨(-) サフラジェット 8.96(425)
⑩(8) 劇場版 響け!ユーフォニアム~北宇治高校吹奏楽部へようこそ~(日本) 8.92(106)
入れ替わりや順位変動はありましたが、本ブログ新登場の作品はありません。
【記者・評論家による順位】
※評点の後の( )は採点者数
①(2) アガシ(韓国) 7.68(18)
②(3) 私たち(韓国) 7.66(14)
③(4) ドロップ・ボックス(韓国) 7.66(1)
④(5) 密偵(韓国) 7.50(10)
⑤(6) ナショナル・ギャラリー 英国の至宝 7.50(4)
⑥(8) ディーブ 7.35(5)
⑦(9) トンネル(韓国) 7.21(14)
⑧(-) ヒッチコック/トリュフォー 7.17(6)
⑨(-) 影たちの島(韓国) 7.14(7)
⑩(-) 釜山行き(韓国) 7.10(17)
コチラのランキングも入れ替わりや順位変動はありましたが、新登場の作品はありません。
★★★ 韓国内の映画 週末の興行成績9月16日(金)~9月18日(日) ★★★
「密偵」の独走が続く
【全体】
順位・・・・題名・・・・・・・・・・・・・・公開日・・・・週末観客動員数・・・累計観客動員数・・・累積収入・・・上映館数
1(1)・・密偵(韓国)・・・・・・・・・・・・・・9/07 ・・・・・・・・・2,061,343 ・・・・・・・・・6,048,476 ・・・・・・・・49,974・・・・・・1,368
2(44)・・ベン・ハー・・・・・・・・・・・・・・9/14・・・・・・・・・・・594,486・・・・・・・・・・・897,235 ・・・・・・・・・7,564・・・・・・・・717
3(新)・・マグニフィセント・セブン・・9/14 ・・・・・・・・・・391,115・・・・・・・・・・・679,524 ・・・・・・・・・5,752・・・・・・・・579
4(2)・・古山子、大東輿地図(韓国)・・9/07 ・・・・・・・・297,608・・・・・・・・・・・852,257 ・・・・・・・・・6,896・・・・・・・・536
5(3)・・アリス・イン・ワンダーランド・・9/07 ・・・・・・・・134,291・・・・・・・・・・・447,619 ・・・・・・・・・3,639・・・・・・・・392
~時間の旅~
6(46)・・ロック・ドッグ ・・・・・・・・・・・9/14・・・・・・・・・・・119,044・・・・・・・・・・・168,601 ・・・・・・・・・1,337・・・・・・・・399
7(4)・・月光宮殿(韓国) ・・・・・・・・・9/07・・・・・・・・・・・・48,067・・・・・・・・・・・138,018 ・・・・・・・・・1,047・・・・・・・・275
8(8)・・ロビンソン・クルーソー ・・・9/07・・・・・・・・・・・・42,447 ・・・・・・・・・・114,860 ・・・・・・・・・・・885・・・・・・・・181
9(5)・・おもちゃが生きている・・・・9/07・・・・・・・・・・・・42,281・・・・・・・・・・・131,232 ・・・・・・・・・1,026・・・・・・・・216
10(34)・・アイカツ!ミュージックアワード・・9/14・・・37,470・・・・・・・・・・・・61,382 ・・・・・・・・・・・417・・・・・・・・344
みんなで賞をもらっちゃいまSHOW !(日本)
※KOFIC(韓国映画振興委員会)による。順位の( )は前週の順位。累積収入の単位は100万ウォン。
9月14~18日は秋夕で5連休とあって映画館に足を運んだ人が多く、全体的に数字が増えていますが、とくに「密偵」は週末だけで200万人を超えて独走状態。累計でも600万人突破。この勢いがどこまで続くか注目。
今回の新登場は2・3・6・10位の4作品です。
2位「ベン・ハー」は、もちろんアカデミー賞11部門を受賞したあの1959年のウィリアム・ワイラー監督作品のリメイク。あれを観た感動を知る人は、どんなに巧く作っても超えられないと思うのでは? 私ヌルボもその1人。「ベン・ハー」と聞いただけであのミクロス・ローザ作曲の美しいテーマ曲が甦ってきますぞよ。韓国題は「벤허」。日本公開は来年です。
3位「マグニフィセント・セブン」は、「七人の侍」のリメイクというか、いや「荒野の七人」のリメイクか。西部劇だし・・・。やっぱりハリウッドは作品の素材が払底してるのかな? 志村喬→ユル・ブリンナー、そして半世紀以上経って今度はデンゼル・ワシントンか。彼ももう60代か、ふうん。最初に観た「遠い夜明け」は本当に感動的だったな・・・。と、これまた感懐に耽ってしまいます。韓国題は「매그니피센트 7」。日本公開は来年1月27日です。
6位「ロック・ドッグ」は、アメリカ・中国合作のアニメ。主役はワンちゃんのボディ。臆病な羊が集まって暮らす雪の村の警備犬ボディは 歌っている時が一番幸せ。 お父さんのカンパと狼から村を守っていたある日、たまたま空から落ちラジオを拾うと世界的トップスターのアンガスの声。それに勇気を得て町に行き、紆余曲折の末に偶像アンガスに会ったものの喜びも束の間、みすぼらしい姿の彼は門前払い。さらに雪の村を狙うオオカミの群れの標的にされて追われして踏んだり蹴ったり。まあそこからの逆転はお約束ですから、たぶん。
韓国題は「드림 쏭(ドリーム・ソング)」。日本公開はない、かな?
10位「アイカツ!ミュージックアワード みんなで賞をもらっちゃいまSHOW !」は、「2012年にデジタルカードゲームとしてリリースされ、テレビアニメ版も子どもたちから人気を集めている」というもので、女子小学生を中心に人気なのだそうですけど、私ヌルボ今初めて知りましたがな。遠い世界だなー。<アイカツ>は何かと思ったら<アイドル活動>のことなのか、はあ~・・・。韓国題は「아이엠스타 뮤직어워드」です。
【多様性映画】
順位・・・・題名・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・公開日・・・・・・・週末観客動員数・・・・累計観客動員数・・・・累積収入・・・上映館数
1(2)・・ロビンソン・クルーソー・・・・・・・・・・9/07・・・・・・・・・・・・・・42,447 ・・・・・・・・・・114,860・・・・・・・・・・・・・885 ・・・・・・・・181
2(1)・・おもちゃが生きている ・・・・・・・・・・9/07・・・・・・・・・・・・・・42,281 ・・・・・・・・・・131,232・・・・・・・・・・・1,026 ・・・・・・・・216
3(8)・・カフェ・ソサエティ・・・・・・・・・・・・・・・9/14・・・・・・・・・・・・・・33,641 ・・・・・・・・・・・56,796・・・・・・・・・・・・・493 ・・・・・・・・188
4(3)・・最悪の1日(韓国) ・・・・・・・・・・・・・・8/25・・・・・・・・・・・・・・・4,050・・・・・・・・・・・・75,797・・・・・・・・・・・・・600 ・・・・・・・・・36
5(6)・・アイアムアヒーロー(日本)・・・・・・・9/21・・・・・・・・・・・・・・・3,689 ・・・・・・・・・・・10,332・・・・・・・・・・・・・・72 ・・・・・・・・・22
また先週のデータと矛盾が・・・。いまだに理由がわからず。
5位「アイアムアヒーロー」だけが初登場ですが、日本映画でもこれは未見なのでなんとも・・・。ゾンビ映画というと「釜山行き」の方に意識が向かってしまうもので・・・。韓国題は「아이 엠 어 히어로」です。