信頼と学習能力
つらい思いを何度もしているのに、
学習能力がないのかも知れませんね
2005/03/16 11:00 編集 返信
わたしは、今よりも脆い心を、
成長させて強く正しく明晰に育てていく段階で、
大人たちの無知?ゆえに、
教育という名を借りた虐待によって育ち、
そのツケを自分自身で払わなければならないのです。
苦しいです。
そして、悔しくて、無念です。
自分に備わっていたであろう可能性を、
幼少期につぶされたのだと大人たちをうらんでいます。
でも、恨んでいるだけでは、
前には進めないということに気が付いてからは
自分で自分を慰め、過去の傷を癒す努力をしています。
確かに自分で勝手に信じた相手からの、
裏切り?行為にたいして、
裏切られた・信じていたのに・・・などと言うのは、
自分の思い込みによる信頼のもろさ、
その真相を知ることだと思います。
わたしは未だに、この寂しさのせいで容易に人を信じます。
相手をまず疑ってみることなど、考えられないのです。
世間はそんなに甘いものではないのでしょうが、
どうしても信じてしまいます。
それで、つらい思いを何度もしているのに、
学習能力がないのかも知れませんね。
by レンゲ
『わたしは未だに、この寂しさのせいで容易に人を信じます』より
デンマンさん。。。今日もまたこの手記を持ち出してきたのですか?もしかして書く話題がなくなってきたのではないですか?
話題なら、たくさんありますよ。
だったら、たまには違う話題にした方がこのブログを読んでいる人にも気分が変わって、もっと楽しめると思いますわ。
レンゲさんは、この話題には飽き飽きしているのですか?
いつも同じような話題ですから、なんとなく飽きてきましたわ。
でもねぇ~、全く関連がない話題に飛んでしまったら、読む人だって白けてしまいますよ。
しかし、いつもいつも同じような話題だと、読む人だって飽き飽きして読む気がなくなってきますわ。
だから、今日はちょっと趣向を変えて読む人も飽きがこないようにしましたよ。
どのような趣向にしたのですか?
だから、今日はテーマの画像がガラッと変わっているでしょう?
そうかしら?
そうかしらって。。。きれいな女性が海に横たわっている画像を見て、なんとなくロマンチックな雰囲気になっていると思いませんか?
でも、キューピッドが幾人か空に浮いているでしょう。。。
そうですよ。それがどうかしましたか?
だから、なんとなく現実味がなくて。。。イマイチ興味が湧かないのですわ。
でもね、レンゲさんの手記を読むと、かなり気持ちが沈み込みますよ。
そうでしょうか?
だって、レンゲさんはねぇ~かなり深刻に悩んでいるのですよォ~。何度も何度も失敗しているのに、ついつい人を信用して、また裏切られて悲しい思いをするのだと。。。
だから。。。?
だから、読む人の気持が落ち込まないように上の絵を載せた訳ですよ。
つまり、キューピッドが幾人か浮いているのは、気持ちが浮き浮きするようにと言うデンマンさんの思いが込められていると。。。?
うへへへ。。。やっとレンゲさんにも分かってもらえたようですよねぇ~
(レンゲさん、白けています)。。。それで、今日はどのようなお話をするのですか?
もちろん、レンゲさんの悩みを解決するための話ですよ。でも、これまでとはガラッと趣向を変えてギリシャの古典を持ち出してきて面白く興味深く話そうと言う訳ですよ。
ギリシャの古典ですかぁ~。。。?
なんだかレンゲさんは急に詰まらなさそうな口調になりましたね。僕はつまらない話をしようとしているわけじゃないんですよ。ちょっと次の写真を見てくださいよ。
この写真はなんだかレンゲさんにも分かりますよね?
もちろんですわ。誰だって分かりますわ。フランスのルーブル美術館にあるミロのビーナスですわ。
これはいつ頃作られたと思いますか?
だから古代ギリシャの時代でしょう。。。キリストが生まれる前ですわ。
じゃあね、ギリシャにあったものがどうしてフランスのルーブル美術館にあるのか知っていますか?
上の像をフランス人がギリシャで見つけて持ち帰ったのでしょう?
なかなか鋭い読みですね?このミロのヴィーナスには次のような話が伝わっているのですよ。
ミロのヴィーナスが
フランスにたどり着いた経緯
今から187年前(1820年)、ミロス島(Milos)のヨルゴスという農夫が、島の洞窟の中で、変わった形の大理石の断片を2個発見した。
彼はこれが何か値打ちのあるものかも知れないと考え、とりあえず自分の畑の中に埋めて隠そうとしたのです。
でも、そういう後ろめたい事をする時って、たいてい見つかってしまうものなんですよね。
この時もそうだった。
農夫が埋めている最中に、たまたま島を訪れていたフランス人水夫(ヴルティエ)が通りかかった。
ヴルティエは殺人犯が死体を埋めているのではないかと考えた。
普通の人なら触らぬ神にたたり無しと、そのまま見て見ぬ振りをして通り過ぎてしまうのだけれど、
この男は好奇心が強く勇気もあった。
ヴルティエは農夫に問いただしてみた。
でも、それは人間の死体ではなく大理石の像の一部のような物だった。
話を聞いてヴルティエも値打ちがある物かもしれないと考え、ヨルゴスと仲間の水夫たちと一緒に農夫が発見した付近を探し始めた。
それで、さらに4個の断片が見つかりました。
上官であったダーヴィルが、その合計6個の断片をつなぎ合わせると女神の像になりそうだという事が分かった。
でも、所有権を巡ってもめ始めた。
最終的には、トルコ大使も務めていたリヴィエラ侯爵が1000フランでこの像を買い取り、パリに持ち帰って修復作業をおこなった。
それを時の国王ルイ18世に献上した。
国王はこれをルーブル美術館に収納したのです。
王はこの像に腕の先が無いのが不憫だと考え、一流の彫刻家に命じて、その腕の先を作って付けてやるように指示をだしました。
もっともな話ですよね。
誰が見たって、あの腕の無いのがミロのヴィーナスの欠陥ですよ。
しかし彫刻家がいろいろ考えて提案したのだけれど、腕の先の構図はいづれもルイ18世を満足させるものではなかった。
結局この像は、腕の先が無いままのほうが良い、ということになってしまった。
おかげで、この像は発見されたままの状態を保つことができた。
この像は、様式からヘレニズム時代の初期のものと推定されています。
一緒に発見された台座には次のように書いてありました。
“アンティオキア(Antiochia)の市民、メニデスの息子、アレクサンドロス”
これが作者の名前と考えられています。
時代はだいたいBC150~120頃ではないかと推定されています。
アンティオキアは小アジアの都市で、地中海の東北端近く。
現在はトルコとシリアの国境付近に位置しています。
トルコのハタイ県の県庁所在地であり、アンタキヤと呼ばれています。
ミロス島はそこから遠く離れたエーゲ海の真ん中付近の島。
おそらくは、この島の資産家が、小アジアの腕の良い彫刻家に彫らせて島に持ってきたのかもしれません。
でも、どうしてミロのヴィーナスを持ち出してきたのですか?あたしの悩みと関係あるのですか?
ありますよ。
だから、どう関わっているのですか?
レンゲさん、物事には順序と言うものがありますよ。“急(せ)いては事を仕損じる”と言う諺があるでしょう?レンゲさんは急(せ)くあまりに人を簡単に信じてしまうようなところがありますよ。そうやって失敗を重ねて書いたのが、この記事の冒頭に載せたレンゲさんの手記ですよ。そうでしょう?
分かりましたわ。デンマンさんの言う順序に従いますわ。。。それで、ミロのヴィーナスを持ち出した理由ですけれど。。。
だから、この記事の一番上に載せた画像ですよ。この画像の中の女性がヴィーナスなのですよ。
Birth of Aphrodite by Alaxandre Cabanel
(painted in 1863)
でも、“アフロディテの誕生”と書いてありますわ。
アフロディテもビーナスも同じですよ。古代ギリシャでアフロディテと呼ばれていた女神が古代ローマではヴィーナスと呼ばれるようになった訳ですよ。
それで、ヴィーナスがビキニを着ていたのですか?
ビキニは僕が着せたのですよ。
どうしてですの?
僕のこの記事は30のブログと15の掲示板に載りますからね。1日に4万5千のサーファーの目に触れるのですよ。だから、中には一糸まとわぬヌードをこの記事に貼り付けると苦情を言うオバタリアンが出てくるかも知らない。
それで、削除されないようにヴィーナスにビキニを着せたのですか?
うへへへへ。。。そうなんですよ。
でも、どうしてビーナスを出したのですか?まだその説明を伺っていませんわ。
それは、レンゲさんが少女の頃から女性の肉体美に強烈に魅了されていたと言ったからですよ。
あたしが、そのような事を言いましたか?
やだなあああぁ~、もう忘れてしまったのですか?レンゲさんは次のように、はっきりと書いていたのですよ。