ヌルボ・イルボ    韓国文化の海へ

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[韓国語]韓国のラジオで聴いたCMのメロディー(子供の遊び歌)は知ってたけど、歌詞が聴き取れなかった(トホホ)

2020-03-19 00:54:03 | 韓国語あれこれ
 17年9月ガラケーを失くしたのを契機にスマホに切り替えて2年半。利用の幅は多少広がったものの、あいかわらず初心者レベルです。
 韓国語関係では→コチラの記事に書いたように韓国のラジオをよく聴いています。(韓国語学習者の皆さん、スマホを活用してますか? もしかして、それってフツー?)

 その韓国ラジオで、1年以上も前からの懸案事項が先日やっと解決しました。番組の内容等ではなく、しばしば流されているCMが聴き取れず、気になっていたのがやっとわかったのです。

 そのCMは子供たちの遊び歌の替え歌なのですが、元歌の方は前から知っていました。
 まずソチラの方から聴いてみましょう。


 この歌(&遊び)は「무궁화 꽃이 피었습니다(ムクゲの花が咲きました)」といいます。見て(たぶん)おわかりのように、日本の「だるまさんがころんだ」と同じ遊びで、このハングルの字数も音節数も10なので、やはり10まで数える時に使われたりします。※実際に子供たち(&先生)が遊んでいる動画は→コチラ。なかなか楽しいです。)
 もしかしたら、1993年韓国の(100万部の?)ベストセラー小説「ムクゲノ花ガ咲キマシタ」を思い浮かべた人もいるかもしれません。金辰明(キム・ジンミョン)の小説ですが、あらすじはというと、南北朝鮮が核兵器の共同開発を極秘で進め、日本が竹島を軍事占領したのに対抗して日本の無人島に核が打ち込まれ、さらには南北共同軍が対馬や九州を占領云々・・・といったブッソウな話で、「ムクゲノ花ガ咲キマシタ」という言葉は核の攻撃のゴーサイン、というものでした。この小説は95年に映画化されました
 なお、小説の方は94年日本でも翻訳書が出ましたが、映画の方は未公開です。(やっぱり・・・。) 物語の内容をもっと詳しく知りたい方は→コチラ参照。
 あ、2017年の同タイトルの韓国ドラマもありましたね。ただし上記の小説等とは関係ない、男性&女性警官の恋愛物。ヒロインの名前が무궁화(ム・グンファ)=ムクゲで、日本では「恋の花が咲きました~2人はパトロール中~」というタイトルで放映されていました。

 さて、ここから本論に戻ります。私ヌルボが聴いてわからなかったCMはコレ👇です。
 ウェブ検索をしたら見つかったので、とくに韓国語学習者の皆さんは聴いてみてください。


 いかがですか?
 私ヌルボの基準では、初級は「意味がわかる単語がポツ、ポツと聴きとれる」レベル。中級は「ニュースや会話を聴いて、およそ何について話しているかがわかる」レベル。上級は、より細かな点までほぼ鮮明にわかり、ポツポツとわからない言葉が混じる」レベルです。(で、ヌルボ自身はかろうじて上級に引っかかる(?)レベルです。韓国語の本はけっこう読んできましたが、聴き取りに少しは慣れてきたとはいえ、まだまだ遠いです。)

 TVや映画等と比べて、ラジオの聴き取りがむずかしいのはヒントになるような映像やテロップが入らないこと。
 以前→コチラの記事で、やはりラジオを聴いていて「<パンナメ>という言葉の意味は(ほぼ?)瞬時にわかった」などとうれしげに書いちゃったりしましたが、今回はホントにわからなかったです。
 聴き取れたのは、最初の「ノーラン(노랑.노란?)」=黄色以外に、「カマソテ(가마솥에)」=釜に、「コンガンハニダ(건강합니다)」=健康です。あとは「ウェーヨ?( 왜요?)」=なんで、「ウア(우와아)」=うあ、「テーバ!(대박!)」=やったー! ・・・と、これだけ。
 最初と最後の、肝心カナメの「ノーラントンダ(ソンダ?)」からしてわかりません。
 結局は「라디오 CM 노랑 가마솥 대박」とわかっている言葉を入れて検索し、やっとこれが<노랑통닭>、つまり<黄色丸揚げ鶏>というチキンチェーン店のCMであることがわかりました。(上の画像のハングルを見れたらすぐわかるのに・・・。) しかし公式サイトに歌詞が載ってるわけでもなく、さらにいくつか別の記事を見ることになりましたが・・・。

 その歌詞全文は次の通りです。
  노랑통닭치킨 맛있습니다 (왜요?)
  가마솥에 튀겨서 바삭합니다 (우와아)
  불만제로 착한 치킨 나왔습니다 (대박!)
  염지를 하지 않아 건강합니다 (♫♩♩♩)
  가마솥에 치킨 노랑통닭 (노랑통닭)

   [訳]
  黄色の丸揚げチキン おいしいです (なんで?)
  釜で揚げて カリッとしています (うあ)
  不満ゼロ優しいチキン 出てきました (やったー!)
  塩漬けしないで 健康です。
  釜揚げチキン ノーラントンダ (ノーラントンダ)


 なぜすぐわからなかったか、以下自己分析。
・통닭の最後のㄱが聞こえなかった。カタカナで<トンダ>程度にも聞こえればわかったのに・・・。ずっと以前ネイティブの韓国語の先生に、「歌の始めに、日本だと「サン、ハイ」というのを韓国では「シージャ」と言ってますが「シージャク(시작)じゃないんですか?」と質問したことがありました。すると「口の奥でㄱ(k)と言ってますが구(ku)じゃないので聞こえないのです」と説明してくれたのを憶えています。今聴き直すとㄱが聞こえるような聞こえないような?? しかしテーバのㄱも同じなのに、なぜかソチラはわかったんだよねー・・・。
 日本語でも、「ウーッ、からい!」「シッ、静かに!」と言う時は無意識に前者の<ッ>はk、後者の<ッ>はtをつけて発音していて、<ッ>抜きの「ウー」や「シ」だとちょっと違うゾ感はあるんですけどね。
・치킨(チキン)がメロディーに合わせて「チーキン」と長く発音されていたので意味がわからなかった。
・初級レベルの맛있습니다(マシッスニダ)も、<シ>が<ジ>に聞こえてしまった。後の方の<チーキン>も<チーギン>と聞こえた。
 ・・・うーむ、まだまだ修行が足らんなー。

 以上、ずいぶん時間が(日数か)かかってしまいましたが、わかってよかったです。ことのついでに、韓国で「おいしいチキン専門チェーン店ベスト10」といった記事も読んだし、今度韓国に行ったらそんな店に入ってみようという気になりました。ハハハ。
 (ジツは、まだよくわからないラジオCMがあるんですよねー・・・。)

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