韓国語の勉強を始めて少し進むと、韓国の書籍や新聞・雑誌を実際に読んでみるといいと思います。
とくに漢字語の熟語などは新聞がずいぶん役立ちます。また韓国の社会についてもいろんな情報を仕入れることもでき、一挙両得です。書籍も、中級の入り口レベルの人でも読めそうなものもあります。
しかし、英語の本なら大型書店に売り場があったり、ネット通販もアマゾン等々いろいろありますが、韓国本の購入となるとどうすればいいのかわからない方も多いのでは?
・・・ということで、今回は韓国本の入手方法について、私ヌルボの知るかぎりをお教えします。
【1】韓国本を常備している店舗に行って買う
◎東京では次の店で買えます。
①コリアプラザ 2016年7月31日閉店
新大久保の職安通り。この10数年の間に韓流ブームの波に乗ってリッパなビルになりました。
1FがCDやDVD、新聞等の売場で、2Fが韓国語書籍や語学教材の売場です。韓国本(原書)は文芸書・実用書・雑誌等々、それなりに(多くはないが少なくもない程度)そろっています。話題になっている新刊書とか、韓国版コミックもそれなりにあります。物足りなさはありますが、今のところこれ以上の店はないと思います。残念ですけど・・・。
※B1は韓国カフェ<こりぷら>で、韓国伝統茶やパッピンス等もあり、おすすめです。
[2015年8月29日の追記]
数日前半年ぶり(?)にコリアプラザに行って失望しました。以前は本が1000冊以上は並べられていた書架がなくなり、軽い本が表紙を向けて置かれているだけで本の冊数は激減。小説や詩、随筆等の文学書も、旅行や料理等の実用書もほとんどなくなってしまいました。あとは語学書と韓流スター関係本と絵本が少しといった感じです。1Fの新聞販売もなくなりました。残念なかぎりです。あ、韓国カフェこりぷらも大分前に閉店しています。
[2018年3月22日の追記]
最後に行ったのがいつだったか? 上記のようにずいぶん寂しくなっていましたが、結局閉店してしまい、現在はコンビニになっています。このビル内の店舗ができる前、少し西寄りに店があった頃からしばしば行っていた私ヌルボとしては大変残念です。→コチラの康熙奉(カン・ヒボン)さんによる関係記事をご参照下さい。
②アジア文庫
古書の街神保町のすずらん通り。三省堂の方から入って左側、中国書籍の内山書店のビルにあります。2012年12月からアジア文庫は3Fから2Fに移りました。3Fは古書(中国・アジア関係)専門フロアになりました。1Fの雑誌コーナーには韓国関係のものもあります。品揃えは和書がほとんど。東南アジア関係の本が多いのですが、韓国・朝鮮について書かれた本や雑誌も、現在入手困難な本も含めていろいろそろっています。
③三中堂 ★2014年6月佐倉市に移転しました。
老舗の韓国・朝鮮関係の書店です。神保町の、ちょっとわかりにくい所にあります。ヌルボは京橋にあった頃、さらに阿佐ヶ谷に移った後にも買いに行ったりしていました。和書も原書もあります。古書もあって、じっくり見れば貴重な本もいろいろありそう。北朝鮮映画「家族の問題」のビデオや、北朝鮮のポチョンボ電子楽団のCDも以前ここで買いました。
[2013年6月30日の追記]
2013年1月に、待望の公式サイトがオープンしたので、そちらにリンク先を替えました。
また店長さんのブログ<韓国・北朝鮮・三中堂と私>も同月から始まっています。(→コチラ。) 「韓国に関わって44年」とのことで、深い記事がいろいろ。これからも大いに期待しています。
[2014年12月2日の追記]
三中堂は2014年6月佐倉市に移転しました。近況は上記の店長さんのブログや、FACEBOOK(→コチラ)をご覧ください。
④高麗(こま)書林
1962年創業の韓国図書専門会社。水道橋西口から徒歩2分(三崎町3-4-8 ヤマダビル2F)ですが、店舗販売がメインではなさそうで、ちょっと入りづらいかな(?)。品ぞろえも学術書が多い感じです。
ネット販売の方により力を入れているようで、店舗よりも質・量とも充実しています。リストを見ると、韓国小説の分野だけでも約600冊もそろえています。
⑤コリアブックセンター 2015年6月20日閉店
地下鉄白山駅から徒歩3分。朝鮮総聯系の出版社・朝鮮青年社も入っている朝鮮出版会館の1Fです。当然北朝鮮関係の珍しい(?)本もありますが、「南朝鮮」の現代文学の書籍も意外にたくさんあります。(ポチョンボ電子楽団のCDがそろっているのも、個人的にはウレシイ。)
神保町にあった北朝鮮関係ショップのレインボー通商が高知(!)に移って通販専門になった(?)今、その分重要度が高まったかも・・・。
サイトを見ると、書籍等のリストもあり、メールやファクスでの注文もOKとのことです。
[2015年12月11日の追記]
情報提供が大変遅くなってすみません。コリアブックセンターは「諸般の事情により」2015年6月20日閉店しました。「諸般の事情」については→コチラの記事参照。閉店セールについては、→コチラやコチラ。私ヌルボ、この情報を知っのが遅すぎました。残念! 最近このあたりに行ったら工事用フェンスに覆われいて、石綿除去作業のお知らせ等が掲示されていました。レインボー通商が神保町から高知に移り、東京で北朝鮮書籍を買える店がなくなってしまいました。アジア文庫にはほんの少しあるかな? 確認してこなくては・・・。
[2016年8月9日の追記]
⑥チェッコリ
神保町のビルの3階にあるブックカフェ。<新しい韓国の文学>シリーズ等の出版社クオンが運営していて、韓国書や韓国関係の本も販売しています。また韓国書(主に文学)の読書会等も開かれたりしています。詳細は店のサイトあるいはFACEBOOK(→コチラ)参照。通販もあります。
[2021年6月15日の追記]
⑦Books Kinokuniya Tokyo(紀伊國屋書店洋書専門店)
JR新宿駅東南口から南へ数分。高島屋タイムズスクエア南館6F。英文書・仏・独・西・伊の他に中・韓・ベトナムの書籍、日本語学習書があります。韓国書籍は本棚2列分と下の台で全部なのでそんなに多くはないです。(→写真) 近年日本でも翻訳書が多く刊行されている女性作家の作品が目につきます。なお雑誌はありません。
◎大阪の書店
①ソウル書林
日本一のコリアタウンの最寄駅、大阪の鶴橋から歩いてすぐの所にある韓国書籍専門店です。店舗も品ぞろえも格調高い感じ・・・、とここまで記して、念のためネットで確認したら、あるサイトに「2007年に移転した」とありました。ヌルボは前の店には3回(?)行ったことがありますが、移転したとは知りませんでした! 大阪に行った時、時間的余裕があればまた寄ってみたい店です。
[2015年12月11日の追記]
上記の記事の後、また鶴橋駅近くに移転したとのことです。店の公式サイトも開かれていたのでリンクを張っておきました。ただ、2013年から更新されていないので近況はよくわかりません。今度大阪に行った時に確認してみます。(ご存知の方、教えてください。)
[2016年1月6日の追記]
1月4日に行ってきました。場所はリンク先の<店舗案内>参照。ビル2階の一室で、<営業時間=10時~6時 定休日=不定期>という貼り紙がありましたが、 運よく新年最初の営業日とのことで開いていました。ご主人は韓国に行っていて不在でしたが、奥さんと3時間近くもいろいろ雑談してきました。品揃えは店が広くないので多くはありませんが、専門的な本、今は刊行されていないレアな本が目につきました。また、この書店で独自に刊行している本が何冊もあります。小中学生向けの柳寛順の読み物とか、民俗村の写真集(説明付)等々。日本書・韓国書の比率は1:2くらいだったかな? 私ヌルボが購入したのは、韓国各地の民謡集(楽譜&歌詞)、鄭東棟「論介」の翻訳書(ダイジェスト?)、今は出ていない民族学校系のポケット歌集の3冊。店のたたずまいが全然ふつうの書店らしくないので敷居が高い感じがするかもしれませんが、いろいろと韓国&在日関連のおしゃべりも楽しいもので、行ってみて良かったです。
[2011年8月13日の追記]
②日之出書房
大阪の地下鉄・南巽駅の近くに非常に充実した古書店があることを最近知りました。きっかけは、ある本の情報を検索していて、日之出書房のサイトにゆきあたったからです。
実際に行ってみましたが、期待に違わず、実にさまざまな書籍が並んでいました。韓国関係の本、歴史・社会・文化関係の絶版本、雑誌のバックナンバー等々、入手困難な本が多数並んでいます。関西在住の人以外でも、機会があればぜひ足を運んでみる価値のある店です。
※その報告は別記事にしましたのでご一読ください。 →コチラ
[2014年1月9日の追記]
その後日之出書房は2013年11月近鉄今里に本店を移転しました。店舗のたたずまいは変わりましたが、充実した品揃えは健在です。その報告記事は→コチラです。
[2012年10月4日の追記]
③古書 楽人館(ラクトカン)
大阪・鶴橋駅西出口南へ3分のJR高架下にある古書店。たまたまインターネットで見つけましたが、まだ行ったことはありません。グーグールマップのストリートビューで見ると店舗は大きくはないようですが、ネット通販の品揃えはなかなか充実しています。
【2】韓国本を置いている図書館
韓国本を入手、というわけではないのですが、韓国書籍をけっこうたくさん所蔵している公立図書館があります。
前述の高麗書林のサイト中に<韓国書が借りられる全国図書館>という、おあつらえむきのページがありました。これには、全国130もの図書館がリストアップされています。
このページの旧版によると、千葉市中央図書館が「日本最大規模の韓国図書セレクション/日本文学韓国語版が充実」ということで、また東京都立中央図書館は「一般書のほか専門書も充実」とありました。
ヌルボがよく利用するのは、地元の以下の2つ。どちらもそれなり(書架2つ分)に役立っています。
①川崎市立図書館
JR川崎駅のすぐ隣のタワーリバーク4Fにあります。朝鮮・韓国語の本と中国語の本を合わせて3200冊あるそうです。子供向きの本とか、比較的親しみやすい本が多い印象があります。以前ここで「日本語由来の韓国語の単語」を集成した本を借りたことがありました。(正確な書名は忘れました。) ②の横浜市立図書館とは比べものにならないほど小さな図書館ですが、朝鮮・韓国語の本と、韓国・朝鮮関係の本が独立したコーナーにまとめられていて、この分野に興味を持っている人にはとても親しみやすく便利な図書館です。
②横浜市立中央図書館
京急・日ノ出町から徒歩5分。この図書館はすごいですよ。地上5F~地下1F、蔵書数約150万冊。都道府県立でこの蔵書数を上回るのは大阪・東京だけ(徳島はビミョー)、市立では大阪だけ、とウィキにあります。
朝鮮・韓国語の書籍は6段の開架の書架で3つ分あります。①に比べると格段に格調の高い本が並んでいます。書庫の本とあわせて総数1611冊あるとのことです。
とくに便利なのは、3Fで「朝鮮日報」や月刊誌の「新東亜」「女性東亜」が読めること。後者は1ヵ月過ぎると借りられます。北朝鮮の月刊誌「千里馬」もあります。
1Fの児童書コーナーにも世界各国の児童書め絵本があり、韓国書も多数あります。韓国語学習者にはとくにお薦めします。横浜の各区の図書館にも若干の韓国書があります。
※中国語図書は5772冊もある! 友好都市の上海や台北からもらったとか・・・。横浜も仁川あたりとも友好都市になればいいのに・・・。
[2011年9月28日の追記]
③荒川区立日暮里図書館
JR常磐線三河島駅または京成本線日暮里駅から徒歩10分。そんなに大きな図書館ではありませんが、地域柄、韓国書や韓国関連書を多くおいています。韓国の新聞・雑誌もあります。
④大阪市立生野図書館
地下鉄・今里駅より市バス大池橋下車。日本一の在日コリアンの集住地域とあって、韓国書・韓国関連書が充実しています。私ヌルボは行ったことがありませんが、サイトを見ると、
「韓国・朝鮮図書コーナーには、ハングル図書・新聞・雑誌を備え、ハングルで検索できる端末があります。また日本語で書かれた韓国・朝鮮関係の資料も幅広く集めています。韓国・朝鮮の事を調べる場合に便利なコーナーであり、また外国籍住民をサービス対象として正面から取り組んでいるとして全国的にも注目されています」
・・・とのことです。「東亜日報」のほか、韓国・朝鮮語雑誌4誌を所蔵。1度行って来なければ・・・。
⑤大阪府立中央図書館
近鉄・荒本駅から徒歩6分、地下鉄長田駅から徒歩15分。ここには、長く(約半世紀!)朝鮮語教育に携わってきた塚本勲先生が開設し運営してきた猪飼野朝鮮図書資料室の蔵書1万点あまりが寄贈され、<塚本文庫>として収蔵されています。
[2012年7月29日の追記]
⑥金沢市立泉野図書館
諸外国の本がいろいろたくさんある中に、韓国書も絵本約30冊を合わせて約200冊あります。「주간조선(週刊朝鮮)」も置いています。詳細は、本ブログ2011年1月10日の記事参照。
⑦新宿区立大久保図書館
JR新大久保駅から徒歩8分、地下鉄東新宿駅から徒歩5分。韓流ショップや韓国食堂が並ぶ大久保通りから脇に入ってすぐの大久保地域センターの2階です。場所柄、韓国語の本は多数置かれていて、図書館の案内等もハングルのものが掲示されています。ただ、一般書の数は300冊はないようで、質・量とも上記の日暮里図書館の方が上回っています。児童書の絵本コーナーには韓国の絵本が200数十冊。定期刊行物では「東亜日報」、「週刊中央」がありました。
※東京の区立図書館については、各区のウェブサイトの他に、<東京図書館制覇!>という、実際に足を運んだ上での詳しい報告を載せたブログがあります。
[2016年1月7日の追記]
⑧韓国文化院図書映像資料室
まっさきに紹介すべき所を忘れていました。さすがにジャンルを問わず韓国書がたくさんあります。絵本や漫画等から専門的な書籍・資料等も。日本語の本も全体の2割ほどですが、他では見ない本もいろいろあります。(「趙世煕小品集」とか・・・。)韓国文化院で映画上映会等の催しがある時など、早めに来てこの資料室に入ってみては?
★図書館については、本ブログの別記事<韓国語の本(原書)を読むには・・・・ 公共図書館を利用しよう!>をぜひご参照下さい。
→韓国の本を入手するには? 韓国本専門書店とネット通販の紹介(2)
とくに漢字語の熟語などは新聞がずいぶん役立ちます。また韓国の社会についてもいろんな情報を仕入れることもでき、一挙両得です。書籍も、中級の入り口レベルの人でも読めそうなものもあります。
しかし、英語の本なら大型書店に売り場があったり、ネット通販もアマゾン等々いろいろありますが、韓国本の購入となるとどうすればいいのかわからない方も多いのでは?
・・・ということで、今回は韓国本の入手方法について、私ヌルボの知るかぎりをお教えします。
【1】韓国本を常備している店舗に行って買う
◎東京では次の店で買えます。
新大久保の職安通り。この10数年の間に韓流ブームの波に乗ってリッパなビルになりました。
1FがCDやDVD、新聞等の売場で、2Fが韓国語書籍や語学教材の売場です。韓国本(原書)は文芸書・実用書・雑誌等々、それなりに(多くはないが少なくもない程度)そろっています。話題になっている新刊書とか、韓国版コミックもそれなりにあります。物足りなさはありますが、今のところこれ以上の店はないと思います。残念ですけど・・・。
※B1は韓国カフェ<こりぷら>で、韓国伝統茶やパッピンス等もあり、おすすめです。
[2015年8月29日の追記]
数日前半年ぶり(?)にコリアプラザに行って失望しました。以前は本が1000冊以上は並べられていた書架がなくなり、軽い本が表紙を向けて置かれているだけで本の冊数は激減。小説や詩、随筆等の文学書も、旅行や料理等の実用書もほとんどなくなってしまいました。あとは語学書と韓流スター関係本と絵本が少しといった感じです。1Fの新聞販売もなくなりました。残念なかぎりです。あ、韓国カフェこりぷらも大分前に閉店しています。
[2018年3月22日の追記]
最後に行ったのがいつだったか? 上記のようにずいぶん寂しくなっていましたが、結局閉店してしまい、現在はコンビニになっています。このビル内の店舗ができる前、少し西寄りに店があった頃からしばしば行っていた私ヌルボとしては大変残念です。→コチラの康熙奉(カン・ヒボン)さんによる関係記事をご参照下さい。
②アジア文庫
古書の街神保町のすずらん通り。三省堂の方から入って左側、中国書籍の内山書店のビルにあります。2012年12月からアジア文庫は3Fから2Fに移りました。3Fは古書(中国・アジア関係)専門フロアになりました。1Fの雑誌コーナーには韓国関係のものもあります。品揃えは和書がほとんど。東南アジア関係の本が多いのですが、韓国・朝鮮について書かれた本や雑誌も、現在入手困難な本も含めていろいろそろっています。
③三中堂 ★2014年6月佐倉市に移転しました。
老舗の韓国・朝鮮関係の書店です。神保町の、ちょっとわかりにくい所にあります。ヌルボは京橋にあった頃、さらに阿佐ヶ谷に移った後にも買いに行ったりしていました。和書も原書もあります。古書もあって、じっくり見れば貴重な本もいろいろありそう。北朝鮮映画「家族の問題」のビデオや、北朝鮮のポチョンボ電子楽団のCDも以前ここで買いました。
[2013年6月30日の追記]
2013年1月に、待望の公式サイトがオープンしたので、そちらにリンク先を替えました。
また店長さんのブログ<韓国・北朝鮮・三中堂と私>も同月から始まっています。(→コチラ。) 「韓国に関わって44年」とのことで、深い記事がいろいろ。これからも大いに期待しています。
[2014年12月2日の追記]
三中堂は2014年6月佐倉市に移転しました。近況は上記の店長さんのブログや、FACEBOOK(→コチラ)をご覧ください。
④高麗(こま)書林
1962年創業の韓国図書専門会社。水道橋西口から徒歩2分(三崎町3-4-8 ヤマダビル2F)ですが、店舗販売がメインではなさそうで、ちょっと入りづらいかな(?)。品ぞろえも学術書が多い感じです。
ネット販売の方により力を入れているようで、店舗よりも質・量とも充実しています。リストを見ると、韓国小説の分野だけでも約600冊もそろえています。
地下鉄白山駅から徒歩3分。朝鮮総聯系の出版社・朝鮮青年社も入っている朝鮮出版会館の1Fです。当然北朝鮮関係の珍しい(?)本もありますが、「南朝鮮」の現代文学の書籍も意外にたくさんあります。(ポチョンボ電子楽団のCDがそろっているのも、個人的にはウレシイ。)
神保町にあった北朝鮮関係ショップのレインボー通商が高知(!)に移って通販専門になった(?)今、その分重要度が高まったかも・・・。
サイトを見ると、書籍等のリストもあり、メールやファクスでの注文もOKとのことです。
[2015年12月11日の追記]
情報提供が大変遅くなってすみません。コリアブックセンターは「諸般の事情により」2015年6月20日閉店しました。「諸般の事情」については→コチラの記事参照。閉店セールについては、→コチラやコチラ。私ヌルボ、この情報を知っのが遅すぎました。残念! 最近このあたりに行ったら工事用フェンスに覆われいて、石綿除去作業のお知らせ等が掲示されていました。レインボー通商が神保町から高知に移り、東京で北朝鮮書籍を買える店がなくなってしまいました。アジア文庫にはほんの少しあるかな? 確認してこなくては・・・。
[2016年8月9日の追記]
⑥チェッコリ
神保町のビルの3階にあるブックカフェ。<新しい韓国の文学>シリーズ等の出版社クオンが運営していて、韓国書や韓国関係の本も販売しています。また韓国書(主に文学)の読書会等も開かれたりしています。詳細は店のサイトあるいはFACEBOOK(→コチラ)参照。通販もあります。
[2021年6月15日の追記]
⑦Books Kinokuniya Tokyo(紀伊國屋書店洋書専門店)
JR新宿駅東南口から南へ数分。高島屋タイムズスクエア南館6F。英文書・仏・独・西・伊の他に中・韓・ベトナムの書籍、日本語学習書があります。韓国書籍は本棚2列分と下の台で全部なのでそんなに多くはないです。(→写真) 近年日本でも翻訳書が多く刊行されている女性作家の作品が目につきます。なお雑誌はありません。
◎大阪の書店
①ソウル書林
日本一のコリアタウンの最寄駅、大阪の鶴橋から歩いてすぐの所にある韓国書籍専門店です。店舗も品ぞろえも格調高い感じ・・・、とここまで記して、念のためネットで確認したら、あるサイトに「2007年に移転した」とありました。ヌルボは前の店には3回(?)行ったことがありますが、移転したとは知りませんでした! 大阪に行った時、時間的余裕があればまた寄ってみたい店です。
[2015年12月11日の追記]
上記の記事の後、また鶴橋駅近くに移転したとのことです。店の公式サイトも開かれていたのでリンクを張っておきました。ただ、2013年から更新されていないので近況はよくわかりません。今度大阪に行った時に確認してみます。(ご存知の方、教えてください。)
[2016年1月6日の追記]
1月4日に行ってきました。場所はリンク先の<店舗案内>参照。ビル2階の一室で、<営業時間=10時~6時 定休日=不定期>という貼り紙がありましたが、 運よく新年最初の営業日とのことで開いていました。ご主人は韓国に行っていて不在でしたが、奥さんと3時間近くもいろいろ雑談してきました。品揃えは店が広くないので多くはありませんが、専門的な本、今は刊行されていないレアな本が目につきました。また、この書店で独自に刊行している本が何冊もあります。小中学生向けの柳寛順の読み物とか、民俗村の写真集(説明付)等々。日本書・韓国書の比率は1:2くらいだったかな? 私ヌルボが購入したのは、韓国各地の民謡集(楽譜&歌詞)、鄭東棟「論介」の翻訳書(ダイジェスト?)、今は出ていない民族学校系のポケット歌集の3冊。店のたたずまいが全然ふつうの書店らしくないので敷居が高い感じがするかもしれませんが、いろいろと韓国&在日関連のおしゃべりも楽しいもので、行ってみて良かったです。
[2011年8月13日の追記]
②日之出書房
大阪の地下鉄・南巽駅の近くに非常に充実した古書店があることを最近知りました。きっかけは、ある本の情報を検索していて、日之出書房のサイトにゆきあたったからです。
実際に行ってみましたが、期待に違わず、実にさまざまな書籍が並んでいました。韓国関係の本、歴史・社会・文化関係の絶版本、雑誌のバックナンバー等々、入手困難な本が多数並んでいます。関西在住の人以外でも、機会があればぜひ足を運んでみる価値のある店です。
※その報告は別記事にしましたのでご一読ください。 →コチラ
[2014年1月9日の追記]
その後日之出書房は2013年11月近鉄今里に本店を移転しました。店舗のたたずまいは変わりましたが、充実した品揃えは健在です。その報告記事は→コチラです。
[2012年10月4日の追記]
③古書 楽人館(ラクトカン)
大阪・鶴橋駅西出口南へ3分のJR高架下にある古書店。たまたまインターネットで見つけましたが、まだ行ったことはありません。グーグールマップのストリートビューで見ると店舗は大きくはないようですが、ネット通販の品揃えはなかなか充実しています。
【2】韓国本を置いている図書館
韓国本を入手、というわけではないのですが、韓国書籍をけっこうたくさん所蔵している公立図書館があります。
前述の高麗書林のサイト中に<韓国書が借りられる全国図書館>という、おあつらえむきのページがありました。これには、全国130もの図書館がリストアップされています。
このページの旧版によると、千葉市中央図書館が「日本最大規模の韓国図書セレクション/日本文学韓国語版が充実」ということで、また東京都立中央図書館は「一般書のほか専門書も充実」とありました。
ヌルボがよく利用するのは、地元の以下の2つ。どちらもそれなり(書架2つ分)に役立っています。
①川崎市立図書館
JR川崎駅のすぐ隣のタワーリバーク4Fにあります。朝鮮・韓国語の本と中国語の本を合わせて3200冊あるそうです。子供向きの本とか、比較的親しみやすい本が多い印象があります。以前ここで「日本語由来の韓国語の単語」を集成した本を借りたことがありました。(正確な書名は忘れました。) ②の横浜市立図書館とは比べものにならないほど小さな図書館ですが、朝鮮・韓国語の本と、韓国・朝鮮関係の本が独立したコーナーにまとめられていて、この分野に興味を持っている人にはとても親しみやすく便利な図書館です。
②横浜市立中央図書館
京急・日ノ出町から徒歩5分。この図書館はすごいですよ。地上5F~地下1F、蔵書数約150万冊。都道府県立でこの蔵書数を上回るのは大阪・東京だけ(徳島はビミョー)、市立では大阪だけ、とウィキにあります。
朝鮮・韓国語の書籍は6段の開架の書架で3つ分あります。①に比べると格段に格調の高い本が並んでいます。書庫の本とあわせて総数1611冊あるとのことです。
とくに便利なのは、3Fで「朝鮮日報」や月刊誌の「新東亜」「女性東亜」が読めること。後者は1ヵ月過ぎると借りられます。北朝鮮の月刊誌「千里馬」もあります。
1Fの児童書コーナーにも世界各国の児童書め絵本があり、韓国書も多数あります。韓国語学習者にはとくにお薦めします。横浜の各区の図書館にも若干の韓国書があります。
※中国語図書は5772冊もある! 友好都市の上海や台北からもらったとか・・・。横浜も仁川あたりとも友好都市になればいいのに・・・。
[2011年9月28日の追記]
③荒川区立日暮里図書館
JR常磐線三河島駅または京成本線日暮里駅から徒歩10分。そんなに大きな図書館ではありませんが、地域柄、韓国書や韓国関連書を多くおいています。韓国の新聞・雑誌もあります。
④大阪市立生野図書館
地下鉄・今里駅より市バス大池橋下車。日本一の在日コリアンの集住地域とあって、韓国書・韓国関連書が充実しています。私ヌルボは行ったことがありませんが、サイトを見ると、
「韓国・朝鮮図書コーナーには、ハングル図書・新聞・雑誌を備え、ハングルで検索できる端末があります。また日本語で書かれた韓国・朝鮮関係の資料も幅広く集めています。韓国・朝鮮の事を調べる場合に便利なコーナーであり、また外国籍住民をサービス対象として正面から取り組んでいるとして全国的にも注目されています」
・・・とのことです。「東亜日報」のほか、韓国・朝鮮語雑誌4誌を所蔵。1度行って来なければ・・・。
⑤大阪府立中央図書館
近鉄・荒本駅から徒歩6分、地下鉄長田駅から徒歩15分。ここには、長く(約半世紀!)朝鮮語教育に携わってきた塚本勲先生が開設し運営してきた猪飼野朝鮮図書資料室の蔵書1万点あまりが寄贈され、<塚本文庫>として収蔵されています。
[2012年7月29日の追記]
⑥金沢市立泉野図書館
諸外国の本がいろいろたくさんある中に、韓国書も絵本約30冊を合わせて約200冊あります。「주간조선(週刊朝鮮)」も置いています。詳細は、本ブログ2011年1月10日の記事参照。
⑦新宿区立大久保図書館
JR新大久保駅から徒歩8分、地下鉄東新宿駅から徒歩5分。韓流ショップや韓国食堂が並ぶ大久保通りから脇に入ってすぐの大久保地域センターの2階です。場所柄、韓国語の本は多数置かれていて、図書館の案内等もハングルのものが掲示されています。ただ、一般書の数は300冊はないようで、質・量とも上記の日暮里図書館の方が上回っています。児童書の絵本コーナーには韓国の絵本が200数十冊。定期刊行物では「東亜日報」、「週刊中央」がありました。
※東京の区立図書館については、各区のウェブサイトの他に、<東京図書館制覇!>という、実際に足を運んだ上での詳しい報告を載せたブログがあります。
[2016年1月7日の追記]
⑧韓国文化院図書映像資料室
まっさきに紹介すべき所を忘れていました。さすがにジャンルを問わず韓国書がたくさんあります。絵本や漫画等から専門的な書籍・資料等も。日本語の本も全体の2割ほどですが、他では見ない本もいろいろあります。(「趙世煕小品集」とか・・・。)韓国文化院で映画上映会等の催しがある時など、早めに来てこの資料室に入ってみては?
★図書館については、本ブログの別記事<韓国語の本(原書)を読むには・・・・ 公共図書館を利用しよう!>をぜひご参照下さい。
→韓国の本を入手するには? 韓国本専門書店とネット通販の紹介(2)
今韓国語を学習している人はずいぶん多いのに、韓国書を買える店は少なく、それも東京に集中しています。
図書館の状況もさびしいかぎり。
ちゃみさんのようにさっそく行ける方は、全国的に考えればラッキーですね。