デンマンのブログ

デンマンが徒然につづったブログ

萌えた愛と燃えた不正アクセス PART 1

2007-06-24 18:34:44 | 恋愛・失恋・不倫・性の悩み・セクハラ



萌えた愛と燃えた不正アクセス
 




 



デンマンさん。。。、これってGOOGLEで検索した結果ですよね。この赤い枠で囲んだトップの“即興の詩”はめれんげさんのサイトでしょう?

そうですよ。めれんげさんの“即興の詩”サイトが“即興の詩”と入れて検索するとトップに表示されるのですよ。すごいですよ。

11200件のうちのトップですわね。。。

そうですよ。レンゲさんもGOOGLEを良く使いますか?

あたしはYAHOOを使うことが多いですわ。。。

レンゲさんも“即興の詩”を覗いてみることがありますか?

あたしも時々見に行きますわ。

レンゲさんは、めれんげさんの親友だからやっぱり不正アクセスが気になるんでしょう?

そうですわ。あたしと同様、めれんげさんも不正アクセスでは悩みっぱなしですわ。



  

即興の詩
  
 

恋の短歌と即興詩。

そして、ちょっとセクシー?な画像。

どうぞ、お楽しみください♪

I wish you enjoy my love poems

and little bit sexy photographs!





SOS!めれんげですー!



たすけてーーーー!!
スパムコメントの嵐がとまらないーーーーー!!
パソコンも危篤状態ですう
不正アクセスされちゃってますーーーー

んもおーーーー!
某氏さま。いいかげんにしてくださいよう
(あなたの個人情報は明かしません)
どーして攻撃してくるんですかーーーー??

てなわけで、更新できなくって
みなさまごめんなさい!
復帰したいよおーーーー!!

from めれんげ@困ってます

2007.02.05 Monday 17:21

『即興の詩』より


確かに、めれんげさんは不正アクセスされて困っているんですよね。もし、これを読んでいるあなたも同じような犯罪行為を受けていたら、断固とした態度で情報犯罪捜査官に訴えてくださいね。

どうするのが一番良いのですか?

次の記事を読んでください。

■ 『生活の安全と不正アクセス  (2007年5月31日)』

とにかくね、不正アクセスされたらできるだけ早くハイテクポリスに相談することですよ。めれんげさんやレンゲさんのように、いつまでもほおって置くと、挙句の果てに自分のサイトを捨てなければならなくなってしまいますよ。

めれんげさんは“即興の詩”のサイトを捨ててしまったのでしょうか?

覗いてみたら6月7日の短歌が最後のエントリーになってますよ。



2007.06.07 Thursday 14:56

線香花火



まぼろしは

この身つつみて

去りもせず

きみの香りか

線香花火




by merange

『線香花火 (2007年6月7日)』より


いいですわねぇ~

レンゲさんも、こういう恋の短歌がいいのですか?

なんとなく夏が近づいてくる季節感が感じられていいですわぁ~。うっとおしい梅雨の低調感を吹き払ってくれるような。。。

なるほど。。。そのように感じ取っている訳ですかぁ~

デンマンさんは、どのように解釈なさっているのですか?

僕はやっぱり、もう少し萌え萌えに解釈しますよ。

萌え萌えですかぁ~?

そうですよ。

どのように。。。?

だから、僕はレンゲさんが坂田さんに抱かれることを想像してしまいますねぇ~。うへへへへ。。。

デンマンさん。。。これって、あたしの短歌ではありませんわ。めれんげさんの短歌ですわ。どうして坂田さんが出てこなければならないのですか?

やだなあああぁ~ レンゲさんは次のように書いていたじゃないですかぁ~!




性愛への渇望





2007-04-28 08:17

わたしの創作についても、そのことは言えるのです。
自分の書いたものは、どのようにも解釈していただくことも、まったく読者のみなさまの自由です。

しかしながら、完全なる戯作が多い恋愛詩から、わたしの精神が、性愛への渇望に悩まされているかのように、解釈されてしまい、それを事実として認識なさっておられるのだとすれば、少々残念なことです。

わたしのテーマは、あくまでも人生観,世界観であり、寓意的な言葉の中に、恋愛の陰喩はほとんどありません。
それは少女時代から今にいたるまで、性愛はわたしのテーマではないからなのです。
実生活での最大の関心事が、恋愛ではないからです。

例えば、どれほど好きな相手がいても、その気持ちを,詩にあらわすことはほとんどないのです。

人間とは、脳の発達しすぎた生物にすぎず、そのために生じる感情を、美しいものだとは思わないのです。

わたしが特に、追求したいものは、血なまぐさい生命の持つ、発達しすぎた頭脳が引き起こす醜い事件、戦争、葛藤などなのです。

わたしはロマンチストではないのだと思います。
恋愛を描くのは、あくまでも小説のための習作の延長なのです。

話がそれてしまって申し訳ありません。
デンマンさんを信じて、これからもおつきあいさせていただきたいことを、わかっていただきたくて、忌憚なく書かせていただきました。
どうか、この気持ちを察してください。

by レンゲ

『性愛と真心』より




でも、上の手記はあたしが書いたものですわ。めれんげさんの短歌とは関係ありませんわぁ~。

確かにそうですよ。しかし、詩とか短歌は結局読む人の感性と読む人の人生経験によって解釈するものですよ。たとえ、作者の立場になって理解しようとしても、作者になり切る事なんて土台無理ですよ。だから同じ作品を読んでも、小学生の時に読むのと中学生の時に読むのとは全く理解の仕方が違ってくるものですよね。

でも、できるだけ作者の気持ちを汲み取るようにして理解すべきだと思いますわ。

例え、そのように理解しようとしても、やはり限界があるのモノですよ。レンゲさんだって、次のように書いていましたよ。


セックスとは、

愛を基盤とした自由なもの


2007-04-13 13:53



江戸川乱歩全集に関してですが、
とにかく横尾氏のイラストが、
エロチックだったのです。
幼いころから、女性の肉体の美しさに
強烈に魅了されていたわたしは、
偉大な画家たちの描く裸婦や、
女性のヌード写真を見て
「わたしも早くこんな風にキレイになりたいなあ!」
と、成熟へのあこがれを強く感じていました。

乱歩の作品自体については、
「エログロナンセンス」の時代特有の、
妖しげな表現に魅せられました。

「人間椅子」での、愛する女性のソファに、
自ら入り込み、悦楽にひたる男の異常な愛などは、
「家畜人ヤプー」に通じるものがあり、
それはむしろ、純粋なものすら感じました。

そういえば…
乱歩の時代のことが知りたくて、
おばあちゃんに
(今は亡き愛するおばあちゃんです!)
「見世物小屋行ったことある?」
「衛生博覧会って、どんなんやった?」
などと、聞きまくっていたものです

「チャタレイ夫人の恋人」ですが…
ぶっちゃけエロい箇所の拾い読み、
というのが事実です!
だってねえ…あの小説の大半は、
ロレンスの思想の
展開だと思いませんか?

小学生のわたしに、そんなものを理解できるような
知性も理解力もなかったっす…
で、大人になってから読み返したのですが、
森の番人の野卑でありながらも、
深い洞察力に満ちた性格に、
恋愛感情にも似た気持ちを感じました。
おまけに、セックスは上手ですしね(キャー!)


女性が自らの性欲を恥じる必要など
ないということを、
わたしは少女時代に、
あの小説によって知ったのかもしれませんね。

フロイトも、ヒステリーの原因は、
性的欲求不満であると、言ってましたよね?
セックスとは、
愛を基盤とした自由なものであるべきだと、
わたしはずーっと信じてます!

by レンゲ

『不変の愛』より


このようにレンゲさんは書いていたのですよ。つまり、小学生の時には「チャタレイ夫人の恋人」を読んでも、内容など良く分からずに、ぶっちゃけエロい箇所の拾い読みだけだったのですよねぇ。でも、大人になってからレンゲさんは読み返したのですよ。すると、それまで良く分からなかった事までが分かってくる。セックスが上手なので感動してキャー!となるわけですよ。。。うへへへへ。。。

デンマンさん。。。んもお~~。。。あたしはマジですねん。

僕だって決してふざけている訳ではないのですよ。つまり、何が言いたいかと言うと、結局、詩も短歌も、あるいは小説でさえも、読む人の感性や人生経験を超越して理解することなど出来ないと言うことですよ。

だから。。。?

だから、僕はレンゲさんが上の手記で書いた事が尤(もっと)もだと思えたわけですよ。要するに、読者の理解力に任せる以外に無いのですよ。
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萌えた愛と燃えた不正アクセス PART 2

2007-06-24 18:33:36 | 恋愛・失恋・不倫・性の悩み・セクハラ




自分の書いたものは、どのようにも解釈していただくことも、
まったく読者のみなさまの自由です。


僕は改めてレンゲさんが言ったことを噛み締めているわけですよ。

何も、それ程深刻ぶって考える必要も無いと思いますわ。

でもね、この“レンゲ物語”を書くのに、マジでレンゲさんの上の手記は参考になったのですよ。

どう言う訳ですか?

要するに、この“レンゲ物語”を世界のネット市民の皆様に読んで理解してもらおうとしても、読者の感性とか人生経験には限りがありますよ。つまり、レンゲさんほど恋愛経験が豊富な人は極めてまれですよ。でも、人生経験の乏しい人にも理解して欲しい。そのつもりで書いているのですよ。レンゲさんにも分かるでしょう?

いいえ、分かりませんわ。

やだなあああぁ~。。。知っていて知らない振りをするのですねぇ~。

デンマンさん、余計なことは言わないでくださいな。この記事が長くなるだけですわ。

そこですよ。どうして僕の記事が長くなるのか。。。? どうしてだと思いますか?

デンマンさんが余計な事を書くからですわ。

違いますよ。感性が貧しい人でも、恋愛経験が乏しい人でもレンゲさんの詩や短歌や、坂田さんとの関係をじっくり理解してもらえるように書くからですよ。

だからと言って、分かりやすく書く事が記事が長くなる理由にはなりませんわ。

なりますよ。なぜなら、上のめれんげさんの短歌をレンゲさんと坂田さんとの関係で理解するには、どうしても次の詩を持ち出してこないと、この記事を読んでいるネット市民の皆様には充分に理解することができない。そのような訳で僕はしばしば次のような長い引用をしなければならないのですよ。


身も心も一つになって

2007-04-10 20:34



わたしは目をつむったけれど
あなたも欲情していることを
感じ取ることができたわ
あなたが以前にも増して
わたしを求めている事がうれしかった
そして、それはわたしを安心させたの

ひんやりとしてきたので
ちょっと目を開けてみると
あなたはじっとわたしのアソコを見ていた
やがて、わたしの花芯に指先を這わせる
覆いかぶさるようにしてわたしにキスをしながら
あなたは優しく愛撫を続ける



二人の唇が重なり
舌が絡み合う
愛しい思いに駆られながら
わたしは接吻に思いを込める

背筋を走る快感にやがて耐え切れず
わたしは小さなうめきをもらして
あなたの背中にしがみついたわ

無意識に腰が揺れる
あなたの指先がするりと中に入ってくる
その繰り返しにわたしは翻弄される
愛撫の嵐に
わたしは狂おしいまでに身悶える

「もう… 駄目…」
息も絶え絶えにわたしが叫んだとき
あなたはわたしの中に入ってきた

既に愛液があふれていたわたしは
あなたをやすやすと全身で受け入れていた
あなたも全身でわたしを感じ取ろうとするように
わたしの奥の奥まで入り込もうとする

わたしは膝を立て
あなたを迎え入れようと腰を浮かせる
あなたは両手で
わたしの手のひらを固く握りしめている
その手の結合と下半身の結合が
同時に前後に揺れる
揺れるたびにわたしはかすれた声を
漏らさずにはいられない

身体の中が溶けてしまいそう
頭の中がカスミかかったように
真っ白になってゆきそう
この密着感は何なのだろう

わたしはからっぽになった頭の奥で考える
まるで、すっぽりと空いた自分の空洞に
ちょうど一つしかない鍵を合わせるように
あなたはわたしの中に密着している

自分の身体の中からは
汲んでも汲んでも涸れない
泉のような熱いものが流れ出てゆく
二人が一つになっている部分からは
ひそやかな湿った音がもれ
わたしの情感をよりかきたてる

「ああぁ~…」
不意にあなたがうめく
あなたの動きが激しくなる
わたしも嵐に巻き込まれる船のように
無意識に動きを合わせる
わたしの中であなたそのものが
激しく躍動する
鼓動が高鳴る
愛欲が激しくぶつかり合う
欲情が突き上げてくる

ああぁ~
今までにない激しい官能の疼き
身も心も一つになって激しく蠕動する二人
堪え切れなくなって登りつめたその極みで
あなたは激しく果てる
そしてわたしを初めて深い
底知れぬ悦楽へといざなう

ああぁ~ あなた、愛しい人
わたしをこのまま離さないで

by レンゲ

『レンゲの恋愛詩集 【炎の鼓動】』より


この詩を持ち出さない限り、僕には上のめれんげさんの短歌を充分に理解することができないのですよ。

でも。。。、でも、めれんげさんの上の短歌を理解するのに、どうしてあたしの詩を持ち出す必要があるのですか?めれんげさんの詩を持ち出すべきでしょう?

それは僕が上の短歌を解釈した後で説明しますよ。まず僕の解釈を読んでくださいね。

分かりましたわ。。。それで、デンマンさんはどのように解釈したのですか?



2007.06.07 Thursday 14:56

線香花火



まぼろしは

この身つつみて

去りもせず

きみの香りか

線香花火


by merange

『線香花火 (2007年6月7日)』より



【 解釈 】

あれは幻だったのだろうか?
いいえ、決して幻などではないわ

今までにない激しい官能の疼き
身も心も一つになって激しく蠕動する二人
堪え切れなくなって登りつめたその極みで
あなたは激しく果てる
そしてわたしを初めて深い
底知れぬ悦楽へといざなう

ああぁ~ あなた、愛しい人
わたしをこのまま離さないで

あの時の感動は決して幻などではないわ
今でも、わたしの身と心は
はっきりとあなたに抱かれた悦びを知っている

あなたの愛の息吹が
あなたの愛の香りが
去りもせずに
わたしの身も心も包み込んでいる
決して線香花火などではなかった

でも、あの時の感動と悦びは
線香花火のようにきらめいて
わたしの脳裏に刻み込まれている

ああぁ~ あなた、愛しい人
いつまでもわたしを離さないで


レンゲさんの詩を読んで、これまでのレンゲ物語を理解した上で、めれんげさんの短歌を観賞すれば、このように解釈できますよね。

デ。。。デ。。。デンマンさんは。。。すっご~く妄想がたくましいのですわねぇ~。

やだなあああぁ~。。。妄想じゃないですよゥ。これまでのレンゲさんの恋愛遍歴を考えながら、レンゲさんがこれまでに書いた詩や短歌や手記を読めば、『線香花火』の短歌はこのようにしか解釈できないのですよ。

でも。。。でも。。。だからと言って。。。デンマンさんの解釈がめれんげさんの短歌の真意だとは思いませんわ。

その通りですよ。めれんげさんが書いた短歌の真意では無いかもしれない。レンゲさんが手記に書いていた通りですよ。


自分の書いたものは、どのようにも解釈していただくことも、
まったく読者のみなさまの自由です。


僕は、めれんげさんの短歌を僕の自由に解釈したのですよ。

それで、デンマンさんは何がおっしゃりたいのですか?

僕の自由な解釈だと言ったけれど、レンゲさんの恋愛遍歴と感性とレンゲさんが書いた詩、短歌、手記、。。。そういうものに基づいて解釈したのですよ。要するに、根拠のない妄想や空想ではないのですよ。

それで。。。?

めれんげさんの短歌の中で使われている言葉は、めれんげさんの感性と恋愛経験と無関係ではあり得ない。レンゲさんだってそう思うでしょう?

ええ。。。ある程度納得できますわ。多少結びつきがあると思いますわ。

そうであるならば、レンゲさんの恋愛経験と感性に沿って読み取った僕の解釈は、めれんげさんにも当てはまりますよね。

どう言う事ですか?

つまりね、レンゲさんを良く理解したうえで僕が上のように解釈したのですよ。だから、めれんげさんにもレンゲさんと同じような恋愛経験があるに違いない。そのように考えることも充分にできると言うことですよ。言葉は、その人の人生経験と感性と無関係ではあり得ない。要するに、上のめれんげさんの短歌はめれんげさんの感性と恋愛経験という氷山の一角として表現されたものなんですよ。

そうでしょうか?

僕はめれんげさんの短歌を読みながらそう思ったのですよ。

その事をおっしゃるためにこの記事を書いたのですか?

実は、めれんげさんの“即興の詩”がどうしてトップになったのか?その事を書くつもりだったのですよ。でも、めれんげさんの短歌の解説に時間がかかってしまいました。そう言う訳で、残りはあさって書きますよ。
 
【ここだけの話しですけれどね、レンゲ物語はリアルタイムで進行し、この記事もリアルタイムで書いていますからね、なかなか予定通りには書けないのですよ。ついつい脇道にそれてしまうこともあるのですよ。。。とにかく、これからますます興味深いものになってゆきますよ。また、あさって読んでくださいね。】

■ 『レンゲさんのこれまでの話を読みたい人のために。。。』

       
レンゲさんの愉快で面白い、そして悩み多いバンクーバーの日々は
次のリンクをクリックして読んでください。

■ 『楽しくも悩み多かったバンクーバーの日々』

■ 『レンゲさんの愛と心のエデン』



レンゲさんをもっと知りたい人は。。。。

■ 『女探偵ふじこが試みたレンゲさんの素行調査』

■ 『“愛の正体” と “レンゲのテーマ”』

■ 『不倫の悦びと苦悩』

■ 『レンゲさんのように苦境から立ち上がった女 ー グロリア・スタイナム』

レンゲさんと一緒に愛について考えてみようと思う人は次のポ-タルサイトの『レンゲのフォーラム』を訪ねてくださいね。

■ 『あなたが思う存分楽しめるデンマンのポータルサイト 【ビーバーランド XOOPS 3世】』

レンゲさんの写真を見たい人は。。。

■ 『レンゲさん、あなたは実はメチャ美人なんですよ!』





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古代紫

2007-06-24 18:31:29 | 世界の神話・西洋史・オリエント史・世界史
 
古代紫
 

Tyrian purple




“古代紫”という言葉の響きって、すっご~くいいと思いませんか?
わたしはとても好きです。

あなたはいかがですか?
古代紫ってどのような色だか、あなたにもなんとなく分かっているでしょう?
でも、実際どのような色のことを“古代紫”と呼ぶのか?。。。考えてみた事がありますか?

この記事では、そのことについて考えてみようと思います。

岩波の理化学辞典には、 Tyrian Purple は「古代紫」の名称で取り上げられています。
この項には次のように書かれています。



【古代紫】
地中海産の貝
purpura、Murex、Thais 属の
鰓下腺(サイカセン)から分泌される黄色液で、
主な色素成分は、
6.6’-ジブロモインディゴ C16 H8 O2 N2 Br2。

これで繊維を染めて空気にさらすと、
紫に近い深紅色に変わる。
ギリシャ・ローマ時代における
貴重な紫色素で高価であった。


ところで私が日常使っている三省堂の国語辞典には次のように出ています。




【古代紫】

多少灰色がかった紫。

江戸紫よりも黒味を帯びている。 



私の頭の中では「古代紫」というのはTyrian purpleのことなんですが、国語辞典の定義にある「古代紫」とは全く違っているようですよね。
Tyrian purpleと言う色は理化学辞典で説明されているように「紫に近い深紅色」なんですね。
国語辞典で定義されているような「多少灰色がかった紫。江戸紫よりも黒味を帯びている」色ではありません。


では、Tyrian purpleとはどのような色をしているのかと調べたら、右の絵に書かれている人物が身にまとっている帽子と上着の色がその色なのです。古代紫とも江戸紫とも違い、かなり赤みを帯びています。

古代紫には人によってかなりの受け止め方に違いがあるようです。
むしろ「貝紫」と言ったほうが的確かもしれません。
貝紫とは磯に住むイボニシやレイシ、アカニシ、センジュガイといったアクキガイ(悪鬼貝)科の巻貝(murex)から取れる染料のことです。

この貝が持つ鰓下腺(通称パープル腺)から分泌される乳白色~淡黄色の液は、太陽の光にあたると酸化されて紫色に変化する性質があります。
この分泌液は6.6ジブロムインディゴと呼ばれる色素の1種が還元された状態で貯蔵されているもので、神経を麻痺させる作用があるため、他の魚貝類を攻撃する武器になると共に産卵期には卵殻の中に注入して、卵が他の生物に食われないようにする役目も果たしています。

アクキガイ科の貝の中には食用になるものもあり、大昔から海辺の人々によって採捕されて来ましたが、殻を割って料理する際、内臓が手や衣服に付着して紫色に変化するのを見て、染色に利用することを思いついたのでしょう。

この貝から取れる染料に基づいた染色法は地中海沿岸の古代フェニキアで行われ、それがギリシャ・ローマ時代に受け継がれていったものです。
これで染めた衣服を着られるのは王候貴族に限られていました。
歴史書によると、貝紫は1gの染料を取るために二千個もの貝を必要としたとあります。
ちょっとオーバーじゃないかと思うのですが、とにかく希少価値であったことには違いないようです。
そのようなわけで極めて高価な色として珍重されました。

ちなみに1万個の貝から1gと書いてあるウェブページがありました。
二千個でもオーバーだと思ったのですが、1万個はさらにオーバーじゃないかと思いますね。
でも、それ程わずかしか取れないということは、このような記述から確かなようです。

Tyrian purpleとは“Tyre(ティルス)で貝から取れた紫”ということです。
このTyreというのは古代のフェニキアの都市です。
現在は es-Sur と呼ばれるレバノンにある小さな村です。



このフェニキア人は、紀元前15世紀頃から紀元前8世紀頃にティルス、シドン、ビュブロスなどの都市国家を形成して海上交易に乗り出し、のちにはカルタゴなどの海外植民地を建設して地中海沿岸の広い地域に渡って活躍しました。

フェニキア人は系統的には様々な民族と混ざって形成された民族です。
彼らはアフロ・アジア語族セム語派に属するフェニキア語を話し、言語的に見ればカナン人の系統に属する民族です。

彼らが自分たちの言葉を書き表すために発明したフェニキア文字は、ギリシャ文字・アラム文字・アラビア文字・ヘブライ文字など、ヨーロッパ・西アジアの多くの言語で用いられる文字の起源になりました。
もちろん、英語のアルファベットもこの系統です。

貝紫はこの古代フェニキア人が最初に染料として用いたことになっていますが、歴史研究者の中には、その起源はもっと古くクレタ文明(ミノス文明とも呼ばれます)でも使われていたとする人たちも居ます。
レウケー(Leuke)と呼ばれる小さな島が、上の地図で示したようにクレタ本島の南東にありますが、この小島には初期のクレタ文明(紀元前3000-2200年)の頃に貝紫が取引されていたという記録が残っています。紀元4世紀までは人が住んでいましたが、現在は無人島です。

個人的には私は貝紫の起源はクレタ文明だと思いますね。
なぜなら、この文明は男も女も身だしなみに、ことのほか気を使ったのです。
考古学者のアーサー・エヴァンズはクノッソスで発掘調査した時に次に示すフレスコ画を見つけました。
これを見た彼は“可愛いパリジェンヌ”と言って驚いたという話が伝わっていますが、確かにナウい感じがしませんか?



“Ladies in Blue” fresco from Knossos, 16th century BC.

この3人のクレタ女性はお祭りでなにやら愉快に話しをしています。
当時上流社会で流行していた胸を見せる短い胴着(bolero)を身に着けています。
当時も細いウエストが好まれたそうです。この胴着の肩当を見てください。
これは貝紫で染めてあると思いませんか?ちょっと色が茶色っぽく変色していますが、これが描かれた時にはもっと赤みを帯びていたのではないでしょうか?



ヘアスタイルといい現代風なスカートといいセックスアピールする胴着といい、もしクレタ島の“パリジェンヌ”と19世紀のパリジェンヌが次に示すように町の通りを歩いていたら、19世紀の女性はダサいと思われてしまうのではないでしょうか?
我々の眼にはフープ・スカートは明らかに時代遅れと映りますよね。

 

“どちらの女性と喫茶店に入って話がしたいですか?”と問われれば、私はおそらくクレタ島の女性に声をかけるでしょう。
バルキーなスカートをはいた女性は、やはりダサいですよ。クレタ島の女性の方がモダンな感じがしませんか?19世紀の女性のように、こんな幅広のスカートをはいて喫茶店に入ったら、周りの人が迷惑するでしょうね。(笑)

19世紀の女性と比較するのでは、時代が違いすぎるので、同じ時代のエジプトの女性と比べてみたいと思います。
次の絵の中の女性たちは今から3500年から3000年前の服装をしています。
上のクレタ島の“パリジェンヌ”とほぼ同じ時代です。



一目見ただけでも、エジプトの女性の方がシンプルですよね。というか、言葉は悪いですが“土人スタイル”ですよね。
パリジェンヌよりも原始的な感じがします。我々の眼には、どう見てもクレタ島の女性の方が現代的な印象を与えます。
そう思いませんか?

いづれにしても、クレタ文明では5000年も前から貝紫が使われていたんです。
その貝紫を抽出していたのがレウケー(Leuke)と呼ばれる小さな島だったわけです。
恐らく、この島からフェニキア商人によって抽出技術がティルスに伝わったのでしょう。

ところで、日本にも古代地中海から伝わったものがあります。
それは古代に中国の絹織物がヨーロッパへと運ばれてた道、シルクロードを通じて運ばれてきました。
奈良の正倉院に収められている楽器を彩る紫の色は古代の日本でも最も高貴な色とされていました。
でも、それは日本独自の考えで紫を選んだわけではありません。
紫を最高級の色とする考えは、地中海でとれる貝紫という染料から始まっているのです。

ところが、貝で染める紫の染料は弥生時代の日本でも使われていたのです。
佐賀県の吉野ヶ里遺跡は弥生時代先期から中期(B.C.3世紀~A.D.1世紀)の古代人の遺跡です。

吉野ヶ里遺跡では弥生中期頃の甕棺墓が多数発掘されています。
その甕棺に葬られていた人骨に付着している織物を分析した結果が報告されています。
その報告によると、布は絹織物で蚕の種類は違っているようですが、日本国内の蚕から得られたものです。
またその絹織物の一部に貝紫で染められたと見られるものが残されているのです。

当時、絹織物を身につけることのできた人物は、集落の中でも高い身分の人であったと考えられます。
貝紫染めの織物を身につけることのできた人物は極く限られた人であったでしょう。

ここで問題です。貝紫染めは地中海沿岸だけで行われていたと考えている人が多いようです。
吉野ヶ里遺跡で国産の絹が貝紫染めされていたということは意外な感じがします。
日本でも弥生時代にすでに貝紫染めが行われていたという事実をどのように解釈すればよいのか?
極めて難しい染色がなぜ地中海と、遠く離れた有明海で行われていたのか?
現在のように通信手段の発達した世界ならば、情報はあっと云う間に地球の端から端まで伝えられます。
しかし、今から2000年以上も昔に地球の表と裏で、なぜ同じような染色が行われていたのか?

どうしてだと思いますか?
興味ありませんか?

もし関心があったらぜひ次のリンクをクリックして読んでみてくださいね。
意外な事実を発見できますよ!

■ 『古代紫のナゾ』

では、また近いうちに、お会いしましょうね。



あなたが絶対、

見たいと思っていた

面白くて実にためになるリンク



■ 『あなたが思う存分楽しめるデンマンのポータルサイト 【ビーバーランド XOOPS 3世】』

■ 『ちょっと変わった 新しい古代日本史』



■ 『ブログに記事を書いてお小遣いをもらおう!』

■ 『興味深い写真や絵がたくさん載っている世界の神話』

■ 『現在に通じる古代オリエント史の散歩道』

■ 『見て楽しい、読んで面白い 私版・対訳ことわざ辞典』



■ 『きれいになったと感じさせる下着・ランジェリーを見つけませんか?』

■ 『笑って楽しめる 私版・対訳 慣用句・熟語辞典』

■ 『辞書にのってない英語スラング』

■ 『オンライン自動翻訳利用法』




おほほほほ。。。卑弥子でござ~♪~ますわよ。

くどいようですけれど、また現れましたわ。

ええっ、何で古代紫の記事に

顔を出すのかって?

あたくしも、古代紫が

好きなのでござ~♪~ますわよ。

あたくしだけこのようなダサい

十二単(じゅうにひとえ)なんか

着せられて、こうしてブログに顔を出していますけれど、

やはり日本の古(いにしえ)の色をあたくしは

大切にしているのでござ~♪~ますわよ。



でもね、あたくしもレンゲさんのように

ナウいレオタードを身に付けて

かっこよく登場したいのでござ~♪~ますのよ。

古代紫のレオタードなんてどうかしら?

うふふふふふ。。。

でも、あまり愚痴を言うと

デンマンさんに叱られてしまうので、

これぐらいにしますわ。

ところでね、あたしが顔を出す

『ビーバーランド XOOPS 3世』も覗いてね。

ええっ?どんな面白い事をやっているのかって。。。?



ちょっとこの面白い漫画を見てよ。

このオニイチャン、デレデレしているでしょう?

きれいな看護婦さんが介抱してくれるからよね。

実は、この漫画を見てね、いろいろな人が

面白い事を書いてんのよ。

あなたも、ちょっと覗いてみたら。。。?

じゃあね、次のリンクをクリックしてね。

『こういうのって、どう?面白いでしょう?

何か一言いってよ』


あたしも、このポータルサイトで

モデレーターを勤めているので

ござ~♪~ますのよ。うしししし。。。

では、今日も一日楽しく愉快に

ネットサーフィンしましょうね。

じゃあ、バ~♪~イ。





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