ヌルボ・イルボ    韓国文化の海へ

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韓国人が一番会いたい作家は、国内=孔枝泳、国外=ウェルベル

2011-04-27 00:45:43 | 韓国の小説・詩・エッセイ
 今(4月26日午後10時15分頃)韓国KBS1ラジオの「シン・ソンウォンの文化読み」を聴いていたら、「アンケート調査によると、韓国人が一番会いたい国内作家は孔枝泳(コン・ジヨン)、外国作家はフランスのウェルベルだった」というニュースを報じていました。

 私ヌルボの聴き取り能力&記憶力には、絶大なる不信があるので、確認のため韓国のニュースを探してみると、連合ニュースにありました。さっそく要点を訳しておきます。

 26日、大韓出版文化協会によると、さる2月から4月までオン・オフラインを通して2300人あまりを対象として、「2011 ソウル国際書籍展で会いたい作家」を調査した結果、国内作家中では孔枝泳(コン・ジヨン)、海外作家ではフランスの小説家ベルナール・ウェルベルが最も多くの票を獲得した。  国内作家の中では、孔枝泳にも、金薫(キム・フン)、朴玟奎(パク・ミンギュ)、申京淑(シン・キョンスク)、李外秀(イ・ウェス)等の小説家をはじめとして、朴慶哲(パク・キョンチョル)、イ・チソン、チャン・ハジュン、イ・ヘイン修道女たちが選ばれた。
 海外作家では、ギヨーム・ミュッソ、ダン・ブラウン、マイケル・サンデル、アンソニー・ブラウン、奥田英朗等の名があがった。
 これとともに、「今年一番読みたい本」を問う質問には、キム・ナンドソウル大教授の「苦しいから青春だ(아프니까 청춘이다)」、マイケル・サンデルの「正義とは何か」、村上春樹の「1Q84」が1~3位となった。
 大韓出版文化協会は、6月15~19日ソウルのコーエックスで「本は、未来を見る千の目」というテーマで2011ソウル国際図書展を開催し、今回のアンケート調査結果を基に国内外の作家を招請して「著者との対話」等の行事を用意する予定だ。


 記事中の韓国の小説家の名前は、本ブログのつい5日前の記事<韓国の「今」の作家たち>に皆出ていました。
 小説家以外で、朴慶哲は、<田舎医者>でありながら「田舎医師の金持ち経済学」やエッセイ集を書いてベストセラーに。経済番組も担当しているとか。
 彼の本は、キムテイさんが「読み始めてすぐ涙・・・涙・・・涙・・・です」と紹介しています。Innolifeではもう本の内容を少しくわしく書いています。
 イ・チソンについては、以前たまたまラジオで彼女のことを聴きました。(それを聴いただけで大衝撃でした。) 女子大生の時、兄の車に乗っていて事故に遭い、全身に大やけどを負って美しかった顔も変わりはててしまいます。それでも「今日もしあわせです」とは・・・。詳しくは→コチラ
 チャン・ハジュンは、よく読まれている経済学者ですね。本ブログ今年1月2日の記事<2010年の韓国を代表する本は>にも、彼の著書「彼らが語らない23項目」のことを書きました。
 イ・ヘインは、「韓国の広末涼子」といわれる(?)女優イ・ヘインではなくて、Innolifeの記事によると「修道女詩人」だそうです。知らなかった~。別の記事によると、癌闘病中だった彼女が最近5年ぶりに散文集を出したことも注目を集めているようです。

 海外作家の方では、1位のベルナール・ウェルベルと、ギヨーム・ミュッソという2人のフランス作家は日本での知名度は低いですが、韓国ではなぜか常連のベストセラー作家。本ブログでも以前名前が出てきました。ダン・ブラウンは「ダ・ヴィンチ・コード」の作家、アンソニー・ブラウンは絵本作家ですね。日本での知名度はどのくらいだろう? 見当がつきません。

 知らない名前も少し出てきましたが、全体的に何の意外性もなく新たな発見もない、「やっぱりねー」というニュースでした。

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