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ネチズンが選んだ「韓国の代表作家」は詩人・高銀(コ・ウン)、「若手作家」は鄭裕静(チョン・ユジョン)

2013-07-28 23:46:01 | 韓国の小説・詩・エッセイ
 韓国の代表的なネット書店・YES24は、2004年から毎年ネチズンの投票によって<韓国の代表作家>と<韓国の若手作家>、そしてその年の<必読書>を選定しています。

 <代表作家>と<若手作家>部門は各24人の作家を、また<必読書>については<小説>部門と<詩・エッセイ>部門に分けて各24冊の候補が予め設定されていて、その中から「YES24」のサイト(→コチラ)を通じて投票をするという方式のものです。

 この催しについては、本ブログでも過去2009年8月と、2011年4月の記事で書きました。
 しかし、実施時期直後に記事にしたのは今回が初めてです。
 第10回の今年は7月8~26日が投票期間でした。全投票者数は42,631人。私ヌルボも22日22,006番目に投票しました。てへへ。

 その投票結果はすでに出ています。→コチラ
 <代表作家>は高銀(コ・ウン)、<若手作家>が鄭裕静(チョン・ユジョン)です。
 <必読書・小説>は金辰明(キム・ジンミョン)「高句麗」、<必読書・詩・エッセイ>はカン・セヒョン「私はただ少し遅いだけ」が1位でした。

 作家部門の上位得票数は次の通りです。翻訳書名及び簡単な説明をつけておきました。

<代表作家>
1位=高銀(コ・ウン)16.5%[12,788票]・・・・韓国では2002年ごろからノーベル文学賞候補として報道されている韓国の代表的詩人。「いま、君に詩が来たのか―高銀詩選集」。(→ウィキペディア)
2位=李文烈(イ・ムニョル)15.3%[11,897票]・・・・「我らの歪んだ英雄」は映画も評価が高い。80年代以来の代表作家というべき彼については、本ブログでも過去3回記事にしました。(→その1その2その3)。(→ウィキペディア)
3位=朴範信(パク・ボムシン)7.2%[5,619票]・・・・「掟」
4位=崔仁浩(チェ・イノ)7.2%[5,602票]・・・・「商道」(ドラマ化され日本でも放映)。 映画「鯨とり」「ディープ・ブルー・ナイト」等の名作映画の原作小説も書いている。(ともに未訳) 本ブログの関係過去記事は→コチラ。(→ウィキペディア)
5位=申庚林(シン・ギョンニム)6.8%[5,264票]・・・・第一詩集「農舞」(1973年)で注目されて以来創作を続ける民族詩人。「ラクダに乗って 申庚林詩選集」

<若手作家>
1位=鄭裕静(チョン・ユジョン)11.3%[8,358票]・・・・エンタメ系、といっていいかな?2011年のベストセラー「7年の夜」で一気にブレイク。最新作「28」も注目! 関連過去記事は→コチラ
2位=金愛爛(キム・エラン)13.5%[9,995票]・・・・今年の第37回李箱文学賞受賞者。同賞の最年少受賞者(といっても33歳ですが・・・。) 本ブログの関係記事は→コチラ「どきどき僕の人生」(今月の新刊書)
3位=チョン・ミョングァン11.3%[ 8,358票]・・・「高齢化家族」(未訳)は映画化され今年5月公開。続く「僕のおじさんブルース・リー」(未訳)の映画版も近いうちに公開されるようです。(愛読しているブログ「たままま生活」の関連記事→コチラ。)
4位=キム・ビョラ6.9%[5,090票]・・・・「ミシル-新羅後宮秘録」はドラマ「善徳女王」でコ・ヒョンジョンが演じた敵役の女性を主人公にした官能歴史ロマン(!?)。
5位=チョン・キョンニン6.2%[4,552票]・・・・第31回(2007年)李箱文学賞受賞を受賞した女性作家。今50歳で作品も多いのに<若手作家>というのもねー・・・。

 さて、ここに名前があがった作家たちをみると、なんかバラバラという印象を受けてしまいます。小説家と詩人が混じり、小説家もずっと以前から活躍している大家から、最近のベストセラー作家、ジャンルも純文学からエンタメ系、YA文学等々。候補として用意されている各24人(後掲)のリストを見ると、とくにそんな傾向が強く感じられます。
 私ヌルボが考えるに、その理由の1つはこのYES24の催しのコンセプトと歴史の浅さにあります。
 ちなみに、第1回から現在まで1位に選ばれた作家は次の通りです。

     [代表作家]             [代表的若手作家]
第1回(2004)朴景利(パク・キョンニ)       金薫(キム・フン)
第2回(2005)趙廷来(チョ・ジョンネ)     孔枝泳(コン・ジヨン)
第3回(2006)朴婉緒(パク・ワンソ)      申京淑(シン・ギョンスク)
第4回(2007)黄皙暎(ファン・ソギョン)    殷熙耕(ウン・ヒギョン)
第5回(2008)趙世煕(チョ・セヒ)       鄭梨賢(チョン・イヒョン)
第6回(2009)孔枝泳(コン・ジヨン)      朴賢旭(パク・ヒョヌク)
第7回(2010)李外秀(イ・ウェス)       金英夏(キム・ヨンハ)
第8回(2011)申京淑(シン・ギョンスク)    朴玟奎(パク・ミンギュ)
第9回(2012)金薫(キム・フン)        金衍洙(キム・ヨンス)
第10回(2013)高銀(コ・ウン)         鄭裕静(チョン・ユジョン)

 [代表作家]の候補リスト中には、1960年代「広場」等で注目された崔仁勲(チェ・インフン)、60~70年代の人気作家金承鈺(キム・スンオク)、上述の80年代の代表作家李文烈(イ・ムニョル)等々文学史上のビッグネームもありますが、この投票では過去の業績だけではなく、今も現役作家として読者たちの関心を集めているという要素が大きいようです。その中で、この20年くらい本を出していない(と思われる)趙世煕が選ばれているのは、それだけ「小人が打ち上げた小さなボール」の影響力が大きく、今に及んでいるということでしょうか。2005年には200刷を越え、07年には累計100万部に達したとか。彼が選ばれた2008年には、この作品の「発刊30周年記念式」も開かれたそうだし・・・。(→「ハンギョレ」の関連記事。)

 過去のこの催しを少し細かく振り返ってみると、毎年候補者リストの名前が大きく変わることもないので、前年の2位(今回は3位)の作家が次の年の1位に繰り上がっていく、ということになります。
 したがって、来年の1位はやっと李文烈でほとんど間違いなし<若手作家>部門の来年の1位は今回2位の金愛爛か3位チョン・ミョングァンのどちらかですね。

 この選定結果、あるいは候補者リストが「バラバラな印象を受ける」2つ目の理由は、韓国ではエンタメ系の読書の歴史が浅いということ。
 朝鮮王朝時代と日本の統治時代は庶民の識字率は高くなく(特に女性)、読書が大衆文化の一分野として十分に発達したものとはなっていませんでした。(日本では明治後期の「金色夜叉」(1897)、「不如帰」(1898)あたりがベストセラーの初め。) 逆にいえば、読書は上流階級・知識人の趣味であり、作家や詩人は尊敬の対象でした。
 そんな韓国の読書文化が大きく変わってきたのも民主化以後の90年代以降ではないでしょうか? 読書を「楽しむ」人たちが増えたものの、国内でそれに応える作家は少なく、需要を満たすために日本をはじめ外国からミステリー、SF等々の作品が多数輸入されるようになり、それらは「ジャンル文学(장르문학)」と分類されるようになります。しかし私ヌルボの韓国人の知人の言によると、「韓国の読者はまだこのタイプの小説になれていない」とか。
 ※ずっと以前からの韓国の推理作家といえば金聖鐘(キム・ソンジョン)しか知らんしなー。日本推理作家協会が(前身はさておき)社団法人に改組し現名となったのが1963年。一方韓国推理作家協会の成立は1983年。やはりこの差は大きい。(→関連記事。)
 ※韓国の大衆小説については全然知りません。私ヌルボが無知なだけか?と思わないでもないですけど。ちなみに「韓国近現代文学事典」を見てみても、大衆小説とかベストセラーについては何も書かれていません。李光洙の「無情」なんてインテリ青年以外に読者がいたのだろうか?

 鄭裕静「7年の夜」についての書評をいくつかの韓国語サイトで見てみると、「純文学とジャンル文学の境界を破った」とか「ジャンル文学の色彩が強い」等々書かれているものの、YES24等々では「純文学」に分類されています。私ヌルボのみるところ、宮部みゆきのような感じ、かな? 要するに、日本ほど小説の種別の細分化が進んでいない、ということ。韓国でも、「純粋な」純文学関係の作家等からは「あんなジャンル文学っぽい作家とウチらを一緒くたにするな」との声も出ているそうですが・・・。まあ、李箱文学賞受賞の可能性はないと思いますが・・・。

 あー、しかし韓国小説の翻訳書が数多く刊行されるわけでもなく、私ヌルボが1年間に読破できる韓国書も2ケタにはとどかないし、それで韓国の文学状況を概観するなんてことは相当にムリがあるなー、ふー・・・。(溜め息)

 あ、投票した人の中から抽選でもらえるという電子書籍端末のCremaが当たらないかな!? 10万ウォンの商品券でもいいけど。希望すれば当たる可能性がある、趙廷来鄭裕静が来るという文学キャンプも参加希望を出しておくべきだったかもなー、とこれはいつもの後悔先に立たず。

★[代表作家]と[若手作家]各24人のリスト *印は詩人。
[代表作家]
金周栄(キム・ジュヨン)、崔仁勲(チェ・インフン)、孔善玉(コン・ソノク)、*鄭浩承(チョン・ホスン)、*黄東奎(ファン・ドンギュ)、朴範信(パク・ボムシン)、呉貞姫(オ・ジョンヒ)、崔仁浩(チェ・イノ)、韓勝源(ハン・スンウォン)、成碩済(ソン・ソクチェ)、申庚林(シン・ギョンニム)、*金龍澤(キムヨンテク)、*李晟馥(イ・ソンボク)、朴常隆(パク・サンニュン)、殷熙耕(ウン・ヒギョン)、*都鍾煥(ト・ジョンファン)、*金芝河(キム・ジハ)、李承雨(イ・スンウ)、李文烈(イ・ムニョル)、金承鈺(キム・スンオク)、*咸敏復(ハム・ミンボク)、*高銀(コ・ウン)、*安度眩(アン・ドヒョン)、黄芝雨(ファン・ジウ)
[若手作家]
権汝宣(クォン・ヨソン)、ペ・ミョンフン、ペク・ヨンオク、李起昊(イ・ギホ)、尹成姬(ユン・ソンヒ)、キム・ギョンジュ、チョン・ウニョン、イ・ウンジュン、鄭裕静(チョン・ユジョン)、シム・ユンギョン、金宣祐(キム・ソヌ)、金愛爛(キム・エラン)、キム・ビョラ、金呂鈴(キム・リョリョン)、チョン・キョンニン、ハン・ユジュ、金重赫(キム・ジュンヒョク)、黄炳承(ファン・ビョンスン)、ペ・スア、チョン・ミョングァン、片恵英(ピョン・ヘヨン)、韓江(ハン・ガン)、趙京蘭(チョ・ギョンナン)、河成蘭(ハ・ソンナン)

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8 コメント

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崔仁浩 (ソウル一市民)
2013-07-29 12:39:24
 映画「ディープ・ブルー・ナイト」の原作(と言っても内容は全く別ですが)は10年以上前に出た岩波書店の「現代韓国短篇選」に「深く青い夜」として訳出されています。
 なぜか去年になって崔仁浩の作品が幾つか日本語訳されていて(「他人の部屋」「夢遊桃源図」)、特に前者は若い頃の短篇を集めたものだと思われて興味があります(久しく日本に戻っていないためまだ手にしたことはありません)。
 李文烈は一時期翻訳が相次ぎましたが、最近はほとんど日本では話題になりませんね(日本語よりも早く訳の出た仏語でも新作はほとんど出なくなってしまいました)。キム・サッカを主人公とする「詩人」など、仏訳では詩のニュアンスを捉えづらいので是非日本語に訳して欲しいのですが、イ・ミョンバクにノコノコついて行って独島訪問などをしている最近の日和見主義ぶりを見ていると、ちょっと難しいかも知れませんね。
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崔仁浩、李文烈等 (ヌルボ)
2013-07-30 15:08:52
「深く青い夜」のことは失念していました。「他人の部屋」「夢遊桃源図」については知りませんでした。情報提供ありがとうございました。

韓国では、その作家の政治的立場によって作品の読まれ方や評価も左右される部分が大きいのでしょうかねー? まあ日本でもそんな傾向はありますが・・・。

本ブログでも、昨年の記事で黄暎の「客地」のことを書いたら、「このブログ管理者はおそらく近年(李明博政権に擦り寄った2009年5月以降)の黄暎の転向ぶりや言動のひどさを全く知らないのだと思う」と書かれたことがありました。 →
http://blog.goo.ne.jp/dalpaengi/e/f8e0de9b464f35a931f8b38045236418

李文烈は「皇帝のために」(訳書)「ハヌル・キル」(原書)等々、とても読み答えがありました。保守の論客ということで少なくとも今は左派系の人たちからは読まれないのでしょうかねー・・・。

崔仁浩については、いろんな映画や、私が原書で読んだ彼の唯一の小説「モジョリ・クラブ」により好印象を持っています。

http://blog.goo.ne.jp/dalpaengi/e/5aa455d48961e466445a20e20478af80
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李文烈、金承 (ソウル一市民)
2013-07-30 20:47:48
 仏アマゾンで調べてみたところ、李文烈は10年前に単行本の出た「匿名の島」という短篇が11月に文庫になるようです。しかしこれが最新の仏訳のようですので、もう10年間新作が紹介されていないことになります。
 全編収録なのか確認した訳ではありませんが、以下のアドレスで原文が読めるようです。
http://blog.daum.net/kimtaewoo124/2

 李文烈は確かに現代韓国の代表的作家だと思いますが、特に日本に紹介されている作品の多くに過剰な文学臭(文学青年的な青臭さ)が感じられるのが、今の時代においては「古い」と思われてしまうかも知れません。あの時代の韓国文学の時代性(の限界)なのか、個人的資質なのかは分りませんけれども。
 私も文学作品とその作家の政治的傾向などを含めた作家の人物像とは分離して評価すべきだと思いますが、その作家が余りに短絡的な政治信条やら無批判な愛国心やらを口にしたりすると、その作家が作り出す文学世界そのものの底の浅さを見せられるようで、余計なことを言わずに小説を書いていればいいのにと思ってしまうことも確かです。

 崔仁浩はハ・ギルチョンが映画化した「馬鹿たちの行進(ソウルの華麗な憂鬱)」や岩波の短編集に収録されたものなど、日本語に訳された軽めの作品を幾つか読んだだけなので評価は限定的ですが、個人的には「ソウル1964年冬」やキム・スヨンが映画化した「霧津紀行」、長璋吉氏だったかが遠藤周作の「わたしが・棄てた・女」より先行していると評した「60年代式」などを書いた金承が、かなり早く筆を絶ってしまったことが非常に残念です。
 庄司薫やある時期までの村上春樹のように、文体は軽快でありながら、カフカのように、国や民族だのといったものから意識的にであれ無意識的にであれ疎外され、「周縁」に生きる現代人の孤独感とでも言ったものを巧みに描き出せる作家(つまりは良くも悪くも「韓国人作家」の枠をはみだしうる作家)だったと思っていますので。
 作品数も少なく、韓国でももう忘れ去られた存在になってしまったのかも知れませんけれども。
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金承の「霧津紀行」 (ヌルボ)
2013-07-30 21:38:23
「霧津紀行」は、古書店で購入した「朝鮮文学」掲載の翻訳で読みました。 関連記事 →
http://blog.goo.ne.jp/dalpaengi/e/4bc6d8896919a9c09bfd17523907b76a

孔枝泳「るつぼ(トガニ)」の舞台も霧津で、作品中にも「霧津紀行」のことが書かれていますね。 関連記事→
http://hot-korea.com/entame/report.php?id=20120623

「作家の見習い時代に「霧津紀行」がすごく好きで何度も読みましたので、キム・スンオクという作家へのオマージュとしてあの小説の中で3か所使いました」と語っています。

「ソウル1964年冬」は、所蔵しているものの、積ん読のままになっています。
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キム・スンオク (ソウル一市民)
2013-07-30 23:02:13
 「トガニ」、そうだったんですね。まだ読んでいないので是非読んでみたいと思います。情報、ありがとうございました。

 ご存じかと思いますが、以下のサイトで韓国の小説(短篇中心ですが)を結構読むことが出来ます(著作権上問題がないのかまではチェックしておりませんが・・・)。

http://www.nalmada.net/bbs/zboard.php?id=book&page=1&select_arrange=headnum&desc=asc&category=1&sn=off&ss=on&sc=on&keyword=&sn1=&divpage=1

http://www.nalmada.net/bbs/zboard.php?id=book&page=2&select_arrange=headnum&desc=asc&category=1&sn=off&ss=on&sc=on&keyword=&sn1=&divpage=1

 各著者の項目をクリックして、読みたい本の「チェク・イルキ」を選ぶと原文が表示されます。
 例えばキム・スンオクであれば以下です。「ソウル1964年冬」は漢字語が多く韓国語中級の私でも結構読めてしまいますので、原文で読まれた方が良いかも知れません。日本語訳はどなたの訳なのか分りませんが(長璋吉ではないかと睨んでいますが)、原文のユーモラスな部分を引き出していてなかなか優れた訳だと思いますけれども。

 http://www.nalmada.net/bbs/zboard.php?id=book&page=2&sn1=&divpage=1&category=1&sn=off&ss=on&sc=on&select_arrange=headnum&desc=asc&no=178

 私は各テキストをHTML形式で保存して、電子書籍端末に取り込んで読んでいます。電子書籍端末に韓国語の辞書がついていないのが難点ですが(きっと辞書を取り込む方法もあるのだと思いますが、まだ試していません)。
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このサイトは・・・ (ヌルボ)
2013-07-30 23:23:30
ご紹介下さったサイトは知りませんでした!
これは使えますね。ありがとうござました。

私が死蔵している「ソウル1964年冬」は韓国書です。読む以前に、本の厚さにちょっと抵抗感が・・・。(笑)
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崔仁浩逝去 (ソウル一市民)
2013-09-26 08:22:21
 まだ日本版ウィキペディアも更新されていませんが、崔仁浩氏が9月25日に逝去されたそうです。小説作品は日本語に訳された初期作品しか読んだことがありませんが、「ディープ・ブルー・ナイト」や「鯨とり」、「赤道の花」など、ぺ・チャンホ監督とのコンビによる映画の数々に接した者としては、感慨深いものがあります。
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60~70年代が遠くなっていく (ヌルボ)
2013-09-26 12:44:13
お知らせありがとうございました。
昨夜7時とのことですね。日本語記事は、まだ「朝鮮日報(日本語版)」だけです。
今年刊行された「人生」という本についての情報は何かで読みました。そこで、5年前に癌の宣告を受け、その後の闘病生活のこと等を書いた本で、すでに予感のようなものがあったのでしょうね。
まだ67歳。ほぼ同世代の私にとっても残念なことです。
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