「約束 名張毒ぶどう酒事件 死刑囚の生涯」は、ぜひ多くの人に観てほしい映画です。三重県名張市の公民館での寄合いで出された毒入りぶどう酒で5人が死亡した事件が起こったのは1961年。その犯人とされて死刑が確定後、半世紀以上経った今も無実を訴え続けている奥西勝死刑囚・・・。映画が観られない人も、せめてウィキ(→コチラ)で事件の概要を読んでください。2005年に1度は再審開始が決定されながらもその後取り消し。しかし「無実の人間が自分が不利になるような自白をするはずがない」と言う裁判長は、過去そんな事例が多数あったことを知らないのですね。あきれたものです。素人がみてもすぐ無実とわかるあの袴田事件でさえもなかなか再審が確定しない等々、司法自体が犯罪的といわざるをえません。
2009年の障害者郵便制度悪用事件で検事が証拠改竄したことは大きく報道されましたが、これまでもたとえば先頃無罪が確定した布川事件では検察側は遺留品の鑑定書を30年間開示しなかったとか、徳島ラジオ商殺人事件では検事が証人に偽証を強要したとか、無辜の人を真犯人にしたてる「犯罪」事例はいろいろあります。
足利事件がDNA鑑定で晴れて無実となったことは大きく報道されましたが、1度は誤審に導いた以前のDNA鑑定を根拠に、飯塚事件の方は死刑が執行されてしまいました。無罪の可能性を否定できないのに・・・。
それ以上に、無実の人を死刑にしてしまった疑いが非常に濃厚なのは藤本事件です。60年以上前のことですが、ハンセン病差別と絡まったひどい事件で、「新・あつい壁」(2007年)という映画も作られました。
しかし、無実の人の何十年という人生よりも、司法界内部の人間関係とか、自分の栄達の方が重大事という裁判官がそんなに多いのですかねー・・・。
★★★ Daumの人気順位(4月9日現在上映中映画) ★★★
【ネチズンによる順位】
①チスル – 終わらない歳月 2 9.3(405)
②パパロッティ(韓国) 9.3(1459)
③カルテット!人生のオペラハウス 9.3(31)
④シュガーマン 奇跡に愛された男 9.2(127)
⑤かぞくのくに(日本) 9.1(67)
⑥Love Letter(日本) 9.1(584)
⑦偽りなき者 9.1(164)
⑧ブラック 9.0(1073)
⑨7番房の贈り物 9.0(3654)
⑩楚漢志:英雄の復活 8.9(226)
順位変動はありましたが、新登場はありません。
【専門家による順位】
①チスル – 終わらない歳月 2 9.0(5)
②愛、アムール 8.7(7)
③ホーリー・モーターズ 8.7(4)
④雪男(韓国) 8.0(1)
⑤ジャンゴ 繋がれざる者 7.8(7)
⑥リンカーン 7.7(8)
⑦シュガーマン 奇跡に愛された男 7.7(4)
⑧ストーカー 7.6(6)
⑨偽らざる者 7.6(3)
⑩かぞくのくに 7.4(5)
③が「おおかみこどもの雨と雪」が新登場の「ホーリー・モーターズ」と入れ替わっただけです。
その③「ホーリー・モーターズ」は、日本でも4月6日(土)から公開されています。韓国題は「홀리 모터스」、ホルリモトスね。
★★★ 韓国内の映画 週末の興行成績[4月5日(金)~7日(日)] ★★★
シン・ハギュン主演のアクション「ランニングマン」が1位。
【全体】
順位・・・・題名・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・公開日・・・・・・・・週末観客動員数・・・・累計観客動員数・・・・累積収入・・・上映館数
1(21)・・ランニングマン(韓国) ・・・・・・・・4/04 ・・・・・・・・・・・・・501,904・・・・・・・・・・・・575,440 ・・・・・・・・4,198・・・・・・・567
2(1)・・G.I.ジョー バック2リベンジ・・・・・3/28・・・・・・・・・・・・・・464,611・・・・・・・・・・1,572,212 ・・・・・・・12,406・・・・・・・604
3(2)・・恋愛の温度(韓国)・・・・・・・・・・・・3/21・・・・・・・・・・・・・・206,156・・・・・・・・・・1,657,417 ・・・・・・・12,284・・・・・・・373
4(3)・・パパロッティ(韓国)・・・・・・・・・・・・3/14・・・・・・・・・・・・・・146,450・・・・・・・・・・1,592,188 ・・・・・・・11,014・・・・・・・329
5(5)・・新世界(韓国)・・・・・・・・・・・・・・・・・2/21・・・・・・・・・・・・・・・62,591・・・・・・・・・・4,633,580 ・・・・・・・34,529・・・・・・・229
6(6)・・7番房の贈り物(韓国)・・・・・・・・・・1/23 ・・・・・・・・・・・・・・27,817・・・・・・・・・12,785,665 ・・・・・・・91,288・・・・・・・126
7(新)・・ザ・ホスト・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・4/04・・・・・・・・・・・・・・・25,629 ・・・・・・・・・・・・34,828・・・・・・・・・・243・・・・・・・244
8(37)・・-ホープ・スプリングズ・・・・・・・・・4/04・・・・・・・・・・・・・・・24,616 ・・・・・・・・・・・・31,768・・・・・・・・・・230・・・・・・・179
9(4)・・ウォーム・ボディーズ・・・・・・・・・・・3/14・・・・・・・・・・・・・・・22,264・・・・・・・・・・1,164,295 ・・・・・・・・8,323・・・・・・・・95
10(85)・・終わりと始まり(韓国)・・・・・・・・4/04・・・・・・・・・・・・・・・20,416・・・・・・・・・・・・・27,981・・・・・・・・・・200・・・・・・・185
※KOFIC(韓国映画振興委員会)による。順位の( )は前週の順位。累積収入の単位は100万ウォン。
今回の新登場は1・7・8・10位の4作品だす。
1位「ランニングマン」は韓国製のアクション映画。ソウルのど真ん中で。昼はカーセンター、夜はコールタクシー運転をしているチャ・ジョンウ(シン・ハギュン)は殺人事件を目撃します。しかし彼は容疑者と誤解され、追われる身となってしまいます。原題は「런닝맨」。20世紀フォックスがハリウッドのメジャースタジオとしては初めてこの作品の主要出資者として参加したことが注目されています。
7位「ザ・ホスト」は、あの「トワイライト」トリーズで知られるステファニー・メイヤーの同名の小説が原作のSF恋愛映画。韓国題は「호스트」です。日本でも公開されますが、時期は年内としかわかりません。
8位「ホープ・スプリングス」は結婚31年の妻(メリル・ストリープ)と夫(トミー・リー・ジョーンズ) の関係を描いたコメディー。とっくに冷め切っている2人の仲。たまたま妻が目にした広告はグレート・ホープ・スプリングスという街で開業しているカップル向けカウンセラー(スティーヴ・カレル)。妻は夫をなんとか説得して、そのカウンセリングを受けるため空路そこに赴きますが・・・。韓国題は「호프 스프링즈」です。日本では7月公開予定。
10位「終わりと始まり」は「私の妻のすべて」のミン・ギュドン監督作品。秘密恋愛中に、突然の事故で亡くなった夫(ファン・ジョンミン)の不倫の事実を知ってショックを受ける妻(オム・ジョンファ)。そしてある日、夫を訪ねて女性(キム・ヒョジン)がやってくるのですが、その3人の男女間には隠された秘密が・・・。原題は「끝과 시작」。
【多様性映画】
順位・・・・題名・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・公開日・・・・・・週末観客動員数・・・・累計観客動員数・・・・累積収入・・・上映館数
1(38)・・終わりと始まり(韓国) ・・・・・・・・・・・・4/04・・・・・・・・・・・・20,416 ・・・・・・・・・・・・・・27,981・・・・・・・・・200・・・・・・・・・185
2(1)・・チスル - 終わらない歳月 2(韓国) ・・3/21 ・・・・・・・・・・・15,267・・・・・・・・・・・・・・・89,494・・・・・・・・・627・・・・・・・・・・61
3(13)・・ホーリー・モーターズ・・・・・・・・・・・・・4/04 ・・・・・・・・・・・・・3,855 ・・・・・・・・・・・・・・・6,441 ・・・・・・・・・・50・・・・・・・・・・34
4(3)・・砂が流れる川(韓国)・・・・・・・・・・・・・・3/28・・・・・・・・・・・・・・2,157 ・・・・・・・・・・・・・・・9,171 ・・・・・・・・・・60・・・・・・・・・・20
5(新)・・ナバロンの要塞 ・・・・・・・・・・・1974/7/20 ・・・・・・・・・・・・・2,069 ・・・・・・・・・・・・・・・3,994 ・・・・・・・・・・・7・・・・・・・・・・・1
1・3・4・5位と、4作品が新登場でガラッと顔ぶれが変わりました。
1位「終わりと始まり」と3位「ホーリー・モーターズ」は上述のとおり。
4位「砂が流れる川」はドキュメンタリー。李明博政権が推進を図った4大河川工事。水害の防止、水資源の確保、水質改善、経済発展など、政府の派手なスローガンとは裏腹に、私の目が見ているのは、崩れていって破壊される不気味な国土の姿だった。山から降りて水路に沿って、崩れていく川の変化をカメラに収めた。原題は「모래가 흐르는 강」。
5位、なぜ今この旧作を? 日本では1961年公開でした。韓国題は「나바론 요새」。
2009年の障害者郵便制度悪用事件で検事が証拠改竄したことは大きく報道されましたが、これまでもたとえば先頃無罪が確定した布川事件では検察側は遺留品の鑑定書を30年間開示しなかったとか、徳島ラジオ商殺人事件では検事が証人に偽証を強要したとか、無辜の人を真犯人にしたてる「犯罪」事例はいろいろあります。
足利事件がDNA鑑定で晴れて無実となったことは大きく報道されましたが、1度は誤審に導いた以前のDNA鑑定を根拠に、飯塚事件の方は死刑が執行されてしまいました。無罪の可能性を否定できないのに・・・。
それ以上に、無実の人を死刑にしてしまった疑いが非常に濃厚なのは藤本事件です。60年以上前のことですが、ハンセン病差別と絡まったひどい事件で、「新・あつい壁」(2007年)という映画も作られました。
しかし、無実の人の何十年という人生よりも、司法界内部の人間関係とか、自分の栄達の方が重大事という裁判官がそんなに多いのですかねー・・・。
★★★ Daumの人気順位(4月9日現在上映中映画) ★★★
【ネチズンによる順位】
①チスル – 終わらない歳月 2 9.3(405)
②パパロッティ(韓国) 9.3(1459)
③カルテット!人生のオペラハウス 9.3(31)
④シュガーマン 奇跡に愛された男 9.2(127)
⑤かぞくのくに(日本) 9.1(67)
⑥Love Letter(日本) 9.1(584)
⑦偽りなき者 9.1(164)
⑧ブラック 9.0(1073)
⑨7番房の贈り物 9.0(3654)
⑩楚漢志:英雄の復活 8.9(226)
順位変動はありましたが、新登場はありません。
【専門家による順位】
①チスル – 終わらない歳月 2 9.0(5)
②愛、アムール 8.7(7)
③ホーリー・モーターズ 8.7(4)
④雪男(韓国) 8.0(1)
⑤ジャンゴ 繋がれざる者 7.8(7)
⑥リンカーン 7.7(8)
⑦シュガーマン 奇跡に愛された男 7.7(4)
⑧ストーカー 7.6(6)
⑨偽らざる者 7.6(3)
⑩かぞくのくに 7.4(5)
③が「おおかみこどもの雨と雪」が新登場の「ホーリー・モーターズ」と入れ替わっただけです。
その③「ホーリー・モーターズ」は、日本でも4月6日(土)から公開されています。韓国題は「홀리 모터스」、ホルリモトスね。
★★★ 韓国内の映画 週末の興行成績[4月5日(金)~7日(日)] ★★★
シン・ハギュン主演のアクション「ランニングマン」が1位。
【全体】
順位・・・・題名・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・公開日・・・・・・・・週末観客動員数・・・・累計観客動員数・・・・累積収入・・・上映館数
1(21)・・ランニングマン(韓国) ・・・・・・・・4/04 ・・・・・・・・・・・・・501,904・・・・・・・・・・・・575,440 ・・・・・・・・4,198・・・・・・・567
2(1)・・G.I.ジョー バック2リベンジ・・・・・3/28・・・・・・・・・・・・・・464,611・・・・・・・・・・1,572,212 ・・・・・・・12,406・・・・・・・604
3(2)・・恋愛の温度(韓国)・・・・・・・・・・・・3/21・・・・・・・・・・・・・・206,156・・・・・・・・・・1,657,417 ・・・・・・・12,284・・・・・・・373
4(3)・・パパロッティ(韓国)・・・・・・・・・・・・3/14・・・・・・・・・・・・・・146,450・・・・・・・・・・1,592,188 ・・・・・・・11,014・・・・・・・329
5(5)・・新世界(韓国)・・・・・・・・・・・・・・・・・2/21・・・・・・・・・・・・・・・62,591・・・・・・・・・・4,633,580 ・・・・・・・34,529・・・・・・・229
6(6)・・7番房の贈り物(韓国)・・・・・・・・・・1/23 ・・・・・・・・・・・・・・27,817・・・・・・・・・12,785,665 ・・・・・・・91,288・・・・・・・126
7(新)・・ザ・ホスト・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・4/04・・・・・・・・・・・・・・・25,629 ・・・・・・・・・・・・34,828・・・・・・・・・・243・・・・・・・244
8(37)・・-ホープ・スプリングズ・・・・・・・・・4/04・・・・・・・・・・・・・・・24,616 ・・・・・・・・・・・・31,768・・・・・・・・・・230・・・・・・・179
9(4)・・ウォーム・ボディーズ・・・・・・・・・・・3/14・・・・・・・・・・・・・・・22,264・・・・・・・・・・1,164,295 ・・・・・・・・8,323・・・・・・・・95
10(85)・・終わりと始まり(韓国)・・・・・・・・4/04・・・・・・・・・・・・・・・20,416・・・・・・・・・・・・・27,981・・・・・・・・・・200・・・・・・・185
※KOFIC(韓国映画振興委員会)による。順位の( )は前週の順位。累積収入の単位は100万ウォン。
今回の新登場は1・7・8・10位の4作品だす。
1位「ランニングマン」は韓国製のアクション映画。ソウルのど真ん中で。昼はカーセンター、夜はコールタクシー運転をしているチャ・ジョンウ(シン・ハギュン)は殺人事件を目撃します。しかし彼は容疑者と誤解され、追われる身となってしまいます。原題は「런닝맨」。20世紀フォックスがハリウッドのメジャースタジオとしては初めてこの作品の主要出資者として参加したことが注目されています。
7位「ザ・ホスト」は、あの「トワイライト」トリーズで知られるステファニー・メイヤーの同名の小説が原作のSF恋愛映画。韓国題は「호스트」です。日本でも公開されますが、時期は年内としかわかりません。
8位「ホープ・スプリングス」は結婚31年の妻(メリル・ストリープ)と夫(トミー・リー・ジョーンズ) の関係を描いたコメディー。とっくに冷め切っている2人の仲。たまたま妻が目にした広告はグレート・ホープ・スプリングスという街で開業しているカップル向けカウンセラー(スティーヴ・カレル)。妻は夫をなんとか説得して、そのカウンセリングを受けるため空路そこに赴きますが・・・。韓国題は「호프 스프링즈」です。日本では7月公開予定。
10位「終わりと始まり」は「私の妻のすべて」のミン・ギュドン監督作品。秘密恋愛中に、突然の事故で亡くなった夫(ファン・ジョンミン)の不倫の事実を知ってショックを受ける妻(オム・ジョンファ)。そしてある日、夫を訪ねて女性(キム・ヒョジン)がやってくるのですが、その3人の男女間には隠された秘密が・・・。原題は「끝과 시작」。
【多様性映画】
順位・・・・題名・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・公開日・・・・・・週末観客動員数・・・・累計観客動員数・・・・累積収入・・・上映館数
1(38)・・終わりと始まり(韓国) ・・・・・・・・・・・・4/04・・・・・・・・・・・・20,416 ・・・・・・・・・・・・・・27,981・・・・・・・・・200・・・・・・・・・185
2(1)・・チスル - 終わらない歳月 2(韓国) ・・3/21 ・・・・・・・・・・・15,267・・・・・・・・・・・・・・・89,494・・・・・・・・・627・・・・・・・・・・61
3(13)・・ホーリー・モーターズ・・・・・・・・・・・・・4/04 ・・・・・・・・・・・・・3,855 ・・・・・・・・・・・・・・・6,441 ・・・・・・・・・・50・・・・・・・・・・34
4(3)・・砂が流れる川(韓国)・・・・・・・・・・・・・・3/28・・・・・・・・・・・・・・2,157 ・・・・・・・・・・・・・・・9,171 ・・・・・・・・・・60・・・・・・・・・・20
5(新)・・ナバロンの要塞 ・・・・・・・・・・・1974/7/20 ・・・・・・・・・・・・・2,069 ・・・・・・・・・・・・・・・3,994 ・・・・・・・・・・・7・・・・・・・・・・・1
1・3・4・5位と、4作品が新登場でガラッと顔ぶれが変わりました。
1位「終わりと始まり」と3位「ホーリー・モーターズ」は上述のとおり。
4位「砂が流れる川」はドキュメンタリー。李明博政権が推進を図った4大河川工事。水害の防止、水資源の確保、水質改善、経済発展など、政府の派手なスローガンとは裏腹に、私の目が見ているのは、崩れていって破壊される不気味な国土の姿だった。山から降りて水路に沿って、崩れていく川の変化をカメラに収めた。原題は「모래가 흐르는 강」。
5位、なぜ今この旧作を? 日本では1961年公開でした。韓国題は「나바론 요새」。
「名張市」は三重県かと・・。
名張には行ったこともあるのにうっかり間違えてしまいました。三重県でも奈良県に近い所ですね。
さっそく本文を手直ししておきます。