ヌルボ・イルボ    韓国文化の海へ

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大阪の韓国書などの古書店・日之出書房、今里移転後も元気!

2014-01-09 13:31:11 | 韓国関係の雑情報
 1月4日。徳島からのバスが大阪(梅田)に着いたのが。昼頃。これはという映画が上映されていれば1本観てから横浜に向かおうと算段(←死語?)でしたが、とくにナシ。
 で、<阪急古書のまち>の店を一通り回り、さらに時間があったので久しぶりに日之出書房に行ってみようと思い立ちました。

 はたして4日で開いているかどうかを確認しようと、店のサイト(→コチラ)を見てみてアララと驚いたのは、南巽にあった本店は昨年10月に閉店して、11月から今里に本店を開店したとのことではないですか!

 大阪の地理にはうとい私ヌルボ、路線図を見ると近鉄今里は難波からそんなに遠くない所のようなので、さっそく行ってみました。

 近鉄今里駅の南、駅前商店街を5分ほど歩いて左に折れるとすぐ目に入ったのがこの店。

    
      【どこにもあるような古本屋さん。】

 入ってみると、南巽の店舗よりずっと小さいこともさることながら、並べられている本の大半はコミック本。韓国・朝鮮関係はとみると、1つの書架の1段分に一般的な本があるだけ。
 コミック本目当ての若い客はけっこう大勢いましたが、ヌルボはなんだか寂しい気持ちで外に出たのでした。

 と、そこで何かアタマに何かひらめいたのです。その道のさらに先になにやらもう1軒店があるような・・・。

     
    【ホントに、数十m先にチラッと見える程度。しかし気がついてよかったよかった!】

 近づいても、あまりそれらしいフンイキでもありませんが・・・

     
   【コチラも店舗自体はそんなに大きいというものでもありません。しかし・・・】

 中に入ってみると、「おー、これこそ!」と心の中で歓呼の声を上げたのでした。

   
  【ガラス戸棚には学術書や資料、貴重な文学書等の数々。】

   
     【この両側の書架がほとんど韓国・朝鮮関係。】

   
  【いちばん奥には、スライド式書架。これでたくさんの書物を収蔵できる。】

 今回ラッキーだったのは、社長の郭日出(クァク・イルチュル)さんがいらっしゃって、いろいろお話を伺うことができたこと。在日という立場を生かして、韓国と日本のそれぞれの文化の美を追求する等々、韓国語でいうところの보람(ポラム.やりがい)といったものを持っておられる方ということがわかりました。

 下は日韓・在日関係の総合雑誌「KOREA TODAY」の2013年11月号です。

        
     【<世界韓人の日>に際して郭日出社長が国務総理表彰を受けた、とあります。】

 また、「毎日新聞(大阪版)」の12月5日の<憂楽帳>には次のようなことが書かれています。

   

 ちゃんとした仕事をしている人はどこかでちゃんと注目されている、ということでしょうか。

 さて、日之出書房の品揃えについては2011年の過去記事(→コチラ)を参照されたし。
 基本的に古書店なので、<今>の韓国本を読みたいという方の希望には必ずしも沿わない面もありますが、絵本や児童書はそれなりにあるので、韓国語初級者の皆さんにはいいかも。

 一応地図を載せておきます。

      
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 で、私ヌルボ、ここで何を購入したかについては別記事で・・・。


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4 コメント

コメント日が  古い順  |   新しい順
おっ、そうそう! (ヌルボ)
2015-02-15 20:42:51
私の場合、大阪は年2回横浜から徳島に帰省する時に時間があれば寄るくらいなので、日之出書房も1年前に行って以来足を運んでいません。
コメントによると、郭日出社長あいかわらず「熱い会話を展開」とのこと、さもありなん(笑)と1年前のようすを思い出しました。
今度行かれることがあったらよろしくお伝えください(笑)。
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昔から知っていたけれど。。。 (あるまじろ)
2015-02-15 11:28:39
最近読みだしたと前にコメントした者です。で、コメントどおり、ちょっとずつ読んで(笑)、日の出書房の記事を発見しました。そのときは1972年頃のソウルの風景写真の本がほしいと思っていたときでして、そうだ!日の出に行ってみようと思いつき、すぐに行った次第です。というのも、家から自転車で3分なのに、今まで一回も行ってなかったからです。昔から噂は聞いていましたが、すごく重そうな本が置いてある所だと勝手に想像していたことと、まあ今まであまり本を読まなかったからかもしれません。考えてみたら、南のほうの昔の本店も実家のすぐ近くで、いつも前を通っているのに。。。(ばかばかばか)。で、店に入ってレジに座っていた若い男の子に、1970年代のソウルの写真集ってあります?っていきなり聞いていると、お客さんの一人が聞きつけて、こんな本がある、あんな本があると、レジのお兄ちゃんより熱心に教えてくれました。そこへ社長さんもやってきて、すごくていねいに応対してくださったんですが、そのうち二人で熱い会話を展開、私はその会話の熱さについていけず、というのはウソで、他に買い物があったので、勧めてもらった桑原史成氏の韓国原影という写真集を買って帰りました。8000円の本が2000円でした。高かったら買えなかったんですが、ちょうど手が出るぐらいだったんで。とにかくなんか、時期というか、長い間生きていると、ときどきこんなことが起こります。すぐそこにあるのに気がつかず、そのときが来たとき繋がるというような。
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あら! (ヌルボ)
2014-03-22 00:11:39
同感!です。

去年というと、移転後すぐですか?
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Unknown (くれど)
2014-03-21 21:38:28
去年 行きました
別に 朝鮮半島にこだわらないでも 単純に 普通の古本屋としてみても いいところだと思いました 
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